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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 昨日はフジテレビで久しぶりに『のだめカンタービレin Europe』を視聴、今日は後編です。わずかですが新撮の場面が挿入されてますね。


東京
由緒正しき心霊スポット 「小塚原刑場跡」
 「心霊スポット巡り」と「歴史の勉強」、両方できるスポット。そんな贅沢な場所が小塚原刑場跡だ。小塚原刑場とは江戸時代に板橋刑場、鈴ヶ森刑場とともに三大刑場と言われた処刑場。明治初年に廃止されるまでにここで処刑された人は約20万人といわれる。
 心霊現象に詳しいライターは「このあたりを工事した時には1メートルも地面を掘れば人骨がたくさんでてきたらしいですね」と話す。
 処刑された死体は埋葬などもされず、土を被わせる程度だった。夏になると周囲に死臭が充満、さらには野犬やイタチが食い散らかして地獄のような光景が広がったという。1741年に死者を弔うために「首切り地蔵」が建てられる。高さは4メートル程度。奥州街道沿いにあったため、江戸に入る人たちの目に留まり、旅人はこここで必ず手を合わせたとも伝えられている。
 実際に「首切り地蔵」を見てみると笑っているようでも泣いているようでもある独特の表情が印象的だ。
 これだけの場所、もちろん奇妙なウワサは絶えない。「深夜に近くを通ったタクシーが女性を乗せたら、知らないうちに女性がいなくなっていたなど話しをあげていけばきりがありません」(前出のライター)。
 心霊スポットとしても行く価値があるが、ここは歴史マニアにとっても重要なスポットだ。松下村塾で多くの幕末志士を育てた吉田松陰など歴史に名を残した人物もここで処刑されている。さらに1771年にターヘル・アナトミアを手に入れた蘭学者の杉田玄白らが、刑死者の解剖に立ち会った場所でもある。
 「歴史には多くの血が刻まれている」ということを学ぶこともできる場所なので、しっかり歴史の勉強をしてから行けば、より心霊スポットとしての恐怖も倍増するはずだ。

アクセス JR南千住駅から徒歩2分。 


山口
吉田松陰先生150年祭 
維新劇 創作ミュージカル「SHOWIN若き志士たち」

 吉田松陰の没後150年を記念した維新劇・創作ミュージカル「SHOWIN~若き志士たち」の山口公演が、23日(水・祝)午後2時から山口市民会館大ホールで開かれる。山口市・萩市などの主催、サンデー山口など後援。
 このミュージカルは、吉田松陰の生涯を描いたもので、スタジオ・レイ代表のREI・KOさんが脚本・演出・振付をすべて担当。一般公募で集まった5歳から60歳代までの出演者・スタッフ総勢100人が、1年半前から練習を重ねてきた。ロック・ラップ・歌舞伎調の音楽に合わせ、さまざまなジャンルのダンスを披露。ミュージカルの中には「学は人たる所以を学ぶなり」(人たるものいかに生きるべきかを学ぶこと)や、旅の大切な意義を述べた「心はもと活きたり」など、松陰がのこした数多くのメッセージも含まれている。「ミュージカルが、松陰先生を知ってもらう入り口になれば」とREI・KOさん。
 チケットは、前売り一般2千円、高校生以下千円(当日券は各500円増)で、山口市民会館や山口情報芸術センターなどで販売中。問い合わせは実行委員会事務局代理のスタジオ・レイ(TEL083-923-1816)へ。なお、来年2月11日には東京世田谷公演も行われる。


