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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 4月も半ばを折り返すというのに、この寒さ。クリーニングから上がってきたダウンジャケットを着込む羽目になりました(汗)。
 明日もまた寒いそうで……関東の一部では雪の予報。

北海道
五島軒130周年 フルコース試食会に200人
 函館市内の老舗フランス料理店、五島軒(若山直社長)は12日夜、創業130周年を記念して新たに創作したフランス料理を味わう試食会「五島軒21世紀のフルコース」を同市末広町の本店で開き、市民ら約200人が道産食材などを使ったコース料理を堪能した。
 五島軒は1879(明治12)年4月12日に創業。昨年から130周年の節目に合わせて開業時のロシア料理を再現した晩さん会や、カレーフェアーなど記念イベントを開催してきた。今回はフィナーレイベントとして地元住民らに新作メニューをお披露目した。
 この日は昨年夏に第12代本店総料理長に就任した佐々木政則さん(56)が道内産とフランス産の食材を融合した創作料理を披露。佐々木さんがスライドを使って食材や調理法などを解説し、「蝦夷鮑(えぞあわび)と北寄貝のポワレ」や、タラやイカ、帆立などが入った「ブイヤベース函館風」など計8品を提供した。 会場にはピアノの生演奏が流れ、参加者は円卓を囲みながら次々と運ばれるメニューを満喫した様子。各テーブルを回る佐々木さんに味付けや素材などを尋ねる姿もあり、「また機会があれば来たい」などの声も上がっていた。

 五島軒の初代料理長が箱館戦争経験者(リンク先は五島軒五稜郭タワー店)ということで、ご紹介。

福島
若松で懐かしい町並みの写真展
 明治や大正のころの会津若松市の懐かしい町並みや建物の写真を集めた企画展「ひと昔まえの会津若松」が、5月7日まで同市の東邦銀行会津支店ロビーで開かれている。
 会津歴史研究会が企画した。
 市内の昔の写真と、現代の同じ場所を同じアングルで撮った写真を比較しているのが特徴で、合わせて約50点を展示している。
 例えば、明治初期の鶴ケ城天守閣の写真には戊辰戦争の痛々しい弾痕が残る。
 昭和初期の阿弥陀寺の写真には大仏が写っている。



東京
ダイヤモンドダイニング、土佐十景シリーズ7弾『幕末個室居酒屋 龍馬の空』4月16日、新宿西口にオープン!
 2008年から2年がかりで7業態7店舗まで作り上げた 土佐十の味、十の風景を十の物語になぞらえ発信する“土佐十景シリーズ”を展開するダイヤモンドダイニング(港区新橋 代表取締役 松村厚久氏)は、4月16日新宿に『龍馬の空』をオープンする。
 今回は186席(133.66坪)の大箱な為、随所に工夫が施されている。今までは、店名を変えエリアに合った土佐をメインとする業態を作ってきたが、『龍馬の空』は幕末にフォーカスした大規模のものとなる。
ほぼ、個室となる贅沢な造り。階段を降り店内に入るとエントランスには未来を見据えるがごとく、太平洋を望む龍馬像に出迎えられる。店内は幕末の舞台となる6つのエリアからなり 例えば、新鮮組のエリアにはボックスシートに主要メンバー(近藤勇、土方歳三、沖田総司)の名前を使い、また近江屋に模した個室など、幕末オールスターや名場面がイメージコンセプトとして反映されている。
 郷土料理も今回は土佐だけでなく幕末ゆかりの土地の食材を使い、ネーミングは出来事にちなんでいる。例えば、「幕末蒸篭蒸し」(1人前:1,380円~、注文は2人前より)は新撰組にちなみ“新鮮魚介”、薩摩藩は“薩摩芋と黒豚”などのラインナップで、宴会の際も注文可能だ。刺身は龍馬が乗り込んだ「いろは丸」に盛り込んであったり(刺身3点盛り:1,380円)新しい政治の方針となる「船中五策」(刺身5点盛り:1,980円)など出てきたときにあっと言わせ、会話が弾むように演出が施されている。「今回は、カジュアルに仕上げて、皆さんが使いやすいようにしました。」と松村氏。
 幕末ファンだけでなく、ドラマをみた新しいファン層が放送とリンクしながら食事を楽しむことができる。部屋の造りで盛り上がり、料理を頼む時に盛り上がる。ある時間になるとスタッフ達の“よさこい節”が聞こえたり、参加型エンターテインメント性の強い居酒屋のスタイルはまさしく、次世代の居酒屋の在り方である「ネオ大衆酒場」を思わせる。
 実は、4月27日に、浜松町で個別店舗数累計93店舗となる鉄板料理やスモーク料理の店舗オープンも控えている。ダイヤモンドダイニング、土佐だけではない!
(近藤 倫代)


