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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 薩摩藩の上意討ちではなく、坂本龍馬の一件の方です。幕府側の報告書は初ということで、画期的な発見といえるのではないでしょうか。

竜馬襲撃の報告文書を発見 「寺田屋事件」でけが負い逃走
 坂本竜馬が京都の旅館で伏見奉行所に襲撃された「寺田屋事件」で、竜馬がけがを負い逃走したことなどを記した京都所司代への報告文書が見つかり、高知県立坂本竜馬記念館が15日、発表した。
 京都所司代は幕府の西国支配の中枢を担った重要機関の長官。同事件で幕府側の史料が見つかったのは初めてといい、同記念館の三浦夏樹主任学芸員は「(倒幕に動いていた)薩摩と長州の動向を知るために、同盟を仲介した竜馬を要注意人物とみていたことがうかがえる」としている。
 見つかったのは奉行所が所司代に送った報告文書の写し2通。1通は長さ126センチ、もう1通は98センチで、縦はともに16センチ。
 事件があった1866年1月下旬の昼と夜に報告したもので、「余程血をしたたらし左の腕」「龍馬手傷を負いたまま立ち入り右場所へ血に染まり候物残り」などと記述。竜馬が左腕を切られて血を流し、逃げ込んだ材木屋の納屋に血に染まった小物入れなどが残っていた様子が分かる。〔共同〕(14:01)



奉行所、誇る手柄とにじむ負い目 寺田屋事件報告文書
 偽名を見破り文書を奪う一方、逃亡先に踏み込めない伏見奉行所――。寺田屋事件に関する京都所司代への報告文書には手柄と負い目が入り交じった“実行役”の思いが生々しく表れている。
 複数の偽名を使い分け活動していた坂本竜馬。しかし、奉行所は事件当日寺田屋にいたのが本人であることを把握。報告文書には「坂本龍馬所持至す款(=書類)写し取り差し上げ奉り候」と“成果”が書かれていた。
 末尾に再び「右に出た款の写し差し上げ奉り候」とあり、三浦主任学芸員は「取り逃がした負い目もあって手柄を殊更強調したのではないか」とみる。〔共同〕(14:01)


寺田屋事件の奉行所が書いた資料発見 幕府側の資料は初
 幕末の志士・坂本龍馬が京都の寺田屋で襲われた事件で、襲撃した伏見奉行所が書いた報告書の写しが見つかり、高知市の県立坂本龍馬記念館が15日、発表した。寺田屋事件に関して、幕府側の資料が見つかったのは初めてという。
 報告書は寺田屋事件の翌日(1866年1月24日)の昼と夜に書かれたもので、2通ある。1通目には、伏見奉行所が上部組織の京都所司代に出した報告書で、「坂本龍馬所持書類写取奉差上候」(龍馬が持っていた書類を渡します)と書かれている。2通目は、龍馬が逃げ込んだ薩摩藩邸が武装しているので、踏み込めないという内容だった。
 資料は京都市内に住む歴史研究家が所有していたもので、高知県出身の歴史研究家ら3人が買い取った。県は高知にあるべき資料と判断し、9月の県議会に購入費1650万円を計上。11月に購入した。
 県立坂本龍馬記念館の学芸員、三浦夏樹さんは「幕府側の資料が見つかったことで、龍馬が手紙などで事件について書いていたことが正しいかどうかを推察できる」と話している。
 資料は来年7月ごろに同館や南国市の県立歴史民俗資料館で一般公開される予定。


「血に染まり候…」坂本竜馬襲撃の報告文書初の発見
 坂本竜馬が京都の旅館で伏見奉行所に襲撃された「寺田屋事件」で、竜馬がけがを負い逃走したことなどを記した京都所司代への報告文書が見つかり、高知県立坂本竜馬記念館が15日、発表した。
 京都所司代は幕府の西国支配の中枢を担った重要機関の長官。同事件で幕府側の史料が見つかったのは初めてといい、同記念館の三浦夏樹主任学芸員は「(倒幕に動いていた)薩摩と長州の動向を知るために、同盟を仲介した竜馬を要注意人物とみていたことがうかがえる」としている。
 見つかったのは奉行所が所司代に送った報告文書の写し2通。1通は長さ126センチ、もう1通は98センチで、縦はともに16センチ。
 事件があった1866年1月下旬の昼と夜に報告したもので、「余程血をしたたらし左の腕」「龍馬手傷を負いたまま立ち入り右場所へ血に染まり候物残り」などと記述。竜馬が左腕を切られて血を流し、逃げ込んだ材木屋の納屋に血に染まった小物入れなどが残っていた様子が分かる。
 襲撃後、寺田屋に残された竜馬の文書を書き写し、所司代に送ったことも記されており、三浦主任学芸員は「(襲撃は)竜馬暗殺より薩長の動向を知るための文書入手が目的だったのでは」としている。
 このほか薩摩藩邸に逃げ込んだ竜馬についてどうするべきか、所司代に指示を仰いだとの記述もあった。
 報告文書は、高知県が兵庫県の歴史研究家から購入。京都にあった土佐藩邸が幕府や各藩の関係者から集めた情報資料約570点もあった。
 寺田屋事件の記録は、竜馬が約1年後に書いた手紙や、ともに襲われた長府藩士の三吉慎蔵の日記がある。

