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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 結構大きな扱いなので、いくつかの紙面をクリッピングします。

時事通信
竜馬の「いろは丸」契約書発見 瀬戸内で沈没
 坂本竜馬が瀬戸内海で乗船中に衝突して沈没した蒸気船「いろは丸」を、大洲藩が購入した際のポルトガル語の契約書が見つかり、愛媛県大洲市が23日、内容を翻訳して発表した。
 これまで、オランダ人から購入したと言われていたが、ポルトガル人領事からの購入だったと判明。衝突時に大洲藩の代金の支払いが済んでいなかったとの説もあったが、購入時に全額支払っていたことも分かった。
 契約書は縦約30センチ、横約40センチ。1866(慶応2)年、長崎でポルトガル領事ロウレイロから大洲藩の元郡奉行、国島六左衛門が蒸気船「アビゾ号」を購入し、この船を「いろは丸」とすると大洲藩が宣言。購入時に藩が代金を全額支払ったとの内容が書かれていた。
 個人が所有しており、大洲市が資料の提供を受け、東京大に依頼して翻訳した。


朝日
海援隊の「いろは丸」、実はポルトガルから購入
 坂本龍馬の海援隊が使った蒸気船「いろは丸」は、海援隊に貸し出した大洲藩がポルトガルから購入していたことがわかったと、愛媛県大洲市が23日発表した。大洲藩がオランダから購入したというのが通説だったが、1866(慶応2)年9月の購入時にポルトガル語で書かれた売買契約書を東京の個人が所有していたという。
 契約書は二つ折りで縦32.5センチ、横20.5センチ。翻訳した東京大学史料編纂(へんさん)所の岡美穂子助教によると、長崎にいたポルトガル領事ジョゼ・ダ・シルバ・ロウレイロと大洲藩の郡奉行国島六左衛門の間で交わされ、代金の「4万メキシコ・パタカ」は支払い済みであることなどが記されている。
 いろは丸は翌年4月23日に瀬戸内海で紀州藩船と衝突して沈没、龍馬が紀州藩と交渉し、賠償金を得たとされる。その際、大洲藩がオランダに購入代金を完済しておらず、紀州藩との交渉で問題になったという話も伝わっているが、今回の発見でこれも覆されることになるという。
 岡助教は「(幕末期の)外国との売買契約書で残っているのは日本語のものが多いが、ポルトガル語の契約書があったこと自体、非常に興味深い」と話している。(広川一)


読売
「いろは丸」購入先  実はポルトガル人
契約書に長崎領事の名

 大洲藩から坂本龍馬らが借りて航海していて沈んだ幕末の蒸気船「いろは丸」が、これまで通説とされていたオランダ人から購入したものではなく、長崎のポルトガル領事から購入していたことが、大洲市が進めていた購入契約書の翻訳でわかった。船は、契約の翌年、広島県福山市沖で沈んだため、資料はあまり残っておらず、翻訳にあたった専門家は「非常に重要な史実」と評価している。
 イギリスで造られた「いろは丸」は、大洲藩が購入して土佐藩に貸し出し、1867年、龍馬が率いる海援隊の操船で長崎から大阪へ向かう途中、紀州藩の「明光丸」と衝突して沈没。龍馬が巧みな交渉で、紀州藩から多額の賠償金を勝ち取った“日本初の海難審判”として知られる。
 購入契約書は昨年12月、東京都内の個人宅で見つかり、大洲市が市役所近くの大洲歴史探訪館で、複写を公開していた。包み紙に当時の大洲藩主らの名があるが、中身はポルトガル語で書かれていたため、同市は東大史料編纂(へんさん)所の岡美穂子助教(近世初期対外関係史)に翻訳を依頼していた。
 翻訳結果は、いろは丸が沈んだ日にあたる23日、岡助教や同市の清水裕市長らが同市で記者会見して発表。1866年9月22日に在長崎ポルトガル領事館事務局で契約が交わされ、売り主は在長崎ポルトガル領事のジョゼ・ダ・シルヴァ・ロウレイロ、買い主は大洲公代理人の国島六左衛門で、代金は4万メキシコ・ドル(約1万両)などと記されていた。
 これまで、いろは丸は、大洲藩がオランダ人から購入したとされるなど、購入の経緯がはっきりしておらず、岡助教は「当時、各藩の外国船購入は長崎奉行の許可を得て行わなければならなかったはずで、虚偽の届け出が行われた可能性もあるのでは」と推測している。
 清水市長は「これを機に様々な歴史的な解明が進み、新たな事実が出てくると期待する」と話し、会見に同席した、街おこしに取り組む第3セクター「おおず街なか再生館」の河野達郎専務は「大洲藩が幕末の歴史に名を残すような活躍をしていたことが伺える」と満足そうに話していた。
 大洲歴史探訪館は午前9時半~午後4時で無休。契約書(複写)の閲覧は、解説付きで300円。問い合わせは街なか再生館(0893・24・7060)。


