新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
土曜の午後、まったりと志の輔らくご。1500人収容の会場は満員でした。昼夜で3000人の観客を動員してしまう志の輔師匠、さすがです。
しのすけドットコム 第3回日の出寄席 公演情報
1. 開口一番「牛ほめ」立川志の彦
前座修行3年目だそうです。1500人の観客の前で高座に上がって、どんな気持ちだったでしょうね。一通りやり遂げましたが、やはり笑いどころは少ないかな。
2.「ディアファミリー」立川志の輔
尖閣諸島での事件、横浜のAPECなど時事ネタをひとくさり。
わーい、「ディアファミリー」ライブで聴くのは初めて。勤続30周年の日に早帰りするお父さんを待つ家族の元に、まず宅急便(用意していたクラッカーをここで全部使ってしまう)。その宅急便の巨大な箱から出てきたのは、狩猟を趣味とする社長からお父さんに送られた、鹿の頭部の剥製。ほら、アメリカ映画とかに山荘の暖炉のある居間に飾られてる、立派な角のついた、アレですよ。とまどい、見なかったことにしておこうと箱のふたを閉じたところに、お父さん帰宅。
公団住宅のどこにそんな鹿の頭部を置くのかと、お父さんも悩む。でも、どんなに自分の意に沿わないものでも、30年間の自分のサラリーマン生活を記念して送られたものをすぐに処分する気にもなれない。で、押し入れに収納しようとすると、ジューサーミキサーとか、もちつき器とか、お母さんの美顔器(ローンまだ終わってない)、息子のスノボとかサーフボードとか、娘の雛飾りとか、昔懐かしいぶら下がり健康棒とか、出てくる出てくる。鹿の頭を収納するスペースを巡って、お母さんが嫁入りした時に持ってきた秘蔵の『サザエさん』全70巻との全面対決となり、夫婦は破綻寸前に……(汗)。
ゲラゲラ笑いが止まらない〜。そして、中入りになって、斜め後ろの女性客から「すいません、笑い声が大きくて気になってしょうがないんです。控えてくれませんか」と注意を受けてしまった……ええっ、志の輔らくごを聞いて笑うのを抑えてくれと言われても(汗)。
中入り
3. ゲスト 長唄三味線&トーク 松永鉄九郎
めくりがなかったので確かではないけど、もらったチラシの写真から判断して、たぶんゲストはこの方。
松永鉄九郎 公式サイト
以前の公演で、グループというかユニットでゲスト出演された方ではないかな。志の輔さんのファンで楽屋に出入りしているうちにゲスト招待されたと自己紹介されてました。
歌舞伎の中で出てくる音曲について軽妙なトークで解説しながら演奏するというスタイル。佃という曲は隅田川の流れを表しているとか、大ざつまは舞台の場面転換につかわれるとか、とても勉強になりました。落語家の出囃子にも長唄の一部が使われていたりする(佃は談笑さんの出囃子ですね、野球拳の方が多いですし、最近はときどきミッション・インポッシブルだったりしますが)ので、親近感。
4. 「柳田格之進」立川志の輔
マクラは先週のにぎわい座でも聞いた長崎公演の楽屋噺ですが、前回のシーボルト記念館での話はなかったです。同じようなマクラなんで「え、でも志の輔師匠のことだから、先週と同じ『新版しじみ売り』ってことはないよな」と思ったら……わーい、志の輔版「柳田格之進」。
Wikipedia 柳田格之進
志の輔さんは、いきなり、店の主人に預けた五十両を捜しに来る番頭さんと、江戸で一二を争う質屋の主人との会話から。そこで、囲碁が趣味の主人が離れで碁友達で浪人の柳田格之進と碁を打っている最中に主人に手渡した五十両がなくなっていたという事情が判明。
浪人ながら高潔な柳田の人柄に感じ入った主人は、柳田を疑う番頭に釘を刺す。しかし、三十年も主人に仕えてきた自分よりも、たった十日ばかり碁を打つ相手として離れに通い始めた貧乏浪人が信用されることに納得できず、番頭は柳田の住む長屋を訪ね、かまをかける。
疑われたことに激怒する柳田だが、武士の誇りと体面を傷つけられるよりはと切腹を決意し、金を用立てておくから明日昼に取りに来るよう番頭に言い渡す。それを聞いていた娘のきぬ、父が切腹するよりもと、自分が吉原に身売りすると申し出る。
