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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 天然理心流奉納演武関係以外のニュースをまとめてご紹介します。

北海道
コミック誌:漫画家・横山孝雄さん、アイヌの歴史を 第1巻出版 /北海道
◇「若い人も読んで」--第2巻は3月の予定
 登別市在住の漫画家、横山孝雄さん(71)が江戸時代のアイヌの歴史をまとめたコミック誌「イ シカリ神うねる河」第1巻が、昨年末に汐文社(東京都文京区)から出版された。3月には第2巻が出版される予定で、「最後の追い込みに入っている」という。
 物語は、幕末の探検家で「北海道」の名付け親、松浦武四郎の著作「近世蝦夷(えぞ)人物誌」を下敷きに、「長年ストーリーを練っていた」(横山さん)という意欲作。題名の「イ」はアイヌ語で「それ」、「シカリ」は「蛇行するもの」の意で石狩川を指す。


新潟
不況、学生支援広がる
 景気が悪化する中、県内の大学や短期大学で学生らを緊急支援する動きが広がっている。朝日新聞社が19日、県内の全大学・短大に問い合わせたところ、国立大学法人の新潟大(新潟市)のほか、私立の5大学・短大が緊急支援に乗り出していることがわかった。授業料の減免制度を新たに設けたり、失業した卒業生に再就職先を紹介したりしている。(長富由希子)
(中略)
 「米百俵」と名付けたのは、戊辰戦争(1868~69年)で財政難に陥りながらも、救援米を売って学校の資金に充てた長岡藩の故事にちなんだという。同大は「長岡は、昔から教育に力を入れる土地柄。苦しい時こそ、人材を育てよう、という趣旨です」。


京都
展示:アールヌーボーに大きな影響 日本刀職人の装飾美--清水三年坂美術館 /京都
◇明治維新で失業、高い技術生かし工芸品--海野勝〓と正阿弥勝義
 19世紀末のヨーロッパのアールヌーボー運動に大きな影響を与えたとされる日本ブーム「ジャポニズム」の背景に2人の日本人職人がいた。ともに、明治維新の影響で失業した日本刀装飾職人。この2人の業績を、フランスの工芸家、エミール・ガレらの作品とともに紹介する特別展「海野勝〓(うんのしょうみん)と正阿弥勝義(しょうあみかつよし) アール・ヌーヴォーを生んだ日本の装飾美」が東山区の清水三年坂美術館で開かれている。【広瀬登】
 時は明治維新直後。1876年の廃刀令とともに、日本刀に装飾を施していた職人たちは一夜にして仕事を失った。食いぶちに困った彼らは、輸出用の花瓶やアクセサリーの制作に活路を見いだし糊口(ここう)をしのいでいた。そんな中、日本古来のモチーフと刀装で培った高い技術を融合させ新境地を開いた職人が、水戸出身の海野と岡山出身の正阿弥だった。
 会場には、高度な技術でチョウやテントウムシ、足柄山の金太郎といったモチーフが銀などの金属に加工された作品約50点が並ぶ。村田理如(まさゆき)館長(58)は「職人の多くは侍とか富士山など、いかにも欧米人好みのモチーフの作品を作ったが、海野と正阿弥は違った。あくまでも花鳥や昆虫など、日本刀を装飾したのと同じモチーフにこだわり香炉や花瓶などに施した」と話す。
 2人の作品はパリの万博などで高い評価を得て、ガレをはじめとする現地の工芸家にも大きな影響を与えたとされる。展示されているガレの花瓶には、欧州ではそれまであまり使われなかったセミやトンボが登場する。
 展示品の多くは、村田館長が海外の古美術商などで手に入れた。「幕末や明治時代の工芸品は、次々と海外に流れ出てしまっている。日本でももっと興味を持ってもらいたい」と訴えている。
    ◇
 2月22日まで。午前10時~午後5時。月・火曜日休館。大人500円。大高中生300円。小学生200円。


大阪
池上雪枝の生き方ヒントに 心理カウンセラーが啓発
 明治時代、現在の児童自立支援施設に当たる「感化院」を日本で初めて大阪に設立した青少年更生事業の母、池上雪枝。日本の神道教導職でありながら、キリスト教系女学校で教壇にも立つ枠にはまらない性分で、千人に及ぶ子どもたちの社会復帰に貢献したという。その柔軟性が「今の時代には必要」と、現代人の悩みと向き合う心理カウンセラーが啓発している。
 「知らず知らずの間に歩むべき道を離れ、犯罪に走る罪人をこれ以上増やしてはならない」。一八八三年、大阪市北区の自宅に感化院を設立した池上は、開設後に発刊した「雪枝草紙」で思いの丈を述べた。
 池上について研究する心理カウンセラーの松竹京子さん(56)=兵庫県西宮市=は、日本の社会福祉史に名を刻む業績をめぐり、その背景に注目する。
 池上は一八二六年、大坂天満で道場を開く剣術家の長女として誕生。幼少のころから歌詠みや占いの才能を見せ、公家に仕える村岡局の下で教養を磨く。その半面、天保の大飢饉(ききん)で自立できない人々を目の当たりにしたり、道場の焼き打ちに遭ったりと波乱の経験を積み重ねた。


