2月9日の幕末ニュース

　今日は地域ニュース3本です。



山形

酒田の風情、世界へ　０７年カンヌ出品映画　ロケ地に決定

　「山形県酒田市の山居倉庫が、２００７年カンヌ映画祭に出品される米映画『ＳＩＬＫ（シルク）』のロケ地に決まり、３月２１日に撮影が行われる」。

　「日本ロケは酒田市と長野県松本市で行われる。鎖国前の幕末の庄内藩へ主人公が訪れ、酒田が藩の港町、松本が同藩内の養蚕が盛んな山村という設定。山居倉庫周辺では、主人公が入国するシーンが撮影される。酒田市側には約６０人のエキストラの要請もある」……役所広司さん、中谷美紀さんの出演も楽しみです。

　庄内藩が戊辰戦争でどういう立場に立ったか、というところまでは描かれないようですが……米映画なので、当時の風俗が史実にある程度忠実であれば、よしと思いますかね(^^ゞ。



茨城

利根川の水を美味しく

　「日本では、明治以降に近代国家となってから、この水利権などの法的な仕組みが整っていきましたが、湖沼を含む河川の利用の実態から申しますと、幕末から明治初年の頃までに、河川という河川は利用され尽くしていました。そのほとんどは、農業用水でした。主に、田畑の灌漑に利用されていたのです」という説明にキーワード「幕末」が含まれていました。



山口

毛利博物館でお雛さま展　防府市有職雛中心に２００点

　「女の子の幸せを願う『桃の節句』（三月三日）に合わせて、防府市多々良の毛利博物館で、企画展『お雛（ひな）さま』が開かれている。有職（ゆうそく）雛の御殿飾りを中心に、江戸、明治期のひな人形や雛道具、実際の婚礼に用いられたお姫さまの衣装や装身具など約二百点を展示している」。

　「有職雛とは、公家の装束を忠実に模したひな人形をいう。有職雛の御殿飾り（江戸時代）は、幕末の藩主毛利敬親の夫人都美姫が所有。紫宸殿（ししんでん）をかたどった御殿に、夫婦びな、官女、公家、太刀持ちなど計三十体からなる豪華なひな人形」……毛利家の朝廷との交流の深さを伺わせますね。