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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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 今日は最高気温が25度ほどまで上がって、暖かかったです。

福島
会津のトップ「敵」弔う 戊辰戦争・墓前祭に市長参列
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 戊辰戦争の際、会津で命を落とした長州(現在の山口県)など敵方の兵士を弔おうと、福島県会津若松市民有志らが半世紀以上続けている西軍墓前祭が23日、市内の東明寺で行われ、菅家一郎市長が初めて参列した。来年は戊辰戦争から140年の節目に当たり、関係者は「和解への新たな機運が高まるか」と注目している。

 1953年に始まった墓前祭は今年で54回目。会津若松市と山口、高知、佐賀各県の関係者、遺族ら約40人が参列した。百七十余柱が眠る西軍墓地に祭壇が設けられ、全員で冥福を祈った。

 寺の記録によると、市長の参列は明治戊辰百年祭が行われた67年当時の横山武市長以来40年ぶり。97年、会津若松市長として初めて長州藩の城下、萩市を訪問した山内日出夫前市長も地元での西軍墓前祭には参列していない。

 3期目の菅家市長は、これまで参列しなかったことについて「あくまでもスケジュールの都合」と説明。「敵も味方もなく、尊い御霊に供養をささげたい」と述べた。

 今も「しこり」が残る会津と長州だが、下関の江島潔市長が昨年、今年と続けて会津若松市を訪問し、白虎隊士の墓に参るなど、「官」同士の距離が近づきつつある。菅家市長も「歴史認識を共有できれば、次のステップに踏み出せる」と関係改善に意欲をにじませる。

 市長の参列について、墓前祭を主催する会津戊辰戦役西軍墳墓史跡保存会の佐藤義之会長は「久しくなかったことで、大きな意義がある。きっかけさえあれば、雪は必ず解ける」と期待を寄せている。



東京
東京時代まつり
 1370年余り昔、隅田川に現れた観音様が祀られたことに始まり、浅草寺を中心とする庶民文化の一大拠点として栄えてきた浅草。「東京時代まつり」は、浅草の歴史を今に伝える一大行事だ。

 当日は、浅草寺創始から平安・鎌倉期、徳川家康江戸入府、幕末・文明開化、現代までを総勢約1600人の大行列で表現。江戸消防(火消し)の梯子のりや浅草の芸妓など、江戸ならではの風俗を再現した行列もあり、見応えたっぷり!


滋賀
彦根城下の町並み、市民の手で守れ 地元NPO法人「辻番所」の買収検討
 築城四百年祭でにぎわう国宝彦根城(滋賀県彦根市)で、地元のNPO法人が現存する江戸時代の足軽組屋敷にある「辻番所」の保存のため、買収を検討していることが分かった。失われつつある城下町の歴史遺産や景観を、市民レベルで保存しようとする試みとして、注目されている。
(中略)
 しかし、幕末には七百戸が軒を連ねたという切り妻造り、桟瓦ぶきの足軽屋敷も、十年前の調査時には五十戸ほどに減少。一帯は住宅街だけに、現代風の家屋への改築や、引っ越しによる取り壊しが進み年々、減り続けている。


香川
高松城天守閣解体「明治17年」裏付けする日記発見
 高松城(香川県高松市玉藻町)の天守閣の解体時期を示す初の資料が、さぬき市志度の多和神社にある多和文庫の蔵書から見つかった。幕末から明治にかけ宮司だった松岡調(みつぐ)氏が、1884(明治17)年4月の日記で天守解体の様子を記していた。取り壊し時期を明記した資料はこれまで見つかっておらず、高松市教委は「城の歴史を裏付ける貴重な発見。天守閣復元の機運向上につながれば」としている。


山口
やまぐちNOW:萩観光支えるガイド(その1) 後継者不足が深刻 /山口
 幕末、多くの志士を輩出した維新胎動の地・萩。史跡や武家屋敷などの古い町並みを残すなど町そのものが遺産だ。市は「観光立市」を掲げ、観光振興に力を注ぐが、交通網の整備の立ち遅れなどから観光客は激減。市の顔として長らく萩観光を支えてきた観光ガイドの高齢化も進む一方だ。後継者不足はいよいよ深刻で、足元は揺らいでいる。
やまぐちNOW:萩観光支えるガイド(その2止) 「観光客減に歯止めを」 /山口
 観光客減の背景について澤喜司郎・山口大経済学部教授は「明治維新の史跡が多く、かつては修学旅行生らでにぎわったが、今の子どもたちは遊園地などに興味を持つなど旅行者の好みが変わった」と指摘。そのうえで「近畿、関東から来る観光客が多く、都市部の人たちを意識した地元ならではのツアーを企画、営業活動すべきだ」と提言する。
 また、観光業界関係者は「かつての修学旅行先のメーンは平和学習ができる広島で、萩はその宿泊先となっていた。その後、長崎や沖縄へと移り変わり、萩は見向きもされなくなった」と打ち明けた。


