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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 今日は大寒。暦の上では一年で一番寒い日であるにもかかわらず、ところによっては最高気温が20度を超えた(4月並み^_^;)という暖かい一日でした。
 明日の最高気温は、ところによっては今日以上(5月並み!)の暖かさだそうですが……夕方から夜にかけて急に冷え込む(ところによっては雪)そうですので、明日は夜まで外出している時には着る物に工夫が要りそうですね。

北海道
名所、イベント紹介…函館観光トランプ発売
 函館国際観光コンベンション協会は、市内の観光名所やイベント、食などを写真と文で紹介する「函館観光トランプ」を発売した。遊びながら函館の魅力を知ってもらう狙い。同協会は「子供からお年寄りまでが楽しみながら函館への理解を深めてもらい、観光客誘致につなげたい」としている。
 ブランド総合研究所(東京)による昨年の地域ブランド調査で、魅力度ランキング第1位となった函館の知名度アップを図ろうと製作。トランプは、名刺ほどの大きさで、ジョーカー2枚を含む54枚入り。すべてのカードに函館にまつわる人物や風景などを紹介する写真とその説明文が記されている。
 ハートなど4種類あるマークの「A(エース)」は高田屋嘉兵衛や土方歳三などの歴史上の人物、「2」は戸井マグロや塩ラーメンなどの函館名物が取り上げられている。
 「3」から「K」(キング)までは、教会や寺院などの歴史的建造物をはじめ、縄文遺跡、五稜郭公園の桜などの風景、「はこだてクリスマスファンタジー」などのイベントの写真も載せられている。「ジョーカー」は、函館を象徴するイカや教会のイラストがカラーで描かれたマンホールのふたで、「市内に点在しているから是非(ぜひ)見つけてね」とPRしている。
 価格は840円で、1000個限定。同協会のほか、市内の観光案内所と宿泊施設、旧イギリス領事館や函館山ロープウェイ山頂、五稜郭タワー、函館空港2階の各売店、文教堂書店昭和店で取り扱っている。問い合わせは同協会TEL0138・27・3535へ。

 土方さんは、どのスートのエースなのか気になります……スペードはもともと剣を意味するものだそうなので土方さんにふさわしいと思うのですが、ハートのエースだったりしたらハートに選んだ意図を訊いてみたい^_^;。

宮城
埋もれた偉人紹介します
幕末藩士・玉蟲左太夫 演劇で

 幕末に活躍した仙台藩士・玉蟲(たまむし)左太夫(1823~69)の生涯を描いた芝居が来月13日、若林区文化センター(仙台市若林区)で上演される。玉蟲は渡米の記録をまとめるなど、先進的な感覚を持った武士として知られるが、今ではほとんど忘れられた存在。企画した市民団体「先人のはなを啓(ひら)く会」は、「郷土の偉人を知ってほしい」と参加を呼びかけている。
 啓く会は、歴史に埋もれた人たちを紹介しようと昨年2月、仙台市民らで結成され、第1弾として玉蟲を取り上げた。
 芝居「超サムライ 玉蟲左太夫」には、仙台市内のアマチュア劇団員に加え、同会メンバーも役者として参加。米国への船旅で、嵐の中、艦長が水夫と一緒に徹夜で働く姿、清潔な病院で患者が丁寧に扱われる様子を見て、「平等」や「人間を大切にする」考えに触れ、玉蟲が変わっていく姿を描く。
 昨年末、仙台市内で行われた練習では、玉蟲役の会社員小松春武さん(26)が、指導を受けつつ、セリフや動作の練習を繰り返していた。小松さんは「芝居は初体験だが、玉蟲の気持ちの変化を感じてもらえるよう演じたい」と意気込む。
 当日は歴史作家星亮一さんが講演するほか、同市内のアマチュア落語家桂友楽さんが創作落語を披露し、多角的に玉蟲の生涯に迫る。玉蟲の子孫で、同会事務局長を務める山本三郎さん(73)は「玉蟲という人がいたことを知り、興味をもって、もっと深く調べてほしい。芝居をその入り口にしたい」と話している。
 午後2時開演。入場料は大人2000円(前売り1500円)、中高生1500円(同1000円)。小学生以下無料。定員700人。問い合わせは、同会(022・399・8249)。

