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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 昨日は『坂の上の雲』再放送の日清戦争突入の展開を見ていて歴史観が気になり、『誰も知らない世界と日本のまちがい 自由と国家と資本主義』松岡正剛を読み返してました。
 日本が日清戦争に踏み切った理由には、内閣制度ができて、大日本帝国憲法が発布され、帝国議会が招集できていたという、立憲君主制にもとづく内閣と政党による議会政治体制が確立して、これをもって「近代国家の基礎」が発動していたということがあげられます。つまりネーション・ステートとしての条件がそろってきたということです。(中略)
 ネーション・ステートは何をしていいかといえば、しつこく何度も言うようですが、戦争をしていいんです。

 このセイゴオ先生の言葉を意識し直しました。

 今日は『JIN―仁―』最終回で盛り上がろうと、いま総集編を視聴しています。
「JIN」85分SP!予想できない最終回を予告動画で-TBS
 予告動画はネタばれなし……と思います。
ついに『JIN-仁-』最終回! 今期連ドラの最高視聴率更新なるか!?
 大沢たかお主演の人気ドラマ『JIN-仁-』(TBS系)が今夜ついに最終回を迎える。現代の医師・仁が、維新の風が吹き荒れる江戸末期にタイムスリップし、医学の“時計の針”を進めてしまう葛藤に悩みながらも、目の前で苦しむ人を助けるために奮闘する姿が人気を博し、今期ドラマで最高となる22.3%(ビデオリサーチ調べ)を記録しており、最終回ではさらに同記録を更新するかに高い期待が寄せられている。
 同作は、漫画誌『スーパージャンプ』(集英社)連載中の漫画家・村上もとか氏の同名タイトルをドラマ化。大沢演じる主人公・南方仁がひょんなことから江戸時代にタイムスリップしてしまい、さまざまな歴史上の人物との交流を交えながら、歴史とかかわりを持っていくうちに、現在に残した恋人・未来(中谷美紀)の運命に変化が訪れるという物語。
 10月11日放送の初回視聴率は16.5%、その後も視聴率は落ちることなく、11月8日の第5話では、20.3%と今期連続ドラマとしては初の20%越えを達成。さらに同月29日の8話では、22.3%という最高視聴率を獲得している。
 同ドラマの魅力は、何といっても主人公・仁が、少ない医療器具のなかで、知恵を絞り病気の人を助けようと奮闘する姿と、なぜ江戸時代にタイムスリップしてしまったかという謎解きだ。主演の大沢の姿に、テレビの前で毎回涙する視聴者も多いはず。
 さらに共演者の魅力も、同ドラマの人気の要因。仁の心の支えとなる旗本の娘・咲を演じる綾瀬はるか、明治維新の立役者で仁が作ったペニシリンで世界に打って出ようと思案する坂本龍馬役に内野聖陽、仁の恋人・未来と江戸の花魁・野風の2役を演じる中谷美紀などが脇を固める。そのほかにも武田鉄矢、小日向文世などベテラン陣も交差し、主人公尾・仁を軸に、さまざまな人間模様が展開され、各々の迫真の演技力で物語をさらに重厚なものとしている。
 最終回では、タイムスリップしてしまった時の記憶が、仁の頭の中で鮮明に蘇っていく。そんな中、佐分利(桐谷健太)が仁の下を訪れ、自分が乳がんについて調べたという資料を渡す。さらに佐分利は、野風(中谷美紀)の再診を強く求め、再び吉原にて野風の診察をすることに。だが、野風の身請け話の行方が、恋人・未来(中谷)の存在に関わると考える仁は、明らかに乳がんの兆候が見える野風に対し、「悪性かどうかわからないので判断できない」と手術に対して難色を示す。一方、咲(綾瀬)の縁談話も着々と進み、ついに結納の日を迎える……。
 さまざまな人間模様が複雑に絡み合う展開を、最終回でどのように1つに繋げるのか? はたまた、“余韻”を残し更なる展開へとつなげていくのか? 見事復活を遂げた“ドラマのTBS”の手腕に期待したいところだ。

 最終回もハラハラドキドキ・涙ほろりとさせて欲しいなぁ……そして、謎のタイムスリップの結末も、それなりに余韻のある締め方でありますよう。

☆★☆★

 前置きが長くなりました。以下、本日の幕末ニュース。

茨城
オランダの正月料理再現 古河市・晃陽学園 茨城
 江戸時代に長崎の出島などで開かれていたオランダの正月料理会を蘭学者が模倣したとされる当時の料理を再現した展示会が19日、古河市東の看護栄養専門学校「晃陽学園」で開かれ、訪れた人たちは興味深そうに見入っていた。
 調理師学科の卒業作品展と地域の商店街が連携する「雪華の大祭」と題した初の共同イベントの一環。幕末の古河藩家老で、蘭学者でもあった鷹見泉石が残した日記などを参考に、調理師学科長の中村裕子さんが中心となり再現した。
 洋ナシの赤ワイン煮や婚礼菓子のフルーツケーキ、当時は“ご禁制”だった牛肉の代用として鶏肉を使った衣揚げ(カツレツ)や肉の玉(ハンバーク)など12品目が並ぶ。
 イベントは20日まで開催される。