気分は幕末 西新宿に龍馬居酒屋オープン
 NHKの大河ドラマの影響などで「龍馬ブーム」が続く中、東京・西新宿に16日、幕末個室居酒屋「龍馬の空 新宿社中」がオープンした。エントランスには、未来を見据えるがごとく、太平洋を臨む等身大の龍馬像がそびえ立つ。
 店内は土佐や、北辰一刀流を学んだ江戸、海援隊を結成した長崎、終焉(しゅうえん)の地の京都など、龍馬の人生の主要な舞台となった6つの土地をテーマに激動の時代を表現。幕末の雰囲気を体感しながら、飲むお酒はどんな味?


歴ドル・美甘子がオススメする、今行くべき“龍馬ゆかりの公園”
 大河ドラマ「龍馬伝」(NHK)の放送を機に、空前の坂本龍馬ブームが到来している。そこで、龍馬を敬愛する歴ドル・美甘子(みかこ)さんがセレクトした、龍馬にゆかりのある“いま行くべき公園”ベスト3を紹介!

【ベスト3】北浜川児童遊園(東京都品川区)

東京で龍馬像が見られるのはココだけ! 高知の桂浜に立つ銅像と、同じたたずまいの坂本龍馬像が立つ公園だ。黒船来航の際、江戸湾警護の一員として若き日の龍馬が過ごした場所として伝わり、その縁で04年に高知市より寄贈された。「ここで龍馬さんは巨大な黒船を見て、新しい時代が訪れたことを肌で感じたそうです」(美甘子)

【ベスト2】中央区立十思(じっし)公園(東京都中央区)

龍馬に影響を与えた吉田松陰最期の地。園内には辞世の碑など、松陰ゆかりの石碑が3基ならぶ。ちなみに、松陰と龍馬が出会うことはなかったが、松陰の思想を受け継ぐ志士を介して影響を受けたとされている。「史実にはありませんが、龍馬伝のように下田で松陰先生と龍馬さんは出会っていたかもしれませんね」(美甘子)

【ベスト1】旧岩崎邸庭園(東京都台東区)

龍馬の盟友・岩崎弥太郎ゆかりの地。岩崎家の繁栄を伝える豪華な庭園と、迎賓館として用いられた西洋木造建築の洋館などが見られる岩崎本邸跡だ。弥太郎の意志を継いで、息子の久彌が建てた同邸の敷地内には、当時、20棟以上の建物があったそうだが、現存するのは洋館・和館・撞球室(ビリヤード場)のみ。スイスの山小屋を模した撞球室は注目だ。「海外交易で世界を飛び回ることを志した龍馬さんの夢を継いで、弥太郎さんは海運業で財を成しました。それを受け継いだ長男の久彌さんが建てたのがこの本邸洋館です。華美な建物から弥太郎の成功をうかがい知ることができますね」(美甘子)

龍馬ゆかりの地で幕末に思いをはせるお出掛けって、なんだかロマンチック! 歴ドル・美甘子さんオススメの公園で、のんびり過ごす休日はいかが? 【詳細は東京ウォーカー4月6日発売号に掲載】

美甘子プロフィール●1984年愛媛県生まれ。テレビや雑誌など多方面で活躍するほか、「戦国武将とお姫様の残酷物語」(光文社)、「歴女 私の愛する戦国武将」(ビジネス社)などの著書もある

