新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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昨日は画像しか投稿できなかったので。
市馬落語集 第三夜
柳家市助「道灌」
パンフレットに「初見得得」とあり、デビュー。市馬師匠の解説によると、今年2月21日に入門した(偶然にも、市馬師匠が小さん師匠に入門したのもちょうど30年前の2月21日とか)ばかりの18才。
途中つっかえ、また数秒止まってしまった。市馬独演会のファンはとても優しいので「頑張れ!」と声がかかったり励ましの拍手が後押ししたり。 途切れたところを思い出して、ちゃんと最後までやり切った。
初高座ということで、場内から花束贈呈……微笑ましいなぁ。
柳亭市馬「木乃伊取り」
市馬さん登場。市助さんの紹介がマクラ。「30年後には落語協会の会長になっているかも知れないですよ。その時あたしは……歌手協会の理事になっているかも知れません」と笑わせる。
市馬師匠の『木乃伊取り』かぁ、と、わくわくしてしまう。
落語あらすじ事典千字寄席 木乃伊取り
飯炊きの清蔵が、ど迫力。田舎者で実直で堅物(ただし酒好き)が、吉原に居続ける若旦那を連れ帰そうとして吉原に乗り込むのだが、酒と花魁の老練な手管に籠絡されていく過程がまた、一番の見所。爆笑に次ぐ爆笑。
市馬師匠、見た目は大柄でごついんだけど、女性を描くのも上手なのだ。若旦那の敵娼で老練なかしく花魁が清蔵を心にもないお世辞でたらしこんでいくところ、心にくい。
両親が甘いことをいいことに、吉原に居座る若旦那。市馬師匠の落語では今まで見ていないタイプなのだが、にやっとふてぶてしく笑う表情に、ちょっとときめいた(笑)。
ちょろっとだけしか台詞がないが、幇間の一八が番頭の佐兵衛を「よぉよぉ」と持ち上げるかけ声が、どきっとするほど談志家元に似てた。
中入り
三浦滉一「踊り子」
司会者(オフィスM'sの方でしょうか?)が登場。「三浦滉一さんの登場なのですが、市馬たっての願いで三浦さんの前に一曲歌わせて欲しいと……」場内爆笑、大拍手。市馬ファンは「歌いたがる市馬師匠」も大好きなんですよね。
市馬師匠「弁天小僧」を熱唱。何て幸せそうなんだ師匠(笑)。市楽さんが出てきて踊る^_^;。
三浦さんが登場、市馬師匠とトーク。昭和3年生まれの82才、歌手デビューは昭和28年。昭和歌謡の大スターを次々に輩出した「吉田学校」の門下生でヒット曲多数。
「踊り子」、82才とは思えない声の伸びと声量です。
柳亭市楽「桑名舟」
「鮫講釈」という題もあるらしい。江戸者ふたりが金比羅参りの帰り道で舟に乗り、そこで上方ものと謎かけをして暇つぶし。ところが舟が動かなくなり、鮫をしずめるためにひとり犠牲にすることに。当たってしまったのが講釈師で、今生の別れに一席ぶつのだが……。
謎かけは東西落語家特集。小三治、扇橋、米朝は記憶に残っている。
赤穂浪士の討ち入りの場面だったはずが、次々とネタが入り交じり、すさまじい講釈に。「今政岡」とか「信太の森」とか「鈴ヶ森」とか「石川五右衛門」とか「曽我兄弟」とか、ぱんぱん張り扇叩いて出てくること出てくること。爆笑。
柳亭市馬「厩火事」
三夜の締めは「厩火事」。
落語あらすじ事典 千字寄席 厩火事
落語って歴史的にどうしても男目線の噺が中心になるのだけど、この噺は女髪結いのおさきさんが主人公なので女性にも共感
しやすいと思う。髪結いの腕はいいんだけど、おしゃべりで早合点で、仲人さんの滋味あるお話にくだらないツッコミをいれまくる。でも7つも年下の夫が自分と一生添い遂げてくれるかどうか心配で心配でたまらない、同性からみてかわいい女なんだよなぁ。
昔は真打ちでないと稽古をつけてもらえなかったネタなんだそうだ。登場人物は仲人とおさきさんと亭主しかいないのだが……女心を表現するのが難しいんだろうなぁ。
市馬師匠のおさきさん、気の強さの裏にあるかわいさが出てました。
途中、仲人さんが「麹町のさる旦那」のエピソードを紹介していた時に、周囲のおじさま方が、日頃の家庭での言動を振り返ったのか、空気に何となく「しんみり」感が出ていたのが、ひそかかに笑えました。
☆★☆★
周囲の会話で「昨日もよかったのよ。講談師の国元武春さんが盛り上げてくれて~」というのが聞こえてきて、第二夜も着たかったなぁと思うことしきり(その日は落語研究会で、これまたいい高座だったのだけど)。
