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新選組・土方歳三を中心に取り上げるブログ。2004年大河ドラマ『新選組!』・2006正月時代劇『新選組!! 土方歳三最期の一日』……脚本家・制作演出スタッフ・俳優陣の愛がこもった作品を今でも愛し続けています。幕末関係のニュースと歴史紀行(土方さんに加えて第36代江川太郎左衛門英龍、またの名を坦庵公も好き)、たまにグルメねた。今いちばん好きな言葉は「碧血丹心」です。
 空気が春らしい柔らかさと明るさを帯びています。

東京
龍馬の波乱に満ちた生涯を堪能できる展覧会
 福山雅治が坂本龍馬を演じ、ことしのNHK大河ドラマとして好評放送中の「龍馬伝」。その放送と連携した展覧会「2010年NHK大河ドラマ特別展『龍馬伝』」が4月から開催される。
 海援隊の組織をはじめ、幕末の歴史に数々の名を残しながらも、33歳という若さで命を落とした坂本龍馬。いまなお多くの人々に愛される彼のゆかりの品々を展示。故郷の高知や京都などに伝わる龍馬の手紙や遺品、幕末の様子を伝える歴史資料などが並ぶ。
 さらに、龍馬の写真として有名な「坂本龍馬像オリジナルガラス板写真」を4月27日(火)~29日(木・祝)の3日間限定で展示(その後はレプリカを展示)。本物が飾られる貴重な機会だけに必見だ。
 会期は4月27日(火)~6月6日(日)、江戸東京博物館にて。チケットは発売中。ほかにも6月19日(土)~7月19日(月・祝)に京都、7月31日(土)~8月31日(火)に高知、10月2日(土)~11月3日(水・祝)に長崎で開催される。

みどころ
龍馬暗殺の舞台となった近江屋の2階を実物大で復元し、全期間で展示している。



神奈川
リニューアルした横浜開港資料館で「勝海舟と横浜」展-無料公開
 横浜開港資料館(横浜市中区日本大通3)で、勝海舟と横浜のかかわりを振り返る展示「勝海舟と横浜」が無料公開されている。
 横浜開港の翌年1860年、「神奈川台場」が勝海舟の設計のもと築造された。台場は海岸警備と監視のため大砲14門を備え、かつて国内外の貴賓や外交団に祝砲を放っていた史跡。現在、工業化で周辺部が埋め立てられている台場は今年築造150周年を迎え、横浜市神奈川区内の地下にほぼ完全な形で埋もれていることが確認されている。
 同展示では、アメリカから里帰りした神奈川台場の彩色写真をはじめ5点の貴重な資料を紹介する。
 展示作品は、彩色写真「明治初年の神奈川台場」(山本博士さん蔵)、「勝海舟肖像写真」(木村家蔵・横浜開港資料館保管)、「咸臨丸難航図」(木村家蔵・当館保管)、「ベルスライケン(長崎の海軍伝習所で教官を務めたオランダ人)が勝に贈った本」(当館蔵)、オランダ語の文法書「カッテンディーケ(ベルスライケンの後任)が勝に贈った本」(当館蔵)。
 勝海舟は1823年、旗本勝小吉の長男として生まれ、1838年に家督を継いだ頃から蘭学を学び、その後、蘭学者・兵学者として活躍した人物。坂本龍馬や西郷隆盛らの幕末の志士とも親交があったことでも知られている。勝海舟と横浜との関係は深く、横浜有数の外国商館ウォルシュ・ホール商会の番頭の熊谷伊助と深い親交があった。さらに、咸臨丸がアメリカに渡航した1860年1月13日、咸臨丸は品川を出航した後に横浜に寄港し、浦賀を経由してアメリカに向かった。
 昨年度末に改修工事を終えた「神奈川台場公園」(神奈川区神奈川1)には現在、埋蔵文化財の調査結果の概要と神奈川台場の歴史を案内するサインが設置されている。同公園の南側約100メートルには、開港100年を記念して造られた石碑があり、神奈川台場跡を記した記録とともに、建設当時の石積みを確認することができる。
 関連商品として、同館の受付では「神奈川台場」の独特の形状をモチーフにした縁起菓子「勝サブレ」(1枚126円、10個入1,260円)や、冊子「地図と絵に見る神奈川お台場の歴史」(400円)を販売している。また、3月31日に発行した「横浜もののはじめ考」(第3版、2,000円)などの書籍や新商品も提供。
 横浜開港資料館の西川武臣さんは「今は土中に遺跡が眠っていますが、かつて横浜にも台場が存在したということ。そして、今もなお、かなりの石垣が残っているという事実を知ってもらいたい。この地域は再開発されるだろうが、その際には台場を生かした形で保存できればと思う」と話している。
 会場は横浜開港資料館・常設展示室2の特別資料ケース。開館時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館(月曜日が祝日の場合は翌日)。入場料は大人200円、小中学生100円。毎週土曜は高校生以下無料。無料展示は4月23日まで。
 同館は空調設備工事を終了し、4月10日にリニューアルオープンした。企画展示室と閲覧室の展示は4月24日から再開する。


