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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 季節はずれのツクツクボーシが随分と苦しげに鳴いてます……ひとしきり鳴いた後、ぴたっと静かになりました(涙)、合掌……秋風の涼しさが一際沁みる夕方です。

北海道
文化財保護月間 8日から道内各地で行事
 道教委は、今年から十月八日-十一月七日の一カ月間を「北海道文化財保護強調月間」と定め、道内各地で文化財を公開するなど二十六市町で五十のイベントを行う。
 函館市では十九日と十一月三日の二日間、国指定特別史跡の五稜郭で復元中の「箱館奉行所」の見学会が行われる。明治維新期の箱館戦争の舞台となった同奉行所は、一八七一年(明治四年)に解体されたが、文献や写真などを基に、当時の材料や工法を忠実に再現している。
 また、桧山管内上ノ国町では十一月一、二の両日、今年七月に国の重要文化財に指定された「上之国勝山館跡」(十五世紀ごろ)で出土した陶磁器など三百点が、道内で初めて公開される。
 各イベントの問い合わせは道教委文化・スポーツ課(電)011・204・5749へ。道教委のホームページでも各事業を一覧できる。


岩手
激動の一関藩分かる 市博物館「戊辰戦争展」
 140年前に起きた戊辰戦争と一関のかかわりを取り上げたテーマ展「一関藩の戊辰戦争」は11月3日まで一関市厳美町の市博物館で開かれている。
 本藩の仙台藩に従い戦った一関藩の歩みを伝える資料約90点を展示。財政状況や藩同士の力関係など、戦争に至った背景と流れを紹介している。
 輸入生地を使った陣羽織や欧米製の銃などは時代の急激な変化を映し出す。武器運搬などのため徴集された農家の若者名簿からは、庶民も巻き込む戦争の姿が見える。
 戊辰戦争は、維新政府軍と旧幕府派の間で1868年に起こった内戦。大島晃一副館長兼学芸係長は「戊辰戦争がさまざまな面で日本近代化のスタートであったことを感じてほしい」と語る。
 関連行事で13日午後1時半から同館で戊辰戦争のシンポジウムが開かれる。一関藩志会の赤塚愛人会長らによる話題提供のほか、自由討論がある。
 シンポジウムは聴講無料で先着100人。申し込みは同館(0191・29・3180)へ。


宮城
鬼小十郎まつり:「大坂夏の陣」再現--白石城 /宮城
鬼小十郎まつり:「大坂夏の陣」再現--白石城 /宮城
 片倉家歴代の居城として江戸時代から明治維新まで260余年にわたって繁栄した白石市の白石城で4日、「大坂夏の陣」などを再現した初の「鬼小十郎まつり」が開催された。好天にも恵まれ大勢の観光客でにぎわった。
 白石市が市民団体などとまつり実行委員会を組織。同市最大の歴史資源である伊達家の重臣・片倉家の城下町、白石城を活用し、活力ある元気な地域づくりを目指して企画された。
 まつりは白石城本丸広場で行われた。元和元(1615)年の大坂夏の陣「道明寺の戦い」での二代目・片倉小十郎重長の活躍が題材。エキストラが扮(ふん)した片倉、真田両軍約60騎の甲冑(かっちゅう)武者よる合戦や火縄銃の実演など迫力ある戦いが再現され、観客から盛んな拍手が送られた。【豊田英夫】


