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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 14年勤めた会社を今年いっぱいで退職することになり、出社は昨日が最終日(来週に2日間だけ出張ベースの仕事がありますが)。現在、老親のいる東京に戻るべく、職探しの最中です。
 今週は歓送会が続いて、記事の紹介が遅れました。

北海道
榎本武揚没後100年 道事業本部が記念イベント実施へ 来年6月から
 道内の経済人や作家などが来年、北海道開発に寄与した榎本武揚(一八三六-一九○八年)の没後百周年記念事業を実施する。事業を進める「北海道事業本部」の設立総会が二十七日、札幌市中央区で開かれ、事業計画を確認した。
 実行委は、作家合田一道さんや榎本武揚のひ孫榎本隆充さん(東京在住)らで構成、委員長は道内食品スーパー最大手アークスの横山清社長。
 事業は来年六月から十二月にかけて実施。戊辰戦争で榎本武揚が抗戦派の幕臣を軍艦に乗せて江戸から北海道に脱出したことにちなみ、帆船に子どもたちを乗せて本州から函館港まで航行する。また、講演会や資料展なども予定している。


新五稜郭タワー あすオープン1周年
 五稜郭タワー(函館市五稜郭町43、中野豊社長)のアトリウムで12月1、2の両日、新タワーグランドオープン1周年を記念したイベントが開かれる。
 1日は午後2時から、2005年の第41回江差追分全国大会の優勝者で、乙部町出身の寺島絵里佳さんが自慢の歌声を披露。同2時半からは、同社が函館在住の職人に発注していた星形の手回しオルガンが初公開される。同3時45分からはヤマハ音楽教室の講師によるジャズコンサートが行われる。



岩手
ひもとく漂流物語 盛岡・県文化財愛護協
 県文化財愛護協会(佐藤宏会長)が、盛岡市の県立博物館で開いている古文書翻訳講座の受講者は、郷土史料を解読した読み下し文「漂流記」を発行した。古文書の解読を多くの人に参考にしてもらうことを目的に、同協会が出版している読み下し文の第4弾。江戸時代に本県を出航し、洋上を漂流した船員らの記録を丁寧にまとめた。
(中略)
 同協会は講座でまとめた読み下し文を多くの県民に利用してもらおうと1999年に「戊辰戦争書留」を発行。その後も「北奥路程記」「蝦夷日記」を発行し、今回で4冊目になる。


「武士道」のルーツたどる 先人記念館で企画展
 「太田稲造宛(あて)勢喜書簡」は、1876(明治9)年3月4日から80(明治13)年4月4日まで母勢喜から届いた手紙13通を新渡戸が巻物に張った書簡。息子への気遣いや期待、会えない切なさが表現されている。新渡戸は母の命日に毎年手紙を読み返していたという。
 「着剣の儀の碁盤」は、新渡戸が着剣の儀で使用した。5歳の男子の健やかな成長と立派な武士になることを願う儀式で、新渡戸は裃(かみしも)を着て刀を身につけた格好で碁盤の上に乗った。新渡戸家の家宝として大切に保存されてきた。
 幕末から明治までの藩主や藩士のコーナーでは、家老楢山佐渡や東次郎らを紹介。楢山と東は政治的に対立したが、ライバルとしてお互いを認め合っていたエピソードを解説し、2人はエリートとしての責任や気高い武士の精神を共有していたことがうかがえる。


宮城
亀岡御殿入り口判明 大堀通側溝も確認 仙台城調査
 仙台市教委は28日、青葉区の東北大川内キャンパス内の「仙台城二の丸北方武家屋敷跡」で進めている発掘調査の成果を発表した。幕末期に藩主の正室らが移り住んだ「亀岡御殿」の遺構や、二の丸と武家屋敷を結ぶ「大堀通」の跡などが発見された。明治初期の利水施設の跡なども見つかり、城周辺の土地利用の変遷が確認された。
 亀岡御殿の発掘では、石畳の階段や塀の跡などが初めて見つかり、御殿入り口の位置が判明。登城路の一つだった大堀通の跡では、石組みの側溝が長さ30メートルにわたり確認された。武家屋敷内の池跡からは、県内で2例目の出土となる鍋島焼の小皿が見つかった。