横須賀・浦賀ドックで「咸臨丸フェスティバル」-設計図展示、ジャズライブも /神奈川
 横須賀の浦賀ドック跡地・浦賀港周辺(横須賀市浦賀)で4月24日・25日、幕末に浦賀港を出航し日本人初の太平洋横断を成し遂げた「咸臨丸」を記念した「第12回咸臨丸フェスティバル」が開催される。今年は咸臨丸浦賀出港150周年に当たり、2日間にわたって多彩なイベントを行う。(横須賀経済新聞)
 昭和初期の建造物が残る旧浦賀ドック特設会場には「ONE DAY ミュージアム」が設置され、咸臨丸設計図のほか、咸臨丸乗組員・鈴藤勇次郎が残した図版、浦賀ドックの歴史写真展、浦賀小学校6年生約100人のスケッチ画などを展示。レンガ積みドライドックではジャズコンサート(24日=15時~16時)も。
 米国・オランダ大使が出席する「咸臨丸フェスティバル式典」(24日)、海上自衛隊・海上保安庁艦船の一般公開・体験航海、市民が参加する「水恋乞いレース」、浦賀史跡案内、浦賀港一周スタンプラリー、「アスパイア号」ヨットクルー体験、渡船「愛宕丸(あたごまる)」乗船、浦賀港歴史クルーズなども実施される。
 1859(安政6)年、浦賀に日本初のドライドックが完成し米国へ向かう咸臨丸の整備が行われた。咸臨丸は1860(安政7)年1月、日米修好通商条約の批准書を取り交わすために遣米使節の随伴艦として浦賀港を出港。37日間の航海の後、サンフランシスコに到着した。軍艦奉行・木村摂津守を指揮官に、勝海舟、福沢諭吉、ジョン万次郎などが乗り組んだとされる。
 1969(昭和44)年、ロッテルダム海事博物館で咸臨丸の設計図が発見され、同設計図によると、咸臨丸は全長49メートル、幅7メートル、排水量625トン、百馬力、大砲12門、スクリューを持つ3本マストの木造蒸気船で、通常の航海は帆走だった。
 開催時間は10時~16時。入場無料。問い合わせは浦賀行政センター(TEL 046-841-4155)まで。詳細は同フェスティバルサイトで確認できる。


