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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 明日からは3~4月並みの陽気だという予報です。一気に暖かくなるのですね。

北海道
榎本武揚のひ孫・隆充さんら会合「開陽丸子孫の会」
 幕末の混乱期にその名を刻んだ軍艦「開陽丸」の乗船者の子孫が、函館市本町7の居酒屋「開陽亭」で初めて会合を開いた。榎本武揚(旧幕府軍総裁)のひ孫、榎本隆充さん(東京農業大学客員教授)ら14人が集い、「先祖の時代からかかわりの深い地で仲間が集えることは大変幸せ。今後も函館の皆さんとの絆(きずな)を深めたい」と話した。
 2007年4月に子孫32人で発会した「開陽丸子孫の会」(榎本隆充会長)が昨秋開いた「函館・江差の旅」の一環として、今回の宴席が実現した。子孫の会は現在の世情を時代の転換期と捉え、「先人の考えや行動を検証しながら、その思いを未来に生かしたい」と会誌づくりや定期的な会合を開いている。
 函館市内に「開陽丸」をこよなく愛する居酒屋があるとメンバーが聞きつけたのが会合を開くきっかけ。市内の「開陽亭」は「高い志で時代を駆け抜けた『開陽丸』にあやかりたい」と開陽亭グループの柳沢和昭会長が名付けた。
 宴席に柳沢会長が駆けつけ、この逸話を披露すると、子孫の会メンバーは感激。「『開陽丸』に温かな思いを寄せていただき、本当にありがたい」と終始和やかな雰囲気に包まれた。
 隆充さんは「道南の皆さんに親切にしていただき、感謝している。今回の旅の素晴らしい出会いを、前向きな未来づくりに生かせることを願っている」と話していた。また、一行の旅を案内した地元関係者は「『開陽亭』に開陽丸子孫の皆さんが集まることはとても意義深いこと」と喜んでいる。


栃木
「壬生剣客伝」展が開幕 子孫ら集いテープカット
【壬生】幕末の討幕志士高杉晋作が県内を歩いた足跡や、壬生藩の剣客たちの系譜などを探る企画展「壬生剣客伝 幕末の風雲児高杉晋作が挑む」が6日、本丸1丁目の町歴史民俗資料館で始まった。3月14日まで。
 展示は、「神道無念流剣術の流祖」「壬生藩の剣客列伝」「神新影一円流の遣い手」「高杉晋作試撃行の旅 壬生編」の全4章で構成。高杉の日記「試撃行日譜」、壬生の剣客の足跡を示す史料など107点を展示している。
 21日午後2時からは、高杉研究の第一人者で山口県萩博物館の一坂太郎特別学芸員が壬生城址公園ホールで、「晋作と壬生」と題して講演する。聴講は無料だが、電話申し込みが必要。清水英世町長らが出席した開会式では、壬生藩剣士、松本五郎兵衛、粂川政之助の子孫たちがテープカットした。
 問い合わせは同資料館電話0282・82・8544。



東京
講談復興願い「伯円忌」 幕末・明治に活躍した中興の祖
 講談界中興の祖とされる二代目松林伯円(しょうりんはくえん)(一八三二~一九〇五)をしのぶ「伯円忌」が命日に当たる八日、荒川区西日暮里の南泉寺で開かれる。ことし三十六回目となるこの恒例行事の実現に尽力した宝井馬琴・講談協会会長(74)は、「講談界にとって大切な人物なので、もっと存在を知ってほしい」と一般の参加を広く呼び掛けている。 (井上幸一)
 幕末から明治にかけて活躍した伯円は、芸に優れただけでなく、講談の創作にも才能を発揮。「鼠(ねずみ)小僧」「安政三組盃(みつぐみさかずき)」など、七十余の作品を残した。明治天皇の御前口演も行っており、名作「怪談牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」などを生み出した落語家・三遊亭円朝、「劇聖」と呼ばれた歌舞伎役者・九代目市川団十郎と当時は並び称されたという。
 伯円忌は、不明だった墓の存在が確認されたのを機に、まだ若手だった馬琴さん(当時・琴鶴)が、演芸界の有力者らに働き掛けるなど奔走し、一九七五年に開始。「円朝と比べても実績は遜色(そんしょく)ない人なのに、浮かばれていない。義憤に駆られ、粘り強く続けてきた講談復興運動です」と馬琴さんは話す。前回から食事の提供をやめ、会費を下げて参加しやすくした。
 当日は午前十時半開始。法要の後、今岡謙太郎武蔵野美大教授が「伯円の門弟たちについて」をテーマに記念講演をする。
 会費千円。問い合わせは馬琴さん=(電)03(3932)4343=へ。


