3月22日の幕末ニュース

　いい陽気に誘われて、久しぶりにジムにてちょっとだけ汗をかきました。今週ずっと安静にしていたもので、身体を動かすのはおっかなびっくりでした(ちょっとしたショックで頭痛がひどくなる2週間でしたから^_^;)が、今日は無事に通常メニューの3分の2までこなせました。

北海道
幕末の箱館奉行、英国に写真　函館・山形さん調査　幕府の条約交渉団

　【函館】幕末の一八五四年（安政元年）から六年間、箱館奉行を務めた堀利煕（としひろ）（一八一八－六〇年）の写真が英国の博物館で保管されていることが、函館市内の漢詩愛好家の調査で明らかになった。堀は五稜郭や弁天砲台の築造にかかわり、外国奉行も務めた能吏だが、写真の発見は初めて。
　写真の存在を突き止めたのは、詩人でもあった堀を長年研究してきた函館漢詩文化会会長で、弁護士の山形道文さん（７９）。
　写真は七人の武士が写っており、一八五八年（安政五年）、日英修好通商条約交渉に臨んだ幕府代表を、英使節団の随行写真家が撮影したとみられる。英国ロンドンのビクトリア・アンド・アルバート博物館が所蔵している。

　若き日の榎本武揚の上司だった人ですね。イギリスに写真が残っていたとは、びっくりです。

東京
慰問公演　ついに１０００回
江戸川のボランティア「あすなろ会左真紀一座」

　江戸川区を拠点に、関東一円の老人福祉施設を慰問に回っている芸能ボランティア「あすなろ会　左真紀(ひだりまき)一座」が２２日、１０００回目の公演を行う。
(中略)
　台東区出身の塚本さんが高齢者を励ますボランティアを始めたのは２５歳のころ。同区鳥越に現在も残る「おかず横丁」の店に住み込みで奉公に出ていた際、近所の講談師が施設を慰問して回るのについていくようになり、明治生まれの入所者たちに、幕末から明治期にはやったとされる端唄「猫じゃ猫じゃ」や「間がいいソング」などを歌って聴かせた。

三重
木造阿弥陀如来立像」など　国重文に県内から５件

　２１日の国の文化審議会の答申で、県内からは専修寺（津市）所蔵の「木造阿弥陀（あみだ）如来立像」など５件が重要文化財（重文）に、桑名市の「蔵前祭車庫」など２件が登録有形文化財に選ばれた。県内の国宝・重文は１７６件、登録有形文化財は６８件となる。
　他に答申されたのは重文では▽「木造諸尊仏龕（がん）」（伊勢市）▽「専修寺聖教」（津市）▽「専修寺文書（３０６通）」（同）▽「松浦武四郎関係資料」（松阪市）。登録有形文化財は「楽翁公百年祭記念宝物館」（桑名市）。
(中略)
「松浦武四郎関係書類」は、幕末・維新期の北方探検家で、北海道の名付け親となった松浦武四郎（１８１８－８８年）の生地である松阪市が所有。著述稿本や地図など計１５０３点で、当時の北海道の歴史や地誌、アイヌ民族史研究などの重要な資料とされる。

三重県内から５件が重文に　高田本山の木造阿弥陀如来立像など
県内から５件が重文に　高田本山の木造阿弥陀如来立像など

　国の文化審議会は２１日、県内の美術工芸品５件を国の重要文化財として指定するよう文部科学相に答申した。認められれば、県内の国宝・重要文化財は１７６件になる。
(中略)
さらに、松浦武四郎関係資料は、明治２年に北海道の道名、郡名を選定した松浦武四郎に関係する資料。幕末から明治にかけての北海道の歴史やアイヌ史研究に重要という。

重文新たに５件　津・専修寺の阿弥陀如来立像など

　国の文化審議会（石沢良昭会長）が２１日に答申した重要文化財（美術工芸品）で、県内からは、真宗高田派本山専修寺（津市）の木造阿弥陀(あみだ)如来立像など計５件が新たに選ばれた。登録有形文化財（建造物）には、蔵前祭車庫（桑名市）、楽翁公百年祭記念宝物館（同）の２件が選ばれた。これで県内の重文は計１７２件、登録有形文化財は６８件となる。
(中略)
　武四郎関係資料は、北海道の名付け親として知られる武四郎が蝦夷地を探査した際の記録で、著述稿や図面、書籍など計約１５００点からなる。幕末から明治初年の北海道の歴史、地誌やアイヌ史研究などの重要な資料となっている。