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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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2010年以降、今年で5回目。2011と2012が抜けているようだけど、自分の身体には「今回で5回目」と感じるほど、何度も刻みつけたものがあるようだ。落語って同じものを繰り返し聴いても面白いのかと思う方もいるだろうが、心に刻み込まれた作品は、何度繰り返しても、その時その時に違う感じ方や聴き方をする自分がいて、飽きないようになっている。

 ただ、背後の座席で食べ物を入れたポリエチレンの袋をがさがさする人がいたせいで集中力を削がれたのか、今年の志の輔は去年までの志の輔と同じだろうか、違うのだろうか、何だか気になってしまった。ごくごく小さなエンジン音だけど、ノイズがあったことも、あれ、志の輔さんの会場でこんなことがあるかなあと感じた。

 そのせいでちょっと集中できなかったのだけど、前説はいつもの通り、落語口演の前半15時間分の人間関係を解説し、後半では「お札はがし」「栗橋宿」「関口屋強請」のさわりを語り、後は幸助の仇討ちのエピソードで全巻終了、最後に志の輔オリジナルの、お盆の夜に幸助が平左衛門の霊と対話するというもの。

 壮大なストーリーの中に人の欲望や業が絡み、幽霊にお札はがしを頼まれた伴蔵・おみね夫婦は、自分たちを養ってくれる浪人・萩原新三郎がお露とお米の霊に取り殺されるのを助けてしまい、百両という大金を得て、大金を得て築いた栗橋宿の荒物商を築いたものの、伴蔵の浮気に端を発する争いが引き金となって、伴蔵はおみねを幸手宿の土手で追い剥ぎにあったかのように殺してしまう。ところが店の使用人が次々とおみねの霊につかれたように、倒れては伴蔵の悪事を暴露するので、全員を里に帰す。その悪事を聞かされた医師、山本志丈は伴蔵が口封じに殺し、そこで伴蔵はお縄となる。ここからは幸助が師匠飯島平左衛門の敵であるお国・源治郎を討つ話。

 舞台の一部となる越後の村上の名産の話におよび、駅北口の○○水産に普通の荒巻鮭が三本と村上産の塩引き鮭(お殿様に献上するため、腹は開かれていない)が並んで下がっているとのことで、終演後見に行ったが、あいにく村上産のはなくなっており、普通の新巻鮭が三本下がっているだけだった……。
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