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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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 史実に忠実に再現した箱館奉行所、寒すぎるそうです^_^;。土方さんたち、どうやって寒さをしのいだのでしょうか。

北海道
寒すぎる箱館奉行所 「幕末」忠実に復元し時に氷点下 苦情相次ぐ
【函館】函館市が昨年7月、国特別史跡・五稜郭内に復元し、初の冬を迎えた箱館奉行所で観光客から「寒すぎて十分見学できない」との苦情が相次いでいる。完全復元を原則とする国の方針に従い、幕末12 件期の構造を忠実に再現したため通気性に富み、暖房設備が十分でないためだ。管理する市教委は、文化庁と近く対策を協議する。
 「今の室温は2度。時には氷点下になる」。奉行所奥の暖房機のない部屋で、加納裕之館長(78)は話した。「室内でもコートは手放せない」という。
 箱館奉行所は1864年(元治元年)に幕府が北方警護のため建設し、71年(明治4年)に解体された。市が27億円かけて139年ぶりに復元。公開後の入場者は21万人(21日現在)で、すでに初年度目標の15万人弱を大幅に超えた。
 ところが、昨年12月ごろから寒さへの苦情が絶えない。職員は「凍えてすぐに退館する人も。苦情は多い日で10件はある」
 防寒対策のため、雨戸を閉めたことも裏目に。室内の照明は最小限しかなく「暗くて展示が見えない」との指摘も出始めた。
<北海道新聞1月22日夕刊掲載>


滋賀
井伊家ゆかりの雛人形 長浜城歴史博物館で特別陳列始まる
 長浜市の長浜城歴史博物館で22日、特別陳列「大通寺の雛(ひな)人形-井伊家の婚礼道具」が始まった。3月9日まで。
 彦根藩主で、幕末に幕府の大老だった井伊直弼の七女、砂千代(さちよ)ゆかりのひな人形や調度品を紹介。
 砂千代は長浜市内の大通寺住職の内室となった。今回は寺に伝わる中から、ひな飾りを主体にした品々を展示している。
 男びな、女びなの衣装や装飾品に現代の意匠が見て取れる古今びなをはじめ、黒漆にボタンや唐草の文様を蒔絵(まきえ)で施した長持ちやたんす、はさみ箱などは、小さくても精巧に仕上げられ、当時の栄華を伝える。
 長浜市内から出土した古墳~奈良時代の人形代(ひとかたしろ)も展示。人形代は人間を模した木片で、川に流して災い、けがれをはらう祭礼に用い、流しびなの原型ともされる。
 入館は一般400円、小中学生200円。29日午後1時半から展示説明会がある。
 問い合わせは博物館=電0749(63)4611=まで。 


佐賀
三重津海軍所跡で発掘調査公開 200人が見学
 世界遺産登録を目指して佐賀市が調査を進めている佐賀藩の洋式船基地、三重津海軍所跡(佐賀市川副町)で22日、発掘調査の一般公開があった。市民約200人が、船を入れたドックの木製護岸などを見学。幕末に蒸気船を手掛けた佐賀藩の近代技術に思いをはせた。
 
 発掘現場は早津江川のほとりで、これまでの調査で約30メートルの直線的な木製護岸が確認された。
 
 大きな穴が掘られた現場には丸太や板を打ち込んだ護岸が姿を見せており、発掘担当者が遺構を示して「絵図などからドックは当初、袋状と予想されていたが、実際は直線で蒸気船の修理に適した形状だったことが分かった」と発掘成果を説明。護岸の一部は強固な構造で「木を使う日本の伝統技法を、西洋技術の導入に役立てた点は興味深い」などと話した。
 
 熱心に説明を聞いていた佐賀市の男性(57)は「技術の高さに感心し、佐賀藩の先進性を感じた」、川副町の女性(60)は「ドックの存在が証明されたわけで、世界遺産への大きな一歩」と目を輝かせた。
 
