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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 陽が落ちて、ようやく風が入ってくるようになりました。例年に比べるとまだましな暑さとはいえ、今年はいつにも増して冷房による冷え症が著しく、クーラーをつけられない(涙)……冷え症と暑さの二重苦と闘う毎日です(苦笑)。

東京
維新の裏面史 八重洲「割烹・嶋村」
(中略)
江戸町人の心意気


 店の始まりは嘉永3年(1850年)、12代将軍の代。仕事振りが評判となり江戸城の御用を努めた。万延元年(1860年)3月3日のこと、二代目と三代目が食材を入れた御膳籠を担いで登城途中、浪士に行く手をさえぎられた。桜田門外の変だ。一行は事件の一部始終を目撃したという。

 慶喜の駿府隠棲に殉じ、板場を預かっていた3代目に暖簾を譲り、初代と2代目は駿河に移った。将軍と共に駿府に落ちるかどうか迷った御家人、旗本の多かった中で、繁盛する店を捨てて同行した江戸町人の心意気をしのばせるエピソードでもある。もう一つの維新史をみるようだ。以来、今の加藤一男氏が八代目に当たる。駿河に移った初代、2代目は慶喜の台所を預かったのだろうが、その後どうなったかは聞かない。

今生きる有り難さ


 日本橋の店は山形有朋や伊藤博文などの明治の元勲らにひいきにされ、あるいは久保田万太郎や獅子文六などの文士も良く店にあがったという。売れる前の永井荷風など「早く嶋村で昼飯が食えるようになりたい」と日記に書いているそうだ。ただ私はまだそれを読んでいない。

 荷風や文六の如き才無く、有朋や博文の富貴権門に程遠い身が、こうして同じ店でお気楽に昼飯を食せる今の世の有り難さを思う。洒落た楊枝入れを眺めつつ、そんなとりとめのないことをぼんやり考えながら昼飯を食した。

 うわ、幕末から続いているお店ですか……行ってみたいです。昼食の定食なら、手が届くかな(苦笑)。

神奈川
展覧会:画家の眼差し、レンズの眼 近代日本の写真と絵画ほか
◇画家の眼差し、レンズの眼 近代日本の写真と絵画
 23日まで、神奈川県葉山町の県立近代美術館葉山(電話046・875・2800)。幕末以降、お互いに影響し合った写真と絵画・版画など約200点を対比させるように展示して、近代日本における両メディアの成立を考察する。月曜休館。




長野
「真田10万石まつり」でコスプレ募集
 長野市松代町で10月11日に開く「松代藩真田十万石まつり」の実行委員会は、歴史ファンが自分たちで作った戦国武将や幕末の志士らの扮装で大名行列に参加できる「あこがれ隊」を初めて創設する。
 松代は幕末の偉人佐久間象山の故郷ということもあり、幕末を新たに加えた。実行委は「新選組でも戦国のお姫様でもいいので、ぜひ参加して」と呼びかけている。

 「戦国BASARA」などで真田幸村人気が高まってる昨今、よりによって真田家ゆかりの祭りでコスプレを呼びかけ……しかも「新選組でもお姫様でもOK」なんて余裕かまして大丈夫なんでしょうか(汗)。全国から何万人も集まってきたらどうするのかと考えてしまうのが杞憂に終わればいいんですが。

石川
辰巳用水取水口名称、築造当初は「鶏」いつの間にか「雉」 金沢市の調査で判明
 辰巳用水の国史跡指定に向けた金沢市の調査で、築造当初の取水口の名称が「鶏(にわとり)」だったことが4日までに判明した。現在は取水口が別の場所に移っており、歴史学者らの間では最初の取水口名は「雉(きじ)」だったことが定説化しているが、戦後に辰巳用水の研究が進む中で、「鶏」がいつの間にか「雉」になり、誤って伝わったとみられる。
 現在の辰巳用水は金沢市上辰巳町の東岩を取水口としている。1632(寛永9)年と言われる築造当初は東岩から下流約730メートルにあったとされ、その後約130メートル上流に移り、1855(安政2)年に現在の東岩取水口に移ったとされる。
 最初の取水口について、江戸後期の1834(天保5)年の「辰巳用水長巻図」には「鶏渕(にわとりぶち)」の記述が見られ、幕末の1861(文久元)年の「犀川々筋図」には同じ場所に「上鶏(かみにわとり)」と記されている。
 1916(大正5)年に辰巳用水普通水利組合が刊行した「辰巳用水沿革」でも最初の取水口が「鶏」の旧字である「●(=奚の右にフルトリ)(にわとり)」と表現されており、少なくとも戦前は「ニワトリ」だったことがうかがえる。
 市辰巳用水調査指導委員も務めた市玉川図書館近世史料館の宇佐美孝専門員によると、戦後に辰巳用水開削者の板屋兵四郎を書きつづった文献などでは、取水口は「雉」と記されており、「鶏」や「●(=奚の右にフルトリ)」の表現は見られない。しかし、市が地元上辰巳町で聞き取り調査を行ったところ、最初の取水口付近が今も「上鶏」と呼ばれていたことが分かった。
 宇佐美専門員は「戦後に研究が進められる中で『雉』と間違い、その後も疑問を持たれることがなかったために、『雉』と呼ぶことが常識になったのではないか」と分析する。本来とは違う呼び名がこれほどまでに定着するのは「珍しいケースではないか」(宇佐美専門員)としている。
 市は「国史跡指定に向けた調査を進めたことで、正しい事実が明らかになった」(文化財保護課)と受け止めており、11月1日に辰巳用水探訪会を開催するなどして、辰巳用水の歴史的価値への理解を深めてもらうことにしている。