広島
ふるさとの逸品:福山琴(広島県) 会津桐に職人の装飾芸
 城下町・福山は、江戸時代から芸事が盛んで、幕末から明治にかけて優れた琴の演奏家を輩出した。それに合わせて琴作りも盛んになった。一大産地となったのは明治初期だ。それまでは商家などの富裕層が中心だったが、産業の発達とともに次第に琴人口が増えていった。値ごろの琴が増えたためだ。現在では高級琴の代表的ブランドになっている。普及品も含め全国の琴生産の約7割のシェアを占めている。
 琴は、木目が複雑なほど音色がよいとされる。その材料は国内外産の桐(きり)で、国内では主に福島県会津地方の会津桐が使われる。
 原木は1~3年かけて乾燥させ、木の狂いやそりを取り除く。その後は仕上げまで職人の手作業で行われる。
 粗削りのあと、内部にノミを使って細かな彫刻を施す。裏板を取り付けて本体の加工が出来上がると、コテで琴の表面を焼く。それを磨くと独特の光沢が出てくる。
 飾り付けは複雑で、寄せ木や象眼などの伝統的装飾技法で、精巧な細工を施す。65年ごろには琴職人は約300人いたが、現在は約35人で伝統を守っている。
 福山邦楽器製造業協同組合(福山市)の小川賢三理事長(76)は「琴は楽器であるとともに、竜をかたどって作られていることから、家や娘の守り神のように扱われてきた」という。
 琴は床の間に置かれ、娘を守ってほしいという親心が込められてきた。
 福山琴は全国に流通しており、特に金沢や岡山、名古屋といった城下町からの注文が多い。
 価格は練習用・教材用で6万5000円から。問い合わせは同組合(電話084・924・1150)。全国の和楽器店でも注文できるという。【遠藤和行】



コラム
【次代への名言】経営者列伝編(6)
■「人間は一生のうち、必ず一度は千載一遇の好機に遭遇するものである」(岩崎弥太郎)

 乱世の雄・岩崎弥太郎は幕末・維新期という「千載一遇の好機」に遭遇した。と同時に、多くの困難にも直面した。最初の試練は、「人を使うこと」だった。
 最下級の武士出身。独立独歩の性格と大言から、敵も多かった。最初の社員は故郷・土佐出身者が主流だった。ために海運会社を興した弥太郎が「国内を制し、海外勢を駆逐するのだ」と檄(げき)を飛ばしても、“過去”を知るゆえに面従腹背の社員が少なくなかった。
 現状打破のため、弥太郎は外部から若く、優秀な人材を次々と迎え入れ、トップダウンを徹底させた。「当商会は会社の体を成すと雖(いえど)も、其(そ)の実全く一家業にして(中略)故に会社に関する一切の事、社長の特裁を仰ぐ」。当時の社則である。すべて世界と闘うためだった。
 こうして弥太郎はまず国内競争に打ち勝ち、次いで米国、英国のライバル社を退ける。この間、熾烈(しれつ)な運賃の値下げ合戦を完遂するため、自分の給料を半減したこともある。「岩崎君は困難が増加するに従ひ、その精力はますます活動した。これが多くの難局を乗り切った所以(ゆえん)で、岩崎君の岩崎君たるところだ」。盟友、大隈重信の弥太郎評である。(文化部編集委員 関厚夫)


ブックレビュー
出版界に「龍馬」特需 100冊超す関連本、雑誌も創刊
 来年1月から始まるNHK大河ドラマ「龍馬伝」の放映に合わせ、主人公の坂本龍馬に関する本の刊行ラッシュが続いている。9月以降100冊を超える「龍馬本」が出版され、龍馬をテーマにした雑誌も創刊される。出版不況のなか、龍馬は救世主となるのか。放映を前に“特需”への期待は早くも過熱気味だ。(磨井慎吾)
紀伊国屋書店のインターネットショップ「BookWeb」によると、今年9月から12月に出版された「龍馬」をタイトルに含む本は100冊を超える。
 大河ドラマをノベライズ(小説化)する『龍馬伝』(NHK出版)や、アメリカ人学者による龍馬研究の古典的名著の復刊『新装版 坂本龍馬と明治維新』(時事通信社)、龍馬の誕生から暗殺までの一日一日を追った2万1千円の大冊『完本 坂本龍馬日記』(新人物往来社)など、ラインアップは幅広い。
 主婦の友社(東京都千代田区)は龍馬をテーマにした1年限定の季刊雑誌「RYOMA」を来年1月に創刊する。主なターゲットは大河ドラマをきっかけに歴史に興味を持ち始めた若い女性層だ。同姓同名の編集長、坂本龍馬さん(37)は「雑誌というスタイルなので、歴史本という枠にとらわれないさまざまな切り口での展開を目指したい」と話す。

 龍馬関連本を集めたコーナーを設ける書店も多い。渋谷区の紀伊国屋書店新宿南店では、今月初めからブックフェア「龍馬とゆく」を開催している。同店によると、観光ガイド的な要素のある歴史地図などが売れ筋で、購入客は中高年層のほか、若い女性の姿も目立つという。
 龍馬の主な活動の場で、最期を迎えた京都でも期待はふくらんでいる。9月以降、『龍馬伝 京都幕末地図本』『龍馬・新選組が駆けた幕末京都めぐり地図』など4冊の“龍馬本”を出版したユニプラン(京都市)の橋本良郎社長(60)は「書店売りだけでなく、ホテルやタクシー会社などからもガイド本として大口の注文があった。放映前から京都ではみんな盛り上がっている」と手応えを語る。
 同じく京都を舞台にした平成16年の大河ドラマ「新選組!」は、日銀京都支店の推計によると、地元に約203億円の経済効果をもたらした。
 橋本社長は「新選組のときと比べても今回は商品の動きが早い。京都の活性化はもちろん、出版不況を打破する起爆剤になってほしい」と、龍馬に期待を寄せている。

 書店に関する限り、「龍馬」特需は『新選組!』の時を超えてますね。龍馬関連の新刊本が多いこと……ちょこちょこと手に取って見てはいますが、旧幕府側贔屓に買おうという気を起こさせる本は、まだありません(苦笑)。




 
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