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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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 昼間は気温が上がって、コートを脱ぐほどの暖かさでした。明日からまた寒い日々が続くのですが、例によって、この寒さがあればこそ桜は咲けるのだと自分に言い聞かせてます。

北海道
小林亜星さんが記念ソング…函館開港150周年記念事業
 函館市は22日までに、函館開港150周年記念事業の詳細な計画案を発表した。「食・音楽・スポーツ」をキーワードに、7月1日に芸術ホールで開く記念式典では開港150周年アニバーサリーソングを発表。8月8―16日に緑の島を主会場にしたメーン事業は、地元特産の水産物の展示、提供などをする「HAKODATE(はこだて)国際フィッシャーマンズショー」、市民と観光客が一体となって参加できるスポーツ競技を開催するほか、コンサートなどの共催事業も予定している。
 アニバーサリーソングは「新しい函館の歌」をテーマに、市民から事前に公募する歴史や思い出など函館にまつわる言葉を歌詞に編集。作曲家の小林亜星さんが歌を制作する。記念式典やメーン事業のオープニングで披露する予定。
 「HAKODATE国際フィッシャーマンズショー」は、水産加工品の展示・販売や学術機関による研究成果の紹介、シンポジウムの開催など。スポーツ関連では緑の島で海上、緑地で楽しむ競技イベント、千代台公園陸上競技場で子供から高齢者まで幅広い世代を対象にしたレクリエーションイベント「チャレンジ・ザ・うんどう会」を行う。
 共催事業としては、世界各国の音楽団による「2009はこだて国際民俗芸術祭」、演歌歌手八代亜紀さんらが出演する「青函帯2009」、国際教育音楽祭「PMFコンサート」、海の環境保全活動に賛同する歌手の加山雄三さんや南こうせつさんらが出演予定の「ベアフットコンサート」など、5つの音楽イベントを実施する。
 21日にサンリフレ函館で開かれた同事業ワーキンググループの全体会議で計画を提案。2月12日に開かれる第4回同事業実行委員会(会長・西尾正範市長)では事業予算を含むさらに具体的な案を示した上で承認を得て、同中旬すぎには事業概要を固めたい考えだ。事業費は1億2000万円を想定する。
 実行委の岩堀恭一・総合プロデューサーは「事業を目的としてではなく、函館の将来像を描く手段と位置づけ、函館が現在抱える問題点や課題を解決に導けるような踏み込んだ内容にしていきたい」と話している。


神奈川
横浜開港150周年:記念かるたの文言募集--「鶴見の文明開化」展 /神奈川
 横浜市鶴見区役所で22日開幕の「鶴見の文明開化」展で、鶴見の歴史、人情を盛り込んだ横浜開港150周年記念の「かるた」の募集が始まった。
 「鶴見歴史の会」(松澤常男会長)が主催し、幕末から横浜開港以降の写真、資料約300点が飾られている。「開港記念に子供も大人も楽しめる『鶴見かるた』を作ろう」と同会の齋藤美枝さん(63)が提案した。来場した人々にかるたの文言を用紙に書いてもらい、それを会場に張り出した。
 「(ゆ)裕ちゃんもゆっくり憩う総持寺の墓地」(大スター、石原裕次郎の墓がある)。「(む)胸はって言えるよ私は鶴見っ子」 すでに応募は20通余り。29日まで。齋藤さんは「区のマスコットにちなみ『わっくん、わっこちゃんかるた』と命名したい。小学生らに配り、郷土愛を育てるのに役立てたい」と話した。【網谷利一郎、写真も】


