11月22日～23日の幕末ニュース

　今日は祝日ですが、本業で仕事してました。その分、月曜日にお休みをいただきます。

秋田
私の街のお寺さん／「嶺梅院」住職・三浦 昭一さん

　お寺の歴史／後醍醐天皇の側近、万里小路藤原藤房卿は、秋田市松原の山中に隠棲し、その庵が嶺梅院という名であったと伝えられています。後に藤房卿は、秋田市松原の補陀寺の第２代住職・無等良雄禅師になっています。その後、平鹿郡浅舞の龍泉寺16代本形観極の弟子で土崎の蒼龍寺８代住職桂岩極芳が、１７７９年（安永８年）、秋田藩の曹洞宗僧録所天徳寺に嶺梅院の再興を願い出て許可され、土崎港に移転し現在の寺を建立しました。
(中略)
　不動明王は、北約３百ｍに位置する金刀比羅宮の本地仏でしたが、明治維新の神仏分離によって嶺梅院に移されたもので、回船関係者の信仰を集めたとされています。この不動尊は東北36不動の第８番霊場となっています。

東京
新発見の資料も公開 - 特別展「幕末ニッポン ～ハリスと黄昏の大君の都～」

　たばこと塩の博物館では11月23日～2008年1月14日まで、幕末の世相を描いた浮世絵や古写真などを紹介する特別展「幕末ニッポン ～ハリスと黄昏の大君の都～」が開かれる。
　2008年は日本が本格的に開国に踏み出すこととなった、日米修好通商条約(1858年)からちょうど150年目に当たる。当時は、同条約の締結以降様々な文物が日本に流入し、多くの外国人が来日した。そんな中、尊王攘夷という思想の下で反幕府運動が広がる一方、西洋の進んだ文化や知識を得ようとする気運も上がり、外国への関心も高まっていたという。
　本展では、初代駐日総領事を務めたタウンゼンド・ハリスに関する資料のほか、幕末の世相を描いた浮世絵や幕末の状況を写した古写真、さらに新発見の資料である「文久日記(文久年間における桑名藩士の江戸滞在記録)」などを中心に、激動する"幕末ニッポン"の世相を紹介する。

神奈川
横浜・山下居留地遺跡　外国商館跡など発掘　幕末・明治　漂う西洋の薫り

　幕末から明治にかけての外国人居留地跡「山下居留地遺跡」（横浜市中区山下町）を発掘調査しているかながわ考古学財団は二十二日までに、三カ所の外国商館跡や、居留地を走っていた道路跡などが見つかった、と発表した。二十四日に現地見学会を開く。

土木遺産に箱根登山鉄道
88年の歴史評価　強羅駅で認定証授与式

　市内城山に本社を置く箱根登山鉄道株式会社（深谷研二社長）の鉄道全線が、(社)土木学会が認定する平成19年度推奨土木遺産に認定され11月19日、強羅駅で認定証授与式が行われた。
　推奨土木遺産は、同学会が幕末から昭和20年までの近代土木遺産を対象に社会や土木技術者へのアピールなどを目的に平成12年（２０００年）に創設された。

兵庫
勤王の出石藩士・多田弥太郎の書簡発見

　幕末期の出石藩士で、尊王攘夷派のクーデター「生野挙兵（生野の変）」に参加した勤王の志士・多田弥太郎（一八二六-六四）の書簡六通がこのほど、豊岡市竹野町の旧家で見つかった。これまで多田の書簡についての公的な報告はなく、まとまった形での発見も初めてという。