新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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史実の土方歳三ファンをわくわくさせるニュースが飛び込んできた。土方さんが辞世の和歌を詠んでいたかも知れないというのだ。
土方歳三辞世に新説「鉾とりて月見るごとに…」
新撰組副長・土方歳三(1835~69)と最後まで行動を共にした隊士・島田魁
かい
(1828~1900)がまとめたとされる和歌集の巻頭歌が、土方の辞世と考えられるとの説を、幕末研究で知られる霊山
りょうぜん
歴史館(京都市)の木村幸比古・学芸課長が打ち出した。
「従来、辞世とされてきた歌は詠んだ日時の推定が難しいが、巻頭歌は間近に迫る死を覚悟した内容で、亡くなる前日に詠んだ可能性が高い」としている。
歌は「鉾
ほこ
とりて月見るごとにおもふ哉
かな
あすはかばねの上に照
てる
かと(鉾を手に取って月を見るたびに思う。あすはしかばねの上に照るのかと)」。島田家に伝わる和歌集の冒頭に土方の名で記され、和歌集は26年前に同館に寄贈されていた。
木村課長が今年、修復にあわせて、ほかに名のある30人を調査、大半が新撰組隊士や幕府側の藩士らで、戊辰
ぼしん
戦争(1868~69)で降伏し、長く生きたことがわかった。自然のはかなさを詠んだ歌が多く、維新後に隊士らが作り、島田がまとめたと判断した。
土方は、旧幕府軍の指揮官として戊辰戦争に加わり、新政府軍の総攻撃を受け、銃弾に倒れた。生き残った藩士らの証言などによると、その前夜、旧幕府軍幹部らが惜別の宴
うたげ
を開いていた。木村課長は「歌には悲壮な決意が示されており、土方が明日の死を予期しながらこの席で詠み、島田が大切に記録していたのでは」と話す。
「鉾とりて月見るごとにおもふ哉 あすはかばねの上に照るかと」……うぉぉぉぉ(;O;)! 歴史研究家でも和歌の専門家でもない素人の感想だけど、土方さんらしい一首だなぁと思う。
ただ、歌の中で「あした」と詠んでいるのを死の前日に詠んだと解釈するのはどうかなぁ。文脈的にも前半が「月を見るたびに思う」と、日時場所を特定するものではないし。
土方さん戦死当時は弁天台場にたてこもっていた島田魁さんが土方さんの辞世の一首をいつどうやって知り得たかは不明としても……土方さんの戒名を書き付けた紙を晩年までも懐に入れて土方さんを偲んだ魁さんが土方さんの辞世の一首を心に刻みつけていた可能性は高いよね。
月といえば豊玉発句集「白牡丹 月夜月夜に 染めてほし」。月光に白く浮かび上がる牡丹に風流を感じていた多摩の青年が……月光に愛刀を透かし見ながら、明日は月光に我が屍をさらすかと思い、なお戦い続ける武士(もののふ)になったのですね。
NETドラマ『新選組血風録』の主題歌「新選組の旗は行く」の三番「明日はこの身が散らば散れ 燃える命に悔いは無い 月の雄たけび血刀かざし 新選組の旗は行く」の歌詞も、月と白刃のイメージが重なります。また、同じくNETドラマ『燃えよ剣』の挿入歌「燃えよ我が命」の歌詞にも、二番「明日は屍をさらすとも 燃えよ我が剣我が祈り」、三番「星影冴えて月あかく 燃えよ我が剣我が命」というフレーズが、重なるんですよね。
そして、「組!」「組!!」ファンとしても一言。山本耕史さん演じるところの洋装の土方歳三が、出撃の朝、かっちゃんのダンダラ羽織の袖を鉢巻きにして額に結ぶ場面が脳内にリピートされるのです。そして、照英さん演じるところの島田魁さんが、ぽろぽろ涙をこぼす場面も。
「鉾とりて月見るごとにおもふ哉 あすはかばねの上に照るかと」……土方さん、見事過ぎますぅぅぅ(;O;)!
