1月11日の幕末ニュース

　明日から天気が崩れて東京でも初雪が降るかも知れないと聞いて、明日からの連休に何を着ようか悩んでいるところです(苦笑)。

岐阜
勝海舟、山岡鉄舟の書展示　多治見の「石心参禅蔵」に新資料室

　江戸時代後期から明治時代にかけての「西浦焼」や「心学」の資料などを紹介する多治見市御幸町の「石心参禅蔵」に、新たに資料室「東蔵」がオープンした。現在の土岐市妻木町出身で、江戸で学んだ心学を地元に広めた熊谷東洲のほか、「幕末の三舟」として知られる勝海舟、山岡鉄舟の筆によるとされる書など貴重な資料が多数展示されている。

大垣公園・大垣城（大垣市）－岐阜新聞ここがおすすめ！古里の旅

　大垣市の中心部にあり、市民の憩いの場となっている大垣公園（大垣市郭町）。約３ヘクタールの広々とした園内には、街を見下ろすかのように大垣城がそびえる。
　大垣城は、戦国時代真っただ中の１５３５（天文４）年に美濃国守護職土岐氏の家臣、宮川安定が築城したという説が有力。その約５０年後に豊臣秀吉の指示で天守閣が建設された。１６００（慶長５）年の関ケ原の合戦時には石田三成が入城し、西軍の本拠地としたことで知られる。１６３５（寛永１２）年に戸田氏鉄が入城し、明治維新まで１１代にわたって戸田家が城主として君臨した。第２次世界大戦時に焼失したが、１９５９（昭和３４）年に昔そのままの容姿で天守閣が再建された。

石川
吉祥文様　鮮やかに　竪町の加賀友禅店　花嫁のれんを展示

　幕末から明治初期に、加賀、能登、越中の庶民生活の風習として生まれた花嫁のれん展が、金沢市竪町の加賀友禅の店「ゑり華」の加賀染織工芸サロンで開かれている。二十七日まで（水曜休）。入場無料。
　花嫁のれんは花嫁が持参して結婚式でくぐったり、来訪客のために掛けておく独特の風習。ゑり華会長の花岡慎一さん（７８）が昭和四十年代に、住宅新築に伴い捨てられたのれんを収集。約二百点のコレクションのうち、明治から昭和初期の十一点を紹介している。

富山
高岡古城公園（高岡市）
守り抜かれた濠、土塁

　江戸時代に作成された高岡城の絵図面を見て驚くのが、そのまま、現在の公園の地図になりそうなほど、濠（ほり）や出入り口がほとんど変わっていないことだ。廃城となったあとも加賀藩の蔵が置かれ、濠や土塁（どるい）は守り抜かれたという。
　明治維新後、民間に払い下げられ開墾が決まったが、地元の熱心な働きかけで公園として保存されることになったと知り、またまた驚く。この美しい公園が、開墾されていたかもしれないなんて！

鹿児島
「いぶすき篤姫館」あすオープン　観光関係者ら内覧会

　ＮＨＫ大河ドラマ「篤姫」の撮影で使ったセットや衣装などを展示した「いぶすき篤姫館」の内覧会が１０日開かれ、観光関係者らが見学した。
　指宿市東方のふれあいプラザなのはな館内に設置され、県と市などが事業費９０００万円を投じた。
　約２００平方メートルの会場には、篤姫の実家・今和泉島津家屋敷の部屋のセットを再現したほか、登場人物や時代背景などを紹介している。