佐賀
活字文化の広がり紹介 本丸歴史館でテーマ展
 佐賀城本丸歴史館のテーマ展示「近世の活字文化と佐賀藩」展が開かれている。佐賀に残る近世の活字印刷物35件、393点を展示し、活字文化の広がりや朝鮮、中国との関係、当時の人々の活躍などを紹介している。11月25日まで。観覧無料。

 近世日本の活字文化は、「文禄・慶長の役」に伴い朝鮮半島から伝わった活字印刷によって本格的に開始。当初は「古活字版」の印刷だったが、18世紀後半に新しい書体の「近世木活字版」が流布し、明治維新ごろに金属活字印刷が普及して近代を迎える。

(中略)

 近世木活字版は佐賀出身で、父・古賀精里に次いで幕府の儒者となった古賀〓庵著『海防臆測』などを示し、幕末期には佐賀城下でも「刷り出されていた可能性が大きいようだ」と指摘している。


宮崎
京都入り“勝負服” 都城島津家当主の儀礼装束公開
 江戸時代末期の都城島津家当主・島津久静(ひさなが)(1832‐62)の儀礼装束が22日、宮崎県都城市で報道陣に公開された。幕末、公武合体運動に奔走した薩摩藩の最高実力者・島津久光の女婿として京都入りに随行した際に身につけた「緋羅紗陣羽織(ひらしゃじんばおり)」など3点。同市が同家から寄贈された史料約1万点を整理中に見つけた。

 同市によると、緋羅紗陣羽織は京都随行で初めて着用。素材に当時としてはぜいたくなビロードを使い、襟に二重のフリルをつけるなど凝った作りで、久静の意気込みが伝わってくる。

 残りの2点は3歳ごろ髪を伸ばし始める儀式で着用した「浅葱麻地宝尽(あさぎあさじたからづく)し文上下(もんかみしも)」と、12歳の元服で着た「黒麻地大紋(くろあさじだいもん)」。そのほかにも久静の儀礼装束4点が見つかっているという。史料整理にあたっている同市史料活用調査委員会委員で、柳川御花史料館(福岡県柳川市)の植野かおり学芸文化課長は「大名家クラスの上級武家の儀礼衣装がまとまって見つかるのは極めてまれ」としている。


各地
2007年度の選奨土木遺産が決定
(社)土木学会は10月19日,2007年度の土木学会選奨土木遺産を発表した。今年度は北海道の「千歳川の王子製紙水力発電施設群」や秋田県の「土崎港関連施設」,新潟県の「親不知旧道」,栃木県の「境橋」,愛知県の「岩井橋」,大分県の「龍頭橋」など23件を選んだ。

この認定制度は,幕末から1945年にかけて完成した近代土木遺産を対象にしたもの。社会や土木技術者へのアピール,まちづくりへの活用などを期待して2000年に設立した。



コラム
<近代大阪の精神>文明開化の風景(4)政治史の舞台、花外楼
 「桂(小五郎)がおるであろう。隠し立てするとその分には捨て置かんぞ」。抜刀した新撰組局長の近藤勇が大阪・北浜の料理旅館「加賀伊」に乗り込んできた。

 「そんな人、いてしまへん」。応対に出たのはいたいけな少女。意表をつかれた近藤は刀を収めてあっさり引き下がった。少女はのちに3代目女将(おかみ)になるお孝である。大人だと表情に出るが、子供ならシラを切り通せると主人の伊助が判断したのだ。

 風雲急を告げる幕末にあって、加賀伊は倒幕派のいわば秘密革命クラブ。そのことが維新から7年後、明治憲法の“下ごしらえ”をする大阪会議に結びつく。屋号「花外楼」は会議の終了後、木戸孝允(桂小五郎)が命名した。京都のように政事の表舞台でなかったとはいえ、大阪の経済力は佐幕、倒幕両派にとって大きな魅力だったのである。

 なかなか興味深いエピソードですね。

ブックレビュー
宮部みゆき、吉川英治文学賞受賞講演 駆け抜けた20年
 大作「宮本武蔵」「新・平家物語」から、児童小説までを執筆した吉川英治。大正から昭和にかけて活躍した国民的作家だが、遺品などを展示、足跡を紹介する「吉川英治記念館」(東京・青梅)が今年、開館30周年を迎えた。没後45周年で、生誕115周年。節目の年に、今年の吉川英治文学賞の受賞者が講演。「平成の人気作家」で、デビュー20周年という記念の年だった。(杉山広)
(中略)
 吉川は昭和19年3月、東京・赤坂から青梅(旧吉野村)の幕末に建てられた農家に家族とともに疎開し、10年ほど暮らした。吉川が「草思堂」と名づけた邸内の母屋が、講演会場。「メールで、先着50人の参加者を募集したところ、2時間で締め切りに。はがきとファクスでも受け付けたので、定員を超えました」(片岡さん)。
  

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