 玉蟲左太夫、関心があるので評伝を入手しているのですが未読です。劇も面白そうです。

茨城
俳優大沢たかおさんが茨城訪問 「桜田門外ノ変」に主演
 今年秋に全国公開予定の映画「桜田門外ノ変」の主演俳優大沢たかおさん(41)と佐藤純弥監督(77)が19日、茨城県庁を表敬訪問し、橋本昌知事は「茨城は知名度が低い。それを破るいいチャンスになる」と期待を込め話した。
 作品の中心は幕末に桜田門外の変を起こした水戸藩浪士で、大沢さんは部隊の1人、関鉄之介役を演じる。
 地域活性化を目指し、茨城県民有志が映画化を提案。主に県内で撮影され、井伊直弼を襲撃するシーンのため水戸市内につくられた桜田門のセットの費用は2億4千万円。うち6千万円は県と市が負担する予定で、残り1億8千万円は一般公開するセットの入場料収入などで賄うという。
 佐藤監督は記者会見で「あれだけ大きなセットは一企業ではできない。地元の熱意のおかげだ。自分の経験と能力を生かして完成させる」と語った。20日にクランクインする。


東京
視覚揺さぶる超絶技巧 「柴田是真の漆×絵」展
 人は、外界からの情報の8割を視覚から得ているといわれる。美術とは、その視覚に直接訴える表現なのだろう。幕末・明治の漆芸家で画家の柴田是真(1807~91)の約90点に及ぶ展覧会を見ていると、しかし、そんな考えが、揺さぶられてゆく。
 展示の大半は米・エドソンコレクションからの出品で、第1室では、ガラスケースに同コレクションの漆器が並ぶ。そこに高級木材・紫檀(したん)製の小さな香合がある。重厚な木目が美しく、ふたの表から側面に走る小さな亀裂は木と金属の鎹(かすがい)で補修されている。
 だが実はこれ、すべてフェイク。漆で固めた紙に漆を塗り、一部をかき取りまた別の漆を塗って木目を表し、細かい木目は一筋ずつ彫っている。「紫檀塗」という「変塗(かわりぬり)」の技法で、亀裂もわざわざ彫り、別の変塗で鎹を施している。作品名は「紫檀塗香合」。この超絶技巧、説明なしでは、手にとってその軽さに驚くまで分からないかもしれない。視覚だけでは味わい尽くせない作品なのだ。
 江戸生まれの是真はまず蒔絵(まきえ)を学び、さらに四条派の絵を学ぶ。維新前後には絵画でも工芸でも高い評価を受け、以後も博覧会への出品などを通し、重鎮として活躍した。紫檀や金属、墨などを模した変塗で目指したのは、遊び心と同時に、蒔絵だけではない漆工の可能性の追究だったようだ。
 質感描写に優れ、台頭著しい油絵も意識。質感で対抗するなら変塗とばかりに、紙に描く「漆絵」でもその技量を発揮した。例えば「南瓜(かぼちゃ)に飛蝗(ばった)図漆絵」では、透明かつ立体感のある花や細密なバッタの描写で、油絵とは違う質感の魅力を見せる(同コレクション)。蒔絵の額を模した紫檀塗による漆絵も残す。これも持てば当然、紙ゆえに軽いはずだ。
 工芸品は本来、手にとり使って味わうもの。近代の展示システムではそれはかなわないが、それでも是真作品は、視覚とそれ以外の感覚のせめぎ合いにも、美術の楽しみがあることを示す。視覚偏重が進む映像化時代に、その教えの意味は大きい。(大西若人)
    ◇

