ラスト15分でも大感動だった『文七元結』談春

　先月から今月にかけて、仕事がいよいよ切羽詰まり、何枚の落語前売り券を流したか(T_T)。落語研究会、談笑@下北沢、白鳥@にぎわい、など。

　この談春独演会@よみうりホールだけは落としたくなかったんだけど、その日に研修講師の予定が入ってしまった。22日のチケットにしておけば、まだしも何とかなったのに(汗)。

　研修講師の仕事が終わって、いくつか残務処理して、なんとか幕張の仕事場を出た時には19時半過ぎ。よみうりホールに着いたら20時半。しかも、わずかな距離とはいえ、京葉線のホームから国際フォーラムに出て、よみうりホールの入り口へと移動する時には雨ざんざん(T_T)。もう間に合わないかも知れないけど、談春師なら、結構引っ張ってくれるかも知れないという一縷の望みに期待^_^;。

　何とか入ったよみうりホールでは、近江屋の主人卯兵衛が文七を連れて左官屋の長兵衛にお礼に向かう場面から……おぉ、ラストの長兵衛の長屋だけは聴ける。嬉しい。

　そして、途中から談春ワールドに入ったのだけど、すうっと入って、一言一言に笑い、ぼろぼろ泣き始めてた。

　1000人ほどのよみうりホールの観客が圧倒された感の空気感、自分もたった15分ながら談春師が『紅葉坂の佐平次』からまた一皮剥けたことに感動した。

　また来年、改めて追いかけますよ談春師。