土方歳三辞世に新説「鉾とりて月見るごとに…」
新撰組副長・土方歳三(1835~69)と最後まで行動を共にした隊士・島田魁
かい
(1828~1900)がまとめたとされる和歌集の巻頭歌が、土方の辞世と考えられるとの説を、幕末研究で知られる霊山
りょうぜん
歴史館(京都市)の木村幸比古・学芸課長が打ち出した。
「従来、辞世とされてきた歌は詠んだ日時の推定が難しいが、巻頭歌は間近に迫る死を覚悟した内容で、亡くなる前日に詠んだ可能性が高い」としている。
歌は「鉾
ほこ
とりて月見るごとにおもふ哉
かな
あすはかばねの上に照
てる
かと(鉾を手に取って月を見るたびに思う。あすはしかばねの上に照るのかと)」。島田家に伝わる和歌集の冒頭に土方の名で記され、和歌集は26年前に同館に寄贈されていた。
木村課長が今年、修復にあわせて、ほかに名のある30人を調査、大半が新撰組隊士や幕府側の藩士らで、戊辰
ぼしん
戦争(1868~69)で降伏し、長く生きたことがわかった。自然のはかなさを詠んだ歌が多く、維新後に隊士らが作り、島田がまとめたと判断した。
土方は、旧幕府軍の指揮官として戊辰戦争に加わり、新政府軍の総攻撃を受け、銃弾に倒れた。生き残った藩士らの証言などによると、その前夜、旧幕府軍幹部らが惜別の宴
うたげ
を開いていた。木村課長は「歌には悲壮な決意が示されており、土方が明日の死を予期しながらこの席で詠み、島田が大切に記録していたのでは」と話す。
「鉾とりて月見るごとにおもふ哉 あすはかばねの上に照るかと」……うぉぉぉぉ(;O;)! 歴史研究家でも和歌の専門家でもない素人の感想だけど、土方さんらしい一首だなぁと思う。
ただ、歌の中で「あした」と詠んでいるのを死の前日に詠んだと解釈するのはどうかなぁ。文脈的にも前半が「月を見るたびに思う」と、日時場所を特定するものではないし。
土方さん戦死当時は弁天台場にたてこもっていた島田魁さんが土方さんの辞世の一首をいつどうやって知り得たかは不明としても……土方さんの戒名を書き付けた紙を晩年までも懐に入れて土方さんを偲んだ魁さんが土方さんの辞世の一首を心に刻みつけていた可能性は高いよね。
月といえば豊玉発句集「白牡丹 月夜月夜に 染めてほし」。月光に白く浮かび上がる牡丹に風流を感じていた多摩の青年が……月光に愛刀を透かし見ながら、明日は月光に我が屍をさらすかと思い、なお戦い続ける武士(もののふ)になったのですね。
NETドラマ『新選組血風録』の主題歌「新選組の旗は行く」の三番「明日はこの身が散らば散れ 燃える命に悔いは無い 月の雄たけび血刀かざし 新選組の旗は行く」の歌詞も、月と白刃のイメージが重なります。また、同じくNETドラマ『燃えよ剣』の挿入歌「燃えよ我が命」の歌詞にも、二番「明日は屍をさらすとも 燃えよ我が剣我が祈り」、三番「星影冴えて月あかく 燃えよ我が剣我が命」というフレーズが、重なるんですよね。
そして、「組!」「組!!」ファンとしても一言。山本耕史さん演じるところの洋装の土方歳三が、出撃の朝、かっちゃんのダンダラ羽織の袖を鉢巻きにして額に結ぶ場面が脳内にリピートされるのです。そして、照英さん演じるところの島田魁さんが、ぽろぽろ涙をこぼす場面も。
「鉾とりて月見るごとにおもふ哉 あすはかばねの上に照るかと」……土方さん、見事過ぎますぅぅぅ(;O;)!
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