愛知
ロック歌舞伎「スーパー一座」、大須で師走歌舞伎公演20周年
 大須にある中部地区唯一の寄席「大須演芸場」(名古屋市中区大須2)で11月30日より、主に大須で、ロックを取り入れた歌舞伎を演じている「スーパー一座」による公演「吉例 大須師走歌舞伎 桜姫松白狼」が行われている。
 「吉例 大須師走歌舞伎 桜姫松白浪」は、江戸時代後期に活躍した歌舞伎狂言の作者「鶴屋南北(つるやなんぼく)」の作品「桜姫東文章」と、江戸時代幕末から明治にかけて活躍した歌舞伎狂言作者「河竹黙阿弥(かわたけもくあみ)」の白浪物(盗賊が主人公となる物語)を掛け合わせたもので、「スーパー一座」主宰の岩田信市さんが台本と脚本を担当した。音楽は、もともと座長の原智彦さんの知人で、主に名古屋で活躍するギタリストKei(ケイ)さんが担当した約60曲を使う。


岐阜
企画展:「浮世絵にみる忠臣蔵」 赤穂浪士が討ち入った旧暦12月14日前に /岐阜
 忠臣蔵で赤穂浪士が吉良邸に討ち入りした旧暦12月14日を前に、恵那市大井町の中山道美術館で企画展「浮世絵にみる忠臣蔵」=写真=が開かれている。12月24日まで(休日を除く月曜休館)。
 幕末に芝居「仮名手本忠臣蔵」が流行したことをきっかけに、忠臣蔵を題材にした浮世絵が数多く出回った。歌川広重も10種類ほど描いており、今回は広重の和泉屋版忠臣蔵を全作品展示する。
 このほか、歌川国芳の武者絵による「木曽街道六拾九次之内」の忠臣蔵に関連する人物を題材にした作品や、明治期の浮世絵版画などを展示している。瑞浪市の美濃歌舞伎博物館相生座所蔵で、現在も使われている地歌舞伎の忠臣蔵の衣装や小物なども並べられ、ムード作りに一役買っている。

滋賀
彦根藩主の“シェフ”は星いくつ? 江戸時代の料理本寄贈
 江戸時代後期、彦根藩主の井伊直亮に仕えた藩の“料理長”浦部清房が婚礼の献立や調理人の心構えを記した資料など37点が、彦根市立彦根城博物館に寄贈された。清房の子孫にあたる彦根市京町の薬剤師、久保和子さん(69)が「研究に役立ててほしい」と贈った。
 久保さんの実家の浦部家は、藩の料理部門「お膳方」で調理人のトップである「板頭(いたがしら)」を代々務めた家系。なかでも、幕末の大老として知られる井伊直弼の兄で先代藩主の直亮に仕えた清房は、「諸流聞書(しょりゅうききがき)」という当時の献立などを詳しく記述した資料を残していた。
 同書には、文政8(1825)年の藩主の婚礼の献立に昆布、スルメ、エビなど縁起物を多く使ったことや、「婚礼の膳は神の供え物に準じる」として身を清め心を込めて作るよう説いた調理人の心構えなどが書き残されている。文化10(1813)年の鷹狩りでは、獲物のカモをさばいて切り身を焼き、家来に与えたことなどが記録されている。
 寄贈された資料にはこのほか、儀式としての包丁術を記録した「四條流名月巻」や、彦根藩領の地図なども含まれている。