●辰巳用水 1631(寛永8)年に金沢城を含めて城下を焼き尽くした大火を契機に、加賀藩3代前田利常が築造を命じた。かつては金沢城周辺の空堀を満たし、城内への給水、城下の防火用水などに利用された。金沢市は7月27日、国に史跡指定を申請しており、早ければ11月にも文化審議会が指定を答申するとみられている。


加賀に巨大テーマパーク「日本元気劇場」-東京ドーム9個分 /石川
 東京ドーム9個分の敷地面積を持つテーマパーク「日本元気劇場」(加賀市黒崎町TEL 0761-75-1100)が7月18日、グランドオープンした。(金沢経済新聞)

 「地域の活力再生」をコンセプトに楽しさと娯楽性を追求する同劇場は、地方発「日本のブロードウェー」を目指し、国内外に向けエンターテインメントソフトコンテンツを発信、「見る・遊ぶ・体験する・ショッピング・グルメ」を満喫できる施設として、訪れる人に「元気のエネルギー」を提供するという。
 メーンゲートとなっている「加賀砦赤門」をくぐると、昔ながらのまち並みを再現した風景が広がる。10の劇場で公演されるミュージカルやドラマ、約30種のアトラクションなど多彩なメニューを用意し、家族で一日中遊べるテーマパークとして年間200万人の入場を見込む。オープニングイベントでは、イメージキャラクターを務めるはるな愛さんが同劇場の専属劇団とともにステージを華やかに飾った。
 目玉は、ほぼ原寸大で復元された戦艦三笠のオープンセット。全長80メートル、高さ50メートルの迫力で、9月に行われるNHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」のロケ見学も予定する。
 オープニングの特別公演では、葵陽之介さんが座長を務める「劇団朱雀」に早乙女太一さんが出演(8月10日~30日まで1日3公演)。同劇場オリジナルのミュージカルドラマとして、専属劇団員「HIROZ(ヒローズ)」の幕末ミュージカル「沖田総司の青春」と忍者アクション満載の「忍者ショー明日なき戦い」、同団員「劇女」の「おんなたちと新撰組」も上演中(8月31日まで)。
 アトラクションは、専門のインストラクターから教わる「手裏剣道場」、天と地がひっくり返るパニック空間「からくり忍者屋敷」、鬼太郎が案内する「河童お化け屋敷」のほか、大型ゲームセンターの「元気プレイランド」、アスレチック施設「こども元気広場」、「足湯」、10月に完成予定の「フラワー大観覧車」など多様な施設を用意する。飲食店は、500人を収容できる大型食堂「元気食堂」、「信州十割蕎麦」、明治時代の海軍が食べた海軍カレーを提供する「海軍食堂」、いりたてコーヒーを提供する「元気カフェ」など多彩なメニューをそろえる。
 同劇場広報の作本さんは「山中・山代・片山津の加賀温泉郷への呼び水となれば。多くの人に足を運んでほしい」と期待を寄せる。
 営業時間は9時30分~22時。入園料は、大人=500円、小学生=300円、小学生未満=無料。園内1日フリーパス券は、大人=3,000円、小学生=1,500円、小学生未満=無料。アトラクションによっては別途入場料が必要。