富山
木製井戸枠 初の発見 富山城址、幕末期に使用?
実物の一部展示も
 富山城址(じょうし)公園の発掘調査で発見された井戸跡から、新たに木製の井戸枠も見つかったことが分かった。富山城で幕末期に使われたとみられる。富山市埋蔵文化財センターによると、城郭内で井戸枠の発見は初めて。同市婦中町安田の安田城跡資料館が二十日、発掘速報展で一部展示を始めた。
 同センターは昨年十一月からの調査で直径約三・五メートルの井戸跡を見つけ、三月末に発表した。その後、約三メートル下まで掘ったところ、木の板(長さ百四十センチ、幅十二センチ、厚さ四センチ)をおけのように組み竹製のたがを巻いて固定した井戸枠が見つかった。
 井戸枠は井戸水をためる役割があり、直径約八十センチとみられる。野垣好史主任学芸員は「実際に使われていた井戸の様子が分かる貴重な資料」と意義を話している。
 速報展では、井戸枠の写真や実際の枠の一部を展示。ほかに同市八幡の今市遺跡から出土した弥生時代終末期(約千八百年前)の絵画土器も紹介している。
 展示は五月九日まで。午前九時~午後五時(入館は午後四時半まで)。入館無料。問い合わせは同館=電076(469)4241=へ。 (渡辺ゆり)


愛知
豊橋商議所青年部が総会
 豊橋商工会議所青年部の平成22年度通常会員総会は、19日夜、豊橋商工会議所で開き、竹内宏和新会長が「ええじゃないか豊橋!~愛と誇りとチャレンジの地域活性」を年度方針に掲げた。
 就任した竹内会長は「何事も積極的でないと言われる豊橋だが、幕末のええじゃないかは、全国発信のすごいパワーだった。このパワーで地域への愛と誇りとチャレンジ精神を持って活性化に挑みたい」と語り、会員一丸の挑戦を訴えた。
 年間事業では、「ええじゃないか推進委員会」を「ええじゃないか祭好(さいこう)委員会」に衣替え、7月に実施する第5回ええじゃないか豊橋行脚隊による渥美半島と伊勢志摩への観光ルート確立を目指す。
 新委員会の「祭好」は、祭り好きと最高(サイコー)をもじった。8月の飯田人形劇フェスティバル、9月の炎の祭典、10月の豊橋まつり―とええじゃないか精神で盛り上げ、活性化を目指す。
 また、次年度の創立20周年に向けた準備を新筆頭副会頭・本多英司氏を中心に進める―などを決めた。
 (樋口育造)


銀輪電車(サイクルトレイン) 渥美路へ
●豊橋鉄道 GWに試行
【持ち込み無料、全駅OK】
 大型連休は自転車と一緒に電車に乗りませんか――。
 豊橋市と渥美半島を結ぶ豊橋鉄道渥美線で自転車を積み込める「サイクルトレイン」が試験的に運行される。同半島には伊良湖岬など観光スポットが多く、サイクリングコースも整備されている。新しい移動スタイルによる休日利用の促進をねらって、この連休に様子をみる。(山田雄介)
 「サイクルトレイン」は29日~5月9日の土・日曜日と祝日に試験運行する。新豊橋駅を午前9時~午後3時15分に出発する列車と、三河田原駅を午前9時2分~午後3時17分に出発する列車の計52本。三河田原寄りの車両の一部に自転車専用スペースを設ける。自転車はどの駅からも持ち込め、特別の料金はかからない。
 原則として事前の申し込みはいらないが、1列車に5台以上の自転車を乗せるグループは、前日午後6時までに高師駅(0532・45・4927)に乗車時間と区間を申告する必要がある。
 渥美線の年間利用客は約760万人。そのほとんどを通勤、通学客が占めているが、沿線は観光スポットの多い土地柄でもある。
 田原市は「田原ウォーキングマップ」を作って、三河田原駅などで配布している。幕末の田原藩家老で、思想家、画家としても知られる渡辺崋山と同市の歴史を知るコースやホタル、シデコブシの花など自然を満喫するコースなど散策コースをPRしている。伊良湖岬から豊橋までの太平洋沿いには、「日本の道100選」にも選ばれた渥美サイクリングロードを県が整備している。
 豊橋鉄道の戸田昌裕・企画課長は「豊橋から伊良湖は約40キロもある。そのうち18キロを渥美線を利用してもらえば、自転車で渥美半島をより気軽に楽しめるようになるはず」と期待する。
 東海地方でサイクルトレインは、三重県桑名市と岐阜県揖斐川町を結ぶ養老鉄道が1998年から実施。2008年度は年間で約4500人が利用している。愛知県内では、07年3~5月に名鉄西尾・蒲郡線が一部の区間で試験運行した。