佐賀
タウンたうん:「多布施反射炉」跡で現地説明会--佐賀 /佐賀
 基礎構造などの遺構が発掘された佐賀市伊勢町の「多布施反射炉」跡で6日、調査員による現地説明会が開かれた。
 佐賀藩が幕末に鉄製大砲を製造した反射炉跡。市教育委員会の発掘調査では、地中の基礎構造や、溶かした鉄を鋳型に流し込むための施設「鋳坪(いつぼ)」の遺構が見つかっている。
 調査員は「巨大な構造物を支える工法が使われた」などと遺構の特徴を説明。参加者はメモを取りながら地中の遺構に見入り、レンガなどの出土品も見て回っていた。【姜弘修】


山口
映画:「獄に咲く花」先行上映始まる 前田さんら舞台あいさつ /山口
 萩市などをロケ地に幕末の思想家、吉田松陰(1830~59年)の獄中での恋を描いた映画「獄(ひとや)に咲く花」の先行上映が6日、県内7館で始まった。MOVIX周南(下松市)や岩国ニューセントラルなど4館では、主演の前田倫良さん(33)と近衛はなさん(29)、目黒祐樹さん(62)の3人が舞台あいさつをし、「山口発の映画をみなさんの力で大きく育ててほしい」とアピールした。
 MOVIX周南では1回目の上映が終わった午後0時40分すぎに舞台あいさつがあり、近衛さんら3人が約150人の観客から大きな拍手で迎えられた。
 吉田寅次郎(松陰)役を務めた下関市出身の前田さんは「松陰は偉大すぎて別次元の人に思えていたが、寅次郎という1人の若者、一人間の姿を見せられたらと演じた」と撮影を振り返り、長女の近衛さんと初共演した目黒さんは「前田さんは素直な好青年。吉田松陰もそうした部分を持ち合わせていたのかなと感じられ、演じやすかった」と語った。近衛さんは「日本中や世界の人に吉田松陰を知ってもらう良い機会。みなさんの力でこの映画を大きく押し出してほしい」とPRした。【内田久光】


展示:龍馬ゆかりの下関人紹介--長府毛利邸 /山口
 下関市長府惣社町の長府毛利邸で、幕末の志士、坂本龍馬にゆかりのあった当時の下関人を紹介する「龍馬としものせき」展が開かれている。
 京都・寺田屋の危機を共に乗り切った長州藩士の三吉慎蔵、日本の将来を語り合い、よき相談相手だった印藤聿(のぶる)、経済面で支えた伊藤久三ら龍馬にかかわった下関の人々の生家、墓所などを写真や地図で紹介。全国の龍馬ゆかりの地を紹介した新聞記事なども閲覧できる。龍馬や高杉晋作、長府毛利藩十三、十四代藩主の毛利元周・元敏公のほか幕末の著名な志士と同姓同名の来場者には記念品を贈る。入場料200円(小中生100円)が必要。随時展示品を替え、年末まで公開する。【尾垣和幸】

