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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
人間国宝の落語家・柳家小三治さん死去 81歳 最後の高座は今月2日の「猫の皿」
 人間国宝の落語家・柳家小三治(本名:郡山剛藏)さんが、心不全のために10月7日に亡くなったことがわかった。10日、落語協会のホームページで発表された。81歳だった。最後の高座は、2日に府中の森芸術劇場での「猫の皿」となった。

【写真】迫力ある表情を見せる柳家小三治

 サイトでは「当協会顧問の柳家小三治(本名:郡山剛藏)が、令和3年10月7日(木)午後8時、永眠いたしました。(81歳)。故人の遺志により密葬にて執り行われました。お別れ会の予定はございません。謹んでご冥福をお祈りいたします」と伝えられた。

 柳家小三治事務所も書面で「最後の高座は10月2日、府中の森芸術劇場での『猫の皿』となりました。亡くなる当日まで次の高座を楽しみにしておりましたので、突然のことでした。この先予定されていた落語会を心待ちにしてくださっていたお客様には申し訳なく存じます。また長らくご贔屓いただきましたお客さま、関係者のみなさまには心よりお礼申し上げます」とつづった。

 訃報にあたって、落語協会の会長・柳亭市馬がコメントを寄せた。

■柳亭市馬追悼コメント
つい最近まで、元気に高座に上がっている、と聞いていたので、突然の訃報に接し只々、呆然とするだけです。落語史に、大きな区切りの線が引かれたのは、確かです。何事にも迎合することを嫌い、派手を好まず、極めて芸人らしからぬ、孤高の噺家でした。個人的には、師匠先代小さん亡き後、芸について口やかましい事を言ってくれるのは、小三治師匠だけだったので、いよいよ心細く、寂しくなりますが、「もうあんなに沢山、薬を飲まなくてもいいんだな。」と思うと、少しだけほっとします。小三治師匠、長い間、お疲れさまでした。本当にくたびれましたねぇ。どうかゆっくり、お休みください。有難うございました。

 最後に聴いたのは、2019年6月18日、品川区大井町のきゅりあんの柳家小三治独演会でした。今日は追悼の気持ちで『小言念仏』を聴いて過ごします。合掌。。。

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新型コロナウィルス流行のため文化活動は自粛のアナウンスが出たばかりで歌舞伎は初日から10日まで興行中止。あぁ明治座の昼の部チケットが(;o;)。夜の部は最終週だが、これも今後の状況次第。
 風の谷のナウシカ、ディレイビューイングの後編も、予約キャンセル入れた。うっかりローソンのムビチケも二重に買ってしまっていたので、どちらも払い戻そう。仕切り直し。

 さて、二月大歌舞伎は十三世片岡仁左衛門二十七回忌追善興行。昼の部は当代仁左衛門、孝太郎、千之助が中心で十三代目が得意とした『菅原伝授手習鑑』から。

賀茂堤

筆法伝授

道明寺

 ……仁座様、神々しい。。
公演情報 新作歌舞伎 風の谷のナウシカ
『風の谷のナウシカ』ディレイビューイングのお知らせ

 12月に新橋演舞場のチケットが取れなかったので、ディレイビューイングにいち早く。

 原作読んでないのだけど、登場人物像やストーリーはわかりやすい。ナウシカの世界観を歌舞伎の文脈に沿って展開している。台詞は現代語だけど、見栄、本水を使った立ち回り、渡り台詞、宙乗り、舞踊など歌舞伎の要素をきっちり入れている。その試行錯誤の過程を撮ったドキュメンタリーを見ていたので、限られた期間で舞台に落とし込んだスタッフやキャストの力量たるや。

 男性から見た理想像のヒロインであるナウシカより、戦う女クシャナ様に自分が惹かれるのは、デフォ。七之助丈が美麗で凛々しくて。
1ヶ月の志の輔らくご 5日目。

 演目については、予めネタ出ししているのを除き、後の公演を見る皆さんのために黙っておく。

「こけら落とし噺」

「メルシーひな祭り」

料金外のサービス……これは予想していた通りで嬉しかった。


長期間サーバートラブルで忍者ブログの更新ができなかったので、まとめて更新。

一、狸鯉 柳亭市若

市馬師匠のお弟子さん。ちょっと声が必要以上に大きいかも。PAしっかりした大箱なので、もう少し聴きやすくして欲しかった。
柳家お得意の狸の噺だけど「狸鯉」はあまりかからないので、ちょっと嬉しい。

一、つっこみ根問 春風亭百栄

落語マニアな百栄師匠らしい噺。落語家による落語解説(ちょっと『落語研究会』の解説風味ではあるけど、インタビュー形式になっているのがポイント)+落語を知らない女性アナウンサーによるインタビュー版。いまひとつ笑いに踏み込めない。

一、ハイパー初天神 三遊亭白鳥

こちらはぶっ飛んでる金坊が出て来る「初天神」。

仲入

一、穴泥 柳亭市馬

前半がキレッキレの新作で後半は本寸法の古典という、よってたかってのいいところ。市馬師匠も白酒師匠も九州出身だけど。
あまりライブでは聴いていない噺だったので端は「あれ、何だっけ」と思った。展開に引き込まれた。

