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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 日中はかなり気温が上がりましたが、それでも30度には達しなかったと思います。暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものですね、来週はお彼岸の週です。ただ、明日から週末にかけては台風13号の進路が気になりますが……。

神奈川
洋画表現の日本定着をたどる 「五姓田のすべて」展
 油絵は、質感や量感のリアルな表現に優れているといわれる。それを目の当たりにした、幕末や明治初期の画家たちの驚きは、いかほどだっただろう。しかも、写真までほぼ同時にやって来ている。今展は、主に明治期、西洋表現の日本への定着に尽くしたが、高橋由一らの陰に隠れがちだった五姓田(ごせだ)派の画家たちの格闘の跡を、多くの作品・資料でたどる力作だ。
 五姓田派は、歌川国芳に学んだ初代五姓田芳柳(ほうりゅう)(1827~92)が始祖。横浜で、主に外国人相手に「横浜絵」を制作した。多く残るのは日本人を含む肖像画だが、そこでは西洋絵画の立体感や明暗を採り入れつつも、使う画材は主に絹地に水彩という手慣れたものだ。作り物っぽさも残るが、「本物そっくり」の驚きは、売り物として魅力的なものだったろう。
 これに対し、次男の五姓田義松(1855~1915)は早くも幕末に、英国の画家ワーグマンに油絵を学び始め、驚くほどの習熟を見せる。特に、その後のパリ留学中の「西洋婦人像」(1881年)などは、身体のボリュームといい質感といい、ヨーロッパ人の作と見まがうほどだ。
 初代芳柳に学んだ山本芳翠(1850~1906)もパリに学び、義松をしのぐほどの流麗な婦人像などを残している。さらに、義松の妹・渡辺幽香、初代の養子だった二世芳柳、渡辺文三郎、平木政次ら一門の作品も多く紹介。彼らが明治の洋画表現に大きな役割を果たしたことが分かる。
 一方で、会場のそこここで、どこか作り物めいたキッチュ(いかもの)な感覚を抱いてしまう。西洋婦人など、もともと西洋画の題材だった存在を描く時はしっくり収まる一方、例えば日本のおとぎ話を絵画化した芳翠の「浦島図」(1893~95年)などになると強烈な違和感を放つ。
 細部は精巧に描かれているのに、女性群像のバタ臭さや下卑た感じはどこから来るのか。初代芳柳らが油絵を「見せ物」と捕らえていた流れをくむ大衆性のゆえなのか。目の前にないものをリアルに描くほどには日本人の油絵解釈が進んでいなかったのか。
 そして、現在の我々はどんなリアルな絵画表現を持ち得ているのか、などと足元を見つめることにもなるのだ。(大西若人)
 ◇28日まで、横浜市中区の神奈川県立歴史博物館。22日休み。

 ブログ「土方歳三資料館日記」の記事にて土方歳三さんの甥っ子がこの洋画家グループの中にいたことを知りました。明治期も多摩の政治や社会や文化をリードしてきた豪農層の厚みを感じます。

岐阜
展示:江戸時代に活躍、2女性の作品--大垣市郷土館 /岐阜
展示:江戸時代に活躍、2女性の作品--大垣市郷土館 /岐阜
 江戸時代に詩人・画家として活躍した大垣市出身の2人の女性の作品を展示した「江馬細香と梁川紅蘭の書画展」が同市丸の内2の市郷土館で開かれている。10月26日まで。
 江馬細香(1787~1861)は、美濃蘭学の祖と言われる江馬蘭斎の長女。京都で水墨画を習い、後に頼山陽から詩文を学んだ。詩・書・画を兼ね備えた文人で、特に竹を描くことを好んだという。
 梁川紅蘭(1804~1879)は、幕末の勤皇の詩人・梁川星巌に師事。のちに妻となる。多くの文人と交流し、数多くの漢詩を作った。生涯に400余首の詩を作ったが、絵も堪能だった。
 会場には竹を描いた作品を中心にした江馬細香の書画11点と、梅が多い梁川紅蘭の書画5点、書2点の計18点が展示してある。いずれも同館の所蔵作品。【子林光和】



滋賀
ひこにゃんもお点前楽しむ 彦根で茶湯の会
 井伊直弼と開国150年祭の市民創造事業で、石州流の西郷社中によるお茶会「茶湯の会」が、彦根市竹ケ鼻のビバシティ彦根で行われた。午前、午後の両部と昼の特別茶席に県内外から計約150人が参加した。
 会場では、参加者は幽玄な所作に触れた後、お茶とお菓子を楽しんだ。特別茶席では、獅山向洋市長とひこにゃんらも点前を楽しんだ。
 石州流は井伊大老も学んだという。会はビバシティ彦根専門店街青年部が主催した。文化人としての井伊直弼を知ってもらおうと企画、会場には幕末期に活躍した人物肖像も展示した。

 ひこにゃん、お茶碗を持っているんでしょうか? うぅ、可愛すぎる……萌え~♪(爆)