 
ブックレビュー
地方の視座で『戦国日本』刊行
 長野県松本市で出版活動を行っている「郷土出版社」が、地方の視座から読み解く「日本人の歴史シリーズ」全5巻の刊行を始めた。第1巻は『戦国日本 ~日本の源は地方にあり!~』。NHK大河ドラマ「天地人」が若い女性の人気を集めたり、「歴女」という言葉が新語・流行語大賞のトップ10に選ばれるなどブームの中、タイムリーな出版となった。
 監修は大河ドラマ「秀吉」「功名が辻」「天地人」の時代考証を担当した小和田哲男・静岡大学名誉教授。応仁の乱から大坂夏の陣までの150年間に群雄割拠した武将たち、名城、合戦に加え、戦乱の世を生き抜いた民衆の生活にも焦点を当てている。今後、『幕末日本』『中近世日本』『近代日本』『縄文日本』の順に刊行予定。第1巻は1万1550円(3月末までは記念特価9975円)。


今週の本棚:鹿島茂・評 『歴史人口学研究--新しい近世日本像』=速水融・著
(藤原書店・9240円)

◇人口の停滞期に坂本龍馬は現れない
 テレビの「龍馬伝」の影響か、巷(ちまた)には「第二の龍馬、出(いで)よ!」の声が満ちているが、歴史の教えるところは「まず、九十九%無理」である。日本の出生率が急上昇でもしない限り、第二の坂本龍馬は出現しないだろうと予測できるからだ。だが、いったい私は何を根拠にこんな予測を立てたのか? 歴史人口学の導き出した結論に拠(よ)ったのである。
 すなわち、近年、発達著しい歴史人口学によると、時代を変革する革命家の出現には若年人口の急増が不可欠なのである。だが、こういうと「幕末は人口の停滞期だったのでは?」という反論が出るだろう。たしかにそうなのだが、歴史人口学の集大成である本書を開くと通説とは違ったことが書いてある。すなわち、東北日本と中央日本は通説通り人口が増加しなかったが(ただし原因は別々だった)、西南日本は違っていたというのである。
 「西南日本においては、自然条件は、中央日本よりさらに良かったが、農村部で増大する人口を吸い取る都市が十分に発達していなかったので、『安全弁』が働かず、人口圧にさらされる結果となった。人口は増大したが、結婚しても行き場所がなく、親の元に住み続ける場合が多かった。それゆえ、世帯の規模は大きくなる。最大の問題はこの人口圧であった。(中略)幕末期に、徳川幕府への反乱が西南日本の大藩の武士たちの間に広がり、一つの政治勢力に結集した背後には、こういった事情があったのだ、と考えることはできないだろうか」
 さて、いきなり本書の最終的仮説を引用してしまったが、じつは、日本における歴史人口学の鼻祖である著者がここに至るまでには、それこそ血の滲(にじ)むような史料との格闘の日々があったのである。
 一九六〇年代にヨーロッパに留学し歴史人口学と出会った著者は帰国後、宗門改帳ないしは宗門人別改帳の収集と分析に情熱を注ぐ。ちなみに、宗門改帳とはキリシタン禁圧後、幕府が直轄地の全住民に実施した信仰調査で、やがてこれが全国規模に広がり、当初は人名と宗派(寺院)しか記載されなかったものが、世帯構成員の年齢、生年、異動、資産まで記されるようになり、文字通りの人口調査へと変化していった(これが宗門人別改帳)。では、なにゆえに宗門改帳が著者の関心をひいたかといえば、これこそ連年作成される戸籍簿型の世界に例を見ない最良の史料、「人類の遺産」であると気づいたからだ。
 だが、困難も倍して存在していた。「大名の数だけ書式、記載内容の違いがある」だけでなく、「本籍地主義」のものも「現住地主義」のものもあり、思っているより扱いにくい史料であったからだ。しかし、長期的持続を調べるにはこれ以上の史料はない。そこで、著者は独特の列車時刻表をヒントにBDS(Basic Data Sheet)と名付けた記載方法を考案した。シートにはタテ軸に時間(年)、ヨコ軸に毎年の記載情報を書き込む。
 「BDSは、縦方向にたどれば、個人、夫婦、世帯の行動が観察できるし、横方向には、ある都市の世帯の情報を知ることができる」
 今日ならデータをインプットすれば、あとはコンピューターが働いてくれるが、著者はコピー機もない時代にこのBDSを作成したのである。なんという気の遠くなるような作業だろう! だが、五十年に及ぶ労苦はその後の歴史人口学の発展によって十分に報いられた。過去を知ることで未来を占うという歴史学本来の使命がこれほど強く納得される本はない。


