2月7日の幕末ニュース・追加

　ここのところ、NHK木曜時代劇『鞍馬天狗』を見た後にVegaさんのブログ『東京エゴイスト』でのご感想を楽しみにしています。というより、Vegaさんの愛にあふれるおちょくりツッコミ満載のご感想を楽しむために、ドラマを見ていると言った方がいいかも知れません(爆)。
　今日放送された『山嶽党奇談　前編』で困ったことは、怪しげな京都の商人役で石黒賢さんが出演したことです。「あっ、桂さん！桂さんだよっ！」「わては出石の金物商、広江孝助や」「またまた、桂さんでしょ～」という会話が脳内でリフレインされるわ、石黒さん演じる豪商の三島屋清左衛門が芸妓の幾松を料亭で呼び寄せる場面になると『新選組！』の場面がいろいろ思い出されて止まらなくなるわ(中でも破壊的なインパクトがあるのは幾松の「ほんまの桂はんはどれどっしゃろうなぁ？」ですが^_^;)、見ている作品が何なのか混乱を覚えます。
　しかし、京都所司代が桑名藩の若き藩主の松平定敬公でなくて、何やら老練で腹黒そうで時代劇の悪徳代官っぽい設定……まぁ、史実に立脚していると期待しない方がよろしいんですね^_^;。

神奈川
史料集：多摩・神奈川の自由民権運動たどる　１０年かけ、町田市発行　／東京

　町田市立自由民権資料館（町田市野津田町）が多摩・神奈川地域の自由民権運動をまとめ、「武相（ぶそう）自由民権史料集」を発行した。１０年がかりで地域に残る書簡や新聞記事、集会の議事録を編集し、全体では６冊計約２６００ページ。資料館は「今後の自由民権運動の研究を進めていく基礎資料ができた」と話している。
　史料集では、新撰組が活躍した幕末から、国会開設の動きが出た明治初期、国会開設後の明治中期など幕末から明治３０年代初めまでの政治運動を掲載した。自治体の枠にとらわれず、１８９３（明治２６）年まで旧神奈川県地域だった多摩地域と神奈川県全域の地域運動史をまとめた。

滋賀
大名文化伝える雛道具など紹介
彦根城博物館

　彦根城博物館（滋賀県彦根市）は８日から恒例のテーマ展「雛（ひな）と雛道具展」を開く。旧彦根藩十三代藩主井伊直弼（なおすけ）の二女弥千代（１８４６―１９２７）の雛道具を中心に江戸時代の大名文化を伝える１０点を並べる。
　大名家の雛道具は女性が結婚するときに持参する香道具やたばこ盆など、婚礼調度品を精巧に模して作られたという。
　弥千代の雛道具（同博物館所蔵）は１８５８（安政５）年、高松藩世子松平頼聡（よりとし）に輿入（こしい）れした際に調えられた。だいだい色の紙製装束を身にまとった一対の立雛は幕末期の作で、丸顔に引目鉤鼻（ひきめかぎはな）の頭が特徴。当時の諸大名家に好まれた形という。

【滋賀】直弼の二女弥千代の雛道具　彦根城博物館で展示

　幕末に大老を務めた１３代彦根藩主・井伊直弼の二女弥千代（１８４６－１９２７）が、婚礼の調度品として持参した雛（ひな）道具などが並ぶテーマ展「雛と雛道具」が、８日から彦根市金亀町の彦根城博物館で開かれる。３月１１日まで。
　弥千代の雛道具は１８５８（安政５）年４月、高松藩世子の松平頼聰にこし入れした際、調えられた。２年後に桜田門外の変で直弼が暗殺されると、弥千代は同藩に迷惑がかからないようにと離縁。雛道具も井伊家に戻った。７２（明治５）年に２人は復縁したが、雛道具は井伊家に残されたという。