福井
第54回青少年読書感想文全国コンクール:県代表作品/13 /福井
第54回青少年読書感想文全国コンクール:県代表作品/13 /福井
◇「荷抜け」を読んで--県立藤島高3年・伊藤真季さん
 私が荷抜けを読んで最初に感じたのは、十九世紀前半の文政年間における信州安曇地方の生活と自然の厳しさだ。
 父を喪(うしな)った主人公大吉は、十歳で運搬人足宿「ぼっか宿」で住み込み奉公を始める。
 大吉は店の者からぼっか一人が食べる米が一日一升と言われ驚くが、私も驚いた。私の家では親子三人一日四合で十分だ。それだけぼっかはカロリーを消費し尽す重労働ということなのだろう。しかし大吉の仕事も並大抵ではない。水汲(く)み、風呂の掃除と沸かし、薪(まき)割り、部屋の掃除、便所の汲み取り、雪かき等々。私では一日で音を上げてしまう。今なら十歳の男の子にこれだけのことをさせたら不当な虐待と非難されることは間違いない。総じて、この時代に肉体労働によって賃金を得ることは、大人も子供も容易でない。経済活動の領域が限られ、労働を供給する者が過剰にいたためか。私が学習した文政年間は江戸時代の経済、文化の爛熟(らんじゅく)期であり、けばけばしい印象すら抱いていたが、信州の山間の地では無縁の話で、爛熟という言葉は地域格差による都市部のものと思わざるを得ない。
 一方、寒波や日照りの自然災害が続く。記録によると、この時代の日本は小氷河期に当たり天候不順だったらしい。全国的に米の収穫が思わしくなく、農村の窮乏が目立ち始めたとある。そんな中で大吉の家の田は山津波のため、収穫を前にして全滅する。田を守ろうと懸命に頑張った母はその際の負傷がもとで、破傷風となり死んでしまう。十一歳の大吉は幼い妹と二人途方に暮れる。
 石ころ、泥と水と流木のいたましい荒れ野に変貌(へんぼう)した里の風景が描写されているが、私は、平成十七年七月に福井県で発生した水害の現場の記憶が強く残っており、全くその通りの惨状だったのでよく理解できる。おそらく作者は災害現場を見た経験がある人だと思う。考えてみれば当たり前なのだが、自然は別に人間の都合など考えてくれはしない。
 加えて、母を喪った大吉の悔しさ、悲しみは私自身二年前に同じ体験をしているので、どうしてもだぶらせてしまう。人間はか細い命を病や自然に翻弄(ほんろう)されながら、生きていかねばならない存在かと思うとつらい。
 十五歳でぼっかになった大吉の苦しみは軽減されない。己の利得しか考えない問屋による牛方賃下げ、凶作、にわかぼっかの増加による労働機会の減少等。次第に牛方集団が追い詰められていく過程を読むと、何となく今の日本の格差社会、勝ち組、負け組、ワーキングプア等の問題と似た感じがする。実力主義の結果という声もあるが、本当にそうなのか。株の操作で巨万の富を得た成功者の記事などを読むと、偶々(たまたま)TPOがマッチしただけの印象を持ってしまう。人生はギャンブルではないはずだ。少なくとも私の尊敬の対象にはしたくない。このような問題の解決策は、単に個人的な努力だけでは限界があると思う。社会体制を引っ張っていく為政者と行政がよく状況を分析して多岐にわたって長期間打開策を講じていくことが絶対必要だ。
 窮した牛方集団は、連携して荷抜け、つまり荷の横領、問屋からの借り受けを実行し、まんまと問屋側を出し抜くことに成功する。確かに痛快だが、二度目はない。問屋側が再発防止に努めただろうから。ただ、弱い立場の者も知恵を絞って力を合わせれば、社会を正当な方向へ導けるということを経験した意義は、大きかったと私は考える。
 集団で所期の目的を貫けたのは、当然相互信頼だろう。牛方たちは結びつきが強く、思いやりと助け合い、地域力に富んでいる。格差の拡大と治安悪化の現代に比べて、最も隔たりのある部分といえる。
 私たちの世代で思いやりと助け合いの心に満ちた地域づくりができたら、何とすばらしいだろう。他人の不幸を見過ごさず、かばい合うのがごく当然な社会を現実目標にすることが、私たちの世代の役割に違いない。
 終盤に展開する赤蓑騒動は日本史上も有名な事件だ。日本の江戸時代の一揆の特徴としてとても感心するのは、外国の暴動や周囲を巻き込んで死傷者を多数出すテロ行為とは異なり、破壊はしても盗んだり人を傷つけたりすることがほとんどなかった点だ。江戸時代にあった三千二百件余りの一揆の中で、殺害に及んだのは二件だけとか。
 歴史資料によれば、十九世紀初頭ころから日本各地で大規模な国訴、打ちこわしが起こり、それを踏まえて庶民の意見が為政者側に通るようになって、国民意識が高まり、やがて幕末から明治に続く日本近代化が、円滑に行われる基盤となったとある。私は大吉が成長し、様々な試練に屈服することなく、他人を思いやり、地域に貢献して幸せに暮らし、明治を迎えたと思いたい。(「荷抜け」岡崎ひでたか著)