京都
リーガロイヤルホテル京都:龍馬ゆかりの地巡る 宿泊プラン2種売り出し /京都
◇「歴女」にもお勧め
 リーガロイヤルホテル京都(下京区)はNHK大河ドラマ「龍馬伝」にちなみ、幕末の志士・坂本龍馬ゆかりの地を巡る1泊の宿泊プラン2種類を売り出している。同ホテルは「『歴女』(歴史好きな若い女性)にもお勧め」と話している。

 観光タクシーで史跡を訪ねる「感動舞台コース」(2~3人、8万7000円~11万2500円)は、龍馬が暗殺された「近江屋跡」(中京区)や、襲われた「寺田屋」(伏見区)などを半日で回る。龍馬も足を運んだとされる料亭「鳥彌三(とりやさ)」のコース料理も付く。

 「霊山歴史館&京都霊山護国神社 共通入場券付きプラン」(1~3人、1万1500円~3万3000円)は、幕末の資料を数多く収蔵する同歴史館、龍馬の墓がある同神社の入場券に市バス1日乗車券が付く。

 両プランとも、龍馬はがきセット(6枚)などのグッズを参加者にプレゼントする。予約、問い合わせは同ホテル宿泊予約センター(075・361・3333)へ。【入江直樹】



和歌山
和歌山県指定文化財に新たに和歌山市の雑賀崎台場
 きょう(20日)開かれた和歌山県教育委員会4月定例会で、和歌山市の雑賀崎台場(さいかざきだいば)が、新たに、県指定文化財の記念物(史跡)に指定されました。
 雑賀崎台場は、雑賀崎北端にあり、紀伊水道に突出した通称「トンガの鼻」にあります。雑賀崎台場は、紀州藩が江戸時代の幕末期に、異国船に対する海上防御のために築いた砲台(ほうだい)跡です。 県教委は、「開発にさらされている文化財が多い中で、雑賀崎のこの史跡は保存状態がいい。」と話しています。



IT
 共同日記で、野間みつねさんが紹介していたアレです。
ジャストシステム、歴史ファン向けのメールソフト2種を発表
 ジャストシステムは2010年4月20日、戦国武将や幕末の志士をモチーフにした歴史ファン向けメールソフト「歴史メール 戦国武将の密書」と「歴史メール 幕末志士の密書」の2製品を発表した。2010年5月21日に発売する。歴史上の人物のデザインやセリフで気分を盛り上げる。希望小売価格はいずれも2838円(税抜き)。
 同社のメールソフト「Shuriken 2010」がベース。ゲームソフトのキャラクターデザインなどで知られる諏訪原寛幸氏による背景デザインを、それぞれ24種類収録する。起動・終了時、メール受信時などには、歴史上の武将などの名セリフや、効果音が流れる。2011年1月まで、毎月新しい人物の背景デザインをダウンロード提供する予定。
 「戦国武将の密書」に登場する戦国武将は、伊達政宗、真田幸村、織田信長、武田信玄、上杉謙信、直江兼続、前田慶次郎、明智光秀の8人。セリフは「出陣」「わしに続けい」「ごゆるりとお休みくだされ」など。
 「幕末志士の密書」では、「龍馬ゆかりの人物」や「薩摩藩士」、「幕府の要人達」などの8カテゴリーを用意。それぞれの代表的な人物が登場する。「日本の夜明けは近いぜよ」「いざ参る」などのセリフが流れる。
 動作環境はWindows XP SP2/Vista/7。「Windows メール」や、「Outlook」「Outlook Express」「Becky! Internet Mail」など主要メールソフトのアカウント情報とメール、アドレス帳のデータをインポートできる。

製品紹介スペシャルサイト
 倒幕側だとデータを削除する時に「天誅!」って声がでるわけですね^_^;。新選組モードだと「成敗!」かな。
 ……調子に乗って必要なメールまで削除してしまいそう(爆)。