ブックレビュー
敗者の裾野から真実へ 『不可解』集め 新たな忠臣蔵 葉室麟さん(作家)
 若手が次々に登場する歴史小説の世界に五十代でデビューし、実力派として注目されるのが、作家の葉室麟(はむろりん)さん(58)だ。今年は作品が二期連続で直木賞候補となり、十一月に出した新刊『花や散るらん』では新たな視点で忠臣蔵を描くなど、勢いに乗る。福岡県久留米市に住む葉室さんに福岡市のホテルで会った。
「ずっと九州に住んでいますが、地方の在住者が東京へ行くのは昔から大変。しかも赤穂浪士は今なら倒産企業の社員。それが大挙して敵討ちに行くわけですから、金銭的にも結構な負担です。大がかりなサポート組織がなければ、実現できないはず」
 そんな発想から出発したと、葉室さんはエネルギッシュに話を始めた。おなじみの物語の背景に、五代将軍・徳川綱吉の母、桂昌院の叙位をめぐる幕府と朝廷の対立を複雑にからめた。デビュー当時から温めていた題材だけに陰謀あり、活劇ありと、最後までテンポよく展開していく。吉良上野介の最期も印象的だ。
「忠臣蔵は登場人物のほぼ全員が死ぬ、死の美学に貫かれたドラマ。日本人の死生観に通じるものがあるから、みんな引きつけられる。でも浅野内匠頭は、なぜあんな小刀で、あの場所で斬りつけたのかなど、ほかにも不可解な点が多い。歴史の中には物語が潜んでいる。だから既成概念を覆す条件や状況証拠を集め、その物語をいかに導き出すか-。それがこの分野の面白さでしょうね」
 北九州市出身。大学卒業後は福岡県の地方新聞社に入り、県内の支局や社会部の記者として活躍し「文化部以外は全部経験した」。だが経営悪化で廃刊となり、四十一歳で地元のラジオ局へ転職。取材から離れる日々が続き、少しずつ創作活動を始めた。書くことへの強い思いが、自身を動かしたのだという。
「社の事情で仕事を途中で取り上げられ、自分はやるべきことをしていない、との気持ちが残った。五十歳をすぎて、このままでいいのか、自分が納得できる仕事をしたいと、強く思いました。記者の最後のころは人員不足で、とにかく原稿はたくさん書きました。でもそれは会社存続のためであって、自分のためではなかったですから」
 二〇〇四年、陶芸家・尾形乾山(けんざん)の生涯を記した『乾山晩愁』でデビュー。〇七年には老武士の友情を描いた『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞し、その後は直木賞候補となった『いのちなりけり』『秋月記』などを発表し、人気作家の地位を得た。
「司馬遼太郎さんをはじめ、もともと歴史小説は好きだったしね。確かにスタートは遅かったけど、新聞記者としての経験もありますし、それは作家としての強みだと思ってます」
 取り上げてきたのは、『秋月記』の権力抗争に巻き込まれる小藩の家老、『風の王国』に登場する戦国時代の宣教師やキリシタン、暗殺された鎌倉幕府三代将軍の源実朝など、歴史上の弱者や敗者たちだ。
「歴史というのは勝者の記録であり、その時々の政権を支えるためのもの。だとしたら本当の歴史は弱者や敗者の中にあるのでは。ただ、それらは資料的に伝わらないし、調査にも限界があります。現実の事件だって、いくら事実を調べて列挙しても、真実に近づけないことはある。何百年も前のことであれば、なおさらです。要するにフィクションでしか近づけない『歴史の真実』があると思う。それを見つける、というのも書く理由でしょうね」
 また、地方の視点で歴史を描く姿勢も、多くの作品に共通している。
「地方に長く住んでいると、中央の歴史観では分からない『歴史の断層面』が見えてくる。例えば九州には大名の毛利や大友、島津らが争った独自の歴史があるのに、太閤記の世界ではほとんど描かれない。別の物語があり得た可能性や、地域的なダイナミズムを理解するには、地方からのアプローチは大事です」
 現在、週刊誌に連載中の「橘花(きっか)抄」は地元・福岡藩の茶人をめぐる物語。その次は幕末の長崎と江戸を舞台にした作品を予定するなど、創作意欲は旺盛だ。
「小説は基本的にはエンターテインメントであり、それがないと成立しないと考えています。純文学もドストエフスキーも、いい小説は必ず楽しく読める要素がある。広いエンターテインメントの裾野(すその)があって、初めて富士山のような白い雪の頂が、その上に存在できる。つまり裾野があるからこそ、その高さに感動するのだと思います」

(嶋津栄之)


ビジネス・経済
JTBなど、ツアー企画続々 龍馬商法、経済効果234億円
 NHKの大河ドラマ「龍馬伝」が来年からスタートするのを受けて、大手旅行代理店などによるドラマの主人公、坂本龍馬に関連したツアー企画などのビジネス展開が本格化してきた。JTBや近畿日本ツーリストはゆかりの地の訪ねるツアーなどの販売。阪急阪神ホールディングス(HD)は、龍馬生誕の地である高知県とタイアップしたキャンペーンを来年1月から展開する。
 JTBは18日から「熱き志士の足跡をたどる維新伝心の旅」と題したツアーの販売を開始した。
 龍馬の生誕地や活躍した場所にちなみ「高知」「京都」「長崎」の3つのツアープランを用意。
 例えば、高知のツアーでは、大河ドラマに合わせて高知県が開催する「土佐・龍馬であい博」の入場券などが付いたフリープラン(1泊2日2万5800円から)のほか、観光バスなどで生誕地や桂浜の龍馬像、岩崎弥太郎の生家などめぐる添乗員付きのプラン(同3万7000円から)もある。
 近畿日本ツーリストは、日本出版販売(東京都千代田区)と協力して「坂本龍馬 幕末歴史検定対策ツアー」を企画した。
 日販が来年3月21日に全国4都市で開催する「第2回坂本龍馬 幕末歴史検定」の参加者をターゲットに、龍馬ゆかりの地を見学しながら学習してもらう。歴ドル(歴史アイドル)の美甘子(みかこ)さんが同行し、検定対策のポイントを伝授。検定主催者が監修する模擬試験も行われる。
 こちらも高知、京都、長崎の3コースがあるが、11月に販売を開始してから予想外の人気で「すでに高知のコースは募集を締め切った」(近畿日本ツーリスト)という。京都が2万4800円、長崎が5万4800円。
 一方、阪急阪神HDは、プロ野球阪神タイガースが毎年、高知県安芸市でキャンプを実施しているなど高知とのかかわりが深く、県と共同で今回のキャンペーンを実施することになった。
 イメージキャラクターに阪神タイガースの藤川球児選手を起用。第一ホテル東京や大阪新阪急ホテルなど全国12ホテルで1月12日から実施するレストランフェアでは、カツオやウツボ、土佐はちきん地鶏なとの高知県の食材が堪能できる。また、阪神百貨店でも高知の名産品フェアを開催する。
 日銀高知支店によると、「龍馬伝」放映による経済効果は234億円と分析している。







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by 勝海舟 2010/08/26 14:23 編集
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