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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 夕方にかけて何本かまとまって検索に引っかかってきたので、別記事としてご紹介します。

大阪
ふるさと@おおさか:岡山県 巨石蛸石と青銅製の大砲 /大阪
◇大阪城の記念撮影スポット
 岡山県の名物と言えば、桃やブドウがすぐに思い浮かび、大阪でも多くの人に親しまれている。でも、特産品だけでなく、大阪城にも岡山ゆかりのモノがあると聞いて、花見客らでにぎわうお城に行ってみた。
 天守閣を真正面に臨み、本丸入り口にあたる桜門をくぐると、蛸石(たこいし)と呼ばれる城内最大の巨石が目に入る。大きさは畳36畳分(約60平方メートル)。高さ約5・5メートルで推定重量は130トンだ。
 城の中心部を守るため、特に立派な巨石が用いられたという。この石が切り出されたのは岡山市沖の瀬戸内海に浮かぶ離島、犬島。案内文にも、「築造は1624年で、岡山藩主・池田忠雄が担当。備前産の良質な花こう岩が用いられている」と書かれていた。記念撮影のスポットでもある。
 蛸石の前に立つと、石の左隅が赤みがかっていた。取材に同行した岡山県大阪事務所の有木正人主任(43)は「赤みがかった形が、タコの頭のようにも見えることから、名前が付いたらしい」と、そのいわれを教えてくれた。
 大阪城天守閣によると、城の巨石ベスト10のうち、3位までを含む7個の産出と運搬は、池田忠雄が指揮した。石の切り出しから船積み、海上輸送、陸揚げ、陸上輸送など。それぞれの工程のために独自の用具や技術が開発されたという。
 花こう岩の産地・犬島の住民らでつくる「犬島再発見の会」代表、在本桂子さん(64)は95年から01年にかけて、島から全国50カ所に“嫁いで”行った石を訪ね歩き、探訪記を自費出版した。「現在は機械化されているけれど、当時、犬島の石は多くの人たちの手で切り出されて、各地に送られた。郷土の誇り。とてつもなく大きな蛸石は、岡山藩主が並々ならぬ力を注いだことが、うかがわれます」。声を弾ませながら、そう話した。
 天守閣の入り口脇にある青銅製の大砲も、岡山と縁がある。鋳造されたのは、現在の岡山県津山市で、1863(文久3)年と伝えられている。天守閣の跡部信・主任学芸員(41)によると、幕末に大阪湾に侵入する外国船を威嚇するため、天保山(大阪市)に据えられた。明治になって大阪城に運ばれ、1870~74(明治3~7)年の間は朝昼晩の時報としてごう音を響かせた。
 それ以降、1924(大正13)年に中止されるまでは正午のみの時報となり、風向きによって現在の堺市付近まで聞こえたという。「お城のドン」の愛称で市民に親しまれ、当時の大阪名物の一つ。中止された明確な月日や理由は定かではないが、ごう音へのクレームが重なったことも理由とみられている。
 天守閣復興60周年を祝って、91年11月3日と7日の正午に1発ずつ「お城のドン」が再現された。津山市教委文化財課の豊島雪絵主任(36)は「地元でも大砲の存在は歴史ファンの間では知られていても、広く一般に知られていない。津山で造った物が、今も大阪で親しまれているのは素晴らしい」とうれしそうに話した。【山田英之】

 「幕末に大阪湾に侵入する外国船を威嚇するため、天保山(大阪市)に据えられた」ということは、勝海舟設計の天保山台場に据えられた大砲のことかな。


鳥取
「幕末の鳥取藩-」始まる 鳥取県立博物館
 鳥取県立博物館(鳥取市東町二丁目)の歴史・民俗常設展示室「歴史の窓」で十三日から、鳥取藩最後の藩主池田慶徳と、その弟で最後の将軍徳川慶喜を描いた幼少期の複製肖像画を展示する「幕末の鳥取藩-池田慶徳と徳川慶喜」が始まった。六月二十八日まで。
 二人は、強硬な攘夷(じょうい)論者で知られる水戸藩主・徳川斉昭(一八〇〇-六〇年)の子。母親が異なり、慶徳は一八三七年八月生まれの第五子、慶喜は一カ月遅れの第七子。第九子の茂政は、最後の岡山藩主。
 肖像画は共に縦一メートル、幅〇・五メートルで、慶徳が明治維新後、北海道釧路の鳥取神社に寄進したとされる。県が、重要資料レプリカ製作事業として二〇〇七年度に作成した。
 画面に書かれた文章によると、二人が七歳だった一八四三(天保十四)年の姿が描かれている。鳥取から移住した元武士が心の支えにするよう願ったらしい。幼少期の姿を描いた意図からは、最後の将軍と藩主という異なる立場で幕末に臨み、宿命的な運命をたどった二人だが、攘夷を唱えた父・斉昭への思いが読み取れるという。
 展示ではほかに、慶徳が「将軍の肉親である自分たちは、ほかの大名より厳しく慶喜に忠告しなければならない」と、茂政にあてた一八六七(慶応三)年の手紙や、長州征伐をめぐる慶徳と慶喜のやりとりがパネルにしてあるほか、慶徳の書や陣羽織も並べてある。


