10月8日の幕末ニュース

　関西は雨のち曇りの天気でようやく気温が下がったと思いきや、まだムシムシしています……秋らしい陽気になるのはいつだろう^_^;。

新潟
市立小千谷小：創立１４０周年記念式典　児童ら、開校の歴史劇を披露　／新潟

　同校によると、維新当時、新政府に占領された小千谷には西軍（官軍）に抗して敗れた長岡藩士の孤児が多数流れ込んだという。このため、西軍と東軍の分け隔てなく子供を教育する公立校を要望する建白書を地元有志が提出したことが、同校開学の発端とされる。

福井
左内の遺徳しのぶ　墓前祭に１５０人　福井

　福井が生んだ幕末の偉人、橋本左内の墓前祭が７日、福井市左内町の左内公園で営まれ、地元住民ら約１５０人が遺徳をしのんだ。
　「橋本左内顕彰会」（会長・坂川優福井市長）が命日に合わせ毎年行っている。今年は１４９回忌にあたる。

京都
室町時代列の衣装を公開　京都・時代祭、今年新設

　京都３大祭りの一つ、時代祭（２２日）で、今年から新設される「室町時代列」の衣装が７日、京都市左京区の平安神宮で報道陣に公開された。行列の新設は１９６６年の「維新志士列」以来。

足利将軍、時代祭へいざ出陣
新設の室町列衣装公開

　京都三大祭りの一つ、時代祭（２２日）に今年から室町時代列が加わるのを前に、７日、京都市左京区の平安神宮で足利将軍や管領の細川氏の真新しい衣装や、室町期の町衆の芸能を再現した風流踊りが関係者らに披露された。時代列の新設は１９６６年の維新志士列以来で４１年ぶりとなる。

朱の装束「室町行列」が初登場…２２日の時代祭

　京都三大祭の最後を飾る時代祭（２２日）を前に、主催する平安講社は７日、今年初めて登場させる室町時代行列を、京都市左京区の平安神宮で公開した。新しい列が加わるのは１９６６年の幕末志士列以来４１年ぶりで、明治から平安までの時代が勢ぞろいする。

　「維新」「幕末」で引っかかった記事ですが、きらびやかな室町時代行列ちょっと楽しみですね。また、記事中、「洛中風俗列は、頭に赤熊（しゃぐま）をかぶったり」という記述もあり、幕末維新期に薩長土など西軍が赤熊《しゃぐま》・黒熊《こぐま》・白熊《はぐま》のかぶりものをしたルーツは室町期まで遡れそうです(これらのかぶりものは、西軍が接収した大坂城に徳川方が置いていったものを流用したというのを、どこかで読んだ記憶があるのですが……)。
　ちなみに、こんなページを見つけました。
幕末の倒幕軍の武士は、頭にそれぞれ色のついたものを目印につけていたというが、どのようなものか。その起源についても知りたい。

よく引用される「薩州は黒い毛のかぶりもの、長州は白い毛、土州は赤い毛」（「戊辰物語」）は誤りで、各藩とも定まった色ではなかった」とあり。

　え～っ、そうなんですか……orz。

鹿児島
薩摩切子の魅力さらに　ギャラリーがオープン　鹿児島市・仙巌園

　幕末の薩摩藩主島津斉彬によって生み出された鹿児島伝統のガラス製品「薩摩切子」を展示・販売するギャラリーが７日、鹿児島市吉野町の仙巌園にオープンした。
(中略)
　薩摩切子は１８５０年代、現在の仙巌園付近にあった工場で生産され、諸藩に販売し大きな利益を上げていた。