京都
京都の歳時記がクッキー包装台紙に
 オフィス用品販売のカスタネット(京都市南区)は、「京のおともだちクッキー」の包装台紙に京都の歳時記のデザイン画を取り入れて販売を始めた。第1弾としてデザイン画30種類をリリースした。同社は「最終的に365種類を目指す」としている。
 包装台紙は、裏側のデザイン画部分を切り取ることでカードとなり、京都観光の記念として収集できるようになっている。デザインは、もりかりあした氏(東京都在住)が担当。クッキーの種類は、牛若丸、新撰組、舞妓さん、小野小町などをイメージしたもので、1枚210円(税込み)。販売収益の一部は、同社がこれまでも文具の提供などで貢献してきたカンボジアの教育環境整備費用として寄付される。


大阪
「幕末・維新期の動乱と大坂城」-城の変革期を読み解く企画展
 大阪の観光スポットとして知られる大阪城天守閣(大阪市中央区大阪城1、TEL 06-6941-3044)で、企画展「幕末・維新期の動乱と大坂城」が開催されている。
 徳川幕府によって再築されたにもかかわらず、3代将軍家光より14代将軍家茂まで入城する将軍がいなかった大坂城。やがて幕末になり長州藩や薩摩藩などの西国諸藩が力をつけ、朝廷の発言力が重みを増し始め、政治的にも軍事的にも位置づけが変わっていった大坂城にクローズアップし、約1万点ある所蔵品の中から幕末から明治維新にかけての大坂城にかかわる約70点を展示する。
 今回の展示では大阪城内に置かれた陸軍の大阪鎮台の様子や、明治天皇が大阪行幸する様子を描いた錦絵。1867年に徳川慶喜がイギリスの公使ハリー・パークスと大坂城で会見を行ったことを伝えた、イギリスの絵入り新聞「ロンドンニュース」の記事など、その時代と大坂城の関わりがうかがえるものが多くみられる。
 ほかにも、歴史ファンから人気の高い坂本龍馬の自画像や西郷隆盛が書いた自筆詩文、安政の大獄から逃れた隆盛と僧侶の月照が前途に絶望して投身自殺を図ろうとする絵など、あまり知られていない当時の様子を伝えるものが並ぶ。
 当時の写真技術で撮影された、明治維新の大火で消失する前の大坂城本丸東側の諸櫓の貴重なガラス湿版写真なども一般に公開する。(当公開のみ12月上旬までを予定。問い合わせはTEL 06-6941-3044まで)。

 関西を離れる前に見に行っておく価値がありそうです。

兵庫
幻の天守閣を電飾で復活 忠臣蔵ゆかりの赤穂城
 忠臣蔵ゆかりの赤穂城跡に江戸時代を通じて築かれることのなかった天守閣が12月13、14の両日、イルミネーションで築城される。赤穂市の冬の風物詩「赤穂義士祭」にちなむ、前夜祭と当日の二夜限りの試み。祭りをPRする赤穂義士娘3人も選ばれた。
 天守台が築かれながら、天守閣が建てられないまま明治維新を迎えた赤穂城。昨年の前夜祭で、赤穂青年会議所が初めて一夜だけの電飾天守閣を登場させたところ、好評だったため、今年は二夜にわたって点灯することにした。高さは12メートル、幅15メートル。2層の天守閣だった昨年に比べて高さは倍で、デザインも3層にグレードアップする。


広島
雁木:広島・京橋川に残る石積みの船着き場、選奨土木遺産に /広島
 広島市を流れる京橋川に多数残る階段状に石を積んだ船着き場「雁木(がんぎ)」が、文化的な評価が高い近代土木建築を顕彰する土木学会「選奨土木遺産」に選ばれた。明治後期から大正時代に築かれたと推測され、国内最大の雁木群という。原爆で古い建物がほとんど残っていない広島市中心部で、認定は初めて。往時の繁栄や庶民の暮らしを伝える貴重な建造物であり、川を生かしたまちづくりへの一層の活用も期待される。【宇城昇】


