新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
昨日図書館から取り置き完了のメールをもらって、今日借りて、一気に読み切りました。
自分が暮れから落語を聴き始める前、この秋に書店でぱらぱらめくって最初の章を読んだ時に「読みたい」と感じるものを感じました。落語家の書く文章だからでしょうか、目で文字を追うだけで、その人の声や話し方の緩急がわかるような気がしました。
そして、CDで声を聴いて、これは絶対ナマで聴きたいと思いました。
さらに、近日開催の独演会のチケットを何とか手に入れてしまいました。
文章を読んだ時に予感はあったのですが、この方の声に、ころっと参ってしまったのです……あぁ、また、一目惚れならぬ一声惚れをしてしまったわ(苦笑)。
☆★☆★
『赤めだか』は立川談志に弟子入りした談春が真打ちに昇進するまでをエッセイ風に書いたものです。さすが落語家、一章毎に引き込まれるエピソードがあり、やはり全体を通して、落語とは、落語家とは、師匠とは、などを伝える構成力と語り口が見事です。
特に終盤は、読み応えがありました。最後はぼろ泣きしましたが、それでようやく『赤めだか』を読みたいと思ったかがわかりました。
弟子が師匠の芸に惚れ込んで芸に打ち込むとか、己の才能と知恵を尽くして身ひとつで勝負する芸人の生き方とか、興業システムや一門とかのシステムが確立している落語協会から独立して手探りで独自の仕組みをつくり弟子を一人前にしていく立川談志の姿とか……史実の新選組とか大河ドラマ『新選組!』に重なるものが沢山ありました。
談春の視点から語られる談志師匠って、まさしく『組!』『組!!』島田魁の視点から語られる土方歳三だよなぁ……ドラマチックな終盤、すとんと落ちるサゲを聴かされて、余韻を味わいながら、うーんと唸る読後感です。
自分が暮れから落語を聴き始める前、この秋に書店でぱらぱらめくって最初の章を読んだ時に「読みたい」と感じるものを感じました。落語家の書く文章だからでしょうか、目で文字を追うだけで、その人の声や話し方の緩急がわかるような気がしました。
そして、CDで声を聴いて、これは絶対ナマで聴きたいと思いました。
さらに、近日開催の独演会のチケットを何とか手に入れてしまいました。
文章を読んだ時に予感はあったのですが、この方の声に、ころっと参ってしまったのです……あぁ、また、一目惚れならぬ一声惚れをしてしまったわ(苦笑)。
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『赤めだか』は立川談志に弟子入りした談春が真打ちに昇進するまでをエッセイ風に書いたものです。さすが落語家、一章毎に引き込まれるエピソードがあり、やはり全体を通して、落語とは、落語家とは、師匠とは、などを伝える構成力と語り口が見事です。
特に終盤は、読み応えがありました。最後はぼろ泣きしましたが、それでようやく『赤めだか』を読みたいと思ったかがわかりました。
弟子が師匠の芸に惚れ込んで芸に打ち込むとか、己の才能と知恵を尽くして身ひとつで勝負する芸人の生き方とか、興業システムや一門とかのシステムが確立している落語協会から独立して手探りで独自の仕組みをつくり弟子を一人前にしていく立川談志の姿とか……史実の新選組とか大河ドラマ『新選組!』に重なるものが沢山ありました。
談春の視点から語られる談志師匠って、まさしく『組!』『組!!』島田魁の視点から語られる土方歳三だよなぁ……ドラマチックな終盤、すとんと落ちるサゲを聴かされて、余韻を味わいながら、うーんと唸る読後感です。
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