山口
幕末維新の歴史資料 検索 自由自在
 幕末維新期の人物や出来事に関する資料や情報を閲覧できるサービスを、県がホームページ上に開設した。県内施設が所蔵する約3万4600点の資料をデータベース化しており、複数施設の収蔵品を一括で検索できる。資料の画像や解説文はまだ一部のみだが、それぞれの所蔵場所が明示されており、県文化振興課は「学術研究や学校教育などに役立ててもらいたい」と話している。
  検索できる情報は、1830年ごろから1890年代までの幕末維新期に関する資料。県立山口博物館(山口市)や県文書館(同)、下関市立長府博物館(下関市)、岩国徴古館(岩国市)、萩博物館(萩市)など10施設の所蔵資料だ。インターネットを使える環境であれば、各施設の文化資料をどこにいても閲覧できるのが特徴だ。
  検索は、文書や絵画、彫刻、武具など分野別に指定ができる。施設名の検索やフリーワード検索も可能で、例えば「高杉晋作」と入力すると、県立山口博物館所蔵の「高杉晋作肖像画」や、県文書館所蔵の吉田松陰にあてた書状など56件がヒットする。
  検索した資料には、所蔵施設▽資料の種類▽作成の時期▽作成者▽目録名などが一覧で示されている。資料のうち約530点は写真付きで、解説文が添えられたものもある。今後、写真や解説文の登録件数を増やす予定という。
  同課によると、データベース化は各施設の協力を得て06年度から進めてきた。県内には幕末維新期の資料を所蔵している施設は58カ所あるが、これまで目当ての資料がどこで見られるかは、各施設に問い合わせるなどしなければ分からなかったという。
  同課は「データベースでは一元的に検索できる。今後はさらに資料数を増やしていきたい」と話している。
データベースのアドレスは、(http://bunka.pref.yamaguchi.lg.jp/ishin/)。

 記事冒頭にちょっと文字化けがあるようです。
幕末維新関係資料等データベース


コラム
今、イケメンは時代物
 「レキジョ」が増えているそうだ。レキジョとは、歴史好きで、戦国武将など歴史上の人物にはまる女性のこと。戦国武将が登場するゲームソフトから火がついたらしい。
 言われてみれば最近、時代物のドラマが増えている。昨年のNHK大河ドラマ「篤姫」のヒットは記憶に新しく、「天地人」も好調。「必殺仕事人」は復活したし、今年のスーパー戦隊シリーズは「侍戦隊シンケンジャー」だ。
 それにしても、今月誘われた3本の芝居がすべて明治維新前後が舞台の歴史物、ということには驚いた。うち1本は、「イケメンを、よりいい男に見せる」ことを信条に演劇に取り組む放送作家、カニリカさん作・演出によるもの。これまで「いい男」のために、カニリカさんが選んできた設定は、ホストクラブや執事のいるホテルだった。
 それが、今回の「暁の誓い」(15日から19日まで、東京・池袋のあうるすぽっと)では一転して、舞台は明治維新直後の日本。登場するのも大鳥圭介(萩野崇)、榎本武揚(弓削智久)ら明治時代の政治家と、元新撰組隊士の斎藤一(出合正幸)らと、これまでの芝居と比べてかなり骨っぽい顔ぶれだ。
 カニリカさんは「今、一番カッコイイ男を考えていったら、時代物に行き着いた」と説明する。背景にあるのは、「草食系」とも言われる、やさしい男性の増加という。
 「傷つきたくないから野望も持たない。政治家だって、あきらめが早く、すぐやめてしまう。でも、そんな男を物足りなく思っている女性は多い」とカニリカさん。それが、大望を抱き、時代を動かそうとした歴史上の強い男へのあこがれにつながり、レキジョブームとなっている、と分析する。
 確かに、八方ふさがりの時代のせいか、男女問わず大きな夢を語る人を見かけることが減った昨今。舞台上のギラギラした男たちに、夢の見方を教えてもらうのも一興かもしれない。

 記事の題名は「うーん……(汗)」ですが「今月誘われた3本の芝居がすべて明治維新前後が舞台の歴史物」というのは羨ましい。榎本武揚が主人公ならともかく、大鳥圭介が主人公格で登場する舞台ものは、あまりないだけに(苦笑)。






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