■北浜川児童遊園
 東京都品川区東大井2-25-22
 TEL 0357426792
■中央区立十思公園
 東京都中央区日本橋小伝馬町5-2
 TEL 0335465435
■旧岩崎邸庭園
 台東区池之端1-3-45
 0338238340


神奈川
横浜都心部各所で「ヨコハマ大道芸」-日本の伝統奇術「和妻」も
 みなとみらい21地区を含む横浜市内各所で4月17日と18日、春恒例の「ヨコハマ大道芸2010」が開催される。
 期間中は、みなとみらい21地区、伊勢佐木町1・2・3丁目、 吉田町通りを舞台に、国内外で活躍するパフォーマーがジャグリングや中国雑技、ベリーダンスやサンバ、和太鼓演奏、ストリートジャズ、パントマイムなど多彩な技を目の前で披露する。
 NPOヨコハマ大道芸、伊勢佐木町1・2丁目地区商店街、振興組合 吉田町名店街会が協働で行い、イセザキモールに14組25人、みなとみらい21地区に31組244人、象の鼻パークに5組10人が参加する(各日)。
 出演者は、イセザキモール会場が、動パフォーマンスを行う「王輝」(ジャンピングロープ)や「張&張」(アクロバット)、「Mr アパッチ」(BMXアクロバット)など。静パフォーマンスがパントマイム劇場「シルヴプレ」、「山本光洋」、「チクリーノ」ほか。
 「アート&ジャズフェスティバル」を実施する吉田町会場では、ジャズ演奏とアートの展示・即売を行う。今年は新たな企画として個展を開く機会が与えられる「吉田町アートグランプリ」も開催する。
 みなとみらい21地区では、横浜ジャックモール、美術の広場、よこはまコスモワールド、ガーデンスクエア(ランドマークプラザ1階)、日本丸メモリアルパーク、象の鼻パークなどを会場に多彩なパフォーマンスを展開。
 ガーデンスクエアには、日本古来の口伝で受け継がれてきた伝統的な奇術「和妻(わづま)」が初登場し、中国雑技藝術団が高難度の「六丁いすのアクロバット」に挑戦する。美術の広場では、初登場の雪竹太郎が演目「人間美術館」を披露。クインズサークルは「SOLSORA」の空中芸、歌う似顔絵師・桜小路富士丸とギタリスト・服部こうじによるエンターテインメント。グランモール公園円形広場では、エンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のメンバー矢部亮と若手ジャグラー「ボンバングー」のコンビによる最強ジャグリングテクニックなど。
 ヨコハマ大道芸実行委員会事務局長の新村輝昭さんは「昨年開港150周年を期に新たに整備された『象の鼻パーク』では、幕末から明治にかけて横浜の港から民間人として初めて海外に出た芸人さんたちの歴史を踏まえ、当時の芸と今、海外から日本に流入しているフレッシュな芸を対比させたスペシャルショーをご覧いただけます」と話す。
 開催時間は11時~17時(会場により異なる)。詳細は「ヨコハマ大道芸」公式WEBサイトより。
 4月24日・25日には「第36回 野毛大道芸」が開催される。


福井
カメラ探訪:ふくい春まつり 武将姫君ら500人 あっぱれな時代行列 /北陸
「ふくい春まつり」のメーンイベント「越前時代行列」が今月10日、福井市中心部で行われた。満開の桜の下、古代から幕末までの人々に扮(ふん)した総勢約500人の行列が市内を練り歩いた。約9万6000人の見物客と一緒にまつりを楽しんだ。
 出発前の「出陣式」では、柴田勝家役の俳優、阿藤快さんが「越前福井の歴史を、力を、誇りをこの行列に乗せて人々の胸に届けようぞ」と高らかに宣言。お市の方役の女優、大地真央さんや、新田義貞、結城秀康など福井ゆかりの歴史上の人物が、福井城跡をスタートした。
 お市の方を先導するのは、公募で選ばれた県内の3姉妹9人。お茶々、お初、お江として彩りを添えた。行列はさくら通りからフェニックス通り、駅前電車通りを経てJR福井駅西口広場に至る約1・8キロのコースをゆっくりと進んでいく。
 この日の福井市内の最高気温は24・6度と5月下旬並みで、沿道では腕まくりをしたり、半袖姿で行列を待つ人の姿も。いよいよ白馬にまたがった阿藤さんや、きらびやかな着物姿の大地さんが現れると、「こっち向いてー」「きれい」などとあちこちから声が聞こえ、2人は笑顔で手を振って応えていた。
 ゴール後、阿藤さんは「長き道のりご苦労だった。本日の行列、誠にあっぱれじゃ」とあいさつ。大地さんは「わずかな間でございましたが、3人の娘と幸せに過ごすことができた時間でした」と締めくくった。【橘建吾】



