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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 ようやく秋らしい青空に恵まれた一日。一年で一番過ごしやすい秋と春が年々短くなっているような気がするのは、私の気のせいでしょうか……(汗)。

北海道
伝統「御徒士行列」 上ノ国八幡宮渡御祭
 【上ノ国】大名行列をほうふつさせる上ノ国独自の「御徒士(おかち)行列」が16日、町内で行われた。若者が左右の足を高く振り上げて進む姿に、沿道の町民が見入った。

 この行列は、江戸時代中期にルーツを持つとされる古里の伝統で、上ノ国八幡宮渡御祭の中で行われている。松前藩が上ノ国の民衆に敬意を表し武士だけに認められた裃(かみしも)の着用を、お祭りに限り許したことが始まりという。昭和40年代に一時途絶えたが、同55年ごろに町民の熱意で復活、以来伝統をつないでいる。

 行列を先導する猿田彦命に付き従い、裃姿で八幡宮の境内を出発した15人は「やあー、きたり」の掛け声で町内を巡行。日暮れまで練り歩き、沿道の民家でお神酒の振る舞いを受けた。

 夜には同八幡宮で町内の子どもと大人が神楽を奏上し五穀豊穣や地域安全・発展を願った。

 御徒士行列に参加した、桧山振興局の原田吉信さん(37)と青柳剛さん(40)は「歴史と文化に触れられる貴重な経験で参加できてうれしい。今後も桧山振興局などから参加者が続くことを期待したい」と話していた。


福島
「歴ドル」会津親善大使に 小日向えりさんに任命証
 歴史好きアイドル「歴ドル」の小日向えりさん(24)が17日、福島県の会津若松観光物産協会の会津親善大使に任命された。来年のNHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公・新島八重らを取り上げた著書「会津に恋して」が発刊される予定で「会津のPRのお手伝いができるよう頑張ります」と、観光復興を期す会津の応援を誓った。 
 小日向さんは奈良県出身。女性芸能人で唯1、三国志検定1級の資格を持ち「イケメン幕末史」などの著書がある。NHK・Eテレの「高校講座世界史」の司会を務めている。 
 会津若松市役所で任命式が行われ、室井照平市長が任命証を手渡した。小日向さんは「ありがたき幸せです」と笑顔で受け取った。全国の歴史ファンに対するPRを通じ、会津を訪れる人を増やす役割が期待される。 
 「会津に恋して」は八重や兄・山本覚馬、夫・新島襄ら幕末の会津に関わる25人の生涯と魅力を分かりやすく紹介した。1冊1470円で、23日に発売される。 


東京
最後の浮世絵師「没後120年記念 月岡芳年」 「血みどろ絵」で閉塞感を打破

■「血みどろ絵」で閉塞感を打破

 折れたやりが足に突き刺さり、血が足を伝わり床に流れ出る。壁には血染めの手形。そんな状況で平然とおけのお湯を飲む男。挾客(きょうかく)の元祖ともいわれる幡随院長兵衛(ばんずいいん・ちょうべえ)が、丸腰の風呂場で刺殺された場面とされる。なんとも残虐でおぞましい。

 「最後の浮世絵師」といわれた月岡芳年の絵だ。その作品は、切腹などで血が噴き出た過激な表現が特徴で「血みどろ絵」とも「残酷絵」ともいわれている。作家の江戸川乱歩、谷崎潤一郎、三島由紀夫らが絶賛。芥川龍之介にいたっては「血みどろ絵」を一時期所蔵していたほどだ。

 没後120年を記念した「月岡芳年」展が、東京の太田記念美術館で開催されている。

 首がスッパリと刀で切られたり、身体中に矢を受けていたり、妊婦が逆さづりにされたり…。あまりにもショッキングなシーンに、ドキドキしてしまう。歌舞伎や講談の刃傷場面を題材にした「英名二十八衆句(しゅうく)」というシリーズは、画面に血があふれ、凄惨(せいさん)極まりない。ではなぜ芳年は、それほどまでに生臭い血に執着したのか。

 「血を多用することで場面を盛り上げたのでは」と、太田記念美術館主幹学芸員の日野原健司さん(37)は解説する。確かに鮮烈な血は人目を引く。

 芳年は若くして才能を発揮した。浮世絵師の歌川国芳(1797~1861年)に入門し、3年がたった15歳のころに描いた「源平合戦」の絵が高く評価される。20歳のころには売れっ子絵師として活躍した。「血みどろ絵」の一方で、「芳年武者无類(むしゃぶるい) 源牛若丸 熊坂長範」といった軽快でさわやかな絵もある。ひらりと宙に舞って太刀を振るう牛若丸の劇的な構図は、現代の劇画のようでもある。

