12月2日の幕末ニュース

師走らしい気候になってきたような……週末は全国のいくつかの場所で雪が降るそうです。

京都
もみじニュース　宝厳院（ほうごんいん）

　朝のテレビニュースで１１月末に紹介されたこともあり、参拝券を買うのに長い列が出来る。週末は入場まで１０分ほどかかる人気だ。明治維新の動乱以降、ながらく閉ざされていたが、２００２年（平成１４年）に１４０年ぶりに公開された。現在も通常は非公開だが、秋と春など特別拝観が行われている。
　臨済宗本山天龍寺の塔頭寺院のひとつだそうだ。多くの巨岩と２００本を超えるモミジ、庭一面の苔は実に見ごたえがある。紅と黄の葉が苔の上に落ちているのもいい。少しくらい入場を待たされても納得のいく回遊式の山水庭園である。嵐山を巧みに取り入れているのも特徴だ。「獅子吼（ししくい）の庭」と呼ばれる。獅子吼とは「仏が説法する」という意味で、散策しながら鳥の声、風の音を聞くことで人生の心理、正道を肌で感じ心が癒される庭と、説明書にはある。回遊途中に茶室があり、お茶を飲むことができる。

米国
タイトリストボールで「ジョン万次郎」記念館を支援
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　ゴルフボールでジョン万次郎の遺志をつなごう――アクシネット　ジャパンは幕末の日米交流に貢献したジョン万次郎（中浜万次郎）を救出し、米国での親代わりとなったウィリアム・ホイットフィールド艦長の旧居を記念館にする運動に協力する。
　２日、運動の主体となる「ホイットフィールド・ジョン万次郎友好記念館開設準備室」（発起人代表＝日野原重明・聖路加病院理事長）と、ジョン万次郎のロゴを入れたゴルフボールの売り上げの一部を寄贈することで合意した。ボールに入れるジョン万次郎のロゴは一般公募する。
　ロゴはジョン万次郎にちなんだ未発表のオリジナル作品であることが条件で、イラストと組み合わせても良い。2009年２月末に審査し、入選したロゴをつけたタイトリスト・プロV1は５月から国内販売。売り上げの一部を寄贈する。同社は「ボールのパッケージなどでもジョン万次郎記念館の趣旨を伝えたい」としている。詳しくは同社の「万次郎ロゴ係」（電03-5617-1555）まで。