ブックレビュー
サンデーらいぶらりぃ:細谷 正充・評『命もいらず名もいらず』(上・下)山本兼一・著
◆山岡鉄舟の人生を真っすぐに描く

◇『命もいらず名もいらず』(上・下)山本兼一・著(NHK出版/税込上1890円・下1995円)

 安土城築城を織田信長から託された棟梁父子を主人公にした『火天の城』や、信長・秀吉・家康に仕えた鷹匠を通じて戦国を活写した『白鷹伝』。現在から過去へと時間を逆回転させながら、多数の人物の視点で千利休の生涯を描いた、直木賞受賞作の『利休にたずねよ』。こうした主要作品を見れば分かるが、山本兼一は、ちょっと癖のある題材や手法を好んで採用する作家である。だが、本書は違う。幕末から明治を生きた、ひとりの人間の人生を、きわめてストレートに描いているのである。なぜ作者が、オーソドックスな歴史小説のスタイルを起用したのか。その理由は主人公の山岡鉄太郎そのものにあると思われる。

 後に号を鉄舟と称し、勝海舟・高橋泥舟と並んで・幕末の三舟・と呼ばれることになる鉄太郎は、幕府旗本の小野家に生まれた。飛騨高山で暮らした少年時代から、剣・禅・書に励む彼は、真っすぐな心を育んでいた。その純粋な生き方は、江戸に出てきてからも変わらない。縁あって御家人の山岡家に婿入りし、剣の修行に没頭するのだ。その一方で、清河八郎との付き合い、講武所への出仕、京都へ向かう浪士の世話など、さまざまな体験を経て、大きく成長していく。そして官軍が江戸へと迫る中、徳川慶喜の意向を受け、単身、西郷隆盛と会談。江戸無血開城への道筋をつけるのだった。

 本書のタイトルは、西郷隆盛が山岡鉄太郎を評していったと伝えられる「命もいらず名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るもの也。此の始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬ也」から採られている。作者の描き出す鉄太郎は、まさにこのような人物だ。己を愚鈍と思い、他人が一回やるならば、自分は百回やる。困難を避けることなく、真正面からぶつかっていく。生涯を費やし、どこまでも己を磨き、精神の高みを目指す。このような生き方をした人間がいたという事実に、感動せずにはいられない。

 などと書くと自己啓発本のようだが、もちろん本書は歴史小説である。主人公が歴史と切り結ぶ面白さも抜群だ。最後の将軍である徳川慶喜のために奔走した鉄太郎は、明治になってから明治天皇の侍従となった。ふたつの時代の最高権力者と、これほど深くかかわった人物は稀であろう。その他にも、清河八郎・勝海舟・西郷隆盛を始め、剣の千葉周作・浅利又七郎、禅の星定・滴水と、歴史上の人物が登場してくる。鉄太郎を中心にして、多士済々が織り成す歴史の流れも、本書の大きな読みどころになっているのだ。

 ここまでくれば、なぜ作者がオーソドックスな書き方をしたのか、理解していただけるだろう。真っすぐな生を貫いた人物を描くのに、凝った技巧は必要ないのだ。ただ、軌跡を追いかけていくだけで、山岡鉄太郎の魅力が、くっきりと浮かび上がってくる。本書のスタイルそのものが、幕末から明治を誠実に生きた侍の姿を、十全に表現しているのである。

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やまもと・けんいち 1956年京都市生まれ。同志社大美学・芸術学専攻。歴史小説家。「信長を撃つ」でデビュー。『火天の城』松本清張賞、『利休にたずねよ』直木賞ほか、作品多数。


龍馬を愛した妻の後半生 「波枕 おりょう秘抄」
講談社から2010年2月19日に発売された新刊本「波枕 おりょう秘抄」(著・鳥越碧)が好評を博している。

「おりょう」とは、言うまでもなく坂本龍馬の「妻」の楢崎龍(ならさき りょう)。天保12年(1841年)、医師・楢崎将作の長女として京都で生まれた彼女が龍馬と出会い、妻として陰ながら支え、33歳の若さで夫を失いながらも、最後まで「龍馬の妻」であり続けた女の半生が描かれている感動の書き下ろし長編だ。

