8月2日～3日の幕末ニュース

　昨日は一件でしたが、今日はけっこうニュースがありました。

茨城
桜川市：真壁町の中心市街地保存対策、住民に結果報告－－６日　／茨城
　「重要伝統的建造物群保存地区の選定を目指し、桜川市が真壁町の中心市街地で進めてきた保存対策調査の報告書がまとまったのを受け、同市教育委員会は６日午後１時半から同町山尾の真壁福祉センターで住民らを対象に『真壁の町並み報告会』を開く」。
　「旧真壁町は真壁氏の城下町として栄えた。中心市街地は４００年前の区割りがそのまま残り、幕末から昭和初期にかけての建物が約３００棟ある。このうち門や蔵、店蔵など１０４棟が登録有形文化財に登録されている」。

神奈川
歴史博物館で特別展「日本のビール－横浜発国民飲料へ」
　「神奈川県立歴史博物館（中区南仲通5、TEL [phone]）は9月10日まで、特別展『日本のビール －横浜発国民飲料へ－』を開催している」。
　「同展は、戦前期の日本ビール産業の歩みを、当時の日本経済の動向と関連づけながら紹介するもので、明治維新後間もない横浜・山手の外国人居留地で国内生産が始まり、文明開化を象徴する文物のひとつとして人々の関心を惹きつけたビールについての明治時代からのさまざまな資料等を展示する」。

奈良
天誅組：「夢一心」を歌に　子孫らが作詩・作曲、５日に披露－－下市町下　／奈良
　「下市町下市、質店経営、綿鍋伊久男さん（５２）が明治維新の先駆けとなった天誅（てんちゅう）組の歌『夢一心』をつくった。『長い道だね　君が歩いた道』と哀愁を帯びたメロディーで、『若き勇者たち』に語りかけるような内容」。

京都
坂本龍馬の生涯伝える 電子紙芝居 東山・霊山歴史館が制作
　「幕末の志士・坂本龍馬の生涯を小中学生向けに紹介した電子紙芝居を、京都市東山区の霊山歴史館が制作した。勝海舟に師事したことや、薩長同盟を仲介するなどの功績を、『幕末博士』のナレーションと豊富な写真、イラストを交えて伝えている」。
　「今後は新撰組局長の近藤勇や西郷隆盛の電子紙芝居も制作する予定だ」。

佐賀
とぴっくす：近現代肥前陶磁銘款集を発刊－－有田　／佐賀
　「有田町の県立九州陶磁文化館は、肥前地区の窯元で用いられた銘款（めいかん）のうち、幕末から現在までのものを集めた『近現代肥前陶磁銘款集』を発刊した」。

コラム
綿密な資料集めと
　西日本新聞のコラム「春秋」より、吉村昭氏を悼むコラム。
　「『戦艦武蔵』『ふぉん・しいほるとの娘』など長崎を舞台にした作品をいくつも残して先日、７９歳で亡くなった。幕末物も多く残した吉村さんにとって、外国に開けた長崎は史実の宝庫だったのだろう」。