山口
松下村塾開塾150年記念「長州男児の肝っ玉~松門四天王と桂小五郎」展
 今から150年前の安政4年に開かれて以来、今なお全国から訪れる人々に深い感銘を与え続けている松下村塾。塾を主宰した吉田松陰が指導したのは3年にも満たない短い期間だったが、松陰の「志」を受け継いだ塾生たちは、幕末から明治にかけて日本をリードすることになる。
 本展覧会ではとくに、「松陰門下の四天王」とうたわれる高杉晋作・久坂玄瑞・吉田稔麿・入江九一、そして塾生の「兄貴分」であった桂小五郎(木戸孝允)の生きざまを、彼らが残した資料からたどる。幕末維新の変革に命をかけた若き塾生たちの思いに迫る内容だ。


長﨑
幕末古写真526枚を長崎大が購入 オランダ人医師ら撮影
 江戸末期に長崎で活動したオランダ人医師、ボードワンが日本で撮影、収集した写真のアルバムなどを長崎大(齋藤寛学長)が購入した。写真は未公開を含む五百二十六枚。日本の幕末の風景、人物写真としては、オランダ海軍博物館が所蔵する資料と並ぶ世界的コレクションになるという。
 ボードワンは同大医学部前身の医学所を開設したオランダ軍医ポンペの後任。一八六二年から七〇年に日本に滞在した。写真はオランダ在住の子孫が所有していた。
 十一月初旬、約百四十年ぶりに里帰りした写真はボードワンや上野彦馬らが撮影したもので、三分の一程度が未公開。アルバムは四冊あり、大型三冊が幕末、小型一冊が明治初期の写真集。幕末写真としては、出島の写真スタジオでボードワンが写ったものやグラバーの人物写真、出島での演劇上演の模様など。明治初期の写真には皇族、政治家らの肖像写真などがある。
 四枚の写真からなる未公開の長崎の風景のパノラマ写真もある。六五年ごろにボードワンが写したとみられ、東山手方面から西小島方面を撮影。医学所や彦山などが見える。


各地
 近代化産業遺産関係の記事は見出しのみリンク貼っておきます。
琵琶湖疎水など450カ所認定=近代化産業遺産、活性化に一役-経産省
産業遺産575件を認定 経産省が足尾銅山など
日本の近代化支えた33設備・施設、「産業遺産群」に指定
佐渡金山など近代産業遺産に
産業遺産に36件、横浜港や京浜工業地帯の関連施設など認定/神奈川県
びわ湖大津館を近代化産業遺産に認定
近代化産業遺産認定 鹿県内は旧集成館など9件
産業遺産群に北九州の高炉跡、長崎市の軍艦島など指定
産業遺産群に「甲州市の醸造」認定
ワインの里PRに弾みと地元歓迎

産業遺産に本県から9件 経産省、全国575件を認定
近代化産業遺産 兵庫は55件、全国最多 経産省
産業遺産に日鋼室蘭の旧火力発電所など選定
日本の近代化支えた33設備・施設、「産業遺産群」に指定
びわ湖大津館を近代化産業遺産に認定


コラム
村上敬亮 情報産業の未来図
帝国海軍とiPod ~文藝春秋11月号の対談から
 インテリジェンスに対する感度の鈍さ、現場主義故のリーダシープの弱さなど日本の悪いところばかりを強調してきましたが、それを国民性といって片づけてしまえば、進歩は望めなくなります。実際、明治維新期の日本人は、高度のインテリジェンスを発揮していたし、日露戦争当時の日本海軍は、東郷のリーダーシップと大胆な人事、で結果をきちんと導いている。日露戦争から第二次世界大戦までの間も、1930年代の日本海軍の技術的な成長は大きなものがあります。