 ◆坂本竜馬 1835~1867年。土佐藩出身の幕末の志士。当時敵対していた、薩摩藩と長州藩の同盟を仲介したことで知られる。土佐藩の下級武士として生まれ、江戸での剣術修業を経て脱藩。幕臣の勝海舟に弟子入りし、勝の失脚後は日本初の商社とされる「亀山社中」(のちに「海援隊」)を結成し、薩長同盟の実現に尽力したが、1867(慶応3)年京都の旅館近江屋で暗殺された。

 ◆寺田屋事件 1866(慶応2)年、薩長同盟を仲介した坂本竜馬と護衛の長府藩士三吉慎蔵が、京都の旅館寺田屋で伏見奉行所の急襲を受けた事件。竜馬は、高杉晋作から贈られたピストルで応戦するが、手を負傷。三吉や恋人のおりょうと逃走し、薩摩藩邸にかくまわれた。けがを治すためにおりょうを連れて、薩摩(鹿児島)を訪れたのが、日本初の新婚旅行とされる。1862(文久2)年に薩摩藩主島津久光が、自藩士を寺田屋で粛清した事件とは区別される。


竜馬襲撃“実行役”思い、生々しく 奉行所報告文書
 高知県立坂本竜馬記念館が15日、発表した京都所司代への報告文書の写し2通。「寺田屋事件」で初めて見つかった幕府側の史料は、竜馬が左腕を切られて血を流し、逃げ込んだ材木屋の納屋に血に染まった小物入れなどが残っていた様子を詳しく記述。報告文書には、手柄と負い目が入り交じった“実行役”の思いが生々しく表れている。
 複数の偽名を使い分けながら活動していた竜馬。しかし、奉行所は事件当日寺田屋にいたのが竜馬本人であることを把握し、「坂本龍馬所持至す款(=書類)写し取り差し上げ奉り候」と書かれていたおり、末尾には再び「右書類の写し差し上げ奉り候」との記述も。龍馬に詳しい渡部淳・土佐山内家宝物資料館館長は、「これまで志士側の記録で語られてきたが、文書は対立する幕府側の立場で書かれており、歴史を双方の視点からとらえる上で非常に貴重だ」と話している。

 奉行所は当時の警察なので、"実行役"という表現にはいささか抵抗があります。

龍馬は要注意人物、寺田屋事件で奉行所報告書
 幕末の志士・坂本龍馬が重傷を負った寺田屋事件について、襲撃した伏見奉行所が記した報告書の写しが見つかり、高知県立坂本龍馬記念館が15日、発表した。
 幕府側の記録に龍馬の名前が出てくるのは極めてまれ。事件直前に龍馬は薩長同盟を仲介しており、調査にかかわった青山忠正・佛教大教授(明治維新史)は「龍馬が、単なる浪士から要注意の大物として幕府にマークされ始めたことを示す重要な資料」と評価している。
 薩長同盟(1866年1月21日)の成立直前から龍馬は、護衛役の長府藩士と行動をともにしており、事件は龍馬の手紙と、この藩士の日記で知られてきた。
 報告書は2通あり、あて先は京都を警護する京都所司代の役人。高知県が歴史研究家から購入した土佐藩・京都藩邸の公文書など574点に含まれており、同藩が入手した「写し」らしい。龍馬の名前は計3か所に記述。1通目の冒頭から4~5行目には「坂本龍馬所持書類写取奉差上候」とあり、「龍馬の持っていた書類を写し取ったので報告する」と書かれていたが、内容は記載していなかった。
 さらに、逃げた龍馬が薩摩藩邸に向かう途中、隠れた材木商の納屋に「胴乱」(小物入れ)など血染めの所持品を残していた、と記している。2通目では、逃げ込んだ同藩邸が武装していて踏み込めないと報告している。同館は来年7月頃、企画展で公開する予定。
同館の三浦夏樹・主任学芸員は「血の跡が残っているのに龍馬が逃げてから材木置き場に着くなど不手際が目立ち、龍馬が残した書類の捜索が重要だったのではないか」としている。

 ◇寺田屋事件=薩長同盟が成立した2日後、伏見奉行所が、伏見の旅館「寺田屋」にいた坂本龍馬を襲撃。龍馬が家族にあてた手紙では、2階の部屋で寝ようとした際、武装した幕吏十数人が捕まえに来たが、後に妻となったお龍の知らせで気付いてピストルで応戦し、一緒にいた長州支藩の長府藩士・三吉慎蔵と逃げた、などと記している。


竜馬襲撃の報告文書を発見 伏見奉行所、所司代あて
 拡大画像です。

メモ: 1866年当時の京都所司代は松平定敬さま。伏見奉行は林忠交(上総請西藩の第2代藩主、翌慶応3年6月に死去・享年23。藩主として後を継いだのが甥の林忠崇)。




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