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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 『プチかげ』ワンセグ先行放送、今日の展開、面白かったです。特に最後の場面では笑いました。ビビる猫、やっぱしお前は……(以下略)。

長野
バラまつり市街地イベント
まちなかも盛り上げ

 一本木公園のバラの花が見ごろを迎えているのに合わせて、中心市街地では「なかのバラまつり市街地イベント」が6、7日の2日間、にぎやかに繰り広げられた。
(中略)
 西町本通りでは、幕末から明治にかけての政治家・山岡鉄舟が揮ごうした「五反幟」が、虫干しに合わせて中野商工会議所の屋上からつるされた。虫干しは、善光寺の御開帳の年に行われている。


静岡
フタバアオイ献上「葵使」再現 京都の市民グループ
 江戸時代に京都・上賀茂神社が徳川幕府にフタバアオイを献上していたとされる行事「葵使(あおいつかい)」にならい、同神社の「葵の森」再生を目指す京都市の市民グループのメンバーが11日、静岡市葵区の駿府公園で葵使を再現した。グループの活動に協力している市立葵小にフタバアオイの苗約150株を寄贈した。
 時代衣装に身を包んだメンバーはフタバアオイの鉢を携え、静岡浅間木遣保存会の先導で東御門から入城。公園内の家康像前で、かみしも姿の使者が高木雅宏校長に鉢を手渡した。高木校長は「子どもたちと一緒に大切に育て、葵の森に戻したい」と述べた。
 古文書などによると、葵使は1610年、上賀茂神社の境内に自生していたアオイを駿府城の家康に献上したのが始まりとされ、幕末まで続いたという。近年、環境の変化で自生数が激減したため、市民グループが2006年からアオイを増やす活動を続けている。
 葵小への苗の寄贈は昨年に続いて2回目。苗は葵小児童が育て、10月に6年生が修学旅行で京都を訪れる際、昨年から交流している京都市立上賀茂小に届けるという。


奈良
「奈良町」出土の高坏形状 春日大社祭祀土器と一致
「奈良町」出土の高坏形状 春日大社祭祀土器と一致
「奈良町」出土の高坏形状 春日大社祭祀土器と一致 
 江戸~明治期の町家が残る「奈良町」内の奈良市北室町で出土した室町時代(14世紀末~15世紀初め)の素焼きの高坏約40点が、同市埋蔵文化財調査センターの調査で、現在も春日大社(同市)で使われている祭祀用の高坏「ゴンパイ」と形状が一致していたことが11日、分かった。
(中略)
 大社などによると、幕末の文書に、奈良名物として春日大社の土器が土産物として販売されていた記録があることから、この地域で、土産物として売られていた可能性もあるという。



長崎
夢とロマン満載「龍馬伝説カレー」 幕末の西洋料理を現代風にアレンジ
 長崎市役所内のレストラン「Lu・Chef(ル・シェフ)」にオーナーシェフの坂本洋司さん(62)が幕末の志士、坂本龍馬にちなみ創作した新メニュー「龍馬伝説カレー」がお目見えした。

 30種類のスパイスとコーヒーに、生クリームとチーズを混ぜて煮込み、まろやかな味に仕上げたカレー。サフランライスを盛り、牛ヒレ肉のステーキにはデミグラスソースをかけ、ジャガイモやニンジン、ベーコンなども添えボリューム感たっぷり。価格は500円。

 長崎で活躍した龍馬にちなみ、市民や観光客に喜んでもらえるような新メニューができないかと思案。文献に基づき、龍馬らが結成した日本初の商社とされる亀山社中近くにあった西洋料理店「良林亭」のメニューを現代風にアレンジした。

 坂本さんは「新しいものが好きな龍馬は、慣れていない西洋料理に驚きながら食べたのではないかと思う。夢とロマンを持って創作しました」と笑顔で話した。


龍馬から庶民まで 幕末の写真家彦馬
 日本写真術の開祖と呼ばれる上野彦馬の足跡を訪ねて長崎へ。薩摩の御用商の家に生まれた彦馬は、1862年(文久2年)、営業写真師になった。

 しかし開業当初は「写真は寿命を縮める」などと言われ、誰も写しに来なかった。迷信を恐れなかったのは、幕末の志士たちだった。坂本龍馬の写真はとても有名だ。

 彦馬の作品(レプリカ)は、東山手地区の古写真資料館で見ることができる。路面電車を降りて、オランダ坂をのぼる。私と柴田さんの横を、地図を持った修学旅行生が元気よく追い越していく。この辺りはプロイセン領事館や礼拝堂が立ち、領事館の丘と呼ばれた居留地だ。古写真資料館は当時の洋館で、丘を吹く風が気持ちいい。