今週の本棚・情報:季刊誌『RYOMA』創刊
 幕末の志士、坂本龍馬をテーマにした季刊誌『RYOMA』(主婦の友社、980円)が創刊された。編集長は、龍馬好きの父親に名づけられたという同社社員、坂本龍馬さん(37)。創刊号では「RYOMA×言霊(ことだま)」として、手紙などに残る龍馬の“名言”を特集している。
 NHK大河ドラマ「龍馬伝」の放送に合わせた1年限定の雑誌で、4号で完結する予定。第2号は3月下旬に発売される。



文化芸能
5つの視点から見るニュースコラム
大河ドラマの制作費はハンパじゃない!?

 女優陣の息をのむような絢爛豪華な衣装、時代考証に基づいた美術調度品。NHK大河ドラマを見ていると、「結構、お金かかっているなあ」と、ため息まじりに思うことがある。では、番組制作費はいくらぐらいなのだろう?
 数年前、不祥事続きだったNHKが経費の透明性を高める目的で公表した「平成18年度ジャンル別番組制作費」によると、出演料、脚本料などの直接制作費に、人件費、機材費を加えた費用は、当時の大河ドラマ『功名が辻』が1本当たり6110万円だった。同作品は49話だったので、単純に計算して約30億円弱の総制作費がかかったことになる。同時期の番組を見渡すと、音楽番組『BS日本のうた』で3720万円、情報番組『ためしてガッテン』が1680万円、教育番組『お母さんといっしょ』320万円、朝ドラの『純情きらり』810万円、(いずれも1本当たりの制作費)。いかに大河ドラマに傑出したお金がかけられているかがわかる。
 ちなみに、歴代の大河ドラマの中で『功名が辻』の制作費は「松竹梅にたとえれば『義経』は松の上、『功名が辻』は松の下、『新選組!』は梅の中ぐらい」(NHK芸能番組センターの吉川幸司チーフ・プロデューサー)だそうだ。
 時代劇の多い大河ドラマでは、セットなどの美術費が半分以上を占める。『篤姫』で見た、きらびやかで豪奢な大奥のセットは記憶に新しいところ。また『龍馬伝』の第1話では、福山雅治がホコリをかぶった様を演出するため大量のコーンスターチを使ったり、煙を表現しようと巨大な蚊取り線香をたいたりと、美術スタッフのこだわりも相当だ。
 民放だったら、こんな職人気質のこだわりはなかなか許されない。民放の連ドラは、まず主演の俳優ありき。誰が出ているかによって視聴率が決まるため、各局とも旬の俳優を押さえようとするあまり出演料が高騰し、制作費の大半をもっていかれてしまう。そのうえ、昨今の不況で広告収入は激減。最近、民放各局のドラマが減り、情報番組やバラエティー番組が増えているが、これもまた致し方ないのかもしれない。

 吉川幸司チーフ・プロデューサーの証言だけに、リアリティあるなぁ。『義経』が松の上、『功名が辻』が松の下、『新選組!』が梅の中って、いかに『新選組!』の予算が抑えられたかってことでは(汗)。使い回される倒木たんとか、思い出すなぁ(^^)。