来年こそは、三夜コンプリートしたいです(^^)。
市馬落語集 第三夜
柳家市助「道灌」
パンフレットに「初見得得」とあり、デビュー。市馬師匠の解説によると、今年2月21日に入門した(偶然にも、市馬師匠が小さん師匠に入門したのもちょうど30年前の2月21日とか)ばかりの18才。
途中つっかえ、また数秒止まってしまった。市馬独演会のファンはとても優しいので「頑張れ!」と声がかかったり励ましの拍手が後押ししたり。 途切れたところを思い出して、ちゃんと最後までやり切った。
初高座ということで、場内から花束贈呈……微笑ましいなぁ。
柳亭市馬「木乃伊取り」
市馬さん登場。市助さんの紹介がマクラ。「30年後には落語協会の会長になっているかも知れないですよ。その時あたしは……歌手協会の理事になっているかも知れません」と笑わせる。
市馬師匠の『木乃伊取り』かぁ、と、わくわくしてしまう。
落語あらすじ事典千字寄席 木乃伊取り
飯炊きの清蔵が、ど迫力。田舎者で実直で堅物(ただし酒好き)が、吉原に居続ける若旦那を連れ帰そうとして吉原に乗り込むのだが、酒と花魁の老練な手管に籠絡されていく過程がまた、一番の見所。爆笑に次ぐ爆笑。
市馬師匠、見た目は大柄でごついんだけど、女性を描くのも上手なのだ。若旦那の敵娼で老練なかしく花魁が清蔵を心にもないお世辞でたらしこんでいくところ、心にくい。
両親が甘いことをいいことに、吉原に居座る若旦那。市馬師匠の落語では今まで見ていないタイプなのだが、にやっとふてぶてしく笑う表情に、ちょっとときめいた(笑)。
ちょろっとだけしか台詞がないが、幇間の一八が番頭の佐兵衛を「よぉよぉ」と持ち上げるかけ声が、どきっとするほど談志家元に似てた。
中入り
三浦滉一「踊り子」
司会者(オフィスM'sの方でしょうか?)が登場。「三浦滉一さんの登場なのですが、市馬たっての願いで三浦さんの前に一曲歌わせて欲しいと……」場内爆笑、大拍手。市馬ファンは「歌いたがる市馬師匠」も大好きなんですよね。
市馬師匠「弁天小僧」を熱唱。何て幸せそうなんだ師匠(笑)。市楽さんが出てきて踊る^_^;。
三浦さんが登場、市馬師匠とトーク。昭和3年生まれの82才、歌手デビューは昭和28年。昭和歌謡の大スターを次々に輩出した「吉田学校」の門下生でヒット曲多数。
「踊り子」、82才とは思えない声の伸びと声量です。
柳亭市楽「桑名舟」
「鮫講釈」という題もあるらしい。江戸者ふたりが金比羅参りの帰り道で舟に乗り、そこで上方ものと謎かけをして暇つぶし。ところが舟が動かなくなり、鮫をしずめるためにひとり犠牲にすることに。当たってしまったのが講釈師で、今生の別れに一席ぶつのだが……。
謎かけは東西落語家特集。小三治、扇橋、米朝は記憶に残っている。
赤穂浪士の討ち入りの場面だったはずが、次々とネタが入り交じり、すさまじい講釈に。「今政岡」とか「信太の森」とか「鈴ヶ森」とか「石川五右衛門」とか「曽我兄弟」とか、ぱんぱん張り扇叩いて出てくること出てくること。爆笑。
柳亭市馬「厩火事」
三夜の締めは「厩火事」。
落語あらすじ事典 千字寄席 厩火事
落語って歴史的にどうしても男目線の噺が中心になるのだけど、この噺は女髪結いのおさきさんが主人公なので女性にも共感
しやすいと思う。髪結いの腕はいいんだけど、おしゃべりで早合点で、仲人さんの滋味あるお話にくだらないツッコミをいれまくる。でも7つも年下の夫が自分と一生添い遂げてくれるかどうか心配で心配でたまらない、同性からみてかわいい女なんだよなぁ。
昔は真打ちでないと稽古をつけてもらえなかったネタなんだそうだ。登場人物は仲人とおさきさんと亭主しかいないのだが……女心を表現するのが難しいんだろうなぁ。
市馬師匠のおさきさん、気の強さの裏にあるかわいさが出てました。
途中、仲人さんが「麹町のさる旦那」のエピソードを紹介していた時に、周囲のおじさま方が、日頃の家庭での言動を振り返ったのか、空気に何となく「しんみり」感が出ていたのが、ひそかかに笑えました。
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周囲の会話で「昨日もよかったのよ。講談師の国元武春さんが盛り上げてくれて~」というのが聞こえてきて、第二夜も着たかったなぁと思うことしきり(その日は落語研究会で、これまたいい高座だったのだけど)。
来年こそは、三夜コンプリートしたいです(^^)。
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