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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 今日も五稜郭関係のニュースが入ってます。

北海道
五稜郭「設計図」と「平面図」2点 市の文化財に
 函館市教育委員会は8日に開いた会議で、「五稜郭初度設計図」(市立函館博物館蔵)と「五稜郭平面図」(函館市中央図書館蔵)の2点を、歴史資料として函館市の文化財に指定した。市の文化財としては85、86件目で、五稜郭関係の図面としては初めての指定となる。市文化財課の田原良信課長は「両方とも五稜郭の成り立ちや遺跡発掘などの観点から重要な資料で、これをもとに作られたことは間違いない」と説明する。

 どちらも紙に描き彩色し、軸装の状態で保管されている。作成された年代は測量を開始した1857年以前と考えられているが、定かではない。五稜郭初度設計図は、伝えられたいきさつなどから、五稜郭を設計した蘭学者の武田斐三郎の直筆と考えられる。武田が残した記録では、フランス軍艦の将官から直接学び、設計したとされる。

 図面には、実際に作られた五稜郭の外側には1つしかない半月堡塁(ほうるい)が5つあることなどから、計画初期の段階の草稿図面だった可能性が高い。指定理由として「五稜郭が築造された歴史的経緯を示すものとして極めて価値が高く、国内に現存する数少ない西洋式土塁の築造変遷を物語る第一級資料」と位置付けた。

 五稜郭平面図は、発掘や復元作業を進める箱館奉行所庁舎や、そのほかの郭内遺構の場所を特定する手掛かりとして活用されている。土塁など全体の形状や規模は、現代の実測図面と重ねても差異が少なく、奉行所など建築物の長さなど規模のデータも入っている。こちらに描かれた半月堡塁は1つ。指定理由として「得られる情報量が圧倒的に多く内容の精度が高い」ことが評価され、「五稜郭跡の復元整備を進める上で欠くことのできない第一級の根拠資料」とされた。

 すでに市の博物館や図書館に所蔵されている資料が文化財認定されたというニュースではありますが、貴重な資料であることには違いないですね。

武四郎の足跡たどる/蝦夷地巡った探検家
 蝦夷地を巡った幕末の探検家松浦武四郎(1818-1888)が、屈斜路湖畔などを訪れて、今年で150年を迎える。この節目を記念し、北海道ウタリ協会弟子屈支部は16、17日、屈斜路コタンなどで「松浦武四郎の足跡探勝とアイヌ古式舞踊体験交流会」を開催する。また松浦武四郎記念館(三重県松阪市)の高瀬英雄館長による記念講演会なども行う。


茨城
水戸の歴史楽しむ旅 国民文化祭に合わせ 11日からスタンプラリー
 県は、「国民文化祭いばらき」(十一月一日-九日)などで今秋多くの来県者が訪れるのに合わせて、水戸の歴史散歩を楽しんでもらおうと今月十一日から十一月二十四日まで、水戸市内の偕楽園、弘道館、県立歴史館の歴史文化三施設を巡る「歴史散策スタンプラリー」を実施する。

 スタンプは三施設の窓口に設置され、スタンプの台紙も各窓口でもらうことができる。期間中に三施設を回った人には、水戸藩第九代藩主徳川斉昭公が偕楽園内に休憩施設として建てたとされる好文亭や、斉昭公が建てた藩校である弘道館の外観などを題材にした四枚一組の絵はがきを進呈。各窓口で押印済みの台紙と交換できる。

 スタンプラリー期間中は▽偕楽園の好文亭で、空襲で全焼した好文亭復元工事の映像記録の上映会▽弘道館で、未公開の所蔵資料や写真パネルなどを展示する企画展「斉昭の心 弘道館と偕楽園」▽歴史館で、絵図や書状集などで紹介する特別展「幕末日本と徳川斉昭」-の催しもある。



神奈川
大佛次郎記念館でフランスを紹介する特別展-ワイン談義も
大佛次郎記念館でフランスを紹介する特別展-ワイン談義も
 大佛次郎記念館(横浜市中区山手、TEL 045-622-5002)で10月1日より、大佛次郎の小説やエッセイに映し出されたフランスを紹介する特別展「大佛次郎とフランス」を開催している。大佛次郎はフランスの政治的事件を題材とするノンフィクションを発表するなどフランスと縁の深い作家としても知られており、同館の開館30周年と日仏修好通商条約が結ばれてから150周年を記念して企画された。