京都
京の自転車マップ 一新
おすすめコースも紹介

 NPO法人環境市民(京都市中京区)と「自転車ライフプロジェクト」(大津市)は、2005年に製作した「京都自転車マップ」(西日本出版社)の改訂版を発行した。ボランティアが実際に自転車で走って確認した情報を更新し、おすすめコースも紹介している。
 マップは向日市、長岡京市を含む「京都市内版」と、京都府と滋賀県湖西、湖南、大阪府北東部の茨木・高槻市などが範囲の「京都郊外版」の2種類。63・5センチ×80センチで、前作よりも紙を強化した。
 マップ上には走りやすい道や交通量、駐輪場やレンタサイクル店など自転車に必要な情報を示した。同封の冊子では壬生寺、蛤(はまぐり)御門などを巡り京都霊山護国神社に至る幕末史跡巡りや琵琶湖周辺の自然を楽しむルートなど、計28コースを解説している。
 市内版1000円、郊外版1100円。市内主要書店で販売。環境市民事務局TEL075(211)3521でも受け付けている(要送料)。


京中心部ホテルラッシュ
東宝公楽跡に「町家風」来秋開業

 京都市中心部の繁華街や京都駅周辺でホテルの進出が相次いでいる。三菱地所は三条通河原町東入ルの東宝公楽会館跡地(中京区)に来秋開業するホテルの概要を15日発表した。京都駅周辺でも昨年から来年にかけて開業ラッシュとなり、観光客やビジネス客の争奪戦が激化しそうだ。
 三菱地所が開設するのは、9階建ての「ロイヤルパークホテル ザ 京都」で175室。宿泊機能に特化し、外観は町家をイメージしたデザインにする。繁華街にあり、周囲に幕末関連の史跡も多いため「ビジネスと観光の両面で集客が期待できる」(広報部)という。
 京都駅周辺では八条口(南区)に10階建ての「ホテルビスタ京都」(215室)が昨年6月に開業した。専用タクシー乗り場などを備えた観光に便利なホテルで「新幹線から降りてすぐの立地で安全。女性の利用が増えている」(サン・ビスタ東日本)と手応えを示す。
 駅北側では、下京区の塩小路通沿いに9階建ての「ドーミーインプレミアム京都駅前」(202室)が5月1日に本格オープンする。プレオープンでは天然温泉の大浴場が人気で、交通アクセスの良さも打ち出して集客を図る。
 市中心部では、下京区寺町通四条下ルに快適さを重視した低価格のカプセルホテル「ナインアワーズ京都寺町店」が昨年末にオープンしたばかりで、ホテルの種類も多様化している。
 来秋には、近畿日本鉄道が京都駅上に建設中のホテル(約370室)も開業する予定で、ホテル部屋数は一気に増える。既存ホテルも交えて利用客の選択肢が増える中、価格設定や便利な立地を生かした特徴あるサービスが顧客獲得の鍵となりそうだ。


