新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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『あさぎ色の伝説』というマンガを、ご存知だろうか。『スケバン刑事』などで有名な(好きなので紹介が長くなるのを極力抑えた^^;)和田慎二が沖田総司を主人公に描いた新選組もので、『天まであがれ!』木原敏江と並ぶ、1970-80年代新選組マンガの傑作である。
連載された当時、白牡丹はテレビドラマ『新選組血風録』『燃えよ剣』が巻き起こした新選組ブームの圏外にいた^^;。だから、「新選組モノ」「時代劇コミック」が好きだからではなく、和田作品だから読んだ。それも偶然、買った雑誌に掲載されていた。
初めて読んだストーリーは、こんな感じ……しじみ売りの老人が倒幕派の浪士たちに口封じのために殺される。残されたひとり娘は挨拶もろくにできない引込み思案。父を失って放心状態の娘を立ち直らせようと、沖田総司は「お父さんを斬ったのは私」と言い、仇討ちをしたかったらいつでも来いと挑発する。娘は、父の仇を取りたい一心で、まずはしじみ売りから始める。陰でこっそり助ける沖田。やがて、しじみ売りを斬った犯人たちが判明し、沖田は浪士たちを斬る。黒幕の桂小五郎、こそこそ逃げる(笑)。すべてが明らかになり、しじみ売りを継いだ娘は、市中巡回中の沖田を背後から見つめ、頭を下げるのだった。
当時の白牡丹には新選組の存在がぴんと来なかった(土方歳三があまり出てこない回だったからかも……爆)。しかし、沖田総司の爽やかさが記憶に残った。
その作品『あさぎ色の伝説 番外編 風車』を掲載していたのは、白泉社の『花とゆめ LaLa 創刊特大号』1976年9月号だった。
上記のあらすじ、白牡丹は後にコミックスを入手するので今記憶していて当然なのだが、5年前に土方さんに惚れてしまった時にも、その通り覚えていた……23年も記憶を劣化させない、というのは、傑作の要件のひとつを満たしていると思う。
和田氏は、その作品を皮切りに『あさぎ色の伝説』をララに連載していたが、病気もあって一旦完結していた。本人も不本意だったようで、以後、約10年にわたって、掲載誌も変えつつ、ぽつぽつと短編・中編を発表している。
『花とゆめCOMICS あさぎ色の伝説 第1巻』初版1979年8月
『花とゆめCOMICS あさぎ色の伝説 第2巻』初版1979年8月
『花とゆめCOMICS あさぎ色の伝説 第3巻』初版1979年5月
『花とゆめCOMICS あさぎ色の伝説 第4巻』初版1990年08月
ちなみにコミックスデータはサイト Wall PocketのComics Library 和田慎二1に詳しい。
5年前に土方さんと新選組にはまった白牡丹が集め始めた新選組モノの中に、これらのコミックスがあった……だが、ネット古書店で手に入れるまでには、時間と金がかかった。特に第4巻は稀少らしく、プレミアム価格だった。
ところで、このblogを読まれる方は、復刊ドットコムをご存知の方が多いと思う。絶版・品切れとなった本をリストし、支持票が100票集まったらスタッフが出版社と交渉するなどして復刊目指してさまざまな手を尽くしてくれる、本好きにはありがたいサイトである。白牡丹も新選組関係の本何冊かのオーナーになって復刊を呼びかけている。
……ここまでが話の枕(長い!)。
この復刊ドットコムで、新選組関係の復刊リクエスト書籍で、250票を超える支持票を集めながら、復刊かなっていない本がある。
そう、『あさぎ色の伝説』なのである。
100票を超えた時点でスタッフが出版社と交渉したが、公表できない事情で復刊交渉を断念したという経過報告があったのは昨年7月。「断念」という二文字に、白牡丹も落胆した。
事情は公表できないとされたが、白牡丹には漠然とわかるような気がした。集英社『別冊マーガレット』でデビューし、その後は白泉社『花とゆめ』を中心に活躍されていた和田氏がその後ぷっつりと少女マンガ誌での掲載を止め、現在は別の出版社の青年誌で活動されているからだ。その時の事情が尾を引いているのではないかと推測する(が、事情を知らない白牡丹の推測なので、鵜呑みにしないように)。
せっかく大河ドラマ『新選組!』放映という追い風にいくつかの絶版本が復刊されているという状況になってきただけに、『あさぎ色の伝説』が復刊されないのは残念だなぁ……。
……と、思っていたら、1月31日、「断念」という交渉ステータスが、何と「交渉」に戻った。スタッフによる書き込みは「別の復刊の道を探ります」。おぉ、死に体からの復活……うるうるうる(T_T)。
