3月22日の幕末ニュース

　ばたばたとしている今日ですが、今日の幕末ニュースです。



神奈川

文化審答申：「称名寺聖教」「宋版南史」国重文に−−県立金沢文庫が保管　／神奈川

　「国の文化審議会で、県内から新たに４件が国の重要文化財に選定され、文部科学相に答申された。選定されたのは、県立金沢文庫（横浜市金沢区）が保管する１万３０００点を超える仏教経典『称名寺聖教（しょうみょうじしょうぎょう）』と現存する最古の中国・南宋時代の木版印刷歴史書『宋版南史（そうはんなんし）』のほか、横浜美術館などの幕末の銀板写真２点」……幕末の銀板写真2点が幕末関係です。

　「銀板写真は、幕末に来航したペリー配下の写真師が、１８５４年に箱館（現函館）でペリーと交渉にあたった２人の松前藩士を撮影した２枚。横浜市と同市内の個人が所有し、横浜美術館と函館市写真歴史館がそれぞれ保管する。幕末開港交渉という歴史上重要な事実を示す遺品として貴重とされた」。



京都

奉納相撲復活　室町の趣

伏見、御香宮神社・秋祭り　百数十年ぶり

　「京都市伏見区の御香宮神社は今秋の神幸祭に合わせ、京都府相撲連盟と協力して小学生相撲大会を初めて開く。同社では室町時代から江戸時代にかけて奉納相撲が開かれた記録があり、百数十年ぶりの復活となる」。

　「奉納相撲は、伏見宮貞成（さだふさ）親王（１３７２−１４５６年）が毎年９月１日に境内で相撲が行われた模様を「京近郊から多数集まり深夜まで行われた」などと日記「看門御記」に記しており、江戸中期に同社が伏見奉行所へ警備を要請した古文書も残る。幕末から明治初期に途絶えたとみられる」……というところが幕末関係。どうやら、御香宮神社も舞台となった鳥羽伏見の戦いとは関係ない話のようで^_^;。



宮崎

優秀観光づくり賞：金賞に日南市　飫肥城も日本１００名城に　／宮崎

　「日南市の観光面での受賞が相次いでいる。社団法人・日本観光協会主催の第１３回優秀観光づくり賞では、金賞（最優秀賞）の総務大臣賞に決まった。さらに日本城郭協会（会長、斎藤諦淳・武蔵野大学長）が財団法人４０周年を記念して選定した日本１００名城に県内からは唯一、飫肥城が選ばれた」。

　「一方、１００名城には江戸城、姫路城、大阪城、名古屋城などのほか、九州では福岡城、熊本城、岡城、吉野ケ里などが選ばれた。飫肥城は戦国時代に島津氏が支配し、油津港などからの日明貿易の拠点とした。その後、島津、伊東両氏による争奪戦があり、豊臣秀吉に支援された伊東氏が奪回。幕末まで飫肥藩の主城として栄えた」……最後の文がキーワード「幕末」に引っかかってきました。



沖縄

琉球国王尚家資料など2件が国宝に ── 沖縄から初

　メインの「3/17、文化審議会は、沖縄県の琉球国王尚家関係資料と、福岡県前原市の平原方形周溝墓出土品について、国宝に指定するよう小坂文科相に答申した。沖縄県からの指定は、現行の文化財保護法下で初めて」は、幕末に関係がないのですが^_^;。

　サブの「また、幕末・明治前期の技術者、田中久重が1851(嘉永4)年に製作した和時計の最高傑作「万年自鳴鐘(まんねんじめいしょう)」など美術工芸品47件の重文指定も、あわせて答申した」が幕末関係……既出ですが(^^ゞ。