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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 今日の関西は雨模様でしたが、仕事の行き帰りは雨が降ってませんでした。雨女の自分には珍しいことです(苦笑)。

宮城
特別企画展:シルクの魅力、丸森で再発見--28日まで /宮城
 絹の魅力を再発見してもらおうと、養蚕が盛んな丸森町の「蔵の郷土館 斎理(さいり)屋敷」で特別企画展「2007丸森シルクフェスタin斎理」が開かれている=写真。28日まで。
 同屋敷は、幕末から昭和初期に栄えた豪商の居宅。大広間には、丸森シルク和紙に書かれた知事の親書や各種表彰状、卒業証書のほか、色紙、短冊など和紙製品やブライダルブーケ、繭クラフト、シルク張り絵などが並ぶ。訪れた人たちはシルクの素晴らしさを再認識した様子で見入っていた。



長野
松本城の外堀復元に本腰 世界遺産へ弾み
 松本市の菅谷昭市長は二十三日、現在は一部が埋め立てられている松本城外堀の復元事業を本格的に進める意向を明らかにした。外堀は学術的価値が高く、市は復元で以前から推進している松本城の世界遺産登録に向けて弾みをつけたい考え。だが外堀の跡地には現在六十軒以上の民家や商店が建っており、立ち退き交渉は容易ではないとみられる。
(中略)
 外堀は明治維新後に、当時の士族が相互扶助のために結成した「松本斎産土地株式会社」(松本市)に払い下げられ、一九一九年-一九二八年にかけて埋め立てられた。現在もほとんどの土地を同社が所有しており、住民らが同社に地代を払っている。


三重
松阪の偉人・武四郎を学ぶ 三雲中生、文化祭で発表
 松阪市三雲中学校の二年生百五十二人が今夏から、校区内の同市小野江町出身の幕末の探検家・松浦武四郎について総合学習で学んでいる。生徒たちの自主的な学習は武四郎が調査したアイヌ民族にも及ぶなど、関心は深まるばかり。二十七日には同校の文化祭でこれまでの学習成果を発表する。


京都
<ぶんか探訪>竜馬は生涯1人も斬らず──志士眠る京都・清閑寺霊山町
 幕末の志士、坂本竜馬が亡くなって今年で140年。彼の墓碑と維新研究の拠点がある京都市清閑寺霊山(りょうざん)町を訪ねた。竜馬の人気は今も衰えておらず、その死を巡って新たな竜馬像も浮かび上がっていた。

 清閑寺霊山町は、JR京都駅前から東山回りのバスに乗り、東山安井停留所で降りるとすぐだ。しかしお昼近くになり、おなかが鳴ってきたので1つ前の停留所、清水道で降りて昼食をとることにした。この辺りは、昔ながらの街並みが保存された産寧坂や二年坂があり、京情緒を堪能できる。「どこか良い店は」と探していると、目に付いたのが「明保野(あけぼの)亭」。坂本竜馬が、土佐藩家老の息女、お田鶴(たづ)と逢瀬(おうせ)を重ねたことで知られる老舗の料亭だ。その恋は、土佐藩の下級武士の竜馬と家老の娘では身分が違いすぎて成就しなかった。

 食事を済ませ、北東へ進むと小高い山が見えてきた。東山三十六峰の中央に位置する霊山(りょうぜん)だ。竜馬の墓はこの地の京都霊山護国神社裏の高台にあった。「最近は若い人の参拝者が増えています」と巫女(みこ)さん。ここには久坂玄瑞や高杉晋作といった志士の墓碑もあるが、参拝者の多くは真っ先に竜馬の墓を目指すそうだ。

 神社の向かいの霊山歴史館に足を運んだ。開館は1970年。松下幸之助が初代館長を務めた維新研究の拠点だ。竜馬ファンの来訪も多く、11月から「坂本竜馬検定」を催すという。「竜馬と西郷」展(11月25日まで)を開いていて、書状や写真など約100点を展示している。

 竜馬は海援隊を結成。薩長同盟を成し遂げて大政奉還に道を開いた。1867年(慶応3年)11月に暗殺されたが、北辰一刀流の剣の達人だっただけに、「なぜ反撃できなかったのか」という謎が残っている。

 数え33年の生涯に思いを巡らせていると、ある史料に目がとまった。幕府傘下の見廻組(みまわりぐみ)の剣豪で、暗殺者とされる桂早之助が持っていた「竜馬を斬(き)った刀」だ。刀身に無数の傷があるが、驚いたのがその短さ。約40センチで脇差しという方がふさわしい。

 「桂は竜馬の同志が多い『十津川郷士』を名乗り、彼の正面に正座した。そして居合の形で刀を抜いたんです」。同館学芸課長で居合道教士七段という木村幸比古さんが説明する。桂は竜馬と堂々と剣を交えたのでなく、不意打ちにするため抜きやすい脇差しを持っていたというのだ。

