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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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私が見た1月13日は、中入り前が「三方一両損」だったけど、ネタが違う日もあるのね。

[評]志の輔らくご in PARCO 2015
 パルコ劇場(東京・渋谷)でのお正月公演も10年目に入った。

 マクラで「全22回の公演は、武道館なら1回で済む」「私よりも皆さんが働く。頭の中に絵を描く作業をするのは皆さんのほう」などと笑わせながら、一席目はスマートフォンの功罪を描く「スマチュウ」。スマホ中毒の略だそうだ。次の噺はなしとの間に、大きなスマートフォンが舞台へ降りてきて、LINEの他愛もないやり取りが画面に映し出され、笑いを誘った。

 続いて、志の輔がはまったというアメリカの人気サスペンスドラマ「24」の話から、三遊亭円朝の「政談月の鏡」を「24」風にアレンジした「月の鏡二十四」。画面を多分割して同時進行する事態をデジタル時計とともに表し、同時進行で起こる犯罪事件を、見事な編集手腕で、手に汗握るストーリーに昇華した。

 仲入り後は「先用後利せんようこうり」。志の輔の愛する故郷・富山をテーマにした。富山といえば薬売り、使った分だけ後払いをするビジネスというものが信じられず、うっかり使ってしまった分の薬代が、何十万両も請求されるのではないかと、戦々恐々とする江戸の商人たちをコミカルに描く。事を悪い方へと考えてしまう市井の人を活写するのは、志の輔のお手のものだ。

 いくら舞台セットに凝っても、いざ志の輔が上がる時には座布団がポツンと置かれているだけ。より一層落語のシンプルさが際だつ中、古典落語というファンタジーをただやるだけではなく、自分の落語は常に時代とともにあるという自覚、己の関心事も合わせて開示していく勇気をにじませる。それは落語への畏敬の念すらも感じさせるものだった。

  (東京かわら版編集人 佐藤友美)

 ――――1月7日鑑賞。公演は同5日~2月2日。
(評・舞台)
「志の輔らくご in PARCO 2015」 豊富な笑いと深い郷土愛 東京・渋谷のパルコ劇場での立川志の輔公演。場所借りではなく劇場のプロデュース公演で、しかも落語家1人だけで22公演に計約1万人を集める。他に例のない会だ。1カ月公演の形になって10年目という節目の会を見た(1月26日)。 まずは花束や提灯(ちょうちん)、福引などで華やかなロビーから、普通の落語会… 

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