翌日、番頭の話を聞いた主人は真っ青になって柳田の長屋を番頭と共に訪れたが、すでに引き払った後だった。
そして、年末のすす払いで、離れの額の裏から五十両が見つかる。主人が厠に立つ時に、ここに置いたままになっていたのを失念したのだ。番頭は柳田に「万が一あの五十両が見つかったら、自分の汚い首を差し上げる。それで足りないなら、旦那様の首も差し上げる」と豪語していたものだから、真っ青になる。
年明けて年始回りをしていた番頭、湯島の切り通しですれ違った立派な着物の侍に声をかけられる。何と、仕官かなって江戸留守居役になった柳田格之進。再会を祝って一献と誘われるも気が気でなく、五十両みつかったことを告げて頭を下げる。柳田は翌日店を訪ねると約束。
首を差し出すことを予測して眠れぬ夜を過ごした番頭、柳田が娘きぬ(志の輔さんの落語では子細は説明されなかったが、吉原にいったん身売りしたところを仕官かなった父に請け出されたのだろう)立ち会いで主人もろとも首を打たれる覚悟をする。主人と番頭がお互いをかばう場面に、柳田は代わりに、「手が誤って」主人が大切にしていた碁盤をまっぷたつに。もう一度主人と番頭に刀を向けるところを娘のきぬが「果たされました」と止め、柳田は「さすが柳田の娘」と娘を褒める。
演者によって、娘きぬは吉原で病没していたり、正気を失っていたところを助け出されて番頭の必死の看病で正気を取り戻して番頭と夫婦になったり(同性としては、この展開はどうよと首をかしげるのだが)、落髪していたり、いろいろ。今日の志の輔さん版ではやや説明不足だったけど、吉原から請け出され、柳田の遺恨を果たす場に見分役として立ち会ったと思われる。彼らのせいで自分が負った苦難を、主従の思いに免じて赦すという、菩薩だなぁと感じられる役柄。
柳田の潔癖な武士らしい人柄とか、主人が柳田に傾倒することに嫉妬する番頭はちょっとマンガチックにして嫌らしさを消すとか、志の輔らくごらしい出来。
今日も堪能しました、ありがとうございました。次回はパルコかな……今日も満員だったのでチケット取りは困難を極めると思いますが、頑張ります。
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しのすけドットコム 第3回日の出寄席 公演情報
1. 開口一番「牛ほめ」立川志の彦
前座修行3年目だそうです。1500人の観客の前で高座に上がって、どんな気持ちだったでしょうね。一通りやり遂げましたが、やはり笑いどころは少ないかな。
2.「ディアファミリー」立川志の輔
尖閣諸島での事件、横浜のAPECなど時事ネタをひとくさり。
わーい、「ディアファミリー」ライブで聴くのは初めて。勤続30周年の日に早帰りするお父さんを待つ家族の元に、まず宅急便(用意していたクラッカーをここで全部使ってしまう)。その宅急便の巨大な箱から出てきたのは、狩猟を趣味とする社長からお父さんに送られた、鹿の頭部の剥製。ほら、アメリカ映画とかに山荘の暖炉のある居間に飾られてる、立派な角のついた、アレですよ。とまどい、見なかったことにしておこうと箱のふたを閉じたところに、お父さん帰宅。
公団住宅のどこにそんな鹿の頭部を置くのかと、お父さんも悩む。でも、どんなに自分の意に沿わないものでも、30年間の自分のサラリーマン生活を記念して送られたものをすぐに処分する気にもなれない。で、押し入れに収納しようとすると、ジューサーミキサーとか、もちつき器とか、お母さんの美顔器(ローンまだ終わってない)、息子のスノボとかサーフボードとか、娘の雛飾りとか、昔懐かしいぶら下がり健康棒とか、出てくる出てくる。鹿の頭を収納するスペースを巡って、お母さんが嫁入りした時に持ってきた秘蔵の『サザエさん』全70巻との全面対決となり、夫婦は破綻寸前に……(汗)。
ゲラゲラ笑いが止まらない〜。そして、中入りになって、斜め後ろの女性客から「すいません、笑い声が大きくて気になってしょうがないんです。控えてくれませんか」と注意を受けてしまった……ええっ、志の輔らくごを聞いて笑うのを抑えてくれと言われても(汗)。