 2月7日まで、東京・日本橋室町の三井記念美術館。月曜と31日休館。京都、富山に巡回。


神奈川
居酒屋店主が歴史本「龍馬とおりょうさん」発刊-龍馬と横須賀をテーマに執筆 /神奈川
 龍馬ファンが集まる横須賀の焼き鳥店「竜馬におまかせ」(横須賀市日の出町2.)の店主・斎藤秀一さんが1月19日、坂本龍馬と横須賀のゆかりを綴った歴史本「龍馬とおりょうさん」を発刊した。(横須賀経済新聞)
 同書の内容は、「龍馬夫妻の新婚旅行」「英雄が書いたラブレター」「おりょうゆかりの地を歩く(横須賀・横浜編)」など20章。19日は幕末の遣米使節船「咸臨丸」出航150周年にあたることから、番外篇「勝海舟と思い出の浦賀湊」も収録した。幕末史を研究する斎藤さんが、地元タウン紙に連載した原稿を全面リニューアルしてまとめたもの。
 斎藤さんは16歳のときに司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」を読んで感動して以来、熱心な龍馬ファンになったという。大学卒業後は郵便局に勤務していたが40歳で脱サラし、「龍馬や幕末の歴史を語り合う場を作りたい」と2年前に焼き鳥店をオープンした。
 龍馬の妻「おりょうさん」が晩年を横須賀で過ごし、お墓も同市内の信楽寺(しんぎょうじ)にあることから、龍馬やおりょうさんの足跡を訪ね歩き、「湘南海援隊文庫シリーズ」として4冊の本を執筆。2007年11月には斎藤さんが書いた「龍馬とおりょうの思い出物語」を原作に、女優・川上麻衣子さんが一人芝居「横須賀夢幻翔」を演じて話題になった。
 同店では、龍馬が鳥料理が好物だったことにちなんで焼き鳥「竜馬焼き」、鶏鍋「竜馬鍋」などオリジナル料理のほか、「龍馬の夢」「おりょうさんの想い」などの焼酎ボトルも提供。NHK大河ドラマ「龍馬伝」が始まったこともあり、歴史好きなファンとともに龍馬談義に花を咲かせてにぎわっている。
 斎藤さんは「横須賀は龍馬やおりょうさんとゆかりの深い場所。この本をきっかけに横須賀を訪ね歩いてもらえたら」と笑顔をみせる。
 同店・東叶神社などで頒布するほか郵送でも販売する。1冊500円。問い合わせは同店(TEL 046-825-8727)まで。


滋賀
ゆるキャラ:やちにゃん“出張”報告 大先輩ひこにゃんも激励--来月香港へ /滋賀
 来月14日の旧正月に香港であるパレードに関西2府4県の「ゆるキャラオールスターズ」の一員として派遣される彦根のゆるキャラ「やちにゃん」が19日、彦根市役所に大先輩の「ひこにゃん」を訪ね、出発の報告をした。
 やちにゃんは、幕末の大老で第十三代彦根藩主、井伊直弼の娘、弥千代姫がモデル。この日は同オールスターズチームリーダーの荒川深冊さん(38)らを従えて市役所を訪問した。「ひこにゃん」とともに出迎えた獅山向洋市長から「彦根をしっかり売り込んで来てください」と激励を受けた。
 この後、関西のゆるキャラが乗ってパレードする三輪自転車「ひこねリキシャ(ゆるキャラ仕様)」を作っているNPO法人「五環生活」の竹内洋行さん(38)が試作車1台を公開した。縦、横各1・4メートルの座席が付いた真っ赤なリヤカー風の作りでパネルには各キャラクターの写真と名前が入る。早速、「ひこにゃん」と「やちにゃん」が試乗したが、乗り心地は上々だったという。【松井圀夫】


京都
忠臣蔵や恋物語…京都で映画製作活況 産官学連携が奏功
 映画の聖地・京都が久々に活況を呈している。松竹京都撮影所(京都市右京区)では、撮影される映画が年間1本程度に減っていたが、昨秋から、時代劇や立命館大の学生スタッフが参加した作品など4本と相次いでいる。産官学連携による同撮影所の改装などの支援策が、効果を上げているようだ。
 昨年12月初めから撮影中の時代劇「武士の家計簿」(森田芳光監督)は幕末に藩の会計処理を預かる下級武士の物語で、堺雅人さんや仲間由紀恵さんらが出演。また、赤穂浪士の秘話「最後の忠臣蔵」(杉田成道監督)も1月上旬にクランクアップ。役所広司さんが主演、片岡仁左衛門さんが大石内蔵助にふんし、邦画で16年ぶりとなる時代劇の定番「忠臣蔵もの」の撮影現場は活気にあふれた。
 昨年に撮影を終えた2作のうち「京都太秦恋物語」は、立命館大と松竹の共同製作で、映像学部の学生が参加、山田洋次・客員教授が監督を務めた。一方、「ふたたび」(塩屋俊監督)は、ハンセン病で音楽を断念したジャズマンのドラマ。渡辺貞夫さんも出演した。この4本は今年公開予定。
 京都では1950年代に年間約150本の映画が作られたが、製作現場が東京に集中し、減少。このため、京都府や京都市、近畿経済産業局、映画会社、立命館大などが協力し、2006年に京都の映像産業復興支援策を始めた。松竹京都撮影所では府の補助を受けて撮影用スタジオ4棟を新設し、編集、音響などの仕上げやデジタル対応の試写をする最新システムを導入。北川淳一・同撮影所社長は「職人の熟練の技と経験、貴重なオープンセットを生かせる上、映画の企画から完成まで全作業を行える」とする。
 旧大映時代から京都で美術監督を務め、「最後の忠臣蔵」を手がけた西岡善信さんは、「簡単に映画が作れる今、かえって、映画人の『京都で上質の作品を撮りたい』という機運を感じる」と話している。