山口
高杉晋作:144回忌、しめやかに東行忌 晋作の功績たたえる /山口
◇遺品の所有権争いも
 幕末の志士、高杉晋作(1839~67年)の144回忌に当たる14日、晋作の墓がある下関市吉田の東行庵で恒例の「東行忌」が営まれた。今年は幕末ブームに沸く一方、庵が晋作の子孫や萩市と遺品の所有権を争う複雑な状況での法要だったが、地元住民など約300人が参列。維新の英雄の変わらぬ功績をたたえた。
 晋作は長州藩内の非改革派を打倒するため1865年に挙兵。薩長同盟、倒幕への大きな流れを作ったが67年4月、同市新地町で病没した。
 東行忌では、地元の吉田緑保育園の園児による「散華の舞」や尺八演奏、吟詠などを奉納。晴天に恵まれ、つつがなく執り行われた。晋作の子孫と萩市を相手に訴訟で遺品の所有権を争う松野實應兼務住職は「今は遺品が早く戻るよう、ただそれだけ。確実に帰ってくると思う」と話していた。
 庵の隣の市立東行記念館は当初、14日オープンを予定していたが、所有権争いなどのため5月以降にずれ込む見込み。
 また、新地町の「終えんの地」でも東行忌碑前祭が行われた。剣舞チーム「ソードダンサー」の演舞や劇団はぐるま座の劇などが披露された。【取違剛】
〔下関版〕



高知
龍馬の言葉 紫舟さん書展 高知
「ぶんと屁のなるほどやってみよ」

 NHK大河ドラマ「龍馬伝」の題字を手がけた書家、紫舟(ししゅう)さんの県内初の個展「龍馬のことば展」が、高知市九反田の市文化プラザかるぽーとで開かれている。幕末の志士・坂本龍馬の手紙から抜粋した言葉のほか、立体オブジェや映像を駆使して表現した書き下ろし作品など計36点が展示され、訪れた人たちの目を楽しませている。5月1日まで。
 市と土佐・龍馬であい博推進協議会が主催。会場には、長さ約2メートルの土佐和紙に「日本を今一度せんたくいたし申候」と大書した作品のほか、大河ドラマの題字の原本や、武田鉄矢さん原作の漫画「お~い!竜馬」から引用した言葉の作品などを展示。
 龍馬自身の人生観がつづられた姉乙女あての手紙から引用した「ぶんと屁(へ)のなるほどやってみよ」の書と、黒い鉄の棒で文字をかたどったオブジェを組み合わせた作品では、オブジェに光を当てて文字の影を壁に投影させており、同市介良の主婦山岡京子さん(68)は「すごいの一言。型にはまらない表現方法は龍馬を連想させ、どの作品からも龍馬の思いや人柄が感じ取れる」と感激していた。
 午前9時~午後7時(5月1日は午後4時まで)。入場無料。4月25日午後1時、同3時の2回、帯屋町筋商店街アーケードで、紫舟さんによる講習会「龍馬の言葉を書こう」がある。参加費500円、各回先着50人。申し込み、問い合わせは市観光振興課(088・823・9457)。



長崎
老朽化進む聖福寺で創作劇
◇来月2日、踊りや大道芸も

 坂本龍馬ゆかりの聖福寺(長崎市玉園町)で5月2日、長崎弁で創作劇を演ずる「劇団しっぽくパラダイス」(同市)が旗揚げ10周年記念公演を開く。「聖福寺五月晴れ」と題し、境内の庭で劇のほか、約10団体が踊りや大道芸を披露するが、歴史の舞台になった寺の「いま」に焦点を当てる狙いもある。(藤田愛)
 聖福寺は1677年から続く禅寺。幕末の1867年、坂本龍馬が率いる海援隊の「いろは丸」と紀州藩の「明光丸」が瀬戸内海で衝突した際、事故の談判の場になったことでも知られる。
 本堂や門は県指定有形文化財だが、300年の時を経て老朽化が進んでいる。檀家(だんか)が約40軒と少ないため、修復費用のめどが立っていない。「今回の公演は、そうした現状に目を向けてもらうことも目的」と劇団事務局の松原一成さんは話す。
 劇の演目は聖福寺にちなんだ「異聞じゃがたらお春」、「龍馬と弥太郎」など。日本舞踊やフラメンコ、獅子舞、猿回し、チンドン屋などの団体も入れ替わり出演する。駄菓子やあめ細工の出店もある。
 松原さんは「聖福寺は、庭から街のビルが見えない異空間。多種多様な芸能と大道芸を楽しみに来て」と話している。午後1~4時、木戸銭2500円。前売りは2千円で浜屋プレイガイドで発売中。問い合わせは松原さん(090・4993・3594)へ。