中入り
3. ゲスト 長唄三味線&トーク 松永鉄九郎
めくりがなかったので確かではないけど、もらったチラシの写真から判断して、たぶんゲストはこの方。
松永鉄九郎 公式サイト
以前の公演で、グループというかユニットでゲスト出演された方ではないかな。志の輔さんのファンで楽屋に出入りしているうちにゲスト招待されたと自己紹介されてました。
歌舞伎の中で出てくる音曲について軽妙なトークで解説しながら演奏するというスタイル。佃という曲は隅田川の流れを表しているとか、大ざつまは舞台の場面転換につかわれるとか、とても勉強になりました。落語家の出囃子にも長唄の一部が使われていたりする(佃は談笑さんの出囃子ですね、野球拳の方が多いですし、最近はときどきミッション・インポッシブルだったりしますが)ので、親近感。
4. 「柳田格之進」立川志の輔
マクラは先週のにぎわい座でも聞いた長崎公演の楽屋噺ですが、前回のシーボルト記念館での話はなかったです。同じようなマクラなんで「え、でも志の輔師匠のことだから、先週と同じ『新版しじみ売り』ってことはないよな」と思ったら……わーい、志の輔版「柳田格之進」。
Wikipedia 柳田格之進
志の輔さんは、いきなり、店の主人に預けた五十両を捜しに来る番頭さんと、江戸で一二を争う質屋の主人との会話から。そこで、囲碁が趣味の主人が離れで碁友達で浪人の柳田格之進と碁を打っている最中に主人に手渡した五十両がなくなっていたという事情が判明。
浪人ながら高潔な柳田の人柄に感じ入った主人は、柳田を疑う番頭に釘を刺す。しかし、三十年も主人に仕えてきた自分よりも、たった十日ばかり碁を打つ相手として離れに通い始めた貧乏浪人が信用されることに納得できず、番頭は柳田の住む長屋を訪ね、かまをかける。
疑われたことに激怒する柳田だが、武士の誇りと体面を傷つけられるよりはと切腹を決意し、金を用立てておくから明日昼に取りに来るよう番頭に言い渡す。それを聞いていた娘のきぬ、父が切腹するよりもと、自分が吉原に身売りすると申し出る。
翌日、番頭の話を聞いた主人は真っ青になって柳田の長屋を番頭と共に訪れたが、すでに引き払った後だった。
そして、年末のすす払いで、離れの額の裏から五十両が見つかる。主人が厠に立つ時に、ここに置いたままになっていたのを失念したのだ。番頭は柳田に「万が一あの五十両が見つかったら、自分の汚い首を差し上げる。それで足りないなら、旦那様の首も差し上げる」と豪語していたものだから、真っ青になる。
年明けて年始回りをしていた番頭、湯島の切り通しですれ違った立派な着物の侍に声をかけられる。何と、仕官かなって江戸留守居役になった柳田格之進。再会を祝って一献と誘われるも気が気でなく、五十両みつかったことを告げて頭を下げる。柳田は翌日店を訪ねると約束。
首を差し出すことを予測して眠れぬ夜を過ごした番頭、柳田が娘きぬ(志の輔さんの落語では子細は説明されなかったが、吉原にいったん身売りしたところを仕官かなった父に請け出されたのだろう)立ち会いで主人もろとも首を打たれる覚悟をする。主人と番頭がお互いをかばう場面に、柳田は代わりに、「手が誤って」主人が大切にしていた碁盤をまっぷたつに。もう一度主人と番頭に刀を向けるところを娘のきぬが「果たされました」と止め、柳田は「さすが柳田の娘」と娘を褒める。
演者によって、娘きぬは吉原で病没していたり、正気を失っていたところを助け出されて番頭の必死の看病で正気を取り戻して番頭と夫婦になったり(同性としては、この展開はどうよと首をかしげるのだが)、落髪していたり、いろいろ。今日の志の輔さん版ではやや説明不足だったけど、吉原から請け出され、柳田の遺恨を果たす場に見分役として立ち会ったと思われる。彼らのせいで自分が負った苦難を、主従の思いに免じて赦すという、菩薩だなぁと感じられる役柄。
柳田の潔癖な武士らしい人柄とか、主人が柳田に傾倒することに嫉妬する番頭はちょっとマンガチックにして嫌らしさを消すとか、志の輔らくごらしい出来。
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