 ドックの発掘は今回で終了する予定で、説明会は遺構を埋め戻す前に広く見てもらおうと市教委が開いた。


長崎
グラバー園の逸話満載ガイド本 長崎総科大バークガフニ教授が出版
 長崎総合科学大教授でグラバー園(長崎市南山手町)の名誉園長、ブライアン・バークガフニさん(60)が、同園の歴史を分かりやすくまとめたガイド本「長崎游学5 グラバー園への招待」をこのほど、長崎文献社(長崎市大黒町)から刊行した。最新の研究成果を盛り込んでいる。

 グラバー園は1974年、旧長崎居留地の一角に開園。園内には幕末に建てられた旧グラバー邸、旧オルト住宅、旧リンガー住宅の3棟と、72年以降に園外から移築された6棟の洋館がある。同書は各棟の歴史について解説したほか、同園内で生活した外国人の人物像を紹介している。

 旧グラバー邸、旧オルト住宅、旧リンガー住宅の所有者を詳しく調査し、暮らした外国人の変遷を一覧表にまとめた。「冒険商人」と呼ばれたグラバー、オルト、リンガーについては、妻子の肖像写真も掲載し、一家の生きざまに光を当てた。

 リンガーの子孫らが提供した貴重な写真も収録。1865(慶応元)年ごろ撮影の旧オルト住宅の全景は、前庭に日本最古とみられる噴水が写っている。調度品が鮮明に分かる同宅の居間や、日本・中国・西洋人の子どもが入り交じった海星学校小学部の集合写真などからは、長崎居留地の暮らしぶりが実感できる。

 エピソードも多数紹介し、英国で生まれた秘密結社「フリーメイソン」の長崎における活動にも言及。フリーメイソンのシンボルを刻んでいる旧リンガー住宅の門柱は、昭和30年代以降に同園内へ移設されたものという。バークガフニ教授は「グラバーをフリーメイソンとするのは根拠がない俗説」と話す。

 バークガフニ教授は「グラバー園でどのような人々が暮らしていたのか、という歴史物語を知ってほしい」と話している。

 価格は840円。問い合わせは長崎文献社(電095・823・5247)。


鹿児島
かごしま観光PRキャラバン隊:「新幹線で鹿児島へ」 毎日新聞京都支局訪問 /京都

 鹿児島市の食や自然をPRしようと、同市のイベント制作会社などでつくる「かごしま観光PRキャラバン隊」が21日、京都市上京区の毎日新聞京都支局を訪れた。

 3月の九州新幹線全線開業を控え、全国で鹿児島市の魅力を発信している。23日午前10時半からJR京都駅前(下京区)でパンフレットなどを配るという。

 京都支局を訪れたのは、西郷隆盛や島津斉彬らに扮(ふん)したスタッフら7人。「温泉や銭湯だけでなく、幕末の志士たちの志を感じることのできる施設がたくさんある。ぜひ新幹線で鹿児島に来てほしい」と話していた。【小川信】


ブックレビュー
『プチャーチン』白石仁章著
 幕末、黒船で来航して恫喝(どうかつ)的態度で開国を迫ったアメリカのペリーは有名だが、「対話」で友好の道を開いたロシアのプチャーチンを知る人は少ない。

 礼儀正しく玄関(長崎)を訪れ、外交交渉を通じて親日家となり、明治天皇から旭日大綬章が贈られ、幕末から明治期の北方領土問題を解決したロシア軍人である。著者は、勤務する外務省外交史料館で発掘した記録から、その実像に迫る。

 帰国後も、日本人留学生を厚遇し、ロシア駐在日本人外交官に便宜を図った。死後も遺言で長女のオーリガが来日してディアナ号ゆかりの静岡県・旧戸田(へだ)村に遺産を寄贈するなど終生、日本への愛情を持ち続けたことを本書は明らかにしている。(新人物往来社・1470円)







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