榊原徹士、初ドラマに緊張…毎日TV「新撰組―」ファンミーティング
 5人組アイドル「新選組リアン」榊原徹士(20)が6日、大阪市内で出演中の毎日テレビのドラマ「新撰組PEACE MAKER」(金曜・深夜0時29分)のファンミーティングに参加。主題歌を歌う4人組ロックバンド「+Plus」とともに140人のファンと触れ合った。
 ドラマ初挑戦の榊原は「演技の下積みがゼロなのでめちゃくちゃ緊張しました。日本語が苦手な人間なんで…」と照れ笑い。同年代の俳優との仕事も刺激になり「演じることはもっとやってみたい」と、意欲を見せた。


大沢たかお、映画『桜田門外ノ変』で幕末への思いを語る!巨大セットは東京ドームとほぼ同じ広さ
[シネマトゥデイ映画ニュース] 7日、茨城県水戸市の千波湖畔に建設されたオープンセットにて、現在撮影中の映画『桜田門外ノ変』の記者会見が行われ、撮影時の衣装にて主演の大沢たかお、北大路欣也、佐藤純彌監督らが取材に応じた。
 本作は、1860年3月3日に水戸藩士らにより行われた大老・井伊直弼の襲撃事件「桜田門外の変」の模様を描いた吉村昭の同名小説を映画化。事件の指揮官だった水戸藩下級武士・関鉄之介を大沢たかおが演じている。現在、水戸藩のお膝元である茨城県水戸市に東京ドームとほぼ同じ広さの敷地を使って巨大なオープンセットを建設し、そこを拠点に茨城の各地で鋭意撮影中とのこと。今回はそのオープンセットの中での記者会見となった。
 主人公の関鉄之介を演じる大沢たかおは、水戸の印象を聞かれ「この巨大なセットを見て、水戸ってすごいなと思いました。水戸の人たちにいじめられたくないので、一生懸命(いい映画にするために)頑張りたいと思います」と、水戸への親しみを見せた。ドラマ「JIN-仁-」に続き幕末を舞台にした作品に出演している大沢だが、「関鉄之介は、幕末と言う時代の中でそんなに目立つ人物ではないのですが、そういう一般の人たちが国のことを考えて行動していた時代の、“気概”を演じて行きたい」と、幕末の時代を生きた多くの人々への共感を熱く語った。水戸藩主・徳川斉昭を演じる北大路欣也は裃姿で登場。「実は私はもう撮影は全部終わっているんです。今日は一番リラックスしています」と笑いを交えながらも、「出番は少ないですが、要で重要な思いを吐露する役どころです。今の時代の中で国を思うという心の種を蒔ければよいと思います」と貫録たっぷりに語っていた。
 佐藤監督が「幕府が倒れるターニングポイントなったこの事件を通して、時代にかかわろうとした人たちのドラマ、悲劇を描きたい」と語る本作は、日本という国の変革期に、国のために無私の心で時代に立ち向かった人々を描く物語。大きな変化にさらされている現代だからこそ、幕末期を舞台にした変革の物語が求められているのかもしれない。
 映画『桜田門外ノ変』2010年10月全国公開予定