 芳年が生きた幕末は不穏な時代だった。1853年には黒船が来航。55年には安政の大地震、60年には桜田門外の変が起きた。一揆が多発し、暗殺が横行。そうした不安な時代にあって、人気を博した。

 芳年は昨年あたりから雑誌などで特集されたり、本が出版されるなど隠れたブームとなっている。新人物往来社では昨年6月に『衝撃の絵師 月岡芳年』(平松洋解説、2205円)を出版。担当編集者は「現代の劇画に通じる現代性が受けているかも」と、好調な売れ行きの背景を推測する。一方、美術評論家の平松洋(ひろし)さん(49)は「芳年は実際の死体を見て描いているのでリアリティーがある。先が見えない現代も幕末と似ていてリアルな表現が求められているのかもしれない」と話す。

 閉塞(へいそく)感に包まれた時代には、平穏な絵よりも、むしろ血のほとばしるリアルで激しい色彩の絵の方が刺激的で、好まれるのかもしれない。(渋沢和彦)

 ■幕末が生んだ特異な3絵師

 月岡芳年の師匠は、江戸時代末期に活躍した浮世絵師の歌川国芳(くによし)だった。高い塔のある風景を描き、現代では「江戸のスカイツリー」などといわれて話題になった鬼才だ。「宮本武蔵と巨鯨」という作品では、鯨と戦う武蔵を描き、強さを強調。巨大な骸骨や鋭い爪を持つ化け猫を描くなど、奇想天外な作品を送り出した。芳年は、この特異な絵師に師事したことも自身の芸術に大きな影響を与えたようだ。

 国芳の門人には、河鍋暁斎(かわなべ・きょうさい)(1831~89年)という個性的な絵師もいた。川で拾った生首を写生したという伝説も持つ。目が飛び出たような人物を描写するなど奇怪さが特徴。幕府と長州藩の対立を無数のカエルの兵隊に見立てた風刺的な作品も多い。

 3人の絵師は、おどろおどろしい画風から、これまでは芸術的な視点ではあまり認められていなかったが、近年は研究者の間で再評価の機運が高まっている。

 【プロフィル】月岡芳年

 つきおか・よしとし 天保10(1839)年、江戸に生まれた。歴史画、美人画、武者絵など多様な浮世絵を制作。浮世絵が需要を失いつつあった時代の中で売れっ子になった。神経衰弱に悩まされながら制作を続け、明治25(1892)年に53歳で死去した。

 【ガイド】「没後120年記念 月岡芳年」は11月25日まで、太田記念美術館(東京都渋谷区神宮前1の10の10)。代表作や新発見を含む240点で全容を紹介する。休館日は月曜と展示替えの29日~31日。入館料一般1000円、大学生700円、中学生以下無料。問い合わせは、ハローダイヤル(電)03・5777・8600。


京都
 記事の見出しに「新選組旧屯所」と紹介され、どきーん。八木邸のことでしたか。
 7年間で1億8千万とは、巨額な(汗)……歴史的な建物を先祖代々維持していくことの大変さに敬意を抱いているからこそ、内ほんのいくばくかを投じた身としては「私達歴史好きから集めた所得をちゃんと申告しないで税金を浮かすなんて(涙)」という気持ちを抱かずにいられません。
新選組旧屯所が所得隠し 大阪国税局指摘、拝観料少なく申告
 幕末に新選組が最初に活動拠点となる屯所を置いたことで知られる八木家が経営する和菓子店「京都鶴屋鶴寿庵」(京都市中京区)が大阪国税局の税務調査を受け、2010年9月期までの7年間で約1億8千万円の所得隠しを指摘されたことが19日、分かった。追徴税額は重加算税を含め約6千万円とみられ、全額納付したという。

 京都鶴屋鶴寿庵は1990年に株式会社として設立。幕末時のまま残る八木家の住宅を「壬生屯所旧跡」として茶菓子代込みで1人当たり千円の拝観料で公開している。

 関係者によると、入場者数を実際より少なく計上し、拝観料収入の一部を除外して申告しており、国税局は重加算税の対象となる「仮装・隠蔽」行為があったと判断したとみられる。除外した売り上げは建物の修繕費などに充てていたという。