どうか、復刊の祈りがかないますよう。そして、もしこの記事に共感できる方で「復刊ドットコムの『あさぎ色の伝説』に一票投じてもいい」と感じた方(初めての方はユーザー登録が必要です)、一票投じていただければありがたい。
復刊リクエスト投票『あさぎ色の伝説』
連載された当時、白牡丹はテレビドラマ『新選組血風録』『燃えよ剣』が巻き起こした新選組ブームの圏外にいた^^;。だから、「新選組モノ」「時代劇コミック」が好きだからではなく、和田作品だから読んだ。それも偶然、買った雑誌に掲載されていた。
初めて読んだストーリーは、こんな感じ……しじみ売りの老人が倒幕派の浪士たちに口封じのために殺される。残されたひとり娘は挨拶もろくにできない引込み思案。父を失って放心状態の娘を立ち直らせようと、沖田総司は「お父さんを斬ったのは私」と言い、仇討ちをしたかったらいつでも来いと挑発する。娘は、父の仇を取りたい一心で、まずはしじみ売りから始める。陰でこっそり助ける沖田。やがて、しじみ売りを斬った犯人たちが判明し、沖田は浪士たちを斬る。黒幕の桂小五郎、こそこそ逃げる(笑)。すべてが明らかになり、しじみ売りを継いだ娘は、市中巡回中の沖田を背後から見つめ、頭を下げるのだった。
当時の白牡丹には新選組の存在がぴんと来なかった(土方歳三があまり出てこない回だったからかも……爆)。しかし、沖田総司の爽やかさが記憶に残った。
その作品『あさぎ色の伝説 番外編 風車』を掲載していたのは、白泉社の『花とゆめ LaLa 創刊特大号』1976年9月号だった。
上記のあらすじ、白牡丹は後にコミックスを入手するので今記憶していて当然なのだが、5年前に土方さんに惚れてしまった時にも、その通り覚えていた……23年も記憶を劣化させない、というのは、傑作の要件のひとつを満たしていると思う。
和田氏は、その作品を皮切りに『あさぎ色の伝説』をララに連載していたが、病気もあって一旦完結していた。本人も不本意だったようで、以後、約10年にわたって、掲載誌も変えつつ、ぽつぽつと短編・中編を発表している。
『花とゆめCOMICS あさぎ色の伝説 第1巻』初版1979年8月
『花とゆめCOMICS あさぎ色の伝説 第2巻』初版1979年8月
『花とゆめCOMICS あさぎ色の伝説 第3巻』初版1979年5月
『花とゆめCOMICS あさぎ色の伝説 第4巻』初版1990年08月
ちなみにコミックスデータはサイト Wall PocketのComics Library 和田慎二1に詳しい。
5年前に土方さんと新選組にはまった白牡丹が集め始めた新選組モノの中に、これらのコミックスがあった……だが、ネット古書店で手に入れるまでには、時間と金がかかった。特に第4巻は稀少らしく、プレミアム価格だった。
ところで、このblogを読まれる方は、復刊ドットコムをご存知の方が多いと思う。絶版・品切れとなった本をリストし、支持票が100票集まったらスタッフが出版社と交渉するなどして復刊目指してさまざまな手を尽くしてくれる、本好きにはありがたいサイトである。白牡丹も新選組関係の本何冊かのオーナーになって復刊を呼びかけている。
……ここまでが話の枕(長い!)。
この復刊ドットコムで、新選組関係の復刊リクエスト書籍で、250票を超える支持票を集めながら、復刊かなっていない本がある。
そう、『あさぎ色の伝説』なのである。
100票を超えた時点でスタッフが出版社と交渉したが、公表できない事情で復刊交渉を断念したという経過報告があったのは昨年7月。「断念」という二文字に、白牡丹も落胆した。
事情は公表できないとされたが、白牡丹には漠然とわかるような気がした。集英社『別冊マーガレット』でデビューし、その後は白泉社『花とゆめ』を中心に活躍されていた和田氏がその後ぷっつりと少女マンガ誌での掲載を止め、現在は別の出版社の青年誌で活動されているからだ。その時の事情が尾を引いているのではないかと推測する(が、事情を知らない白牡丹の推測なので、鵜呑みにしないように)。
せっかく大河ドラマ『新選組!』放映という追い風にいくつかの絶版本が復刊されているという状況になってきただけに、『あさぎ色の伝説』が復刊されないのは残念だなぁ……。
……と、思っていたら、1月31日、「断念」という交渉ステータスが、何と「交渉」に戻った。スタッフによる書き込みは「別の復刊の道を探ります」。おぉ、死に体からの復活……うるうるうる(T_T)。
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