大沢たかお、今度は水戸藩士で幕末時代劇~映画『桜田門外ノ変』オープンセットロケ公開
 大沢たかお主演映画『桜田門外ノ変』(佐藤純彌監督、10月公開)の最大の山場となる大老・井伊直弼の襲撃シーンが7日、茨城県水戸市の千波湖畔に建設したオープンセットで報道陣に公開された。昨年12月まで放送され高視聴率で話題を呼んだTVドラマ『JIN-仁-』(TBS)から間もなく、続けざまに幕末の時代劇を演じる大沢だが「一人の男として誠実に向き合いたい」と、気持ちも新たに同作の水戸藩主・関鉄之介役に挑む。江戸城松の廊下を再現したセットで行った会見では、進取の気概で知られる水戸藩士が乗り移ったかのような面持ちで、「自分たちにも幕末の志士の遺伝子があると思っている。小さいかもしれないが自分の中にある彼らの気概を大きく膨らませて、この作品にぶつけたい」と意気込みを語った。
 同作は作家・吉村昭の同名小説を実写映画化。江戸時代末期、安政7年(1860年)3月3日、尊皇攘夷派の弾圧を行った大老・井伊直弼が水戸・薩摩の浪士らに暗殺された事件で、開国・明治維新へと向かう日本の幕末の歴史に大きな影響を与えたとされる。この歴史的大事件を同作では、実戦部隊の指揮官だった水戸藩の下級武士・関鉄之介の人物像を通して描く。
 撮影は全体の5分の1ほどを撮り終えた状況だが、大沢は「幕末には、坂本龍馬、西郷隆盛、勝海舟など歴史に名を残している人がいるが、もっとたくさんの名もなき人が国のことを思っていたし、未来を思って行動していた。(その点を描いている同作に)とても共感できた。政治家でなくても国のことを思い、行動できる。今回の役は意味のあることだと感じていて、老若男女に勇気を届けたい」と語った。
 会見には水戸藩9代目藩主・徳川斉昭役で出演する北大路欣也も出席。「出番は少ないが、要所要所で自らの思いを吐露していく。水戸藩のこと、その領民のこと、国のことも思って苦労が多かった藩主」と役柄を説明し、桜田門外の変は「約150年前といっても、昨日のことのよう。今のどこかにつながっていると感じます」と話した。
 この日、雲ひとつない晴天に恵まれた佐藤監督は「事件の当日は大雪が降っていたので、撮影が滞る……」と複雑な心境に苦笑いを浮かべながら取材に応じ、「桜田門外の変が起こる7年前にペリーが来ている(黒船来航)、さらに7年後に明治維新を迎える。この14年は日本の歴史の激動期だった。桜田門外の変がターニングポイントになった。映画はこの時代に関わろうとした人たちのドラマであり、悲劇でもあるが、現代にもつながる視点を無くさないようにと思っています」と話し、キャスト・スタッフの思いが1つであることを伺わせた。
 同作の映画化には、映画作りをきっかけとした地域振興を目的に水戸市をはじめ、茨城県の強力な後押しがあり、撮影中も多くの市民がボランティアを買って出るなどして全面協力。会見には、加藤浩一水戸市長、水戸藩開藩400年記念『桜田門外ノ変』映画化支援の会の狩野安会長と三上靖彦事務局長も駆けつけてあいさつした。江戸城桜田門外を再現したオープンセットには大沢もびっくりしたそうで、地元民の期待に「自分にどこまで応えられるか、プレッシャーや責任を感じている。いじめられたくない」と照れ笑いもみせていた。
 オープンセットでの撮影は2月中旬には終了し、20日から始まる偕楽園の梅まつり(3月31日まで開催)に合わせて、一般公開。4月下旬には、幕末の歴史等が学べる展示館もオープンさせる。映画の撮影は3下旬ごろまで茨城県内各所で行われ、今秋の公開を予定している。



コラム
5つの視点から見るニュースコラム
龍馬を巡る「大物」は誰が演じる?

