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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
国民的アイドルグループSMAPが解散しましたね。私は全然興味ないのですが、香取さんは『新選組!』の主役であり、彼と山本耕史の友情が作品の軸となったといっても過言ではない(それもミタニンの計算)ので、香取君の行く末は気に掛けています。

福島
墨櫓の礎石発見 国史跡指定を目指す 棚倉城跡
 棚倉町にある棚倉城跡の土塁から墨櫓(すみやぐら)の礎石が見つかった。町教委が10日発表した。本丸を囲むように設置されていたとされる櫓の全容を裏付ける貴重な発掘とみている。平成27年度からの発掘調査をこれで一区切りとし報告書にまとめ、町は30年度内の国史跡指定を目指す。
 町教委によると、櫓は防御拠点としての働きを持つ。墨櫓は、本丸の全周に造られた多門櫓の四隅にあった。今年3月に発見された多門櫓の礎石の延長線上に位置する南西の門で、深さ20センチ地点から30~80センチ四方の5つの礎石が見つかった。現存する当時の絵図とも合致しているという。さらに多門櫓の継続調査で礎石間の距離から構造物の横幅が約4メートルと推察できるとした。
 有識者による同城跡調査指導委員会委員長の北野博司東北芸術工科大教授は「個性的な構造と景観、城跡遺構の保存状態の良さは国指定の価値を十分に有する」とコメントした。
 棚倉城跡は江戸初期の近世に築城された全国的にも珍しい城廓(じょうかく)で、国指定となれば県内初めての事例となる。戊辰戦争で本丸御殿とともに焼失したと伝わる。
 町教委は20日午前10時半から現地説明会を開く。参加無料。問い合わせは町教委生涯学習課 電話0247(33)0111へ。

「照姫」役に松山さん決定 会津藩公行列、「八重」役は真壁さん
 会津の秋の風物詩「会津まつり」のメイン行事として9月25日に行われる「会津藩公行列」の個人役柄を決める審査会が6日、会津若松市で開かれた。「照姫」は同市出身で都内在住の会社員松山梨沙さん(28)、「山本八重」は喜多方市の栄養士真壁杏奈さん(26)に決まった。

 照姫は幕末の会津藩主・松平容保の義姉で、戊辰戦争で鶴ケ城内の女性や子どもを指揮した。山本八重は会津藩士の娘で、戊辰戦争で奮戦。大河ドラマ「八重の桜」の主人公になった。

 松山さんは「会津代表の名に恥じぬよう頑張り、観客に感動を届けたい」、真壁さんは「八重になりきって会津の伝統をしっかりと伝える」と抱負を語った。

 審査会では、書類選考を通過した各3人の面接が行われた。

長野
幕末の人物、書などで紹介 上田で「墨蹟展覧会」
 幕末に活躍した人物を中心に、その書の掛け軸や書簡などを集めた「幕末維新墨蹟(ぼくせき)展覧会」が13日から、上田市天神の市交流・文化施設「サントミューゼ」で始まる。坂本龍馬や、旧上田藩士の洋学者・赤松小三郎によるとされる書物、複製など約100点が並ぶ。市民らでつくる実行委員会が主催。12日は内覧会があった。

 坂本龍馬が新しい国家の構想を記した「船中八策」など歴史上重要な書簡も多い。赤松小三郎関連は、二院制議会政治の導入などの提言をまとめた意見書「建白七策」(複製)など10点を集めた。

 内覧会で、展示品を所有する橋本秀孝さん(63)=茨城県=が説明。橋本さんは旧熊本藩細川家の重臣の末裔(まつえい)で、幕末に関する資料を収集している。「幕末に、若い人たちが(外国の)植民地化の危機にあった日本を変えた。そのことを誇りに思って、見てほしい」と話した。21日まで。16日は休館。入場料700円。

写真説明:内覧会で展示の説明をする橋本さん

コラム
萩市長と会津若松市長は握手したことがない!? 戊辰戦争の“終戦”はまだ先?
萩市長と会津若松市長は握手したことがない!? 戊辰戦争の“終戦”はまだ先?
2016年08月13日

飯盛山にある、白虎隊自刃の地。白虎隊は弱冠16歳前後の男子で組織された会津藩の部隊であった

いまだ対立が続く? 萩市と会津若松市

 まもなく終戦記念日を迎える。「このあいだの戦争」といえば、71年前の8月15日に終わった太平洋戦争を思い浮かべるが、そうではない地域が日本にはある。福島県では、今も148年前の1868年(明治元年)9月22日に降伏した“会津戦争”を指す。

会津戦争とは、幕末の会津藩(現在の福島県)が、薩摩藩(鹿児島県)・長州藩(山口県)・土佐藩(高知県)を主力とした新政府軍と戦った戊辰戦争の局地戦だ。徳川家の一門だった会津藩主・松平容保は、新選組を配下に置く京都守護職を務め、討幕を目指す薩摩・長州と激しく争った。しかし、幕府が朝廷に政権を返上した大政奉還(1867年)を受け、会津藩は新政府に恭順の意を示したにも関わらず、賊軍とされ、郷土を踏みにじられた。