【動画】亀山焼の卓袱皿を公開 史跡料亭「花月」、一式現存は貴重
 長崎市丸山町の史跡料亭花月は15日、江戸後期以降に同料亭で使用していたとみられる貴重な亀山焼の卓袱(しっぽく)皿一式を報道関係者に公開した。
 公開したのは、長崎伝統の卓袱料理に使用する食器一式。大中小の皿▽飯わん▽丼▽酒盃(しゅはい)▽燗瓶(かんびん)▽トンスイ(さじ)-など計約30点が完全な形でそろっている。
 いずれもシンプルな唐傘紋様が絵付けされ、皿などには当時花月を経営していた山口家の紋「一ツ巴(ひとつともえ)」が描かれている。箱書きには「文政11(1828)年3月購入」とある。
 「崎陽の名陶」と呼ばれ、幕末に廃絶した亀山焼の卓袱皿が一式現存しているのは大変珍しいという。現在、長崎市内の個人が所蔵し同市歴史民俗資料館(平野町)に寄託中。花月はことしに入り一式の現存を把握した。
 花月史編纂(さん)プロジェクトリーダーの加藤貴行さんは「一式の内容は現在の卓袱皿とほぼ同じ。江戸後期には現代に近い形で卓袱料理が供されていたと裏付けられた。花月に来遊した坂本龍馬もこの食器で料理を楽しんだかもしれない」と話した。
 長崎市は「長崎まちなか龍馬館(浜町)で一般公開できないか検討する」としている。


6月に「ながさき龍馬フェスタ」 リレーさるく、なりきりコンも
 幕末の志士、坂本龍馬と本県とのかかわりや、長崎の歴史と文化を発信する「ながさき龍馬フェスタ2010」(同実行委主催)が6月19、20の両日、長崎市内で開かれる。実行委が14日、発表した。
 NHK大河ドラマ「龍馬伝」が7月11日放送分から長崎が舞台になるのを前に、龍馬ブームをさらに盛り上げようと企画。
 19日は「“長崎龍馬の道”リレーさるく」。長崎市新大工町の長崎街道を出発し、大浦居留地までをリレー方式で5人のさるくガイドが案内。途中、史跡などをめぐり2~3時間かけて歩く。定員150人で、参加無料。来月1日から長崎さるくのホームページで受け付ける。
 20日は長崎市公会堂で「龍馬の歌音楽祭」と「龍馬と幕末ヒーローなりきりコンテスト」の本選。音楽祭では龍馬を思い描かせる6分以内のオリジナル歌謡曲(ジャンル・人数は問わない)を募集。コンテストは、龍馬や幕末に活躍した人たちになりきって、全国に向けて長崎のPRができる人物を発掘するのが目的。いずれも募集中で、来月25日締め切り。書類選考などで本選出場者を決める。
 応募は〒850-8799、郵便事業株式会社長崎支店私書箱78号、ながさき龍馬フェスタ2010実行委員会まで。応募要綱など問い合わせは同実行委(電095・862・1264)。