大阪
京都・壬生寺展:あす開幕 本堂障壁画を初公開--高島屋大阪店 /大阪
◇「仏心に響くよう」手描き友禅作家、あだち幸さん作

 新撰組の屯所跡と壬生(みぶ)狂言で知られる京都・壬生寺の寺宝や障壁画による「京都・壬生寺展」(壬生寺、NHKサービスセンター主催、毎日新聞社など協力)が21日~2月1日、大阪市中央区難波の高島屋大阪店7階グランドホールで開かれる。幻想的な「白い仏」を描く岡山県井原市美星町の手描き友禅作家、あだち幸(さち)さん作の本堂障壁画も初めて公開される。
 創建千年を超える壬生寺の歴史を「地蔵菩薩(ぼさつ)半跏(はんか)像」「壬生寺縁起」などの寺宝や資料で紹介するほか、「新たなる一千年の祈り」としてあだちさん作の障壁画(高さ2・7メートル、全長30メートル)を展示する。
 障壁画は「地獄から極楽への浄土絵巻」をモチーフにあだちさんが4年がかりで完成させ、07年に奉納した。また、壬生寺と縁の深い奈良・唐招提寺にあだちさんが昨年奉納したびょうぶ「同天の讃--讃仰鑑真和上(さんぎょうがんじんわじょう)」など最新作を含む7点の友禅画も公開する。
 あだちさんは京都伝統の手描き友禅に独自の技術を加えて宇宙の生命や神秘を仏の姿に描いており、「あらゆる生命をいとおしむ心こそ人間社会と地球を救う道と信じ、そうした『仏心』に響くようにと念じてきました」と話している。【松倉展人】

    ◇

 入場料は一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料。無休。

 大阪タカシマヤのサイトにリンクを貼っておきます。
7階グランドホール 京都・壬生寺展

兵庫
姫路城最古の写真 地元で公開
 幕末から明治初期に撮影され最も古いとされる姫路城の写真が20日から姫路市本町のイーグレひめじで公開される。明治期に陸軍に解体され、現存しない「絵図門」や「ヰ(うい)の櫓(やぐら)」などが確認できる。
 幕末から明治に来日したオランダ人医師ボードインのコレクションの1枚で、撮影者・撮影時期は不明。オランダに住むボードインの子孫から2007年に長崎大が譲り受けた。
 これまでは、兵庫県立歴史博物館(姫路市)の所蔵写真が最古とみられ、撮影時期は1874(明治7)~82(同15)年と推定された。同博物館の写真に写る陸軍の施設がボードインの写真にはなく、博物館所蔵よりも古いことが分かった。
 姫路の市民グループが開催する写真展「白鷺校区百三十七年の歩み」の中で公開。縦52ミリ、横83ミリの写真を複写し、縦61センチ、横100センチのパネルに拡大して展示する。24日まで。無料。イーグレひめじTEL079・287・0830
(山岸洋介)


山口
語り部:豊北の魅力伝えよう 養成講座に45人参加 /山口
 ようこそ、魅惑の豊北へ--。下関市豊北町の観光ガイド「語り部」を養成する一日講座が19日、同町であった。豊北町の郷土文化を研究する市民や下関の観光ボランティアなど45人が参加。豊北の歴史に詳しい熊井清雄・つのしま自然館館長(75)を講師に、角島や国指定天然記念物の「結びイブキ」などを見て回った。【取違剛】
 中小企業庁の助成事業で、下関商工会議所と下関市商工会が観光振興を目的に主催。「語り部」に知る人ぞ知る豊北町の魅力を伝えてもらう。昨年末には豊浦町でも催しており、旧4町と市街の相乗効果アップを狙う。
 豊北町といえば風光明媚(めいび)な角島のイメージが強いが、見どころはまだある。その一つが同町神田、恩徳寺の天然記念物「結びイブキ」。イブキの木の枝がどういうわけか複雑に絡み合い、大蛇のようにうねる。縁結びの木ともいわれ、初めて見た参加者らは興味津々だった。
 また、寺から下った肥中港は幕末、長州藩の密貿易港として使われ、坂本龍馬らの仲介で買い入れた米国製鉄砲もここから陸揚げされたと伝わる。「(長州藩士の)大村益次郎と伊藤博文が代金の千両箱を持ち込んだら、浜庄屋の床が抜けた」。熊井さんの巧みな語りはまさに「語り部」で、参加者たちは懸命にペンを走らせた。
 恩徳寺は地元の藤井憲男さん(63)ら住民が献身的な手入れを続けている。「お越しいただければ私たちが案内します」と藤井さん。名所旧跡や景勝だけでなく、人も魅力の豊北町だ。
〔下関版〕