奈良
巡礼:やまとぷらっと 徳融寺(奈良市) /奈良
◇中将姫にゆかり--伝説と共に子どもを守る
 古い町並みが続く奈良市の奈良町。その一角に、仏教を深く信仰したとされる奈良時代の伝説上の女性、中将姫(ちゅうじょうひめ)にゆかりの寺が並んでいる場所がある。その一つ、徳融寺(融通念仏宗)は、姫の伝説と共に、子どもをとても大切にする寺だった。【花澤茂人】
(中略)
 観音堂に、とても珍しい姿の観音様がまつられていた。両手で優しく抱かれているのは、なんと赤ちゃん。「平安時代ごろに普通の観音様として造られたようですが、子安信仰が流行した室町時代に、ひじから先が今のように造り替えられたようです」と阿波谷さんは説明する。子安観音と呼ばれ、子授け、安産、子育てなどに霊験があると信仰されたそうだ。
 その信仰にあやかり、幕末には寺子屋が開かれた。寺子屋は明治の学制で「魁化舎(かいかしゃ)第三番小学」となり、今の市立済美小の前身となった。



大阪
<ぶんか探訪>波乱の歴史、自身重ねて──桜花昇ぼるさんと行く大阪城公園
 天守閣を中心とする大阪城公園(大阪市中央区)は大阪を代表する観光名所。オフィス街に囲まれた約100万平方メートルの広い敷地は市民の憩いの場であり、春の桜、秋の紅葉に名月と、四季折々の顔を見せる。「冬の大阪城もまたいいものですよ」というOSK日本歌劇団の男役トップ、桜花昇ぼるさんと冬空の下、公園内を巡った。
(中略)
 入場券を購入し天守閣へ。入り口への階段を上る。秀吉が黄金を沈めたとの伝説が残る井戸「金明水」、幕末に鋳造され、明治期に時を告げるために使用された号砲などを横目に見つつ、天守閣の中へ入った。


岡山
【遊遊楽楽】岡山・吉備路の旅 ロマン感じてタイムスリップ
 岡山県の吉備路に残る「温羅(うら)伝説」。村人を襲う鬼のような温羅を、大和朝廷から遣わされた吉備津彦命(きびつひこのみこと)が退治する話だが、思わず誰もが知っている童話「桃太郎」が思い浮かぶ。その吉備津彦命がまつられ、不思議な神事も伝わる「吉備津神社」をはじめ、歴史を感じる「足守陣屋町」や「高松城址」、庭園の名勝「岡山後楽園」などを訪れ、1泊2日で岡山市の伝説と歴史を楽しんだ。(北村博子)
(中略)
 その後、車で20分ほど走り、足守陣屋町界隈(かいわい)を、同市近水(おみず)観光振興会の難波澄江さんのガイドで歩いた。旧足守藩の初代藩主は豊臣秀吉の正室、ねねの実兄である木下家定だ。周辺には明治維新後、急速に姿を消した武家屋敷や旧家が保存され、訪れる人をタイムスリップさせてくれる。


香川
こんぴら賢人記念館建設へ/一般社団法人を設立
 琴平町ゆかりの先人をたたえ功績を後世に伝えようと、「こんぴら賢人記念館」の建設に向けて資金集めを続けている町民有志がこのほど、募金活動や同記念館の運営を担う一般社団法人を設立した。
 顕彰の対象は、幕末の勤王家日柳燕石(くさなぎえんせき)、私財を投げ打って満濃池を改修した長谷川佐太郎、香川栄養学園(埼玉県)を創設した香川昇三、綾夫妻の計4人。


高知
色鮮やか 絵金の芝居絵幕 香美で39点
 おどろおどろしい芝居絵で知られる幕末の絵師、金蔵(通称・絵金、1812~76)が描いた屏風(びょうぶ)など香南、香美両市に残る39点を集めた企画展「祝祭に捧(ささ)げた夢」が、香美市立美術館(同市土佐山田町)で開かれている。2月1日まで。
 「播州皿屋敷鉄山下屋敷」「花衣いろは縁起」など歌舞伎の一場面を、原色で生々しく描いた作品が並ぶ。一部の作品は発光ダイオード(LED)の白い光で照らされ、劣化した色彩が鮮やかに浮き上がるよう工夫した。祭りの際に屏風を飾る台「手長足長絵馬台」(高さ5メートル、幅11メートル、奥行き3メートル)は展示の目玉の一つ。同館近くの八王子宮に残り、豪華な彫刻が施されている。1999年以来、10年ぶりのお披露目。6、7人が1日がかりで組み立て、絵金と弟子の作品計5枚がはめ込まれている。
 展示室の中央には、絵馬台に上がった時と同じ目線になるよう、高さ約1.8メートルの足場を組んだ。屏風は2段に展示され、様々な角度から見られるようにしている。高知市春野町の農業片山絵理加さん(21)は「絵を見るだけで物語が想像でき、力がある」と話していた。
 午前9時~午後5時。26日休館。入館料は一般300円、高校生以下無料。南国市のギャラリー「タマリン館」でも、作家らが絵金に寄せる思いを表現した企画展「絵金へのオマージュ展」が開かれている。