 彦馬の写真は、龍馬、高杉晋作、桂小五郎、ニコライ2世など有名人から市井の人々、眼鏡橋など地域の風景まで幅広い。私が心惹かれたのは、幕末から明治の女性たち。えくぼを見せる可愛い少女やきりっとした芸者さん。みなイキイキしている。

 彦馬の家族写真もあったが、本人の笑顔はなし。細面で目も細く、意志が強そうだ。彦馬は西南戦争に従軍し、記録写真も撮った。危険なこともあったはず。彦馬のおかげで、幕末の志士の素顔も歴史の一端も知ることができる。写真の力を実感した。(ペリー荻野 コラムニスト)

(2009年6月10日 読売新聞)



ブックレビュー
『海岸線の歴史』を書いた松本健一氏(評論家、作家、麗澤大学教授)に聞く(1)
視点によって歴史は違った様相を見せる

――海岸線の視点から書かれた歴史書はめずらしい。

 世界で初めてではないか。12年前に着想した。当時『開国・維新』において、権力の変遷や政治の変化を書いたが、開港地や人口の動き、人の住まい方、さらには文化の動向はほとんど書くことができなかった。それを海岸線の変化の視点から対象も広げてまとめた。たとえば横浜は開港することで2000人の住民から大きく変化していく。

――エピソードの引用は文学や軍事史的なものまで広範囲にわたり、トロイアにも言及していますね。

 11歳のときにトロイアの遺跡を発掘したシュリーマンの伝記を読み、シュリーマンのように生きたいと憧れた。そのときから考えると50年後の60歳になるかならないかに、やっとトロイアに行くことができた。長年不思議に思っていたことが氷解するという体験もした。

 トロイアの遺跡は現在は5キロメートル内陸に入ったところにある。そこから海までは穀倉地帯になっている。3000年かかって湾が埋まったためだ。このように海岸線は自然現象としても変わっていく。

――「砂の文明、泥の文明、石の文明」をキーワードにした著書もあります。視点が大切ということですね。

 海岸線という視点を導入すれば、日本のまた違った歴史が見えてくる。新たな視点で見れば、歴史はまた違った様相を見せる。
――例を挙げてください。

 一例を引けば源平の戦い。源氏は騎馬武者の集団、平家は商人上がりの武家集団であり、平家がどこの港を使ったかは気にされてこなかった。平清盛は都を兵庫の福原の泊に移すこともしている。それだけ、海に対する親近感があり、船も多く持つ。その平家が、なぜ壇ノ浦をはじめ、騎馬集団を相手に負けたのか。

 源氏は熊野水軍を使った。実は武蔵坊弁慶は熊野水軍の出身。弁慶が義経側につくということは熊野水軍、つまり九鬼水軍が加担したという歴史的事実の知られざる側面があったからだ。この点でも海の要素を忘れてはならない。

――司馬遼太郎の『街道をゆく』のように、この本を契機に「海岸線をゆく」の長期書下ろしもありえますか。

 ある人からも言われた。司馬さんは『街道をゆく』を25年間にわたり週刊誌に連載した。同じような長期の連載ができるのではないか、と。

 確かに日本には中国の2倍、アメリカの1・5倍の海岸線があり、多くの港を持ちそれも変遷がある。いまもいたるところに津だとか浜とか浦とかの名が付いた地名が残る。もちろんそこには、歴史や文化がある。ということは、港や海岸線にそれぞれの物語がある。日本人は多くが海を渡って渡来してきてもいる。海岸線から見た日本、さらに世界について物語はまだ書き始められたばかりだ。

 ただ、25年連載するとなると、私は100歳に近づいていく。この本の場合も文献で探索するだけでなく、実際にそこに足を運び、見聞していることが、内容の強み、厚みになっている。現場で現在の風景を見ることが大事な要素なだけに、果たして続けることができるだろうか。

(聞き手:塚田紀史 =週刊東洋経済)

まつもと・けんいち
1946年群馬県生まれ。東京大学経済学部卒業。法政大学大学院で近代日本文学を専攻。著書に『近代アジア精神史の試み』(アジア・太平洋賞)、『開国・維新』(吉田茂賞)、『評伝北一輝』(毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞)。







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