福井
「福井藩と江戸」と「昭和大博覧会」 2博物館で特別展
 秋めく中、たまには家族で歴史に触れてみては-。福井市の市郷土歴史博物館と県立歴史博物館で4日、特別展が始まった。親子連れが楽しめるよう展示に工夫を凝らしているのが特徴だ。 (渥美龍太)
 郷土博は「福井藩と江戸」を11月9日まで開催。大河ドラマなどを通して江戸時代への関心が高まる中、福井藩と江戸のかかわりを紹介している。
 目玉は幕末に福井藩主の松平春嶽が将軍を後見する政事総裁職に就いた際、将軍の徳川家茂が春嶽に声を掛けるために練習した文書で、徳川記念財団が所蔵し、全国初公開になる。
 歴史好きでなくとも、会場隣には子どもが楽しめる関連展示を用意。絵を立体的に見られるのぞき眼鏡などもあり、江戸時代の暮らしや習慣を体験しながら学べる。
 県立博は、開催中の特別展「昭和大博覧会」に「あこがれの品との再会」コーナーを追加。豪華な電飾を備えた自転車やリモコン式のスロットカーレーシングなど、昭和40年代の子どもたちが夢中になったおもちゃが並ぶ。
 学芸員の瓜生由起さん(41)は「当時を知る方にぜひ来てほしい。子どもと一緒に見て『こんな時代があったんだよ』と、語り合ってもらえれば」と話していた。


京都
<尊氏像>左手首なくなる…京都の菩提寺で盗難か
 足利将軍家の菩提寺(ぼだいじ)の等持院(京都市北区)で、江戸初期制作とされる尊氏像の左手首などがなくなっていたことが分かった。京都府警北署が窃盗事件とみて調べている。
 寺によると、尊氏像は木製で高さ約1メートル。境内の霊光殿に徳川家康や歴代足利将軍らの像計13体とともに安置されている。職員が9月3日に左手首がなくなっているのを見つけ、数日後には十二代将軍義晴像の左手首もないことに気付いた。2体とも手首を取り外せる構造で、文化財指定は受けていない。霊光殿は拝観時間中(午前8時~午後4時半)、参拝者の出入りが自由で、像の周囲にさくなどはなかった。
 尊氏は後醍醐天皇に弓を引いたことから、尊王攘夷(そんのうじょうい)が台頭した江戸幕末には逆賊の扱いを受け、この像は志士の手で首を三条河原にさらされたことで知られる。【藤田健志】

 この事件、気になってます。新選組にオカルトものを絡ませた岩崎陽子の『無頼』では、斎藤一が足利氏の首を弄ぶ何ものかの祟りを破りますが、現代の盗賊には祟りはないのでしょうか(汗)。

広島
幻の祭り150年ぶりに復活
 幕末の広島城下で一度だけ開催された幻の祭り「砂持加勢(すなもちかせい)」が4日、広島市中区基町地区で約150年ぶりに復活した。当時の瓦版(かわらばん)を基に市民が作ったユニークな山車と仮装の行列が、江戸時代のにぎわいをよみがえらせた。
 町内会や高校生など計9団体の約300人が参加した。「多幸(たこう)」を願うタコの仮装と張りぼてを先頭に広島城を出発。約30人の「ネズミ」の行列が商売繁盛を祈願して米俵の山車を引き、「かっぱ」の集団が太田川への感謝をフラダンスで表現した。


幻の祭り復活 中区で「砂持加勢」
 巨大なタコやカエルが約150年ぶりに広島城下を行進した――。「砂持加勢(すなもちかせい)」と呼ばれる祭りが4日、広島市中区の広島城周辺であった。幕末にたった一度だけ行われた〈幻の祭り〉で、市民ら約300人が、タコ、カエル、コイ、もののけなどユニークな張りぼてを載せた山車とともに約1キロを練り歩き、見物客を喜ばせた。
 広島城の天守閣再建50周年を記念し、広島市文化財団広島城などが企画した。同財団によると、この祭りは広島城下の本川の砂をさらう作業の景気づけとして文久2年(1862)に行われた。祭りが続けられなかった理由は不明という。
 今回は当時の瓦版を基に再現。山車は計12台で、真っ赤なタコを先陣に城を出発した。そろいの法被やTシャツを着込んだ市民らは、笛を吹いたり、歌ったりし、祭りムードを盛り上げた。広島市中区の上野千恵子さん(73)は「珍しい祭りを見ることができて、よかった」と喜んでいた。


