1月16日の幕末ニュース

　土曜時代劇『浪花の華～緒方洪庵事件帖』第2回を先行視聴しました。今回も30分という時間枠の割には凝縮した内容だと思いますので、明日吾視聴される方もお楽しみに。

富山
菅笠製作が国の重要無形民俗文化財に指定

　高岡市福岡町に伝わる菅笠の製作技術が、国内の縫い笠の製作技術を考えるうえで重要なものとして、国の重要無形民俗文化財に指定されることになりました。
　国の文化審議会は１６日、高岡市福岡町に伝わる菅笠の製作技術を国の重要無形民俗文化財に指定するよう文部科学大臣に答申しました。
　高岡市福岡町の菅笠づくりは、江戸時代に加賀藩の奨励を受けて始まり、幕末の頃には国内でも有数の菅笠の一大産地だったという記録が残っています。

京都

　幕末に孝明天皇が上賀茂神社（北区）に赴いた際に供をした徳島藩主・蜂須賀氏ゆかりの桜を、徳島市のＮＰＯ法人「蜂須賀桜と武家屋敷の会」などが同神社に寄贈し、１５日、植樹が行われた。早咲きの桜で３月上旬にも開花するという。
　植樹されたのは「蜂須賀桜」と呼ばれるカンザクラの１種で、濃いピンク色の花弁が特徴。廃藩置県で藩主が徳島城を去る際、城内の敷地に植わっていたのを家臣に託したとされ、同会はこのサクラを大阪城（大阪市）やバチカン市国などに寄贈を広げていく活動に取り組んでいるという。
　同神社には、孝明天皇ゆかりの御所桜もあることから、同会などが「ぜひペアに」などと提案して植樹は実現。境内に２本と、桜並木を整備中の奥馬場に３本を植えた。サクラを受け継いだ家臣の子孫にあたる同会顧問の原田弘基さん（８７）は「多くの人に親しんでもらえるサクラに育ってほしい」と喜んでいた。

佐賀
大絵馬：“合格祈願”　ＪＲ佐賀駅に設置　／佐賀
大絵馬：“合格祈願”　ＪＲ佐賀駅に設置　／佐賀

　受験シーズンを前に、佐賀市のＪＲ佐賀駅に合格祈願の大絵馬を描いたパネル（縦２・４メートル、横１・７メートル）が登場した。受験シーズンが終わる３月初旬まで設置される。
　同市の佐嘉神社が用意した。絵馬の形を描いた部分には、先人の偉業にあやかれるようにと、幕末に佐賀藩が日本で最初に作った洋式反射炉の図やカノン砲が描かれた。
　パネルの脇には、受験生が願い事を書いた札を入れることができる箱が用意されている。願い札は同神社が毎日持ち帰り、神前で祈願する。【高芝菜穂子】