「そんな昔のこと」と思うかもしれないが、その恨みは今もなお消えていない。会津戦争から120年を前にした1987年に、長州藩の藩府だった山口県萩市から、会津藩の城下町だった会津若松市へ友好都市提携の申し入れがあったが、市民の猛反発で頓挫(とんざ)。さらに、打診に前向きだった会津若松市長は翌年の選挙で落選の憂き目にあった。2007年には、参院福島補選で応援に入った安倍晋三首相(山口県出身)が「(会津戦争で)先輩がご迷惑をかけたことをお詫びしなければならない」と謝罪したが、自民党候補が当選することはなかった。そこまで許せない理由は何なのか。
なぜ、山口県だけが恨まれるのか
ページ: 2
2016年08月13日
なぜ、山口県だけが恨まれるのか

 戊辰戦争では、鳥羽・伏見の戦い、北越戦争、五稜郭の戦いなど数々の激戦があったが、とりわけ会津戦争は凄惨を極めた。有名な“白虎隊の悲劇”だけでなく、婦女子も巻き込まれた攻城戦で、兵力の三分の一にあたる約3000人が死亡。さらに降伏後も、戦死した会津藩士の遺体の埋葬を1年間も許されず、藩士とその家族1万7000人余りが斗南(現在の青森県むつ市)に強制移住させられ、飢えと寒さで死者が続出する辛酸をなめた。

その福島県民の憎しみは、鹿児島県や高知県には向かず、なぜか山口県にだけ一身に注がれている。それは、1877年(明治10年)に薩摩の西郷隆盛が鹿児島県士族を率いて反乱した西南戦争で、元会津藩家老の佐川官兵衛を中心とする会津人部隊が活躍して鎮圧したことで“敵を取った”から。そして、会津戦争で新政府軍の指揮を執った土佐の板垣退助は、後に自由民権運動で薩長を中心とする藩閥政府に対抗したことで“同志”となったということらしい。
俳優・西田敏行もその確執について語る
ページ: 3
2016年08月13日
俳優・西田敏行もその確執について語る

 筆者は、幕末の会津藩を舞台にした2013年放送のNHK大河ドラマ「八重の桜」で、会津藩家老・西郷頼母役を演じた俳優の西田敏行さんにインタビューをしたことがある。福島県郡山市出身の西田さんは、その時に「子供のころから地元のお年寄りに“薩長憎し”の話を聞いてきました。大人たちが『このあいだの戦争はよう』というと太平洋戦争ではなく、戊辰戦争の話なんですよね。僕も山口県の人と聞くと、ちらっと意識することがあった」と話していた。また、西田さんは、1977年放送の大河ドラマ「花神」で長州の山県有朋、1990年放送の大河ドラマ「翔ぶが如く」では薩摩の西郷隆盛を演じているが、「山県を演じた時は、地元の友人からいろいろと言われましたね。でも、なぜか西郷を演じた時は、みんな許してくれたんですよ」と苦笑いしていた。
こじれた関係は修復可能か
ページ: 4
2016年08月13日
こじれた関係は修復可能か

 こじれた因縁を断ち切ることはできないのか。実はいい先例がある。同じ幕末の1860年には、彦根藩(滋賀県彦根市)の大名でもある幕府の大老・井伊直弼が、水戸藩(茨城県水戸市)浪士に殺害された桜田門外の変が起きている。水戸市と彦根市は1968年に友好都市となり、約100年ぶりに和解している。また、「忠臣蔵」としてお馴染みの赤穂浪士の討ち入り(1703年)では、兵庫県赤穂市が毎年「忠臣蔵サミット」を行っているが、敵の吉良上野介の領地だった愛知県吉良町(2011年に西尾市と合併)も1993年から招待されている。
会津戦争集結150周年で今度こそ仲直り!?
ページ: 5
2016年08月13日
会津戦争集結150周年で今度こそ仲直り!?

 再来年は、会津戦争終結から150年の節目となる。1987年の友好都市提携の打診をきっかけに、萩市と会津若松市では市民レベルの交流が本格化し、それぞれの市長も両市を訪れるなど歩み寄りが始まっている。それでも「公の場では握手はできない」と、わだかまりは消えず、130年、140年の節目でも機は熟さなかった。しかし、東日本大震災では、萩市が会津若松市に支援の手を差し伸べるなど、両者は心を通わせてきた。そろそろ長州を許してあげてもいいと考える会津の人たちは少なくないだろう。

<文/中野龍 写真/Tomo.Yun >

【中野龍】
1980年東京生まれ。日本大学文理学部史学科(日本近現代史専攻)卒。毎日新聞「キャンパる」学生記者、化学工業日報記者などを経て、フリーランス。

薩長への恨み、未だ消えず? 安倍政権が東北で「不人気」の謎
自民公明の与党圧勝で終わった参院選ですが、実は東北では野党統一候補のほとんどが勝利していたことをご存知でしょうか。なぜ、安倍政権は東北で大敗したのか? 評論家の佐高信さんの発行するメルマガ『佐高信の筆刀両断』では、幕末期の「奥羽越列藩同盟が生きているからだ」と面白い考察で先の参院選を解説。薩長出身にルーツを持つ安倍政権への恨みは未だ根深く残っていると持論を展開しています。