 龍馬は、さまざまな「人」に恵まれた。脱藩者で何の後ろ盾もなかったものの、明治新政府誕生のきっかけを作り、後に「幕末動乱の志士」の1人と数えられるようになったのは、33年の生涯において出会えた人物たちが、まさに時代を作った立役者たちだったから。龍馬を巡る「歴史上の大物たち」とはご存知、吉田松陰、桂小五郎、勝海舟、西郷隆盛など。当然、『龍馬伝』にも続々登場予定。果たしてこれらの大人物を演じるのは誰か、ちょっと先取りしてご紹介!
 まず、第4回で早くも桂小五郎が登場した。小五郎といえば「神道無念流 練兵館」塾頭の剣豪。かたや龍馬も「北辰一刀流 玄武館」の塾頭。ともに剣の道を究め志も通じ合う、良き友・良きライバルといったところ。演じるのは、谷原章介だ。
 第6回(2月7日放送)には、明治維新の精神的理論者と呼ばれた長州藩士・吉田松陰が登場。今やテレビドラマに欠かせない俳優・生瀬勝久が演じる。「西洋列強国から日本を守るためには、西洋先進国を知ることだ」として、ペリー再来航の折には、密航を嘆願。黒船の脅威の下、己の剣術修行の意味を見失っていた龍馬が松蔭と出会い、その思想、言動に心を突き動かされるという大事な役どころ。第7回では、勝海舟の弟子となって龍馬とともに神戸海軍操練所で航海術を学んだ近藤長次郎役で、大泉洋が登場する。
 さらにその後の回には、龍馬が開国派となるきっかけを作った勝海舟、西郷隆盛が登場。勝は、明治新政府軍代表・西郷隆盛に対し、旧幕府軍代表として江戸城無血開城もとりまとめた人物。この、薩長の両志士らに一目置かれた大人物役に、武田鉄矢。また、言わずと知れた薩摩藩・勤王の志士、西郷隆盛に高橋克実。風貌は、巷でよく見る"西郷どん"と、似ていなくもない。ほか、お龍役に出産後初の連続ドラマ出演となる真木よう子、龍馬と最期をともにした盟友・中岡慎太郎に上川隆也。いずれ劣らぬ実力派俳優が、次々と登場だ!


龍馬を演じた役者たち
 『龍馬伝』で描かれる龍馬は、「人の話をきちんと聞き、人の気持ちをよく理解する。柔らかな側面や多面的な魅力を持った人物」。「『龍馬が龍馬になる前』の段階をしっかり演じたい」とは、福山談(『AERA Mook』より)。幼少の頃の龍馬は、いつも姉の乙女に気合いを入れられている。青年になってからは、昔なじみの弥太郎と泥川で格闘したり、土佐藩の上士にゲタで殴り飛ばされたり。豪放磊落というよりは、臆病者で甘えん坊で、少年っぽさ、素直さ、優しさが強調された龍馬、という印象だ。昨年秋に放送され、最終回では全局連続ドラマ最高視聴率の25.3%をたたき出したTBSドラマ『JIN-仁』で、内野聖陽が演じた龍馬とはだいぶイメージが違う。"内野龍馬"は、コミカルな演技も秀逸で、己の興味が向くところへどんどん突き進む「いかにもイメージ通りの龍馬」。
 過去に、龍馬を主役としたり、あるいは幕末の志士の1人として登場させた、テレビドラマ・映画・舞台は数限りなくある。そして龍馬を演じた俳優たちも、実に多彩。一例を挙げれば、司馬遼太郎原作の『竜馬がゆく』。北大路欣也(1968年、NHK大河ドラマ)にはじまり、その後も民放各社が製作、萬屋錦之介(1982年)、上川隆也(1997年)、七代目市川染五郎(2004年)などが龍馬を演じた。ほかに、龍馬として登場した人物らを挙げると、真田浩之、藤岡弘。、中村雅俊、仲村トオル、江口洋介など。『篤姫』で龍馬を演じた玉木宏も、近年では人気が高かった。
 また、ダウンタウンの浜田雅功も『竜馬におまかせ!(1996年)』で主演。三谷幸喜脚本のコメディドラマで、視聴率は今一つだったもののいまだにコアファンは多く、DVD化希望の声も高い。映画では、その起用がなぜか納得させられる武田鉄矢や、渡辺謙、トータス松本など。舞台は顔ぶれが一層派手(!?)。ミュージカル『坂本龍馬』では西城秀樹が主役を張り、宝塚歌劇団では、テレビでおなじみの真矢みきも龍馬を演じた。司馬遼太郎が幕末の志士として歴史の隅から見出したとされる坂本龍馬。今や、多くのスーパーヒーロー・坂本龍馬が、溢れている。





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