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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
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東北の視点で『戊辰再考』 福島県立博物館、9~10月に企画展
 県立博物館(会津若松市)は9月1日~10月14日、戊辰戦争の意義について問い直す企画展「戊辰戦争150年」の開催を予定している。戊辰戦争関係資料を一堂に展示するほか、各地の地域資料を掘り下げて紹介し、東北の視点から戊辰戦争を再考する。

 15日に同館で開かれた同館運営協議会で報告された。展示構成は開国、京都の政局、鳥羽伏見の戦い、奥羽越列藩同盟結成、北越や東北での戦争、敗戦、戊辰戦争後の7分野。明治時代に教育者となった元会津藩士・渋谷源蔵が展示の案内役を務める設定にするという。

 幕末に京都守護職を務めた会津藩主・松平容保。勤王の会津藩がなぜ朝敵とされ、進展する局面でどう戦ったのか実像を明らかにする。さらに戊辰戦争後にも光を当て、苦難を乗り越えた人々の姿も紹介する。

 会期中、専門家による講演会や展示解説会を開催する予定。企画展は同館と新潟県立歴史博物館、仙台市博物館の共同主催のため3館を巡回する。新潟では7、8の両月、仙台では10~12月に開催する予定。このほか4月から戊辰戦争に関連したポイント展(特定の資料に注目した小規模展示)も開催予定。テーマは会津藩家老・西郷頼母、磐城の戦い、戦場のうわさ話、会津の戦い、若松城下の戦いなどを予定している。

伊賀、農民も情報収集? 幕末の旅日記を発見
 東京都渋谷区にあった伊賀(現・三重県伊賀市)の領地「隠田村おんでんむら」に暮らす農民が幕末、九州まで出掛けた旅日記が都内の古書店で見つかった。戦国時代に暗躍した伊賀忍者は、徳川幕府に「伊賀者」として仕え、江戸周辺の伊賀領を支配した。三重大学国際忍者研究センターの高尾善希准教授(忍者学)は「日記には旅先から手紙を送ったという記述もあり、伊賀者が情報収集させていた可能性がある」と話している。

 この旅日記を書いたのは農民の「坂野佐太郎」で、同センターが昨年12月に古書店で購入。江戸時代の崩し字で、坂野の本家が現在の津市にあるなどの事実関係に食い違いがなく、本物と判断した。日記によると、坂野は妻、お供と3人で、1848年(弘化5年)2月19日に隠田村を出発。3月25日に「お伊勢参り」、5月9日に福岡の太宰府天満宮、同15日に長崎の出島に寄り、同年(嘉永元年)7月18日に村に戻った。

旅日記について解説する高尾准教授
 旅の途中の4月2日、江戸方面の「御屋敷」に10通の手紙をまとめて送ったとの記述もある。江戸時代の伊賀者は、江戸の武家屋敷などで門番を務め、江戸周辺の伊賀領を支配して年貢の取り立てなどをする一方、幕府の命を受けての諜報ちょうほう活動は続けていた。高尾准教授は「農民が特段の理由もなく10通もの手紙を出すとは考えにくい。坂野が伊賀者に命じられて各地の探索や情報収集をしていたことも考えられる」と話す。

 日記の内容は、三重大大学院が4月から開講する全国初の「忍者・忍術学」の授業で研究を進める予定だ。

海峡の裏町文化塾「長州の中の会津」披露 白虎隊の会・吉井さん講演 /山口
 あまり知られていない地元の歴史や文化について語り合う「海峡の裏町文化塾」が13日、下関市中之町の亀山儀式殿で開かれた。白虎隊の会下関支部の吉井克也支部長が「長州の中の会津」と題して講演し、約40人が聴き入った。

 戊辰(ぼしん)戦争で、白虎隊の隊士として自刃するが失敗して生き残った飯沼貞吉を、身寄りがないことから哀れに思った長州藩士の楢崎頼三が連れ帰り、美祢市の集落で養育した。白虎隊の会下関支部は、この史実を顕彰することや、会津と長州などのしがらみにとらわれず、幕末・明治維新を志を持って生き抜いた先人に学ぶことを目的に2010年10月に設立された。現在は40人の支部員がいる。

 13日の講演では吉井支部長は「長州と会津の関わりを知るには史実を理解する必要がある」として幕末から対立するようになった経緯や、戊辰戦争、新政府による会津藩に対する過酷な戦後処理などを紹介。そのうえで白虎隊士を慰霊している地として萩市の地蔵堂や下関市の万骨塔などを挙げた。また、昨年11月に福島県会津若松市の会津藩校日新館の宗像精(ただし)館長が萩市の松陰神社で講演したことを紹介し「宗像館長は『史実を認め合い、これから日本のためにがんばっていこう』と本当にいい話をしています。今年は明治維新150年であり、新たな会津と長州の出発点として歩み寄っていきたい」と語った。

 次回の裏町文化塾は4月10日、尺八演奏家の橋本邦洸(くにひろ)さんが「夢尺八と津軽三味線・心の響」と題して講演する予定だ。【反田昌平】
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