ブックレビュー
徳川宗英『徳川家が見た幕末維新』
 著者は田安徳川家十一代当主。
 田安家は一橋家、清水家とともに御三卿の一つで、将軍家存続のために八代将軍吉宗が創設したものだけに、屋敷も江戸城内に置かれていたし、将軍家にごく近い親族として遇されてきていて、将軍に世子がない場合は後継に推されやすかった。
 とにかくエピソードが豊富でおもしろい。それも知られざる逸話が多くて、文章が平易で読みやすいから下手な小説を読むより楽しく、講談本を読んでいるような趣だ。
 説得力があるのはやはり徳川家自身の伝承という信頼感だろうか。幕末以降の歴史は明治新政府がつくったものが一般に広まったものだろうけれども、ここで徳川家からの視点は一層新鮮に感じられるからおもしろい。
 それと驚かされるのは、複雑に絡み合った係累の広がりだ。
 著者自身にしても、祖父の妻は島津斉彬の孫娘だし、曾祖母は岩倉具視の娘で、「わたしのからだのなかには徳川の血だけではなく、勤王も、佐幕も、開国派も、攘夷派も、すべての血が混じり合っている」という具合で、だから、「幕末維新を現象だけでとらえると、なにがなんだかわからなくなってしまう。敵と味方が入り乱れ、主張がくるくると変わった。その混沌を、わたしの遺伝子に組み込まれたさまざまな立場から整理し、正史にはない側面や視点から論じてみた」と述べている。
 さて、まずは最後の将軍十五代徳川慶喜から。毀誉褒貶相半ばする人物だが、先の先まで読める人が将軍だったからこそ日本は幕末の激動期を乗り越えることができたとし、「維新の最大功労者」と評価している。つまり、大政奉還や王政復古によって内乱を防ぎ、列国の侵略から日本を護ったということだろう。
 また、攘夷を迫る長州についても、当時の長州は一方で井上馨、伊藤博文らをイギリスに密航させ、西洋の知識を密かに学ばせていて、「新しい開国の時代がすぐにやって来ることを確信して、下級武士に西洋文明を学ばせようとしたのだろう。攘夷はマニフェスト(宣言)であってコントラクト(公約)ではないから、状況が変われば方向転換の舵をすぐに切らなければならない。そういう複眼的なものの見方ができたからこそ、維新のリーダーになれたのだ思う」と述べている。
(文春新書)

 この本、面白そうです。


経済
「龍馬銀貨」人気、応募最多の59万通
 造幣局は15日、幕末の志士・坂本龍馬の肖像をデザインした記念銀貨(9万セット)に過去最多の59万1002通の応募があった、と発表した。近く抽選を行い、当選者には5月中旬から払込用紙を発送、入金を確認後、5月下旬から順次記念硬貨が発送される。
 地方自治法施行60周年記念硬貨はこれまでに7道府県分が発行。応募枚数では、2008年度の源氏物語絵巻をデザインした京都府の記念硬貨の55万7702通が最多だったが、これを3万3300通上回った。
 造幣局は「龍馬人気が大きい」と分析し、高知県分権広域行政課も「景気が悪い中での過去最多は、さすが龍馬さんですね」としている。


