12月10日～11日の幕末ニュース

　件数はありませんが、昨日今日の幕末ニュースです。

群馬
洋画・写真の先駆者　島霞谷・隆夫妻
未公開史料を展示

　幕末から明治初頭にかけての先駆的な洋画家・写真家、島霞谷（　かこく）と、妻で日本最初の女性写真家、隆（りゅう）＝現在の桐生市出身＝の未公開を含む史料が、来年四月から六月まで高崎市の県立歴史博物館で展示される。霞谷の生誕百八十年に合わせた記念展。霞谷の習作画や隆の日記が初公開され、奇才と呼ばれる夫婦の興味深い一面が見学できそうだ。　

　隆さんは「一橋家の祐筆を経て、1855年に霞谷と結婚」……うーん、時期的には近藤勇の妻つねさんと接点はなさそうですね^_^;。

米国
ジョン万次郎の住んだ家、修復へ　米マサチューセッツ

　漂流の末、米国にわたって教育を受け、幕末から明治維新にかけて通訳、教師として活躍したジョン（中浜）万次郎（１８２７～９８）が過ごした米東部マサチューセッツ州フェアヘーブンの家が修復されることになり、８日、現地で記念のイベントがあった。

　現在の高知県土佐清水市出身の漁師だった万次郎は１８４１年、漂流してたどり着いた鳥島（東京都）から米国の捕鯨船に救出され、ウィリアム・ホイットフィールド船長とともに４３年に米国に渡り船長の家に一時身を置いた。

　当時は木造２階建てだったが、新たに下に１階部分を加えて今は３階建てになり、３階に万次郎が過ごした部屋が当時と変わらずに残る。約２０年前から無人だったが、米国の非営利団体「万次郎歴史友好協会」のダニエル・グリーン会長（５０）が買い取り、日米の歴史をしるす建物として修復することにした。

　日米の友好記念として保存してもらえるのは、嬉しいことです。