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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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 ついつい「ケースケ」なんて呼んでしまう大鳥圭介ですが、明治政府の要請で欧米に視察旅行をして、欧米で視察した産業や科学技術を帰国後に産業化する試みをいろいろやっている、今でいえばベンチャー科学技術者でもあったわけです。

明治の政治家大鳥圭介 英米視察の日記刊行
〈木戸、大久保、伊藤、山口其外と共ニYoung Paraffine製造場ニ至る…灯明台之用に売出す事莫大なり〉。幕末―明治期の播州出身の政治家、大鳥圭介(一八三二―一九一一年)の外遊日記を初めて翻刻・解説した「明治五年・六年 大鳥圭介の英・米産業視察日記」が刊行された。著者は神戸在住の医師・福本龍さんで、これが大鳥の残した唯一の日記という。明治日本の急速な工業化に、旧幕臣が大きく貢献した時代状況を物語る貴重な資料でもある。


 神戸新聞が取り上げたのは、大鳥圭介が播州(現・兵庫県赤穂郡上郡町)の出身だからでしょうか。

 戊辰戦争に敗れて投獄後、七二年一月に放免された大鳥は、すぐに明治新政府に出仕。翌二月、外債募集の渡米メンバーに加わった。しかし募集に失敗したためにイギリスへ行き、滞在中の岩倉使節団と接触。冒頭の木戸孝允、大久保利通、伊藤博文らと約四カ月を同地で過ごすことになった。

 英・ロンドンやマンチェスター、グラスゴー、さらに米・ニューヨークやピッツバーグを精力的に巡り、各種工場や炭鉱、製油所を訪問。日記には現場状況や人員、作業工程について、数値データも含め詳細につづってある。手描きの図版も随所に見られ、工学にかけた大鳥の並々ならぬ情熱が伝わってくる。

 福本さんは「薩長による新政府には、産業を興せる人材はいなかった。欧米の最先端技術を吸収するには、旧幕臣の力が必要だった。大鳥は閑谷学校や適塾に学んだ青年期から、西洋科学に通じていた。後年は外交や教育に携わるが、帰国後の十年余り、日本の工学発展に果たした役割は大きい」と話している。


 「国書刊行会刊、二千四百十五円」だそうです。探して購入したいと思っています。
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