砂持加勢:幕末の祭り、よみがえった 市民手づくり、仮装パレード /広島
◇瓦版参考に
 広島市内で幕末に行われた祭り「砂持加勢(すなもちかせい)」が4日、市民の手で約150年ぶりに再現された。タコやカッパ、ネズミの仮装をした人たちが踊りながら練り歩いた。
 砂持加勢は本来、広島城下を流れる本川の川底をさらう仕事をする人たちを応援しようと、城下町の人々が仮装や山車を出して、太鼓や笛ではやし立てるお祭りだった。当時は不安定な世情や生活に不満を持つ市民のはけ口ともなった。今回は広島市文化財団などの主催で、広島城天守閣の再建50年を記念し、当時の様子を描いた瓦版を参考にして現代によみがえらせた。
 市民団体など9団体が約15台の山車を出し、約250人が広島城を出発して、山車に合わせたそろいの衣装で基町環境護岸まで中区内の約2キロをパレードした。「幸(さち)が多くあれ」を意味するタコの山車と一緒に参加した西区楠木町1の山根和子さん(66)は「毎週のようにみんなで集まって準備し、すべてが手作りのお祭りに参加できて本当に楽しかった」と話した。【井上梢】


香川
高松で備讃の工芸展
高松で備讃の工芸展
 香川、岡山両県の優れた工芸品を紹介する「備讃における工芸のあゆみ」展が4日、高松市玉藻町の香川県立ミュージアムで始まった。
 香川の漆芸品は明治期の粗製乱造で、岡山の備前焼は戦後まで釉薬物に押されることで衰退した時期があったが、ともに現代に価値が見直され再興した歴史をもつ。幕末から現代までの工芸作品約150点を紹介している。
 香川漆器では、讃岐漆芸の技法を確立した玉楮象谷(たまかじぞうこく)を研究、現代によみがえらせた磯井如真の「蒟醤竹林之図飾棚」を展示。黒地の表面に、竹やぶを点状に彫って描くことで、闇の中で風に揺れる様子が表現されている。
 また、備前焼では、「わび」や「さび」が尊ばれた桃山時代の素朴な美の再現に取り組み、備前焼の中興の祖とされる金重陶陽(明治29~昭和42年)の「備前耳付水指」などを紹介している。11月9日まで。


伝統の技と美一堂/備讃における工芸のあゆみ展
 香川・岡山両県の伝統工芸の技と美を、その時代背景や先駆者たちの作品で振り返る特別展「備讃における工芸のあゆみ―幕末・明治から現代へ―」(岡山・香川合同企画文化交流展実行委など主催、四国新聞社共催)が4日、香川県高松市玉藻町の県立ミュージアムで始まった。細やかな意匠が施された漆工芸、素朴な風合いのつぼや花器など、時代を超えて受け継がれた匠[たくみ]たちの技が来場者の目を楽しませている。
 同展は2006年度から実施している文化交流展の第3弾。これまで高松松平家の名宝を岡山で、備前焼や備前刀を香川で紹介してきたほか、同館と岡山県立博物館のボランティアによる交流を図ってきた。瀬戸大橋開通20周年に当たる今年は、伝統工芸に光を当て、幕末から現代の両県の工芸品を一堂に集め、巡回展示することになった。
 会場では、讃岐漆芸の礎を築いた玉楮象谷、桃山茶陶への回帰を提唱した金重陶陽らの作品計145点を、幕末の工芸▽博覧会の時代▽工芸作家への道▽伝統工芸の継承者たち―の4コーナーで紹介。重要無形文化財保持者(人間国宝)の磯井正美さん(蒟醤[きんま])、太田儔さん(同)、伊勢※淳さん(備前焼)らの作品も出展されている。
 ボランティアによる展示解説(19日、11月2、9日)も企画しており、同館ボランティアの吉野隆夫さん(73)=高松市=は「3年間学び、岡山の文化を身近に感じることができた。その成果をぜひ多くのみなさんに紹介したい」と来場を呼び掛けている。
 11月9日まで(月曜日休館、月曜が休日の場合は開館、翌日が休館)。問い合わせは同館<087(822)0002>。