一、宿屋の仇討ち 桃月庵白酒

白酒師匠のこれ、やっぱり面白いなぁ。しじゅう三人の男たち3人が男子校の合宿ノリ。
中村屋兄弟が歌舞伎座に戻ってきたということで、一月は歌舞伎座昼夜を2日にわたって観る。
昼の部はそれぞれ見どころがあって豪華配役。四本だと長く感じた。

一、醍醐の花見

 梅玉の秀吉、魁春の北の政所、勘九郎の三成、七之助の智仁親王北の方、種之助の曾呂利新左衛門、鷹之資の大野治房。若手の種之助と鷹之資が意外によかった。
 御簾があがって福助の淀の御方と芝翫の智仁親王が現れ、歓声。福助は動きが不自由そうだったけど、復帰してくれるだけで眼福。

二、奥州安達原 袖萩祭文

 ひたすら雀右衛門の袖萩と娘のお君が哀れ。雀右衛門さんのニンに合っているのだけど。

三、素襖落

 人間国宝の吉右衛門さんが太郎冠者でコミカルな演技と踊りを見せるところが凄いのかな……笑えるかと問われれば、もうちょっと軽みが欲しかったのだけど。

四、天衣紛上野初花 河内山

 白鸚さん扮する河内山宗俊の「馬鹿め!」の一言のためだけに展開する噺。大藩の殿を怪しげな坊主が舌先三寸で騙し、正体が露見しても堂々と玄関から出て来るラストに、庶民が喝采を浴びせただろう。
中村屋兄弟のファンなので鰯売がお目当てだったけど、ネットで連獅子の評判が凄く、実際観てシネマ歌舞伎化希望するぐらいよかった。

一、義経腰越状 五斗三番叟

 義経と家臣団を描いてはいるのだけど、豊臣秀頼と家臣団をも示唆しているという二重の歴史劇。後者では後藤又兵衛が酒に酔って失態をおかすというエピソードを若干知っていたので、義経家臣の五斗兵衛になぞらえている関係性が面白いと思った。けど踊りに入るまでが少しダルいかも。

二、連獅子

 猿之助が狂言師右近で親獅子の精、市川中車の息子である市川團子が高校1年生にして狂言師左近で仔獅子の精。
 最終日直前だったので、一ヶ月近く躍り込んでいたため、完成度が凄かった。特に毛振りはほとんどシンクロ。ライブでは松本幸四郎と市川染五郎、芝翫と息子三人を、シネマ歌舞伎では中村勘三郎と中村勘九郎・七之助を観てるけど、中村屋さんレベルの出来。
 場内も引き込まれて熱狂ぶり。カーテンコールしたかったぐらい。

三、鰯売恋曳網
 中村屋さんゆかりの作品。勘九郎さんが自分の生真面目さを活かす猿源氏を、七之助が美しく純粋な姫(だけど不本意な出来事から遊女屋に預け置かれている)に惚れて、身を偽って大名として登楼し……ほんわかラブラブな二人がめっちゃ可愛い。
蕎麦屋友達のYさんを誘って。Yさんはバーを経営していて、十年以上前から落語家を招いて落語会をしていたという、なかなかの落語好き。お客さんにも落語ファンが多いのだが、若いスタッフにもっと落語に親しんで欲しいという。

一、明烏
 「芝浜」とトリネタ二本の豪華セット。しかも、最近の芸風なのか、話言葉が殆どで地の言葉(談春目線)は一ヵ所しかない。マンガチックというか、カリカチュアライズされたた「明烏」。

一、芝浜
 去年の武道館の「芝浜」をさらにカリカチュアライズされたバージョン。魚屋の勝五郎がますます戸田の競艇好きな談春そのものに近くなっているし、かつて競艇にのめり込んでいた自分を振り返る述懐つき。おかみさんも威勢がいい。でも最後のところでほろりとくる。
3年連続ぐらい? 今日は文京シビックホール20周年の記念行事の初日ということで文京区長が挨拶に登壇。客席からの質疑応答はなかったけど、フォトセッションのサービス。

紅翫 いてうさん

三ツ面子守 鶴松さん

羽衣 勘九郎さん&七之助さん ニンにとっても合った演目。麗しい。
伽羅先代萩
 御殿と床下。七之助が政岡を、勘太郎が千松を、長三郎が鶴千代を初役で。
 飯炊き《ままたき》の場をフルサイズで省略せずに演じたのが、七之助がこの女方随一と言われる難役に取り組む覚悟として示した。後半で、母としての嘆きの部分が強さより優った感じで、それをよしとしない評者もいるようだけれど、リアルさを出したと思う。
 千松と鶴千代も場を持たせる演技ができるので、飯炊きの間も飽きさせずによい舞台をつくったと思う。
 そして幸四郎の八潮と仁木弾正の二役がよかった。八潮は女怪としての大きさと悪意が出ていたし、仁木弾正も国崩しの大きさは出ていたと思う(第三部の劇中劇で中車が仁木弾正をちらっと演じるが、まるで違った)。「十代目!」の掛け声もよかった(仁木弾正は五代目幸四郎の当たり役)。さすが、お家の芸と思う。
 児太郎の沖ノ井も凛としていたし、扇雀の栄御前もスケールが出ていた。

闇梅百物語
 どの人もぱっとしない。先代(十七代か十八代かはわからない)の勘三郎がひとりで演じ分けたそうで、それを4-5人で分け持ったのだから、趣向が違ってしまう。
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