怨みは消えない

ほぼ毎月一回行っている「金曜日文庫」の対談の後の質問で、ハッとするようなことを言われた。

「先の参院選で、東北で野党統一候補が勝ったのは、TPP問題だけでなく、“奧羽越列藩同盟”が生きているからではないか」

確かに、TPPポイントだとすると、秋田で敗北したのが説明できなくなる。

質問した人は福島の出身だったが、三重で統一候補が勝ったのも、民進党代表の岡田克也の地元というだけでなく、
徳川親藩の桑名藩ということではないかと主張するのではないかと主張するのである。

私は「ウーム」と唸ってしまった。

現首相の安倍晋三は長州の出身であり、元首相の小泉純一郎の父親は薩摩の出だから、いまだに薩長が日本の政治を
悪くしてるんだと、堂々強調している私が気がつかないのは不覚の限りだった。

沖縄の勝利も、薩摩による虐待と差別に対する抗議と読んだほうがいいだろう。

怨みを深く沈黙させているところは、そう簡単にだまされない。新潟も、もちろん、いわゆる薩長の官軍と対決した
奧羽越列藩同盟の一員だった。

私が『西郷隆盛伝説』(光文社知恵の森文庫)に書いたように、東北では戊辰戦争の際の秋田の裏切りを許していない。

それについて、秋田県出身老医師の述懐を引こう(吉田昭治『秋田の維新史』より)

「あれは明治三十四、五年の頃、仙台の第二高等学校に居た頃のことです。舎監をしていたのが旧仙台藩士でしてね。
なかなか厳格な反面、優しいところのある爺さんで、生徒達にも人気がありました。私なども入った当座は随分可愛がられ、世話になったもんです。ところが、私が秋田出身の出と判ると、その途端態度がガラリと変わってしまいました。
それからというものは、寮であろうが、学校の中であろうが、町の中であろうが、顔を合わせる度毎に、一日一回なら
一回、三回なら三回、十回なら十回、とにかく会う度毎に凄い目でにらみつけて、破れ鐘のような声で”秋田の変心!”と
頭ごなしに怒鳴りつけるんです。私は山奥の百姓のせがれで、仙台藩士の暗殺とは全く何の関係もないのに。いやあ、あれには参ったもんでした」
「暗殺」とは、揺れる秋田藩に送った仙台藩の使節、志茂又左衛門らを、薩摩出身の奥羽鎮撫総監督府参謀、大山格之助が斬殺してしまったことを指す。

仙台藩が大山と同職の世良修蔵を暗殺して列藩同盟のリーダーとなったのと逆に、秋田藩は志茂らを斬殺して、薩長の官軍側に組み入れられた。

TPPを推進しないと言って簡単にそれを引っくり返した安倍などを、奥羽越列藩同盟に属して抵抗した人たちは絶対に信じないということだろう。およそ150年経っても怨みは消えないのである。

image by: Shutterstock

『佐高信の筆刀両断』第109号より一部抜粋

西郷、幕府軍も靖国合祀を 亀井氏らが会を立ち上げ
 亀井静香元金融担当相が来月にも西南戦争で倒れた西郷隆盛や戊辰(ぼしん)戦争で敗れて「賊軍」とされた徳川、会津など幕府軍の兵士を靖国神社に合祀(ごうし)するよう求める会を立ち上げることが6日分かった。石原慎太郎元東京都知事も参加する。共同通信のインタビューで明らかにした。

 西郷や徳川、会津両軍らの扱いを巡っては靖国神社の徳川康久宮司が共同通信のインタビューで、合祀は「無理」としながらも「幕府軍や会津軍も日本のことを考えていた。ただ、価値観が違って戦争になってしまった。向こう(明治政府軍)が錦の御旗を掲げたことで、こちら(幕府軍)が賊軍になった」と述べている。会の立ち上げはこの発言を踏まえた動き。

 会には「官軍」の中心となった薩摩、長州の鹿児島、山口両県選出の国会議員も参加する予定。国民的な運動とするため、経済界や学会にも参加を呼び掛けていく方針だ。

 亀井氏は合祀を求める理由について「日本は戊辰戦争、西南戦争という内戦を経て近代国家に生まれ変わった。敗者がいるからこそ争いが鎮まった。敗者も貢献している」と説明。すでに徳川宮司に対して数年前から直接、合祀するよう要求、今年6月末には会を立ち上げることを説明したという。(共同)
 靖国神社の「賊軍」に対する態度がひどいので参拝しない私ですが、合祀されたら行くでしょうか……いや、千鳥ヶ淵の戦没者慰霊碑に行きますわ。
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