 「幕末ミュージカル」って……(苦笑)。

大阪
未来をひらく福澤諭吉展
幕末から明治の激動の時代にあって革新的な活動を展開し、日本の近代化に大きな足跡をのこした福澤諭吉(1835~1901)は、大阪と非常に関係の深い人物です。

福澤は、中津藩(大分県)の下級武士の子として、父の任地であった大坂に生まれました。早くに父を亡くし中津で育った福澤は、のち再び大坂に出て緒方洪庵の適塾に入門しました。蘭学を学びつつ、青春を謳歌した大坂での日々は福澤が世の中を見つめるまなざしを形づくりました。安政5年(1858)には、23 歳の若さで江戸に蘭学塾(のちの慶應義塾)を開き、その後独学で英語を習得、欧米各国を訪問し、西洋文明を紹介する「西洋事情」や「学問のすゝめ」などを著しました。

本展覧会は、福澤諭吉が開いた慶應義塾の創立150年を記念して開催されるもので、福澤の多方面にわたる活動をあらためて捉えなおし、その遺品、書幅、書簡、自筆草稿、著書、およびその門下生たちが収集した美術コレクションや慶應義塾ゆかりの名品などを紹介します。また、福澤と大阪のゆかりについてもクローズアップする予定です。

美術品だけでなく多くの資料もご覧いただける本展で、いつもと違った美術館を味わってください。

※なお関連企画として、大阪・中之島の国立国際美術館B2展示場にて、展覧会「慶應義塾をめぐる芸術家たち」を、6月20日(土)~9月23日(水・祝)まで開催します。
(中略)
開催期間 2009年08月04日(火)~2009年09月06日(日)

休館日 月曜日
時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
入場料 一般1,200円(1,000円)
大学・高校生900円(700円)
中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方は無料〔要証明(原本に限る)〕

※カッコ内は、前売り・20名以上の団体料金
会場 大阪市立美術館 
大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82
会場ホームページ http://www.city.osaka.lg.jp/museum/
問い合わせ電話番号 06-6771-4874
関連ホームページ http://www.city.osaka.lg.jp/museum/page/0000036101.html



高知
であい博 高知駅に電光掲示板
 2010年1月16日開幕の「土佐・龍馬であい博」に向け、高知市のJR高知駅コンコースに4日、「カウントダウンボード」が設置され、開幕までの日数を数え始めた。高さ2メートル幅2メートルで、開幕までの残り日数を示す電光掲示板と、県内のパビリオンの場所を示す地図が取り付けられている。
 除幕式には、尾崎知事や林田周一駅長らが出席。ボードの覆いを取り除くと、「165日」とともった掲示板がお目見えした。近くの幼稚園「丑之助(うしのすけ)学園」の園児らが鍵盤ハーモニカの演奏を披露してムードを盛り上げた。尾崎知事は「県浮揚のための主要事業です。高知の名を全国的に有名にしましょう」と呼びかけた。
 ボードの隣には、約50個の風鈴がつるされた屋台が置かれ、「えかきさんになりたい」などと、園児らが願い事を書いた短冊を風鈴に取り付けると、涼しげな音を奏でていた。
 であい博は来年1月から、高知駅前のメーンパビリオンのほか、安芸、土佐清水両市と、梼原町にサテライト会場を設け、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の放映に合わせて幕末・維新のロマンを演出する。


土佐・龍馬であい博:開幕へ「あと165日」 高知駅にカウントダウンボード /高知
土佐・龍馬であい博:開幕へ「あと165日」 高知駅にカウントダウンボード /高知
「開幕まで あと165日」--。来年の観光イベント「土佐・龍馬であい博」までの日数を表示する電光掲示板「カウントダウンボード」が4日、JR高知駅の改札口前に設置された。主催する県関係者は「開幕日がいよいよ近づいてきた。ぜひ盛り上げていきたい」と話している。
 ボードは約2メートル四方。「2010年1月16日開幕ぜよ!」という吹き出しが付いた坂本龍馬など、であい博のイメージキャラクターが描かれ、開幕日までの日数と現在の時刻を表示する。
 また、メーン会場の「龍馬ろまん社中」(高知市)と、「岩崎弥太郎こころざし社中」(安芸市)▽「維新の道社中」(梼原町)▽「ジョン万次郎くろしお社中」(土佐清水市)--の3サテライト会場の場所を示す地図も描かれている。いずれも来年1月16日の開幕日にオープン予定という。
 県土佐・龍馬であい博推進課の中村智砂課長補佐は「観光客に喜んでもらう準備をしっかりしなければ」と気合の入った様子で話していた。【千脇康平】





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