連載コラム ライフスタイル 【小西康隆の『小粋の哲学』】 Vol.8
深まる秋、歴史を紐解く旅をおススメしたい。
 京都や奈良を訪れると、長い歴史と共に歩んで来た街なのだなぁと思う事が多い。京都・木屋町通りの小径を入った処に僕の好きな汁の名店「志る幸」が在る。ここは、かの「池田屋事件」の発端となった場所だ。勤王志士、古高俊太郎がここに「枡屋」を構え、倒幕活動の拠点としていたが、新撰組の近藤勇の手入れに合い捕われた。志士たちが池田屋にて古高奪還の策を練っていた所を急襲されたのが「池田屋事件」として語り継がれている。こんな歴史を紐解きながら、美味しい料理を堪能出来るのだから、ロマンを感じずにはいられない。


<近代大阪の精神>文明開化の風景(9)製薬の礎築いた武田4代目
 一方、ガス灯の登場に先立つこと3年、大阪城には鳥羽伏見の戦いで傷ついた多くの幕府側の兵がいた。薩長両藩が持つ外国製の小銃は殺傷力が大きく、和漢薬では手の施しようがない。実際に治療に当たったのは欧州の医術を学んだ西洋医だった。「全国に和漢薬を卸してきた道修町の人々は戊辰戦争で西洋薬の力を思い知らされた」(「くすりの道修町資料館」館長の久保武雄さん)
 「このままでは店を保つことができん」。薬種問屋だった武田長兵衛商店の4代目長兵衛は漢方医の無力さに焦っていた。扱っているのは和漢の薬種。西洋医術が主流になれば商売の先細りは明らかだ。「少しぐらい高くても買え」。明治3年に神戸、同4年に横浜の外国商館からドイツや英国製などの医薬品を買い付けるよう号令をかけた。
 実は洋薬を主力商品にという決断の背景には、戊辰戦争の体験以外に造幣局の存在があった。貨幣の鋳造でできる薬品類を外部に販売する方針を決めていたのだ。

 武田薬品工業の歴史に戊辰戦争の影響があったとは、初めて知りました。

【日本を探す】松陰余話(5)遙かなり、司馬さん
 少年・遼太郎はその一方で、「松陰」の名前が先行し、肝心の彼が書き残した文章を目にする機会がないことを不思議に思っていた、という。
 疑問は戦後、氷解する。司馬さんは、松陰の文章が「平明で達意」という点で幕末・明治初期でとびぬけた存在だったことを知る。そして、本来の意味で革命家だったからこそ、国家が松陰の文章を強いて読ませようとしなかったのだ、という結論に至る。


ブックレビュー
司馬遼太郎賞に山室信一さん「憲法9条の思想水脈」
 第11回司馬遼太郎賞(司馬遼太郎記念財団主催)27日、元衆院法制局参事で京都大学人文科学研究所教授の山室信一さん(56)の「憲法9条の思想水脈」(朝日新聞社)に決まり、発表された。賞金100万円。贈賞式は来年2月12日、「第12回菜の花忌」が開かれる東京都千代田区の日比谷公会堂で行われる。
 「憲法9条の思想水脈」では、9条が敗戦後、突如生まれたものではなく、幕末から世紀を越えて脈々と流れてきた平和運動や非戦思想の到達点であることを、冷静な資料批判で検証した。


【本ナビ】「独り群せず」
 大塩平八郎の乱を題材にした『杖下(じょうか)に死す』の続編だが本書だけでも十分に楽しめる。
 剣を捨て大阪・船場の料亭「三願」で腕をふるっていた主人公・光武利之が50代で隠居を決め、「三願別荘」という趣味の料理屋を開くところから物語は始まる。そんな利之の友人で与力の内山が、廻船問屋の伏見屋が菜種油の値を上下させ利益を得ていることを突き止める。その影には新選組の存在があり、内山と利之に危険が迫る。孫の利助に板場仕事を教えつつ自分の料理を探求する日々を望んでいるだけなのに、時代の流れは元剣豪の利之をただの料理人にしておかない。

 内山彦次郎を題材にしているところが、幕末通の北方謙三らしいところですね。

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