 竜馬には剣豪のイメージがあるが「実態は違う」と木村さん。「28歳ごろから剣をやっていない。剣より日本の進路を考え、海軍塾、海援隊などそれぞれの時代を、区間賞をとる勢いで疾走した。刺客につきまとわれても悠然としていたのではないか」。竜馬は生涯1度も人を斬らず、暗殺当日も刀を床の間に置いていたという説が強い。

 歴史館を出た後、再び竜馬の墓に向かった。さっきは気に留めなかったが、墓の周りには、参拝者の思いが黒ペンで書かれた石板がたくさんあった。「あなたの夢いつか実現します」「必ず事を成します。見守ってください」――。混迷の平成の世にも竜馬のような人物が出てくるといいのに。そんなことを思いながら眼下に目をやると、京都の街が夕日に輝いていた。
(大阪・文化担当 浜部貴司)


各地
33近代化産業遺産群を了承=石炭、造船などテーマに周遊コース-経産省
 経済産業省は25日、地域活性化に向けて初めて選定する「近代化産業遺産群」の最終案をまとめた。幕末から戦前にかけて日本の近代化に貢献した産業遺産を掘り起こし、「石炭」「造船」「赤れんが」「鉄」「ワイン」「観光」など計33のテーマに沿って歴史ストーリーを構築。魅力と価値を高めるストーリーで演出される個別遺産に、全都道府県の300以上をリストアップした。地域の特色ある新たな観光の周遊コースづくりなどに役立ててもらう考えだ。



米国
幕末ペリーのイラ立ち、米公文書館で機密文書発見
 米海軍のペリー提督が1853年、幕府に開国を迫った際に記した機密文書が、米国立公文書館で発見された。

 友好国オランダの姿勢を激しく非難したり、当時の日本の階級社会を独自に分析したりするなど、ペリーの考え方を知る極めて興味深い内容で、幕末外交史を解明する上でも一級の資料として注目されそうだ。

 機密文書を見つけたのは、横浜市在住の歴史研究家、今津浩一さん(66)。

 ペリーの日本渡航の公式記録には、帰国後に別の人物が編集した「日本遠征記」と、ペリー本人が船上や寄港地から海軍長官あてに送った書簡集である「上院報告書」の2種類がある。このほかにも機密扱いの文書があることは知られていたものの、その所在は確認されていなかった。

 今回、明らかになったのは、来航の翌月にあたる1853年8月3日付のドッビン海軍長官あての書簡7枚。沖縄から香港へ向かうサスケハナ号で、ペリーが書記官に代筆させたもの。

 当時、米政府はオランダに対し、ペリーへの協力を要請していた。ところがペリーはこの書簡で、「気まぐれな(江戸)幕府の暴政に対して唯々諾々と従っている卑屈なオランダ人の態度を見ると、信用などできるはずもない」、「もし長崎へ行っていたら、オランダ人たちを顧問団の一員に加えることになっただろう。一度それを認めてしまえば、二度とオランダの影響から逃げられなくなったはずだ」などと指摘。政府の方針に反して幕府と直接交渉した理由を明らかにしている。

 さらにペリーは、「再来訪するまでに日本は多くの砲台を建造するだろうが、江戸の中心部に砲弾が届くところまで艦隊が侵入するのを阻止することはできない」と、黒船来訪が日本に脅威を与えたことを自覚した上で、圧倒的な武力差に自信を見せた文脈もあった。

 また、日本社会は「四つの階級に分かれている」と観察。第1が皇室と将軍家、第2が高級官僚を出す知識階級と僧侶、3番目が商人・密偵・兵士、最下位を労働階級、と分類した。武士は3番目までの階級に遍在すると認識していた。

 岩下哲典・明海大学教授(幕末史)の話「ペリー本人の生々しい言葉でオランダへの不信感の存在が裏付けられた。また、いわゆる士農工商でなく、実態として日本の“格差社会”を見抜いていた点も興味深い」
(2007年10月25日19時13分 読売新聞)


☆★☆★

追伸の独り言。NHK木曜時代劇の『風の果て』は録画に失敗して冒頭部を見ていないのですが、NHKのサイトを見て、息を呑みました。

佐藤浩市さん、実際より老け役に挑戦しているのですね。俳優さんの役づくの技術についてはわかりませんが、素人目には、実年齢よりも若い役は自分の経験のどこかからか役に共感できる部分を引っ張ってこられるのに対し、実年齢より老けた役は経験不足を補って重厚さをどうやって出すかという難しさがあるように思います。

録画失敗でまだ見ていませんが、佐藤浩市さんの老け役、ちょっと楽しみです。

☆★☆★

ついでに一言。『医龍2』では、『新選組!』で桑名藩主・松平定敬公を演じた高橋一生さんが癖のある若い医者の役を演じています。『新選組!』では筒井道隆さん演じる容保公と並んで、賢いけど誠実過ぎる性格が時代の変化に合わなかったと感じられる桑名公という役どころでした。今回は、結構、憎たらしい雰囲気を醸し出してました(苦笑)、さすが役者さんですね。
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