2月6日〜7日の幕末ニュース

　昨日今日クリップした幕末ニュースです。



福井

新種ガムシ発見…福井・中池見湿地

　「環境省の「日本の重要湿地５００」に選ばれた福井県敦賀市樫曲の中池見湿地で、福井大教育地域科学部の保科英人助教授（生物学）（３３）が、ガムシ科の昆虫の新種を見つけた」。

　自然関係の記事を拾うのは珍しいのですが……「保科助教授は発見地にちなみ、幕末に敦賀で処刑された水戸藩士・武田耕雲斎から『タケダウスゲガムシ』と命名した」という一文を見た時には、ちょっとしんみりしてしまいました。この地で処刑された天狗党の人々の数は半端じゃなかったですから。



徳島

古今雛など貴重な雛人形展示　徳島城博物館で企画展始まる

あでやか江戸の雛人形　徳島城博物館で「ひな人形の世界」

　「江戸時代から昭和初期にかけての「雛（ひな）人形」を集めた春恒例の企画展「ひな人形の世界」が７日、徳島市の徳島城博物館で始まった」。

　「幕末の名工・渡辺玉翁（ぎょくおう）が手掛けた古今雛は人形の目にガラス玉を使っているのが特色で、今回初の出品」。



岡山

笠岡で生涯学習フェスティバル

　「笠岡市内の公民館や各種グループが、日ごろの活動の成果を舞台や展示などで紹介する市生涯学習フェスティバルが五日、市民会館で開かれた」。

　「午後は、中国新聞井笠おかやま面で昨年十二月まで連載した『小説　関藤藤陰　安政の嵐』の作者、栗谷川虹さん（６８）＝笠岡市大宜＝が講演。岡山大名誉教授の広常人世さんや詩人の谷口靖彦さんらによる『笠岡の学問・文化の風土−幕末から明治−』と題したシンポジウムも開かれた」というところがキーワード「幕末」で引っかかりました。

　関藤藤陰は福山藩出身で老中阿部正広を補佐した人のようですね。幕府と水戸藩の融和に貢献した他、蝦夷地の探査行にも加わっているようです。