MSN産経
龍馬ゆかりの「いろは丸」、実はポルトガル人から購入 愛媛・大洲歴史探訪館
 坂本龍馬が中心となり結成した海援隊が運航していた蒸気船「いろは丸」について、同船を所有していた大洲藩(愛媛県大洲市)が、これまで定説とされていたオランダ人ではなく、ポルトガル人から購入していたことが、当時の購入契約書から明らかになった。23日、愛媛県大洲市の「大洲歴史探訪館」が発表した。
 ポルトガル語で書かれた契約書には、慶応2(1866)年9月、ポルトガル人のロウレイロから大洲公代理人、元郡奉行の国島六左衛門が購入したと記されていた。
 いろは丸が慶応3年4月に紀州藩の軍艦と衝突した「いろは丸事件」の際には、「オランダ人から購入した」という話が流布し、それが定説化していた。
 契約書は東京都内に住む個人が所有。翻訳した東京大学史料編纂所の岡美穂子助教は「定説を覆す史料だと思います」と話した。
 当時は、外国船の購入主体は藩に限られていたが、契約書に名前のあった国島六左衛門が後に切腹していることから、岡助教は幕府の許可を得ずに個人名義で購入したため、責任を取らされた可能性もあると指摘している。
 清水裕市長は「この契約書を契機にさまざまな研究が進められ、新たな事実が出てくるのでは」と期待を寄せていた。


愛媛
いろは丸をめぐって新事実 大洲市
 坂本龍馬が運用した大洲藩所有の蒸気船「いろは丸」のポルトガル語による購入契約書の翻訳を東京大史料編纂所に依頼していた大洲市は23日、内容を発表した。同編纂所によると、売り主がオランダ商人ではなく、ポルトガル商人だったことが判明。これにより、当時幕府から義務付けられた外国船の売買報告を巡り、大洲藩が偽装をしていた可能性も浮上してきた。
 通説では、大洲藩郡中奉行の国島六左衛門は長崎に小銃を買い付けに行ったにもかかわらず、1866(慶応2)年、坂本龍馬らの仲介でオランダ商人ボードウィンから蒸気船を購入したとされている。


 いろは丸つながりで、以下おまけ。

広島
いろは丸事件にちなみ  図案化ネクタイ  天満屋福山店発売
 天満屋福山店は23日、福山市鞆町を舞台にした坂本龍馬の「いろは丸事件」を題材にした<ご当地ネクタイ>の春夏物を発売した。絹製で青とピンクの2色。いろは丸の絵と事件を説明した英文を組み合わせている。
 龍馬ファンの女性社員を中心に開発し、昨年11月に同じ柄で売り出した秋冬物は、グレーや紺系の7色、計300本がほぼ完売する人気ぶりだったという。
 1本5040円で、40本限定。同店は「女性社員が『龍馬さんに付けてほしい』とこだわった品。福山土産にもどうぞ」とPRしている。


怖い?凛々しい? 鞆の浦PR、龍馬の着ぐるみデビュー
 坂本龍馬率いる海援隊の蒸気船と紀州藩の軍艦が衝突した「いろは丸事件」の談判の舞台・広島県福山市の鞆(とも)の浦をPRする着ぐるみが21日、広島市内でデビューした。
 その名も「鞆龍馬」。はかま姿にブーツを履き、腰に長さ1メートルの模造刀を差す。福山市などが約100万円で製作し、職員らと並んで通行人に手を振った。
 高知県で作られた着ぐるみが笑顔なのに比べ、眉毛をつり上げて凜々(りり)しさを強調したが、怖がる子どもも。「談判に臨むところなので表情は真剣なんです」と担当者。

 怖がる子供もいたんですか(苦笑)……もう少し、ゆるキャラにしておけばよかったかな。



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