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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 6月10日付けで、ドリコムさんが一方的に規約変更を宣言しました。

利用規約の一部変更のお知らせ



本日、ドリコムブログの利用規約の一部を変更させていただきました。

 こんなにユーザーを馬鹿にした話はありません。ユーザーに事前の連絡もなく、即日の規約変更ですか。しかも、著作権に関わる重要な規約変更です。

変更箇所は以下の通りになります。



第14条(著作権)

(変更前)

  ドリコムは、会員が本サービスを利用してつくったすべての著作物(以下「会員著作物」といいます)を、出版物等に利用する場合、本人の承諾を得るものとします。



(変更後)

  ドリコムジェネレーティッドメディアは、本サービスの宣伝または広告等を目的として、会員の承諾を得ることなく、会員著作物の情報を自由に利用することができるものとします。



免責事項

(変更前)

  また、当社は、会員が本サービスを利用してつくったすべての著作物(以下「会員著作物」といいます)を、出版物等に利用する場合、本人の承諾を得るものとします。



(変更後)

  また、当社は、本サービスの宣伝または広告等を目的として、会員の承諾を得ることなく、会員著作物の情報を自由に利用することができるものとします。

 著作権に関わる規定をこんなにも簡単に変更できるものと考えるドリコムの姿勢に、もはや信頼関係は崩れたと思います。



 コメント欄にDさんという方が「目的が「宣伝または広告等」に限定されているのは他のブログと比べると良心的なほうです。でも、実はこの規約、つい最近(2006年6月9日)変更されたものです。変更前は『ドリコムは、会員が本サービスを利用してつくったすべての著作物(以下『会員著作物』といいます)を、出版物等に利用する場合、本人の承諾を得るものとします。』となっていたので、ユーザーにとっては大きな不利益変更だったりします」とコメントされています。



 Dさんも指摘されているところですが、私も著作権への取り扱いでドリコムを選んだ口ですので、このような重要な規約変更を即日変えてしまうという無神経さに我慢できません。



利用規約の変更に関しまして

今回の変更は、ユーザーさま向けの新規サービス展開を図るための変更であり、ユーザーのみなさまに不利益な影響を及ぼすことを意図したものではございません。

多くのユーザーのみなさまにご支持いただけるサービス提供を図るための必要な変更であり、ご理解、ご協力いただけますようお願い申し上げます。



著作権については、原則ユーザーさまに帰属するものであり、あくまで広告・宣伝、利用促進の目的に限り、利用することを想定しております。

 著作権があくまでユーザーにあることを言明されているのですが、規約変更のプロセスが私には我慢なりません。ユーザーの権利を軽視している、配慮が足りない、それ自体が問題です。



 投稿件数が1700件を超えているブログを引っ越して引き継ぐというのは容易ではありませんが(しかもエクスポート機能が提供されていない^^;)、なるべく早く引っ越し先を見つけようと思います。



 振り返れば、サーバー不調の時も、トラブルがあった時も、2年半も我慢強く使わせていただいたんですけどね……最近ようやくトラブル対応もよくなりサービス拡大も歓迎していたのですが、著作権への態度は私がブログのプロバイダーを選ぶ重要なファクターのひとつですので、11日付のコメントでは納得しません。



 皆様には落ち着き先を見つけ次第、詳細をご連絡したいと思います。



☆★☆★



追記。追加コメントが、ドリコムから出ました。



利用規約の変更に関しまして (2)



ここでの「会員著作物の情報」の利用とは、



・記事中に出現する単語から、記事がどのような内容に分類できるかを判断し、内容に応じた広告を出したり、内容に応じたカテゴリ分けを行ったりする


といった、あくまでも著作物に関する二次的情報の利用です。



そのため、一部で心配されているような、ユーザーさまのブログを無断で出版、あるいは記事内容や写真を無断転載などということはいたしません。

 内容的には妥当だと思います(嘆息)。しかし、そのような趣旨ならば、規約そのものにそれに近い文言で表現すべきで、あらかじめ拡大解釈可能な文言での規約変更を求めるのはやはり一方的だと思います。規約の文言が通知された通りで変更なしであれば、やはり、納得行きません。



☆★☆★



6/14追記。規約については、第5条で会員の承諾なしに即日変更できることは承知しています。



第5条(本規約の変更)

ドリコムジェネレーティッドメディアは会員の承諾なしに、本規約を変更することができるものとします。

変更後の会員規約については、ドリコムジェネレーティッドメディアが、オンライン上に表示した時点より、効力を生じるものとします。

 でもそれは、最低限の約束事です。人と人との信頼関係についても言えることですが、法律や決まり事や約束事を守ることは人と人との信頼関係を壊さないための最低限の条件であって、それさえ守っていれば信頼関係が築かれたり深まるというものではありませんよね。



 個人的な思いの丈を言えば、私がドリコムさんのブログサービスを使用開始したのは2004年11月、ちょうど某ブログサービスの著作人格権に関する規約の内容を巡ってネット上で激しい意見が飛び交っていた頃でした。時期が時期だけに、一応、複数の無料ブログサービスにおける著作権・著作人格権の取り扱いを比較して、会員の著作権・著作人格権を明記し、また尊重しているドリコムさんを選ばせていただいたという経緯があります。



今回の規定変更について、受け容れる人と反発する人の違いの中には、そうした議論をリアルタイムで経験して比較的に著作権や著作人格権に関心の高い人と、その後のブログ利用者増加の中でブログユーザーになったために著作権や著作人格権に関心の薄い人という違いもあるのではないかとドリコムさんの記事のコメント欄への書き込みを見て感じました。



 そうした価値観の違いは承知の上で自分の意見と気持ちを要約します。規約を破らない範囲であれば事前の通告なしにでも会員の了解なしにでも規約を変えても構わない……最低限の約束事を守ってはいますが、それで会員の心がついていけるかは会員個人個人の感じ方にもよります。私は、会員の著作権に対する配慮なんてその程度でいいんだという価値観が見えてしまって落胆しました。会員に対する気持ちがあるなら、理解を得るプロセスにも配慮して欲しかったです。
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