山口
光市 通年で催し
伊藤博文 没後100年

 光市は来年度、同市出身の初代内閣総理大臣・伊藤博文(1841~1909)の没後100年記念事業を行う。年間を通して様々な催しを展開していく計画で、伊藤公とゆかりのある自治体とも連携、各地の資料などを一堂に集めた大規模な企画展の開催も検討している。
 伊藤公は幼名が利助で林家の長男として誕生。その後、長州藩士の伊藤家の養子に迎え入れられた。吉田松陰の私塾「松下村塾」に入塾し、明治維新後の1885年(明治18年)に初代内閣総理大臣に就任。大日本帝国憲法の制定にかかわるなど、近代国家の礎を築いた。1909年(同42年)、中国北東部のハルビン駅で暗殺された。
 市教委は「若い世代が伊藤公の業績を学び、古里への愛着と夢を持つきっかけになれば」(生涯学習課)と考え、暗殺された10月26日に近い11月に、記念式典と伊藤公に関する記念講演、シンポジウムを開催する。
 ほかに伊藤公の生家など、ゆかりの地を歩いて巡るイベントや小中学生向けの絵画展などの開催も計画している。
 同課は「伊藤公の生涯や業績を学ぶいい契機。一過性のものにせず、可能ならば続けていきたい」としている。(網本健二郎)



長崎
【動画】「長崎活性化のお役に」NHK会長ら講演 龍馬伝推進協第2回総会
【動画】「長崎活性化のお役に」NHK会長ら講演 龍馬伝推進協第2回総会
 大河ドラマ「龍馬伝」県推進協議会(会長・金子知事)は二十二日、長崎市内のホテルで第二回総会を開き、福地茂雄NHK会長や長年、NHK大河ドラマの建築考証に携わってきた平井聖昭和女子大前学長が講演した。
 二〇一〇年放送予定の龍馬伝は、長崎などを舞台に、幕末の志士・坂本龍馬の生涯を描く。主役の龍馬役は長崎市出身の歌手で俳優、福山雅治さんが務める。
 長崎大経済学部卒と長崎とは縁が深い福地会長は「長崎の部分の撮影に入るのは来年春ごろ。放送では、長崎は来年六月ぐらいからメーンの舞台になる」と見通しを紹介。「長崎は坂本龍馬がグラバーら異国の人たちと交流し、海外の技術や思想を学んだ重要な場所として描かれる。幕末、海外の窓口となった長崎の国際都市としての魅力も龍馬伝の中で表現していきたいと制作者は考えている」と述べ、「(ドラマを通じて)長崎の活性化のお役立ちの一部になれればと思う」と思いを語った。
 総会では誘客に向けた宣伝活動やドラマのロケ支援など新年度の事業計画を承認した。


大河ドラマ「龍馬伝」長崎県推進協議会
「ロゴタイプ」及び「キャラクター」を募集します

 長崎県では、平成22年大河ドラマ「龍馬伝」の放映を契機に、その舞台となる本県の貴重な歴史・文化・豊かな自然を全国に情報発信し、長崎県のイメージアップや観光客の誘致促進、経済の活性化を目的としたキャンペーンを展開する予定です。
そのキャンペーンで使用する「ロゴタイプ」及び「キャラクター」を募集します。

○募集要項 (詳しくは、募集要項をご覧ください)
 (1)ロゴタイプ
    ・ロゴタイプの文字は、龍馬伝 とします。
    ・縦、横の2種類を作成し、1枚の用紙に書いてください。
 (2)キャラクター   
    ・人数の制限はありませんが、坂本龍馬を必ず入れてください。
    ・幕末の長崎を感じさせる、親しみが持てるキャラクターを考えてください。
※作品は、自作で未発表のものに限ります。