 横浜出身の作家、大佛次郎(1897年~1973年)は、「鞍馬天狗」シリーズで一躍文名を高める一方、フランス文学の翻訳や、「パリ燃ゆ」などフランスの歴史を題材としたノンフィクションを執筆していた。同展では、幕末期からのフランスと横浜の関係を示す写真パネルをはじめ、大佛の著作や原稿、挿絵原画、フランス文学者や画家たちとの交友関係を示す資料など200点以上が展示されている。


愛知
重要文化財級の能面を使い12日公演
 三河吉田藩(現在の愛知県豊橋市)の藩主、大河内松平家に伝わる桃山江戸初期の重要文化財級の能面を使う、珍しい能の公演が12日、東京・千駄ケ谷の国立能楽堂で開かれる。人間国宝の喜多流能楽師、粟谷菊生(あわやきくお)の三回忌追善として長男の明生らが、能「絵馬(えんま)」を舞い、松平家が所蔵していた能面「大天神」など5面を使う。約400年に作られた能面が、東京の舞台の上で生きた表情を見せる貴重な機会となる。
 徳川譜代の城下町である三河吉田は能楽が盛んな場所で、松平家に伝わった能面や装束は明治維新後も、城下の町人の手で大切に保存されてきた。戦災などで一部は失われたものの、現在は豊橋魚町能楽保存会が約70点を管理、保存している。中には面打ちの名人たちが技術を競い合った桃山、江戸初期の優れた作品も多く、うち「大天神」を含む6点が戦前、海外への持ち出しを禁じる「重要美術品」に認定された。


兵庫
帰りたい:私だけのふるさと 妹尾河童さん 神戸市
◇一面の明かり、街が生き返った
 ふるさとという言葉は土着的なイメージがあって好きじゃない。生まれはどこ?と聞かれれば、素直に「神戸」と答えますけどね。でも、僕は神戸という街に生まれたから今の自分があると思っている。

 神戸は幕末、港を造るために切り開かれた街。周辺の農家から、家を継がない身軽な次男、三男が集まってきた。誰にも縛られなかったから、外国の人とも積極的に接したし、パン職人や服飾など、日本にはなかった仕事も自由に選べた。面白いものにとことん興味を持つ気質は、僕も神戸の街からもらいました。

 神戸は1938(昭和13)年の大水害と45(昭和20)年の空襲、そして阪神大震災と3回も大きな災害、戦災に遭っている。でも、そのたびに「やり直しや」と言えるんです。空襲の時のお袋もそう言いました。歴史が浅いから、京都のように守り伝えるものがない。いつも始まり、という気質があるんでしょうね。


山口
明治期代表する日本画家・狩野芳崖 絶筆「悲母観音」故郷で初公開
明治期代表する日本画家・狩野芳崖 絶筆「悲母観音」故郷で初公開
 明治期を代表する日本画家で、下関市生まれの狩野芳崖(1828‐88)の展覧会が同市立美術館で開かれている。芳崖の絶筆で国重要文化財の「悲母観音」(88年、東京芸術大蔵)を、没後120年にして初めて生誕の地で公開している。11月5日まで。

 展覧会は、芳崖が設立に尽力した東京美術学校の後身、東京芸術大と市立美術館の共催で、同大所蔵の45点を中心に計66点を展示。国重要文化財「不動明王」のほか「暁霧(ぎょうむ)山水」「仁王捉鬼図(そっきず)」など、芳崖の代表作がそろっている。

 長府藩の御用絵師の子として生まれた芳崖は19歳で江戸の狩野派に師事し、長府や江戸で活躍。明治維新の混乱で困窮するが、晩年の77年に東京に移住。日本画に西洋画の写実技法などを取り入れ、近代日本画の確立に貢献した。

 この『悲母観音』、実物を見たい作品なんですよね……山口は遠いなぁ(嘆息)。
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