1月23日の幕末ニュース

　今日は東京では雪がうっすら積もるほど昼過ぎまで降ってましたね。その後に雨に変わりましたが……寒い一日でした。

兵庫
勝海舟の足跡探ろう　来月歴史ウォーク

　幕末の海防基地で国指定史跡「徳島藩松帆台場跡」がある淡路市岩屋を宝探し感覚で散策する「集え！岩屋の砲台見聞隊　勝麟太郎（海舟）の足跡を探れ」（神戸新聞社など後援）が、二月二十四日に開かれる。勝海舟が砲台建設の視察に岩屋を訪れた史実に基づく企画。主催の市教委は「同じ季節に岩屋を歩いた海舟の気分で、歴史にふれて」と参加者を募っている。（小林伸哉）

鳥取
消防演習：文化財防火、地元も－－境港・日御崎神社　／鳥取

　２６日の第５４回文化財防火デーを控えた２２日、境港市渡町の市有形文化財、日御崎（ひのみさき）神社（門脇紀文宮司）で「拝殿から出火し、強風のために延焼しそうだ」との想定で総代会も参加した消防演習があった。
　同神社は幕末の嘉永年間を最後に計４回の火災があったといわれ、１９８７（昭和６２）年に市有形文化財に指定。市内の建物の有形文化財は同神社を含め２件のみ。同神社は祭事以外は無人になることが多く、万一の場合は住民の協力が重要という。０６年３月、自動火災報知器と屋外ベルを設置した。

山口
山さとうどん：古民家を改装、やまぐち食彩店に指定「山口の味にこだわり」　／山口

　築約２８０年の民家を活用した光市小周防のうどん屋「山さとうどん」が、地産地消に取り組む「やまぐち食彩店」の指定を受けた。レトロな風情が漂う店は、元建築士の佐藤誉樹店長（４２）が、蘭（らん）学者の手塚律蔵（１８２３～１８７８年）の生家を改装し０４年にオープンさせた。県産小麦の麺（めん）で独特の風味を考案した佐藤店長は「激動の時代を生きた手塚さんの原点として、山口の味にこだわりたい」と話している。【安部拓輝】

ブックレビュー
ＮＨＫ大河ドラマ「篤姫」の関連本

　この時期の書店には例年、ＮＨＫ大河ドラマの関連本が並ぶ。今年は幕末に薩摩から将軍家へ嫁いだ「篤姫（あつひめ）」。彼女の波乱に満ちた人生を活字でも楽しんでみたい。（岡本公樹）