コラム
【平成志事術】マーケティングコンサルタント・西川りゅうじん
■花好きの「文化的種子」

 「日本人の国民性の著しい特色は、庶民でも生来の花好きであることだ。気晴らしに、始終、好きな植物を少し育てて、無上の喜びにしている。花を愛する国民性が、人間の文化的レベルの高さを証明するものであるとすれば、日本の庶民はわが国の同じ階層の人たちに比べると、ずっとまさってみえる」
 面はゆいばかりのこの言葉は、幕末の1860年と61年の2度にわたって日本を訪れた、英国の園芸学者、ロバート・フォーチュンが著した『江戸と北京』の一節である。日本人が読んで喜ぶことを想定して書かれたのではなく、客観的視点から述べたものだ。
 彼は透徹した目を持った学者かつ植物ハンターであり、商人であった。
 ロンドンの園芸協会に勤務後、英国東インド会社によって、植物を収集するために、アジアに派遣された。そして、欧米人として初めて、紅茶と緑茶が同じ種類の木から採れることを発見し、茶の木を清国から英国植民地のインドにもたらした。これによって、欧州市場における中国茶の独占を終焉(しゅうえん)させ、後のダージリンティーやセイロンティーの隆盛の礎を築いた。
 緑茶の葉を、中国から高温多湿の赤道直下を経て欧州まで船で運ぶ間に、うっかり発酵させてしまい、飲んでみるとおいしかったため、偶然にできたのが紅茶の始まりだという説があるが、まったくの作り話だ。
 茶の酸化酵素は熱すると活性を無くすので、摘んですぐ加熱して作る緑茶が船底で紅茶になることなど有り得ない。
 17~18世紀ごろには、欧州でも中国産の緑茶やウーロン茶(青茶)が飲まれていた。その後、18世紀末に、中国でウーロン茶を進化させて生まれた紅茶が、欧米人の食生活や気候風土に合っていたため広がったといわれる。
 彼は大英帝国の手先として、拡大する紅茶市場の利権を獲得しようと東奔西走する最中、日本を訪れたのだ。
 著書では、「サボテンやアロエなど南米産の植物に注目した。それらはまだ中国では知られていないのに、日本には来ていたのである。これは日本人の進取の気性の現れである」「純粋な英国原産のイチゴが売られているのを見て驚いた」と、日本が島国で、しかも長く鎖国を続けていたことからすれば信じがたい事実をも報告している。
 たしかに日本人は昔から花と緑が好きだった。各藩による見事な庭園が全国各地に造営されていたし、江戸中期からは下級武士や町人の間でも盆栽や観葉植物などの栽培が流行した。それに、例えば江戸でも、幕府が桜の木を植えた上野の寛永寺や王子の飛鳥山、隅田川堤、品川御殿山などで身分に関係なく老若男女が花見を楽しんでいたし、ソメイヨシノを生んだ染井村(現・東京都豊島区駒込)は世界最大の園芸センターだった。
 当時、世界中を知っていたフォーチュンが驚きと敬意をもって伝えた、幕末の日本人の民度の高さや進取の気性という種子が明治維新という苗代で花開いたのに違いない。今こそ花と緑を愛する日本人の「文化的種子」を蒔(ま)き直すべきだ。(にしかわ りゅうじん)

 当時イチゴがあったんですね。驚き。

文化芸能
真木よう子、寺田屋の入浴も「頑張る!」NHK大河「龍馬伝」“お龍”初お披露目
[eiga.com 映画ニュース] 今年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」でヒロイン・お龍を演じる真木よう子が、初めて役衣裳姿を披露した。
 4月15日、坂本龍馬役の主演・福山雅治とともにNHKで会見し、お龍のイメージカラーに合わせ紫と黒を基調にした着物姿で登場した。この日が撮影3日目で、「まだちょっと緊張しているけれど、楽しく演じさせてもらっています」とニッコリ。今後に向け「100%力を出し尽くして頑張っていきたい」と意気込んだ。
 お龍は、坂本龍馬の妻として日本中を駆けめぐる龍馬を陰で支えた幕末を代表する女性。父を早くに失った家庭の長女として育ち、気が強く心優しい性格だったとされる。龍馬とは日本人で初めて新婚旅行をした夫婦としても有名。
 龍馬を危機一髪で救ったことで広く知られる寺田屋の事件では、お龍は入浴中で裸のままだったとされる。寺田屋事件の再現に、真木は「有名な話なので是非頑張りたい」とヌードも辞さず真っ向から挑む構え。鈴木圭チーフプロデューサーは、具体的な演出は明かさなかったものの「ショッキングな寺田屋を見せられると思う」と自信をのぞかせた。
 福山は、真木とは実質初共演。真木演じるお龍を「誰もが思い描くお龍のイメージを具現化してくれている」と大絶賛。自身が独身ということもあり、「芝居の上とはいえ結婚できるのはうれしい。新婚旅行もできるし」とニンマリ。既に広末涼子、貫地谷しほりと共演し、今後は蒼井優も出演予定と美女に囲まれての撮影が続くが、好みは「もちろん全員です!」と即答し笑わせた。
 「龍馬伝」は、放送が第2部に突入し撮影も順調に進行中。福山は「第2部は悲しい別れが多いけれど、別れを経て龍馬が本当の意味で自立していく。その中でお龍との出会いは大事な要素」とアピールしていた。NHK総合テレビ毎週日曜夜8時ほかで放送中。真木は、5月30日放送予定の第22回「お龍と以蔵」で初登場する。(eiga.com×文化通信)



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