 京都鶴屋鶴寿庵は取材に対し、税務調査を受けたことは認めた上で「そのような(所得隠しの)指摘を受けたことはない」としている。

 八木家は新選組の前身となる浪士隊の宿舎となり、1863年に新選組が発足すると、最初の屯所になった。初代局長、芹沢鴨が暗殺された場所としても知られる。〔共同〕

新選組ゆかりの菓子店が所得隠し=1億8000万円-大阪国税局

 幕末に新選組が活動拠点「壬生屯所」を置いたことで知られる八木家が経営する和菓子製造・販売会社「京都鶴屋鶴寿庵」(京都市中京区)が大阪国税局の税務調査を受け、2010年9月期までの7年間で約1億8000万円の所得隠しを指摘されていたことが19日、分かった。追徴課税は重加算税を含め約6000万円で、既に納付した。
 関係者によると、同社は八木家住宅を「壬生屯所旧跡」として、茶菓子代込みで1人1000円の拝観料で公開。入場者数を実際より少なく計上、収入の一部を売り上げから除外しており、仮装・隠蔽(いんぺい)を伴う悪質な所得隠しと判断されたもようだ。(2012/10/19-18:13)


新選組ゆかりの和菓子店、1億8千万円所得隠し
 幕末の京都で新選組の活動拠点となった八木家が経営する菓子製造販売会社「京都鶴屋鶴寿庵
かくじゅあん
」(京都市中京区)が大阪国税局の税務調査を受け、2010年9月期までの7年間で約1億8000万円の所得隠しを指摘されていたことがわかった。


 同社は重加算税を含め追徴税額約6000万円を全額納付したという。

 関係者によると、同社は幕末時のまま残る八木家住宅を「壬生
みぶ
屯所旧跡」として、茶菓子代込み1人1000円の拝観料で公開している。入場者数を実際より少なく計上し拝観料収入の一部を売り上げから除外していたといい、同国税局は、仮装・隠蔽を伴う所得隠しと判断したとみられる。

 同社は「拝観料収入を建物修繕費などに使っていたが、現在は適正に処理している」としている。

(2012年10月19日11時48分 読売新聞)


新選組旧屯所、1億8000万円所得隠し 大阪国税局が指摘
 幕末に新選組が最初に活動拠点となる屯所を置いていたことで知られる八木家が経営する和菓子店「京都鶴屋
つるや
鶴寿庵
かくじゅあん
」=京都市中京区=が大阪国税局の税務調査を受け、2010年9月期までの7年間で約1億8千万円の所得隠しを指摘されたことが18日、分かった。

 追徴税額は重加算税を含め約6千万円とみられ、全額納付したという。

 京都鶴屋鶴寿庵は1990年に株式会社として設立。幕末時のまま残る八木家の住宅を「壬生屯所旧跡」として茶菓子代込みで1人当たり千円の拝観料で公開している。

 関係者によると、入場者数を実際より少なく計上し、拝観料収入の一部を除外して申告しており、国税局は重加算税の対象となる「仮装・隠蔽
いんぺい
」行為があったと判断したとみられる。除外した売り上げは建物の修繕費などに充てていたという。

 八木家は新選組の前身となる浪士隊の宿舎となり、1863年に新選組が発足すると、最初の屯所になった。初代局長芹沢鴨が暗殺された場所としても知られている。

 京都鶴屋鶴寿庵は取材に対し、税務調査を受けたことは認めた上で「そのような(所得隠しの)指摘を受けたことはない」としている。

 それにしても鶴屋鶴寿庵側のコメントが所得隠しの事実を否定するものから認めた上で改善していると述べているものまでぶりまくりなんですが(汗)……取材時期や取材者によって違うのでしょうか。