佐賀
初の「佐賀城本丸けんてい」参加者募集
 佐賀市の県立佐賀城本丸歴史館で案内役を務める市民ボランティアがアイデアを出し合い、設問をつくった初の「佐賀城本丸けんてい」が3月22日、同歴史館で実施される。歴史館で販売している図録(500円)の内容や展示物に関する50問で、2月20日まで参加者を募集している。
 同歴史館は、幕末から明治維新期にかけての佐賀の歴史を様々な展示で紹介している。「けんてい」は昨年8月の開館5周年を記念して企画。約90人のボランティアが出し合った計287問の中から設問を厳選した。いずれも3択式で、試験時間は60分。
 対象は中学生以上。35問以上の正解で認定証を贈る。合格発表は4月11日、表彰式は同25日。高得点者は特別表彰し、受検者全員に解説書を配る。式後、ボランティアらと自由に歴史談議ができる「ヒストリーカフェ」も開く。
 市民ボランティアは、同歴史館のイベント開催なども無給で手がけている。ボランティアの山中輝見会長(66)は「来館者との触れ合いで喜びをもらってきた。けんていがお返しになれば」と話している。
 受検は無料。往復はがきに郵便番号、住所、氏名、年齢、性別、電話番号を記入して、〒840・0041 佐賀市城内2―18―1 佐賀城本丸歴史館内「ボランティア手づくり『佐賀城本丸けんてい』実行委員会」に申し込む(2月20日必着)。定員50人で、応募者多数の場合は抽選を行う。問い合わせは同実行委(0952・41・7550)へ。


鍋島直正ら幕末・明治に活躍 15人の生涯 偉人伝に 佐賀城本丸歴史館 新年度から出版
 県教委は新年度から5年計画で、幕末・明治期に活躍した佐賀の偉人たちをシリーズでつづる人物誌「佐賀偉人伝」を出版する。県民の郷土愛や誇りをはぐくむのが狙いで、「佐賀の七賢人」を含む計15人を紹介。最新の研究内容を盛り込む予定で、担当する県立佐賀城本丸歴史館は「単なる人物伝や歴史入門書とはひと味違う作品に仕上げたい」としている。
 偉人伝では、10代藩主鍋島直正▽大隈重信▽副島種臣▽佐野常民▽島義勇▽大木喬任▽江藤新平‐の七賢人のほか、近代化に大きく貢献した県出身8人を紹介。8人については、編集委員会を設けて選定する。
 1冊(A5判、100ページ程度)につき1人を紹介し、1年で3冊ずつ出版する予定。最新の研究で判明した史実やエピソードなどを織り交ぜながら、分かりやすい作品を目指す。事業費は、新年度当初予算に盛り込むことを検討している。
 県内では、日本初の近代海軍基地「三重津海軍所」跡(佐賀市)が、世界遺産登録を目指す「九州・山口の近代化産業遺産群」の構成史跡候補に入ったが、同館は「激動の時代を生きた先人の活躍を知ることで、県内に残る史跡への関心も高まり、世界遺産登録への弾みにつながるのでは」としている。

    ×      ×

■「円を創った男」展23日から 大隈重信を紹介

 地方自治法施行60周年を記念し、各都道府県にちなんで発行されるデザイン貨幣のうち、佐賀県の図柄として、大隈重信侯の記念貨幣(500円と千円の硬貨2種類)が今秋発行される。県はこれに合わせ、23日-2月14日、佐賀市の佐賀城本丸歴史館でミニ展示「円を創(つく)った男‐大隈重信と貨幣制度」を開催する。
 大隈侯は内閣総理大臣に2度就任し、早稲田大学を創設した「佐賀の七賢人」の1人。1871(明治4)年の新貨条例を推進して、貨幣単位として現行の「円」の創設を提唱した。
 ミニ展示では、新貨条例と大日本貨幣史の原本を紹介。30日午後1時半からは、早稲田大の佐藤能丸講師による特別講演「大隈重信侯とその功績」がある。展示も講演も無料。講演の定員100人(当日受け付け)。
 県統括本部政策監グループ=0952(25)7360。


