新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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昨日店頭で見かけて、即ゲットしました。
新・歴史群像シリーズ13『土方歳三 洋装の"武士"として散った漢の一徹』(学研)
サブタイトルの「洋装」「武士」「漢」「一徹」のうち「漢」の一字につい照れを感じてしまうのは自分だけでしょうか(*^。^*)。でも「漢」という一文字に「おとこ」とルビを振る、この文字が似合う実在の人物はそうそういないですよね(笑)。
ざっとめくってみただけですが、カラーページも含めて、歴史群像シリーズ58『土方歳三 熱情の士道、冷徹の剣』をかなり改訂しているようです。表紙のイラストはかつて『その時歴史が動いた』で沖田さとしさんが演じた土方さんのイメージが一番近いかしら(ミーハーで申し訳ない^_^;)、自分はこのイラストで買いました(爆)……ただ、またがっている白馬(笑)の顔がえらく怖いわ^_^;。
これからちびちび読んで楽しませていただきます!
☆★☆★
追記。まずは多摩編の「武士を渇望する多摩の"バラガキ"」まで読了しました。
山村竜也氏による「修羅の京へ武士としての第一歩を踏み出す」の中では、今まで他の本などでは書かれていなかった幼少時のエピソードが新たにいくつか盛り込まれています。
また、佐藤文明氏によるふたつの記事「歳三を生み育てた風土と人脈」「青年土方の『公用』と空白の八年間」は土方さんの史実を巡る記事の中でも久しぶりに興奮する面白さ(笑)でした。佐藤文明さんの『未完の多摩共和国』を読んでいない読者にはちょっと驚かれるかも知れませんが、江戸幕府を開いた徳川家康が多摩に北条氏・武田氏の遺臣を移住させて八王子千人同心という半農半武士という特殊な身分に取り立てたことにどんな意味があるのか、また近藤勇の出身である上石原宿の宮川家が吉宗の代にこの地に移住してきたことは何を意味するのか、なかなか面白いです。そして、土方さんの句「公用に 出て行く道や 春の月」の「公用」とは何なのかを、多摩を含めて武蔵・伊豆の要所を支配した代官の江川家(代々「江川太郎左衛門」を名乗っている)と結びつけた論考は、突飛だと思われる読者もいるかも知れませんが、自分は「あり得る!」とわくわくしてしまいました……だって、大好きな江川太郎左衛門英龍様はもう亡くなっている時期かも知れませんが、その江川家の家令も兼任した江戸三大道場のひとつ練兵館の主である齋藤弥九郎先生と近藤勇の関係を多摩が補強するって話ですから、わくわくするなという方が無理です(笑)。
そして菊地明氏の「石田村『宗門人別書上帳扣』が語る若き日の歳三」は、土方さん生家のお隣さんである土方智さん宅に残る「宗門人別帳扣」に書かれた土方さんの奉公記録をもとに、上京前の土方さんに関する新たな疑問を紹介する記事です。上に紹介した佐藤文明さんの仮説と噛み合うかどうかは微妙なところがありますが、まだ定説として認知されていない段階での仮説を含む論点が両者から出てきているということを理解すれば、一冊で二粒美味しいともいえます(笑)。
なお、白牡丹のブログ記事で佐藤文明氏の『未完の多摩共和国』関連記事は以下の通りです。
・多摩の土の匂いがする土方歳三も素敵だ(2005年10月17日)
・『未完の多摩共和国』読書メモその1(2005年10月18日)
・『未完の多摩共和国』読書メモその2(2005年10月19日)
・『未完の多摩共和国』読了!(2005年10月21日)
新・歴史群像シリーズ13『土方歳三 洋装の"武士"として散った漢の一徹』(学研)
サブタイトルの「洋装」「武士」「漢」「一徹」のうち「漢」の一字につい照れを感じてしまうのは自分だけでしょうか(*^。^*)。でも「漢」という一文字に「おとこ」とルビを振る、この文字が似合う実在の人物はそうそういないですよね(笑)。
ざっとめくってみただけですが、カラーページも含めて、歴史群像シリーズ58『土方歳三 熱情の士道、冷徹の剣』をかなり改訂しているようです。表紙のイラストはかつて『その時歴史が動いた』で沖田さとしさんが演じた土方さんのイメージが一番近いかしら(ミーハーで申し訳ない^_^;)、自分はこのイラストで買いました(爆)……ただ、またがっている白馬(笑)の顔がえらく怖いわ^_^;。
これからちびちび読んで楽しませていただきます!
☆★☆★
追記。まずは多摩編の「武士を渇望する多摩の"バラガキ"」まで読了しました。
山村竜也氏による「修羅の京へ武士としての第一歩を踏み出す」の中では、今まで他の本などでは書かれていなかった幼少時のエピソードが新たにいくつか盛り込まれています。
また、佐藤文明氏によるふたつの記事「歳三を生み育てた風土と人脈」「青年土方の『公用』と空白の八年間」は土方さんの史実を巡る記事の中でも久しぶりに興奮する面白さ(笑)でした。佐藤文明さんの『未完の多摩共和国』を読んでいない読者にはちょっと驚かれるかも知れませんが、江戸幕府を開いた徳川家康が多摩に北条氏・武田氏の遺臣を移住させて八王子千人同心という半農半武士という特殊な身分に取り立てたことにどんな意味があるのか、また近藤勇の出身である上石原宿の宮川家が吉宗の代にこの地に移住してきたことは何を意味するのか、なかなか面白いです。そして、土方さんの句「公用に 出て行く道や 春の月」の「公用」とは何なのかを、多摩を含めて武蔵・伊豆の要所を支配した代官の江川家(代々「江川太郎左衛門」を名乗っている)と結びつけた論考は、突飛だと思われる読者もいるかも知れませんが、自分は「あり得る!」とわくわくしてしまいました……だって、大好きな江川太郎左衛門英龍様はもう亡くなっている時期かも知れませんが、その江川家の家令も兼任した江戸三大道場のひとつ練兵館の主である齋藤弥九郎先生と近藤勇の関係を多摩が補強するって話ですから、わくわくするなという方が無理です(笑)。
そして菊地明氏の「石田村『宗門人別書上帳扣』が語る若き日の歳三」は、土方さん生家のお隣さんである土方智さん宅に残る「宗門人別帳扣」に書かれた土方さんの奉公記録をもとに、上京前の土方さんに関する新たな疑問を紹介する記事です。上に紹介した佐藤文明さんの仮説と噛み合うかどうかは微妙なところがありますが、まだ定説として認知されていない段階での仮説を含む論点が両者から出てきているということを理解すれば、一冊で二粒美味しいともいえます(笑)。
なお、白牡丹のブログ記事で佐藤文明氏の『未完の多摩共和国』関連記事は以下の通りです。
・多摩の土の匂いがする土方歳三も素敵だ(2005年10月17日)
・『未完の多摩共和国』読書メモその1(2005年10月18日)
・『未完の多摩共和国』読書メモその2(2005年10月19日)
・『未完の多摩共和国』読了!(2005年10月21日)
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