兵庫
明石でも幕末「新撰組」活躍 神戸大大学院が古文書調査
幕末期、大阪湾に入る外国船に備える役割を担った明石藩が、西洋式砲術を学んだ農兵隊「新撰組」を組織していたことが、神戸大大学院人文学研究科地域連携センター(神戸市灘区)の古文書調査で明らかになった。文書には兵への給与や褒賞を示す記述もあり、同センターは「明石藩の軍制改革を知る貴重な手がかり」と注目している。(小林良多)
 明石藩に関する史料は太平洋戦争中の空襲などで多くが失われた。そんな中、家老・黒田家の関係者が今年6月に明石市に寄贈した当時の当主日記や、藩領だった神戸市北区の旧家で見つかった文書などから「新撰組」について解明が進んだ。
 史料によると、藩主の命で1863(文久3)年ごろに農民が集められ、月2度の砲術訓練が課せられた。翌年には「新撰組」と命名され、京で長州藩兵が幕府側諸藩と戦った「禁門の変」が起きると、兵庫津(現在の神戸市兵庫区)の警衛に15人が参加。城下で鉄砲の試し撃ちを行う様子も記され、西洋式砲術を学んだ部隊が幕末期の動乱の中で運用された様子がうかがえる。
 また、藩発行の紙幣による給与支払い▽農作業を理由に嘆願すれば脱退できたこと▽褒美として名字を名乗ったり帯刀が許されたりしたこと‐など、待遇面についても記されていた。
 新撰組は4年後の67(慶応3)年に解散しており、同センターの前田結城研究員(29)は「軍事は武士の特権だけに、農民を取り込む西洋化には藩士の反発もあったはず。最初は農兵を区別したが、このころには配慮が不要になったのかもしれない」とする。
 同時期に京で治安維持に当たった“本家”の「新選組」も農民出身者を含む部隊。名称が同じ点について、前田研究員は「民衆から新たに選んだ部隊という意味で自然に名付けられたのでは」と分析している。
【農兵】江戸末期、開国に伴う外国船来航や頻発する一揆への対策として、幕府や各藩などが農民を軍事徴用した。兵庫県内では姫路藩や赤穂藩などが部隊をつくったとされる。


鳥取
幕末の鳥取藩題材 市民ら自主制作映画 「維新の魁」ロケ始まる
幕末の鳥取藩史を描く市民らの自主制作映画のロケが始まり、1作目の最も重要なシーンが20日、国指定名勝の庭園で知られる鳥取市の古刹(こさつ)、観音院で撮影された。役者からスタッフまですべて市民らの手作りで10~20分の短編を10話制作し、通して見れば2時間半ほどの大作になる予定。スタッフらは、年内にも1作目を完成させたいとしている。

 撮影が始まったのは、全編完成時の第4話で、佐幕派の藩の重鎮、黒部権之介と勤王派の堀庄次郎が、藩政の行方をめぐって京都の本圀寺で激論を繰り広げたエピソードの場面。堀は、水戸藩主だった徳川斉昭の5男で父譲りの尊王攘夷論を唱えていた藩主、池田慶徳の意をくんでいたとされるが、議論は決裂し黒部らは後日、勤王派に襲撃されて命を落としている。

 「維新の魁(さきがけ)」と名づけられたこの映画は、同市の元県立図書館長、森本良和さん(55)の呼び掛けに協力者が結集。

 難航していたキャスティングは、今回撮影分に登場する黒部役に酒類販売会社「林兼太郎商店」の林憲二社長(59)、堀役にNHKアナウンサーの田中逸人さん(32)が決まり、撮影に臨んでいる。


山口
全国龍馬ファンの集い:幕末の志士に思いはせる 安倍・自民総裁が講演−−下関 /山口

 「第24回全国龍馬ファンの集い下関大会」が20日、下関市豊前田町の海峡メッセ下関であった。全国から約360人の龍馬ファンが集まり、幕末の志士の生き方に思いをはせた。

 集いは2部構成。第1部では「龍馬と長州−−長府と萩と幕末日本」と題して▽市立長府博物館の古城春樹館長▽京都国立博物館の宮川禎一企画室長▽長崎シーボルト記念館の織田毅館長−−が意見を交わした。

 第2部では、自民党の安倍晋三総裁が登壇。講演で「龍馬が問題意識を持って行動したからこそ、日本は明治という黄金時代を迎えることができた」と龍馬の行動力を評価。また、龍馬が起草した8条の国家構想「船中八策」について、「海軍力を強くするというのは、領海が脅かされている現在にも当てはまる」などと指摘した。【平川昌範】

〔下関版〕


雑記帳:萩で幕末の勉強の様子を体験
 山口県萩市須佐の益田(ますだ)館で19日、幕末の勉強の様子を体験するイベントがあった。地元の市立育英、弥富(やどみ)両小の6年生計24人が袴(はかま)や和服姿で机に向かったり、刀抜きを学んだ。

 益田館は、毛利藩永代家老で須佐領主の益田家の旧宅。体験は同家の郷校「育英館」で若者が勉学に励んだ歴史を知ってもらおうと始められ、今回20回目の節目を迎えた。

 授業は書道や刀の抜き方、論語の唱和などで、幕末の育英館をほうふつとさせたが、やはり現代っ子。慣れない正座でしびれた足をさすり「昔でなくてよかった」。【川上敏文】


佐賀
世界遺産フェスタ:「三重津海軍所跡」紹介 登録へ催し--佐賀 /佐賀
 世界遺産登録を目指す九州・山口の近代化遺産の一つ「三重津海軍所跡」を紹介して気運を盛り上げようと、「世界遺産フェスタ」が20日、佐賀市川副町早津江の同海軍所跡や佐野常民記念館などで始まった。21日まで。