エンターテインメント
NHK大河ドラマで大盛り上がり 龍馬関連商品やイベント続々
幕末の志士、坂本龍馬の生涯を描くNHK大河ドラマ「龍馬伝」の放映が開始されたのにあわせて、関連商品が続々と売り出されている。龍馬の故郷、高知県では大々的なイベントも行われ、合計の経済効果は234億円とも試算されている。
坂本龍馬は、薩長同盟を成立させ、大政奉還にも尽力して幕末の日本を明治維新へと導いた人物だ。一方で海援隊と呼ばれる結社を組織し、実業家としての一面もあった。龍馬が主役の大河ドラマは実に42年ぶりという。

書籍はドラマガイド本「龍馬伝 前編」が売れ筋

そんな中で、龍馬関連書籍も続々発売されている。紀伊國屋書店の調べによると、「龍馬」「竜馬」が入った書籍は2009年10月~12月、120冊が刊行されていた。2010年1月14日現在、関連本売上1位は、NHK大河ドラマを紹介するガイド本「龍馬伝 前編」。購入者の7割が女性だった。そして、司馬遼太郎さんの小説「竜馬がゆく」全巻が続く。龍馬の生き様が躍動感たっぷりに描かれた同書は読みやすく、根強い人気の一冊だ。龍馬関連本は現在、特設コーナーを設け、目立たせている店舗もあるそうだ。
旅行会社でも龍馬ゆかりの土地をまわる企画商品が登場した。近畿日本ツーリストが2009年12月に売り出したのは「竜馬の道~坂本龍馬ゆかりの地を訪ねるツアー」。高知、長崎、京都を巡るプランを用意した。ホームページや旅行パンフレットには、小山ゆうさんが描く漫画「お~い!竜馬」で描かれた一コマとともに、見所となる名所が紹介されている。たとえば、長崎はグラバー園、京都は寺田屋という具合だ。
同社広報は「大河ドラマはまだはじまったばかり。紹介される機会が今後さらに増えれば、利用者が増えると見込んでいます。今後は個人型のプランの商品も増やしていきたい」と期待を寄せている。JTBも同時期、「熱き志士の足跡をたどる以心伝心の旅 坂本龍馬」を売り出した。

高知県では「土佐・龍馬博」を1年間実施

番組放送にあわせて、龍馬の生まれ故郷の高知県は2010年1月16日、大型イベント「土佐・龍馬であい博」を開催した。一年間かけて、高知県全域にある龍馬関連の名所をPRしていく。特設ホームページでは「土佐志士めぐりマップ」などが用意されている。
県内には、JR高知駅に設置されるメイン会場を含む4箇所のパビリオンを設ける。東部に「安芸・岩崎弥太郎こころざし社中」を、西部には「土佐清水・ジョン万次郎くろしお社中」を、北部には「ゆすはら・維新の同社中」がある。岩崎弥太郎もジョン万次郎も高知県に縁がある人物だ。パビリオン内では大河ドラマに関連した展示や体験コーナーなどがある。
イベントの推進協議会事務局の担当者は「龍馬の関連史跡や高知の料理を楽しんで欲しい」とPRする。また、大河放送と連動する形で、2009年末頃から県内の関連施設は入場者が増えているといい、「一番の見所は龍馬像がある桂浜。すぐそばには坂本龍馬記念館があります。直筆の手紙や所持していたピストルの模型が飾られていますよ」。
日本銀行高知支店は、大河ドラマ「龍馬伝」放映による高知県への経済効果は234億円と試算している。観光客の消費額も74億円増加することが見込まれている。
ところで、坂本龍馬の魅力は何だろうか――。前出の担当者はこう話す。
「広く世界を見渡し、自分の意志をもって突き進める、先を見渡せていける人柄には惹かれるものがあると思います。それでいて、人の意見にも耳を貸し、温かみがあった。また何より、日本の将来に向かって大胆かつ繊細に突き進めた。今の時代に生まれていれば、この閉塞感を突き破ってくれそうですね」
 



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