1月30日～2月1日の幕末ニュース

　今夜の関西は急に冷え込んできました。

岩手
30周年の骨太ドラマ　北上市民劇場

　３０周年の節目を迎えた北上市民劇場（同実行委など主催）は２月１０、１１の両日、北上市さくら通りの市文化交流センターさくらホールで開かれる。上演作は「ばぐろう源太」。幕末から明治にかけての激動の時代、ばぐろう（馬商人）の源太を中心とした骨太の人間ドラマとなる。スタッフ・キャスト総勢１５０人は最後の追い込みに励んでいる。

東京
写美、新規コレクションを一般公開－購入・寄贈作品150点

　東京都写真美術館（恵比寿ガーデンプレイス、TEL [phone]、以下写美）は2月3日より、新規所蔵作品を一般公開する「新規コレクション展Vol.1『ようこそ。写真美術館へ』」を開催する。
(中略)
　展示するのは、幕末・明治時代や近代の風景などを収めた国内作品をはじめ、19世紀の旅行写真、米国のソーシャル・ドキュメンタリー写真などの海外作品、映像作品など。国内では80年代に撮影された、写真家の山内道雄さんによる作品も公開する。

福井
【嶺北】「越前赤瓦」生産地を発見
越前町平等の丘陵斜面

　越前町教育委員会は３１日、同町平等（たいら）の丘陵斜面から近世の城郭建築に用いられた大量の越前焼の赤瓦を含む窯跡を発見した、と発表した。１７世紀中ごろに生産された最初期の越前焼の赤瓦とみられ、福井城跡や金沢城跡から出土した赤瓦とも文様や焼き具合などが類似。同時代の赤瓦を焼いた窯が見つかったのは初めてで、町教委は「近世における赤瓦の生産と流通を探る上で重要な発見」としている。
　町教委によると、赤瓦は鉄分を含む上薬を塗った越前焼の赤い瓦で「越前赤瓦」と呼ばれる。風雪に対する耐久性が高く、江戸時代後期から幕末にかけて日本海沿岸地域に広く普及した。

越前赤瓦の窯跡発見
福井城で使用か
17世紀中ごろ　生活雑器と出土

　越前町教育委員会は三十一日、同町平等（たいら）の丘陵斜面から近世の城郭建築に用いられた大量の越前焼の赤瓦を含む窯跡を発見した、と発表した。十七世紀中ごろに生産された最初期の越前焼の赤瓦とみられ、福井城跡や金沢城跡から出土した赤瓦とも文様や焼き具合などが類似。同時代の赤瓦を焼いた窯が見つかったのは初めてで、町教委は「近世における赤瓦の生産と流通を探る上で重要な発見」としている。

コラム
日本の名城をめぐる　彦根・熊本が400年祭

　日本の名城が節目を迎え、相次いで記念イベントを開いている。江戸城は築城550年を記念した初の「江戸城展」を開催中だ。国宝・彦根城は３月21日から、「国宝・彦根城築城400年祭」を開く。「銀杏城」の別名を持つ熊本城も３月24日から１年以上にわたる「熊本城築城400年祭」を繰り広げる。
(中略)
　彦根は、徳川幕府の中核をなす譜代大名、彦根藩井伊家の城下町として栄えた。井伊家は幕末の大老、井伊直弼を出したことで有名。赤く塗ったよろいは「井伊の赤備え」として勇名をはせた。