 県や市などでつくる実行委の主催。海軍所は幕末の佐賀藩が船の建造や修理に使った施設で、国内初の実用的木造蒸気船「凌風丸」を完成させた。
 フェアでは市が進める海軍所跡の発掘の様子が公開され、担当者が歴史的価値などを解説した。市によると、遺跡の内容確認のための発掘は今年度で終了となるため、「これまで発掘された遺構の全体を見学できるのは最後の機会になる可能性もある」として、来場を呼びかけている。
 21日は午前10~11時と午後1~3時に計5回説明会がある。問い合わせは実行委0952・25・7253。【田中韻】
10月21日朝刊


エンターテインメント
宝塚歌劇雪組トップスター・音月桂の笑顔輝くサヨナラ公演、雪組『JIN-仁-』開幕!
輝く笑顔が魅力的な宝塚歌劇雪組トップスター音月桂(おとづき・けい)、舞羽美海(まいはね・みみ)のサヨナラ公演が10月12日(金)、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。ラストステージを飾る演目は、ミュージカル『JIN-仁-』と、ショー『GOLD SPARK!-この一瞬を永遠に-』だ。

宝塚歌劇雪組『JIN-仁-』の写真

漫画家・村上もとかの大ヒット作で、大沢たかお主演のドラマも記憶に新しい『JIN-仁-』。幕末の江戸を舞台に、現代からタイムスリップした医師・南方仁と町の人々との人間模様を描いた作品だ。江戸の町に蔓延するコロリ(コレラ)、花街・吉原の感染病、花魁・野風の病気など、数々のエピソードをアレンジしながらテンポ良く展開。仁の恋人・結命と、江戸で出会う橘咲を舞羽、坂本龍馬を早霧(さぎり)せいな、橘恭太郎を未涼亜希(みすず・あき)、勝麟太郎(海舟)を専科・北翔海莉(ほくしょう・かいり)……と、さまざまな人物が登場し、舞台を彩る様子を眺めるだけでも面白い。さらには、艶やかさや華やかさ、殺陣の躍動感など和物ならではの美と粋が堪能できる。

現代で恋人を亡くし、空虚な心を埋められないでいた仁が活力と笑顔を取り戻していく様を、緩急つけて表現する音月。咲と結命のふた役を、どちらも意志の強さを持たせながら、真っ直ぐな咲と知的な結命として演じ分ける舞羽。熱く豪快な龍馬を豊かな表情とアクションで表現する早霧。そして北翔や未涼が、どっしりと安定感のある落ち着いた演技と歌唱で舞台の空気を締める。

突然タイムスリップしたことに戸惑いながらも、病や怪我、災難に苦しめられる江戸の人々を笑顔に変え、慕われ、愛されていく仁の姿は、“トップスター音月桂”の姿に自然と重なり、ぐっと胸に迫る。咲との絶妙な距離感、龍馬との友情、恭太郎や勝との信頼関係を描く中で、サヨナラ公演を意識したセリフや演出が散りばめられる。仁を中心に、舞台がどこか温かい空気に包まれているのは、その存在で周りを明るくしてきた音月を中心とする雪組だからこそ出せる空気感だろう。

第2幕のショーは、煌めく衣装をまとった音月のソロからスタートし、心躍るようなリズムのナンバーで躍動感あふれるダンスが繰り広げられる。ダークファンタジーのようなストーリー性のあるシーンに、“イケメン”たちがスタイリッシュなダンスと歌で魅せるシーン、赤い鳥たちが歌い踊るシーンなど、彩り豊かに展開。中でも、音月自らが希望したという大階段での黒燕尾の群舞は惚れ惚れするカッコよさ。舞羽と音月のデュエットも美しく、ずっと観ていたくなるほどだ。ショーでもまたサヨナラ公演ならではの演出に心揺さぶられる場面もあるが、雪組生があふれる笑顔で放つイキイキとした輝きに、自然と笑みがこぼれる。

兵庫公演は11月12日(月)まで上演。また、11月23日(金・祝) ~ 12月24日(月・祝)まで、東京宝塚劇場にて上演。東京公演のチケットは10月21日(日)一般発売開始。

取材・文:黒石悦子


 
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