○募集期間
 平成21年2月23日(月)17時まで
 ※締切当日必着

○応募方法
 ・所定の応募フォームにより提出してください。(作品は、縦横15センチの枠内にお書きください。)
 ・応募は、郵送または電子メールでお願いします。
 
○最優秀賞及び優秀賞
 (1)ロゴタイプ :最優秀賞1点:賞金10万円
            優秀賞2点:賞金 2万円
 (2)キャラクター:最優秀賞1点:賞金10万円
            優秀賞2点:賞金 2万円

○応募・お問い合わせ先
 〒850-8570 長崎市元船町14-10 橋本商会ビル8階
 長崎県観光振興推進本部内「大河ドラマ「龍馬伝」長崎県推進協議会事務局」
 TEL.095(895)2646 FAX.095(826)5767
 メールアドレス:ryomaden@pref.nagasaki.lg.jp
 ホームページ :http://www.nagasaki-tabinet.com/public/

 公募とは、面白そうですね。ひこにゃんみたいな傑作が出てきたら嬉しいですねぇ……。

県推進協:「龍馬伝」で高知県と連携、横浜で観光物産展--構想を披露 /長崎
県推進協:「龍馬伝」で高知県と連携、横浜で観光物産展--構想を披露 /長崎
 10年放送のNHK大河ドラマ「龍馬伝」を契機に県の振興策を検討する県推進協議会は22日、長崎市内で第2回総会を開いた。会長の金子原二郎知事は、坂本龍馬の出身地・高知県と連携した観光物産展を横浜市で開催する構想を披露。幕末の練習艦「観光丸」(復元船)も活用するアイデアも打ち出した。
 協議会事務局の県観光振興推進本部によると、今年5月末に横浜市で開かれる旅の総合見本市「旅フェア」で、高知県と連携した観光物産展の開催を同県に打診中。横浜開港150周年記念イベント(4~9月)中も、横浜市内で同様の取り組みができないか同県に呼びかけるという。
 「観光丸」は長崎海軍伝習所で使われた日本初の蒸気帆船。復元船を佐世保市のハウステンボスが所有し、横浜開港150周年記念イベントで横浜港に係留されるため、観光物産展の目玉として活用したい考え。龍馬伝の舞台の長崎、高知両県を首都圏で売り込み、観光客誘致の相乗効果を図る狙いだ。
 この日の総会には、長崎大出身の福地茂雄・NHK会長が講師で出席。福地会長も「高知とのタイアップは大事だ」と協力を約束。また「長崎は現代建築物が多く、時代劇の撮影が難しいが、ぜひ龍馬伝を成功させたい」と語った。【宮下正己】



文化
ひと:原武史さん 司馬遼太郎受賞の明治学院大教授
 昭和という時代を小説に書かなかった司馬遼太郎の名前を冠した賞を、「昭和天皇」でとった。幕末や明治を取り上げた時も、司馬が天皇を主人公にし考察の中心に据えたことはない。
 「驚きました。司馬さんと私は40年ほど時代が違いますが、昭和天皇の存在は大きすぎて、描くには時間が必要だった気がします」
 「大正天皇」で毎日出版文化賞を受賞したのが2001年。それを発展させ、昭和を描きたいと考えた。しかし先行研究がなかった大正と、膨大な書物がある昭和では様子が違う。イデオロギー対立も激しい。
 「これまでにない視点というと、宮中祭祀(さいし)と母・貞明皇太后との確執、生物学研究しかありません。いま我々が見ることのできる資料を基に、この三つに的を絞って書くと、新書1冊の分量が精いっぱいでした」
 斬新な着想を得て、戦中戦後を通じ、国民に対してではなくひたすら皇祖皇宗に祈ったという新たな昭和天皇像を切り出した。「司馬文学の国のかたちにつながる」(柳田邦男・選考委員)と評価は一様に高い。
 受賞の第一報は埼玉県熊谷市へ向かうSLの車内だった。出版社の月刊PR誌に13年連載している「鉄道ひとつばなし」は、司馬の「街道をゆく」から影響を受けたという思いもある。
 学問の世界を超えて数々の秀作を書き続ける。小説家や在野の歴史家にも学ぶ柔軟性が、その原動力だ。

【岸俊光】
 【メモ】原武史(はら・たけし)さん 共産党と西武沿線をテーマに雑誌連載中。松本清張「神々の乱心」をめぐる新著の計画もある。46歳。


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