おりょうの後半生は、再婚した行商人・松兵衛との暮らしにあったが、それは、心の片隅につねに「龍馬」を抱き、少ないながらも至福の思い出を糧としたものだった。「坂本龍馬」という大きすぎる人物を愛し、妻となったがために味わう非情の運命。幕末から明治への激動期を生きた一人の女の生き方が、鳥越さんらしい深みある表現力によって描かれている。<モノウォッチ>


ビジネス
「龍馬ブーツ」大人気、注文1か月半待ち
 幕末の志士、坂本龍馬が履いていたブーツを再現した「龍馬ブーツ」が、人気を集めている。
 長崎市浜町の靴店「ドン・シューズ」が、龍馬が写った写真を基に製作、販売中。全国から熱心な龍馬ファンが購入に訪れるが、生産が追い付かず、注文しても約1か月半待ちの状態だ。ゆかりの観光施設にも展示されている。
 高さ約20センチの焦げ茶色で、オーダーメード。幕末当時、米国帰りの日本船の乗組員が履いていたブーツを参考に、米国産のバファローの皮を材料にしている。靴底には、坂本家の家紋も入っている。
 楠本逸雄社長(79)が2002年頃、龍馬ファンの知人から「どうしても履きたい」と頼まれて製作に着手。ブーツを履いた龍馬の写真を参考にしたが、ブーツの大部分がはかまに隠れていたため、わずかに見える部分の形状や文献から全体像を想像した。
 約3年前に販売を始め、これまでに約120足が売れた。大河ドラマ「龍馬伝」放映に伴う龍馬ブームの到来で、急激に販売数が増加。昨年夏から靴底に入れ始めたシリアルナンバーはすでに103番になった。注文の約8割は県外からで、北海道や大阪などからも客が訪れる。「神棚に飾る」と言って買い求めた人もいたという。
 完成度の高さが評判となり、現在、長崎市内では亀山社中記念館と長崎まちなか龍馬館で展示されている。数年前には、高知市の坂本龍馬記念館の企画展にも出展された。
 楠本社長は「幕末の雰囲気が味わえるブーツ。龍馬を愛する人に履いてもらいたい」と話している。1足4万5000円。問い合わせは、ドン・シューズ(095・822・9010)へ。(財津翔)
(2010年4月20日16時23分 読売新聞)


<お~い!竜馬>黒ラベルにコラボ缶が登場 四国、中国、九州で数量限定 サッポロビール
 坂本竜馬の生涯を描いた人気マンガ「お~い!竜馬」と「サッポロ生ビール黒ラベル」のコラボレーションが実現した。サッポロビールは21日から「サッポロ生ビール黒ラベル『お~い!竜馬』コラボレーション缶」を四国、中国、九州地方で数量限定発売する。
 「お~い!竜馬」は、武田鉄矢さん原作、小山ゆうさん画でマンガ化、86~96年、「少年ビッグコミック」「週刊ヤングサンデー」(ともに小学館)で連載された作品。幕末を駆け抜けた坂本竜馬の生涯を、フィクションを交え、コミカルかつシリアスに描き、単行本は累計1500万部を発行している。
 「黒ラベル」は今年のコンセプトに「大人の☆生」を掲げており、信念をもって時代を駆け抜けた「大人」として坂本竜馬に共感して、コラボレーションが実現した。コラボ缶には、竜馬の顔と海を渡る船のイラストを描き、「自ら信念を持ち、時代を駆け抜けた竜馬、サッポロ生ビール黒ラベル、竜馬の大志に乾杯」とのメッセージも表記。四国、中国、九州地方限定で21日から数量限定で発売する。350ミリリットル入り。オープン価格。(毎日新聞デジタル)





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