瀬戸大橋20年:備讃における工芸のあゆみ 歴史振り返る150点--高松 /香川
瀬戸大橋20年:備讃における工芸のあゆみ 歴史振り返る150点--高松 /香川
◇香川の漆工芸と岡山の備前焼--高松で来月9日まで
 幕末以来の漆工芸(香川)と備前焼(岡山)の歴史を振り返る展示「備讃における工芸のあゆみ」が4日、高松市玉藻町の県立ミュージアムで始まった。11月9日まで。
 06年に始まった香川・岡山合同企画文化交流展の一環。昨年までは収蔵品の交換展示を別々に実施していたが、瀬戸大橋開通20周年の今年を集大成と位置づけ、両県での巡回展とした。岡山県での展示は11月14日~12月14日。
 展示は、幕末の工芸▽博覧会の時代▽工芸作家への道▽伝統工芸の継承者たち--の4部構成で約150点。明治中期に質が落ちて信用を落とした漆工芸が、工芸学校の設立などで復興した経緯や、備前焼が苦難の時期を経て戦後に再注目されたことなどが、作品と共に紹介されている。
 田口慶太学芸員は「それぞれの文化的背景を比較しながら見ることができる」と話す。同市東田町、無職、吉田敬さん(72)は「両県の工芸品が一堂に見られると楽しみにして来た。どちらも甲乙つけ難い」と作品に見入っていた。
 午前9時~午後5時(金曜は午後7時半)。祝日を除く月曜と、月曜祝日の場合は翌火曜が休館。一般500円、高校生以下無料。問い合わせは同ミュージアム(087・822・0002)。【三上健太郎】


山口
狩野芳崖・生誕180年展:近代日本画創成に貢献 下関市立美術館で開幕 /山口
狩野芳崖・生誕180年展:近代日本画創成に貢献 下関市立美術館で開幕 /山口
 下関市長府出身で近代日本画の創成に大きく貢献した画家、狩野芳崖(ほうがい)(1828~1888年)の生誕180年を記念する企画展「狩野芳崖 悲母観音への軌跡」が4日、同市長府黒門東町の市立美術館で始まった。最高傑作とされる「悲母観音」が所蔵する東京芸大から初めて里帰りするほか、11歳から晩年までの作品約60点が集う。11月5日まで。
 芳崖は幕末、長府藩の御用絵師の子として出生。長府や江戸で作画に励み、「近代日本画の父」として崇敬された。
 国重要文化財の「悲母観音」は芳崖の絶筆。今回は4点の下図も同時公開され、芳崖の繊細な筆遣いがより堪能できる。見入っていた同市黒門町、山本恵さん(40)は「想像以上に幻想的で、ずっと見ていても飽きない。また来たいです」と感激していた。
 会場にはもう一つの国重要文化財「不動明王」などの代表作が並ぶ。同館の岡本正康学芸員は「これだけの作品をまとめて観覧できる機会はまたとない。大勢の人に来てほしい」と話していた。観覧料は一般800円▽大学生600円▽18歳以下、70歳以上無料。11、18、25日に展示解説なども。同館(083・245・4131)へ。【新里啓一】




ブックレビュー
今週の本棚・新刊:『明治日本旅行案内 東京近郊編』=アーネスト・サトウ編著
 幕末から明治にかけて日本で活躍した英国の外交官サトウの編著『明治日本旅行案内』から東京、横浜、箱根、伊香保・草津、日光の部分を抜き出して編集した本。これらは外国人の日本旅行の制限が緩和された明治七年頃(ごろ)に人気のあった観光地であった。サトウは、驚くべき学識を生かして名所旧蹟の縁起や由来を詳細に描くのはもとより、人力車利用の時は先払いをすること、川船でゆっくりしようとすれば上等席全体を貸切にすべきこと、など懇切なガイドブックにふさわしい情報をふんだんに提供している。歴史や地理や文化に関する日本人そこのけの教養は読む者を圧倒する。日本の細密工芸を賛美する反面、欧化建築に冷淡なサトウの審美眼から学ぶべきものは多い。=庄田元男・訳(昌)

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