抹茶茶碗作り:ろくろに悪戦苦闘 彦根・中央中3年生らが挑戦 /滋賀
 彦根市立中央中の美術選択の3年生ら約40人がこのほど、校内で楽(らく)焼の抹茶茶碗作りに挑戦した。
 「井伊直弼と開国150年祭」にちなむ「直弼好みの陶芸体験」事業で、陶芸や茶道に造詣が深かった文化人としての直弼像に触れ、地元の焼き物に興味を持ってもらう狙い。
 幕末に彦根藩窯として栄えた湖東焼の再興と取り組むNPO法人「湖東焼を育てる会」の陶芸家、中川一志郎さん=同市芹橋=が指導した。生徒たちは太さ2センチほどのひも状にした粘土を3、4本重ね、手ろくろを回して形を整えた。変形したり、粘土が崩れてしまうなど悪戦苦闘しながら、何とか直径12センチ、高さ9センチ前後の茶碗を仕上げた。【松井圀夫】


山口
維新140年記念読書感想文・作文コンクール 西日本新聞山口支局賞に神徳さん
維新140年記念読書感想文・作文コンクール 西日本新聞山口支局賞に神徳さん
 萩市と明治維新140年記念実行委員会などが募集した「明治維新140年記念児童生徒読書感想文・作文コンクール」の表彰式がこのほど、同市内であり、西日本新聞山口支局賞にはむつみ小6年の神徳花恋さんの「尊敬する松陰先生」が選ばれた。
 コンクールには県内や福岡県内から小学生高学年の部463点、中学校の部198点の計661点の応募があった。神徳さんは「松陰読本」を読み「松陰先生はたくさんのすばらしい言葉を残してくださいました」と、吉田松陰の言葉に触れた感動を書いた。
 萩市長賞(最優秀)には小学生高学年の部に明倫小6年の宮内愛理さんが、中学生の部には萩東中1年の室屋志帆さんが選ばれた。学校賞は萩光塩学院中、小川小、佐々並小、多磨小。
 コンクールは、萩市などが主催し、日本の近代化の契機になった明治維新に貢献した志士たちの精神を継承しようと、維新に関する読書感想文や作文を募集。審査委員会は「確固たる自分の考えや主張を自分でつくりあげている作品が多く、力作が目立った」と講評した。


明治維新140年記念特別展-明治維新の光と影
萩市(山口県)
明治維新から140年目を迎える節目の今年、明治維新を明・暗両面から考える展覧会を実施する。

 明治元年、薩長両藩をはじめとする「官軍」は、「錦の御旗」を振りかざし、関東、東北各地へ攻め上った。一連の戊辰戦争に勝利した薩長の出身者らは、明治政府を樹立し、新しい国づくりを開始する反面、戦争に敗れた側も勝利した側も多大の犠牲を払う必要があった。今回の展覧会では、幕末に長州藩(萩藩)が戦いの道へ進む必然性を考察し、武器や軍装などの遺品を通じて、戦争の実態にも迫っていく。また期間中には、同館研究員による企画展の解説(全5回)も予定。幕末に萩で鋳造され、英国に現存する「長州砲」も展示する。


先駆者の熱い志学ぶ 「萩・維新塾」開講 全国の若者18人が参加 歴史講義や史跡巡り体験 萩市
 明治維新の先駆者たちの志や変革の思想を学ぶ、明治維新140年記念事業「萩・維新塾」が15日、萩市堀内の萩博物館や萩青年の家で始まった。東京、関西、九州など全国の若者18人が参加。萩の維新史や伝統文化の学習、萩焼体験などに挑戦している。
 塾は、吉田松陰や高杉晋作らが近代日本の礎をどのように築いていったかを学び、失敗を恐れず何度もチャレンジする若者を養成するのが目的。
 講師陣は、バッカーズ寺子屋塾長木村貴志氏▽史都萩を愛する会会長松田輝夫氏▽萩市特別学芸員一坂太郎氏▽萩市長野村興児氏‐ら。
 参加者たちは、「明治維新と長州藩」「攘夷(じょうい)と秘密留学生」「志」などの講義を受けるとともに、松下村塾見学や夜の城下町探訪、史跡巡り、維新映画の観賞、着物ウイークin萩などに参加する。
 期間は1週間で、16日は「関ケ原から萩へ」「志の教育」と題した講義を受けた後、萩焼作陶体験や交流会を楽しんだ。


読書感想文・作文コン:「維新」テーマ 最優秀に宮内さん、室屋さん--萩市 /山口
読書感想文・作文コン:「維新」テーマ 最優秀に宮内さん、室屋さん--萩市 /山口
 萩市は12日、明治維新をテーマにした児童生徒の読書感想文・作文コンクール(明治維新140年記念事業実行委員会主催、毎日新聞社など後援)の審査結果を発表した。最優秀賞(萩市長賞)には市立明倫小6年、宮内愛理さんの「松陰先生が教えてくれたこと」と、市立萩東中1年、室屋志帆さんの「至誠」がそれぞれ輝いた。
 応募総数は661点で、内訳は小学校の部が463点(うち県外3点)、中学校の部が198点(うち県外16点)だった。審査委員会は「郷土を思う心が、多くの子供たちに育っていることを見いだせ、大変うれしい」と講評した。【阿部義正】
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