1月16日～18日の幕末ニュース

　昨日は12年前の阪神淡路大震災の時を思い出し、犠牲者の方々に心で手を合わせていました。

岩手
佐野契約会の元服式　中学生15人が大人の仲間入り

　大船渡市赤崎町の佐野契約会（佐々木照雄会長）による第百五十七回元服式は十四日、同町の沢田地域公民館で開かれた。
(中略)
　同契約会は、江戸時代末期の嘉永四年（一八五一年）に「定め」を制定して以来、地域の青年層によって組織。「元服式」は、幕末で人々の生活や治安が荒れ始めた当時、同地区の結束や引き締めを図る目的で始まったとされる。

宮城
河北新報社　創刊１１０周年式典　東北振興の心貫く

　河北新報社は１７日、創刊１１０周年を迎えた。
(中略)
　河北新報は１８９７年（明治３０）年１月１７日、一力健治郎が創刊した。題号は東北が明治維新後に「白河以北一山百文」と軽視されたことに反発、東北復権の願いを込めて定められた。以来、同一の題号と社是、経営を貫いている。

　戊辰戦争以来の東北人の思いが込められているんですね。

埼玉
七福神と干支の動物展：河鍋暁斎らの錦絵など３９点－－蕨で来月２５日まで　／埼玉

　蕨市南町４の河鍋暁斎（きょうさい）記念美術館で「七福神と干支（えと）の動物展」が開かれている。幕末から明治にかけて活躍した狩野派絵師、暁斎（１８３１～８９）と長女暁翠（１８６８～１９３５）が描いた「七福神シリーズ」を中心に、同館所蔵の３９点を展示した。

神奈川
「戦後の横浜港史」を語る講演会－横浜開港記念会館

　横浜港振興協会（横浜市中区海岸通1、TEL [phone]）は2月16日、横浜市開港記念会館（横浜市中区本町1）で「横浜港講演会」を開催する。
（中略）
　同協会担当者は「これまでの講演会で『鎖国から開国まで』『明治維新から第2次世界大戦まで』の2つの時代の歴史が語られ、今回の講演で『横浜港の歴史』のテーマが終了する。

奈良
大和の芸能（下）

　千人の人々が田楽や舞楽など様々な芸能を奉納する、奈良・春日大社の「春日若宮おん祭」。その陰には、消えた伝統を復活させようとする努力があった。日本芸能史を研究する映画監督、篠田正浩さん（７５）と春日大社権宮司、岡本彰夫さん（５２）の語らいは、いよいよ盛り上がっていく。
岡本　おん祭は何度も危機的状況に遭遇し、その度に乗り越える努力があった。一番は明治維新です。神仏分離令と廃仏毀釈（はいぶつきしゃく）は、お寺だけが大変だったと思われがちですが、春日大社は大変な打撃を受けた。おん祭も１０分の１の規模になりました。

高知
幕末の連発銃青山文庫へ　ごみ捨て場で発見

　高知地検が証拠品として保管していた維新時の連発銃「スペンサー銃」１挺（ちょう）がこのほど、高岡郡佐川町の青山文庫に史料として引き継がれた。スペンサー銃は県内では四万十市立幡多郷土資料館と個人所蔵のものなどわずかしか確認されておらず、同文庫は２０日から一般公開する。