高知
幻の板垣退助伝 製本
 明治の元勲で、高知から自由民権運動を全国に広めた板垣退助(1837~1919)の幻の伝記「板垣退助君伝記」が、高知近代史研究会の公文豪副会長(60)の手でまとまった。高知市出身で板垣に近かった宇田友猪(滄溟、1868~1930)がつづった400字詰め原稿用紙で5千枚を超える大著で、公文さんは「退助の本格的な伝記は少ない。まずこの本を世に出し、退助の再評価が進むきっかけにしたい」と話している。(亀岡龍太)
 板垣の死の直前から筆を執り、板垣の最晩年を除いてその生涯を記した。原稿は宇田の死後、所在が分からなくなっていたが、資金協力者の遺族らが近年、県立歴史民俗資料館と東京都渋谷区歴史資料室に相次いで寄贈。公文さんが03年暮れから原稿を読み解きながらパソコン入力や校正、資料との突き合わせなどをして06年にほぼ仕上げ、08年暮れに解説を添えて上下2巻を製本した。
 板垣が幕末の土佐藩士の家に生まれ、竹馬の友の後藤象二郎らと過ごした幼年時代から、藩主山内豊信(容堂)の信頼が厚かった吉田東洋との縁、後にともに動いて倒幕をはかろうとした中岡慎太郎との出会いなどを紹介。維新後は大隊司令として兵600人余りを率いて高知を出発、倒幕軍の先陣として甲斐や会津などを平定した戊辰戦争、参議として入った新政府での権力闘争、征韓論に敗れた後の下野、民権期の自由党結成、国会開設運動など、板垣が内務大臣を務めた大隈重信内閣の組閣直前まで記されている。
 宇田は明治に県内で発行された土陽新聞の主筆を務め、漢詩人でもあった。欧州視察から帰った板垣の高知市内での報告会(1883年)を聞いて傾倒し、立志社の設立などを通して民権運動を描いた「自由党史」を編集。伝記は板垣の最晩年に執筆を始め、自らの死まで書き続けた。
 公文さんは「宇田にとって板垣の伝記執筆は『宿志』で大きな労力を割いた。70年以上、一枚の欠損もなく原稿が残っていたのは奇跡的だ」と驚き、伝記中の板垣について「軍事家としての力量は知られていたが、政治家としての定評も理解できる。特に日清戦争前後の板垣の思いや晩年に貧困者への援助などを説いた社会改良運動などは興味深い」と話す。
 高知市市史編さん室長の筒井秀一さんは「板垣に近い人物が資料をひもときながら残した大著。板垣の基本的な伝記になるのではないか」と話している。


山口
萩の高札場復元など国が支援
 江戸時代や明治維新の歴史的建造物が残る萩市は19日、昨秋施行の「歴史まちづくり法」に基づく街づくり計画の認定を受けた。幕府や藩の御触書(おふれがき)が掲げられた高札場の復元や萩城跡の内堀の水質浄化などを進める。中国地方で唯一の認定で、市は歓迎している。
 認定されたのは、江戸時代、参勤交代に使われた萩往還の起点にあったとされる高札場・唐樋札場(からひふだば)跡の整備をはじめ、萩城跡の内堀の水質浄化や萩藩校だった明倫館の敷地整地など9事業。国土交通省は最大で事業費の半額を市に補助する。

【写真説明】国の歴史的風致維持向上計画に認定され、敷地の整地などが進められる旧萩藩校の明倫館(萩市提供)


歴史まちづくり計画:第1号認定の萩市、10年かけ整備 城下町周辺など重点 /山口
◇まちじゅう博物館構想を推進
 歴史ある風情を残す町並みなどを保全するため、市町村が策定する「歴史まちづくり計画」の第1号に認定された萩市は、江戸時代にあった札場跡(唐樋)などを整備して歴史的風致の維持向上を図る方針だ。野村興児市長は「本当にうれしい。指定文化財のほかにも、国の手厚い財政支援を受けることができ、まちじゅう博物館構想を推進したい」と話した。
 計画は「歴史まちづくり法」に基づくもの。認定されると、コア(核となる)事業は総事業費の2分の1、付帯事業は3分の1の割合で国の補助がある。国の08年度予算は約7億3000万円。
 萩市の計画によると、期間は17年度までの10年間。市は、維持向上すべき歴史的風致として(1)住吉祭などの祭礼(2)シロウオなどの漁とその加工(3)夏ミカン(4)藩校明倫館などの明治維新(5)神楽舞などの信仰(6)茶道--を挙げている。重点区域は萩城下町とその周辺、旧松本地区とその周辺とし、札場跡のほか、藍場川(江向)や鍵曲道路(堀内)などを整備していくという。【阿部義正】


全国各地
「歴史まちづくり法」5市を初認定 地域盛り上げ観光振興
 国土交通省と文化庁、農林水産省は19日、昨年11月に施行された「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(歴史まちづくり法)」にもとづく認定を、金沢市(石川県)、高山市(岐阜県)、彦根市(滋賀県)、萩市(山口県)、亀山市(三重県)の5市に対して行った。
 歴史まちづくり法は、各市町村が自分の地域の歴史的な建造物や伝統的活動などを維持向上させるための事業計画を作成して国に申請し、国が認定すれば、計画に盛り込まれた事業に対して助成が受けられるという、“歴史まちづくり”を支援するための法律。今回の5市の認定は、同法が施行されて初の認定となる。
(中略)
 彦根市は特別史跡「彦根城跡」を中心に城下町を重点区域とし、武家屋敷長屋門や代表的な町屋の保存修理事業などを加えた。萩市は、毛利氏の旧城下町や幕末の志士を輩出した「松下村塾」のある旧松本村地区を重点区域とし、萩城跡内堀の水質改善や、敷地の一部が国指定史跡になっている小学校の校舎修理、敷地内整備などを行う。
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